01 別紙1 公募型プロポーザル仕様書

別紙1
「小さな村の楽しい暮らしを実現する村ぐるみ学び舎プロジェクト」業務委託仕様書
1.事業の名称
小さな村の楽しい暮らしを実現する村ぐるみ学び舎プロジェクト業務委託
2.事業の期間
委託業務契約締結日から平成29年3月22日
3.業務の目的
本村では、昨年度まち・ひと・しごと創生法に基づく地方創生の取り組みとして、
「北山村まち・
ひと・しごと創生総合戦略」及び、その前提となる「北山村人口ビジョン」の策定を行い、本年度
より戦略を推進していく。
本事業では、北山村まち・ひと・しごと創生総合戦略の重点施策である、村ぐるみ学び舎及び小
さな拠点づくりに向けて、村民や関係機関等で構成する村ぐるみ学び舎プロジェクト委員会及び検
討部会の運営を行い、実践的な試行を行いながら、計画のとりまとめ及び効果的な情報発信ツール
の制作を行うことを目的とする。
4.委託業務の内容
業務の内容は、次に掲げる(1)から(4)とする。
(1)村ぐるみ学び舎プロジェクト委員会の運営
本プロジェクトでは「村ぐるみ学び舎」、「小さな拠点」、「暮らしの魅力発信」の3つの検討を
進めるにあたり、プロジェクト全体の方向性を検討する組織として、
「村ぐるみ学び舎プロジェ
クト委員会」を本村にて設置する。当該委員会における、プロジェクト全体のスケジュールや検
討の方向性を示す委員会資料等の作成及び委員会運営を行う。(村ぐるみ学び舎プロジェクト委
員会は全4回。委員は 15 名程度を予定。委託料に委員謝礼を含むものとする。)
(2)村ぐるみ学び舎検討部会の運営
本村ではこれまで小・中学校における英語教育に力を入れてきており、今後さらに特色ある教
育を進めていくため、村ぐるみ学び舎検討部会を立ち上げる。
当該検討部会では、本村で導入するウェブ会議システムを活用した遠隔プログラム及び、村民
による子育てサポート・学習プログラムの検討と試行を行い、特色ある教育に一貫して取り組む
公立の保育園・小学校・中学校のあり方を検討し、運営体制づくりとあわせて、村ぐるみ学び舎
計画のとりまとめを行う。
また、本村で実施する高校通学バスの試験運行の結果等を踏まえ、高校進学支援のあり方を検
討し、村ぐるみ学び舎計画に反映すること。
① 村ぐるみ学び舎検討部会の運営
村ぐるみ学び舎計画の策定にあたり、保育、学校関係者及び、村民、有識者等による検討部会
を立ち上げ、当該検討部会の資料作成及び部会の運営を行う。
当該検討部会での検討内容は、②教育・遠隔プログラムの検討・試行、村民による子育てサポ
ート・学習プログラムの検討・試行、高校進学支援のあり方の検討、それらを踏まえた村ぐるみ
学び舎計画(運営体制を含む)の検討を行うものとする。(村ぐるみ学び舎検討部会は全4回を
想定。
)
② 教育・遠隔プログラムの検討
本村で導入するウェブ会議システムを活用した教育・遠隔プログラムの実施に係る連携先(近
隣の小規模小・中学校を想定)との調整支援を行うとともに、村ぐるみ学び舎検討部会と連携
し、実施プログラムの検討を行う。
なお、村ぐるみ学び舎検討部会での検討内容を踏まえ、ウェブ会議システム導入期間中(10
月から3月を予定)に、教育・遠隔プログラムを試行し、その成果や課題を村ぐるみ学び舎計画
へ反映すること。
(試行については、近隣小・中学校との連携プログラムを1件以上、その他の地域や専門家との
連携プログラムを1件以上実施すること。実施後には、参加者アンケートを実施すること。
)
③ 村ぐるみ学び舎計画のとりまとめ
①村ぐるみ学び舎検討会及び、②教育・遠隔プログラムの検討、本村で実施する通学バスの試
験運行の結果等を踏まえ、村ぐるみ学び舍計画としてとりまとめる。
(3)小さな拠点検討部会の運営
村民が主体的に運営する小さな拠点の立ち上げに向けたあり方の検討・試行のため、小さな拠
点検討部会を立ち上げる。
当該検討部会では、村民による子どもたちのための小さな拠点づくりとして、子育ての相談や
支援、子どもの学びの場づくり、多世代交流の場づくりから生活のお悩み解消まで、村民による
子どもを中心とした取組みを村民会館で試行し、拠点のあり方や継続的に実施するための方策を
検討する。
また、移住定住促進機能として、子育て層をターゲットに、移住定住者と村民が出会う場、暮
らしの相談窓口としての機能や、移住者の段階的な受け入れの場として、本村が整備する村での
暮らしを体験できるお試し住宅の運営のあり方をあわせて検討し、小さな拠点運営方針の一部と
してとりまとめる。
① 小さな拠点検討部会の運営
小さな拠点運営方針の策定にあたり、村民を中心とした小さな拠点検討部会を立ち上げ、当該
検討部会の資料作成及び部会の運営を行う。
当該検討部会での検討内容は、小さな拠点における実施プログラムの検討・試行、小さな拠点
の担う移住定住促進機能の検討、お試し住宅の運営のあり方の検討を行うものとする。(小さな
拠点検討部会は全4回を想定。
)
② 小さな拠点の試行支援
小さな拠点検討部会での意見をもとに、村民主体の小さな拠点の運営試行の支援を行う。試行
の内容については小さな拠点検討部会(村民)の主体的な企画・運営をサポートするものとし、
運営サポート(必要備品の調達、運営のアドバイス等)や、活動の PR(チラシの作成等)等の
運営支援を行う。実施後には、参加者アンケートを実施すること。
(試行については、業務期間
中3回以上の実施を想定するが、試行の実施時期や実施回数については、検討部会メンバーとの
協議により決定すること。
)
③ 小さな拠点運営方針のとりまとめ
①小さな拠点検討部会運営支援及び、②小さな拠点の試行支援の内容を踏まえ、小さな拠点運
営方針としてとりまとめる。
(4)暮らしの魅力発信検討部会の運営
本村の有する既存の情報発信ツールとして、じゃばらの商品や販売促進に関わる「じゃばら通
信」
、
「メルマガ」
、
「店長ブログ」等を活用、発展させ、村の暮らしの魅力発信を強化するため、
暮らしの魅力発信検討部会を立ち上げる。
当該検討部会では、北山村の暮らしの魅力に関わる、子育て環境や雇用、住宅等の情報を一体
的に発信し、村の子どもたち、村の出身者、村外の子育て層等、村の魅力を伝えたいターゲット
に応じた魅力発信の戦略を検討する。また、効果的な魅力発信を進めるため、PR 冊子及びウェ
ブサイトの制作を行う。
さらに、村外居住者を対象とした視察・体験会を実施し、村の暮らしの PR 強化を図る。
① 暮らしの魅力発信検討部会
暮らしの魅力発信戦略の策定にあたり、観光や産業、広報等の関係者を中心とした暮らしの魅
力検討部会を立ち上げ、当該検討部会の資料作成及び部会の運営を行う。
当該検討部会での検討内容は、暮らしの魅力(子育て環境、住宅、雇用等)の、ターゲットに
応じた発信方法や、既存の情報発信ツールの改善を含めた暮らしの魅力発信戦略の検討、PR 冊
子及びウェブサイトの内容の検討、村外居住者を対象とした視察・体験会について検討を行うも
のとする。
(暮らしの魅力発信検討部会は全4回を想定。
)
② 暮らしの魅力体験会の企画・運営
村外居住者を対象とした視察・体験会を実施し、村民との交流や暮らしの体験を通して、村外
から見た当村の魅力や課題の抽出を行う。
体験会の企画・運営においては、暮らしの魅力発信検討部会及び、小さな拠点検討部会と連携
し、村民との交流プログラムを含むものとする。また、体験会参加者にはアンケートやヒアリン
グ等により、今後の本村の魅力発信に資する意見をとりまとめること。(実施時期平成28年7
月〜9月に1回、参加者数は5名程度を想定。参加者交通費・宿泊費、講師謝礼等は委託料に含
むものとする。
)
③ 暮らしの魅力発信戦略のとりまとめ
①暮らしの魅力発信検討部会及び、②暮らしの魅力体験会の成果を踏まえ、既存の情報発信ツ
ールを活用、発展させながら、北山村の暮らしの魅力に関わる情報を一体的に発信していくた
め、村の子ども達、村の出身者、村外の子育て層等ターゲットに応じた、暮らしの魅力発信戦略
としてとりまとめる。
④ 暮らしの魅力発信ツールの企画・制作
暮らしの魅力発信ツールとして、PR 冊子及びウェブサイトの制作を行う。
PR 冊子及び WEB サイトについては、統一したデザインイメージのもと、制作を行うこと。
(ウェブサイトについては、平成 29 年1月にリニューアル及び暮らしの魅力発信ページを公開
すること。
・PR 冊子の仕様:A4 版/カラー/12 頁/印刷部数 5,000 部
・ウェブサイトの制作:北山村所有の CMS システムを活用した既存サイトのリニューアル(ペ
ージ構成・デザインのリニューアル)及び、暮らしの魅力発信ページの追加(サーバーについ
ては、本村ホームページで使用しているものを使用するため、別途準備する必要はない。
)
5.委託業務の基本的な考え方
(1)5の(1)~(3)の事業内容は受託者の提案を基に委託者、村ぐるみ学び舎プロジェクト
委員会の運営と調整の上、決定する。
(2)本事業は、昨年度策定した北山村まち・ひと・しごと創生総合戦略」及び、その前提となる
「北山村人口ビジョン」の試金石となる事業である為、事業実施に当たっては住民、関係団体
等の意見を十分に聞き、内容に反映させるよう留意すること。
6.業務の進め方
(1)受託者は、業務に先立ち基本計画、実施スケジュール等を作成し、委託者の承認を得て業務
を実施すること。
(2)受託者は、委託者の意図及び目的を十分理解した上で、本業務を総括する責任者及び適正な
人員を配置し、委託者との連絡・調整を密にしつつ、効率的に業務を進めること。
(3)適切な実施体制とスケジュールにより業務を実施することとし、業務の実施に当たっては、
進捗状況及び今後の進め方等を委託者に逐次報告するほか、必要に応じて委託者と打合せを行
うこと。
(4)本仕様書に定めのない事項については、その都度委託者の指示を受けて処理すること。
(5)受託者は、委託者から業務の進捗状況を把握するために資料等を要求された場合は、速やか
に提出すること。また、委託者からの要請に応じて、別途開催される会議等がある場合には、
必要な資料を提供するとともに、必要に応じて、会議に出席すること
7.委託業務の成果品
本事業終了後、事業の実施状況や結果等について、業務報告書を作成し、以下のとおり業務完了の
報告を行う。
(1)成果品
・村ぐるみ学び舎計画 素案(5 部)
・小さな拠点運営方針 素案(5 部)
・暮らしの魅力発信戦略 素案(5 部)
・暮らしの魅力発信ツール(PR 冊子 5000 部、ウェブサイト)
・業務報告書(2 部)
(2)業務報告書記載事項
①村ぐるみ学び舎プロジェクト委員会
・村ぐるみ学び舎プロジェクト委員会 議事録
・各回委員会資料一式
②村ぐるみ学び舎検討部会
・村ぐるみ学び舎検討部会 議事録
・各回検討部会資料一式
・教育・遠隔プログラムの実施報告(実施記録写真、参加者アンケート結果)
③小さな拠点検討部会
・小さな拠点検討部会 議事録
・各回検討部会資料一式
・小さな拠点の試行実施報告(実施記録写真、参加者アンケート結果)
④暮らしの魅力発信検討部会
・暮らしの魅力発信検討部会 議事録
・各回検討部会資料一式
・暮らしの魅力体験会報告(企画運営計画書、実施記録写真、参加者アンケートまたはヒアリン
グ結果)
・暮らしの魅力発信ツール・PR 冊子(イラストレーター及び PDF データ一式)
(3)その他
・報告に当たっては、別途指示する日までに原稿案を委託者に提出し、その内容について十分調
整すること。
・受託者は、別途委託者が定める書類(完了届、請求書等)を提出するものとする。
(4)提出場所
和歌山県北山村役場総務課
8.その他
(1)個人情報及び関係者から提供を受けた資料・情報等については、管理・保管を十分に行うと
ともに、情報の外部漏洩に細心の注意を払うこと。
(2)本委託業務は、プロポーザル方式によるため、プロポーザルで提案した事項を遵守するこ
と。
(3)受託者は、成果品に対し、著作権法に規定する著作権が発生する場合、その権利を成果品の
引渡しとともに委託者に無償で譲渡するものとし、著作権人格権を行使しないものとするこ
と。また、著作権関係の紛争が生じた場合、一切受託者の責任において処理すること。
(4)納入される成果品について、第三者が権利を有する著作権(以下「既存著作物等」という。
)
が含まれる場合には、受託者は、当該既存著作物等の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契
約等に関わる一切の手続きを行うこと。
(5)本委託業務は、会計検査院の検査対象事業となるため、業務の完了した日の属する年度の翌
年度から起算して5年間は関係書類を保管し、委託者から関係書類の閲覧、写しの提出を求め
られた場合は最大限協力する義務を負うこと。
(6)本業務の実施に当たり、疑義が生じた場合は、委託者、受託者協議の上、定めるものとす
る。