ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問1.春日神社に最初からまつられていたのは、 何という神様? ●解説 現在の春日神社は昭和 42 年に上元郷日向にあった熊野神社 と上元郷山王にあった日枝神社を合祀した結果、アメノコヤネ ノミコト、イザナギノミコト、イザナミノミコト、サルタヒコ ノミコトの 4 柱が御祭神として祀られています。 このうち元々は熊野神社に祀られていた神様が、イザナギノ ミコト、イザナミノミコトの 2 柱で、日枝神社に祀られていた 神様が、サルタヒコノミコトです。 アメノコヤネノミコトは、中臣鎌足に代表される中臣氏や藤 原氏の祖神とされ、天岩屋戸神話においてはアマテラスオオミ カミを岩屋から招きだす為に、祝詞を奏上する役割を果たした と伝えられています。 正解は ①アメノコヤネノミ コト 春日神社 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問2.春日神社のお祭りの時に演奏する本宿の御囃子(おはやし) の定年は何歳だったか? ●解説 この地域の御囃子は御大典記念(昭和天皇の即位の礼)をき っかけとして昭和 3 年に始まりました。その頃の檜原村の人口 は約 5,500 人で、疎開等により、昭和 20 年頃には 7,000 人を超 える時期もありました。そうした時期には本宿地区にも多くの 若者がおり、山車を引く綱にもさわれなくて泣いた子どもも居 たそうです。 その為、40 歳の定年を定めなければいつまでたっても舞台に 立てないという状況でした。しかし、昭和 40 年頃に道路が整備 されると、仕事を求めて都心に移る若者が増えたそうで、その 結果、村の高齢化が進み、定年を廃止した昭和 60 年には村内の 15 歳以下の人口よりも 65 歳以上の人口が多くなりました。最 近では女性も御囃子に参加する様になってきました。 正解は ①40 歳 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問3.御囃子(おはやし)の最初の曲は何というか? ●解説 春日神社のお祭りの時に山車の上で御囃子を演奏します。 本宿と上元郷の御囃子は昭和 3 年にあきる野市戸倉の星竹囃 子連に有志で習いに行き、その後自治会毎に分かれたため、2 つ地区の御囃子は同じ神田囃子です。 御囃子の基本的な演目として、獅子と狐が躍る踊る「ヤタイ」 、 おかめとひょっとこが踊る「ニンバ」 、ひょっとこや狐が踊る「シ チョウメ」の 3 曲があります。それ以外にも最近はねんねこや 神田丸といった曲も上演することがあるそうです。お祭りの最 初は必ずヤタイでスタートします。 各演目には楽譜等はなく、クチジョウゴと呼ばれる口伝によ って伝えられています。 正解は ②ヤタイ 獅子 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問4.本宿の神社で、場所が移動していないのはどれ? ●解説 愛宕(あたご)神社は城山の山頂にあるお地蔵様で、愛宕様と 呼ばれ、火伏せの神が祀られているそうです。愛宕様は元々、 タテヤマ(檜原村役場の対岸)にあったものを、土地の所有者 が変わったため、昭和 3 年に現在の山頂に青年団が中心となっ て地蔵様や台座等を馬や背負子を使って移動したそうです。 春日神社は檜原城の鬼門の守りとしてタカバタケ(檜原中学 校の裏山)に置かれていたものが、天正 6 年(1578 年)に一度 払沢の滝近くの宮の平(忠助淵の対岸)に移された後、貞享 4 年(1687 年)に現在の場所に移されたと考えられています。 伊龍(いりゅう)神社はカゲッタ(四季の里の後)にある小祠で、 元々はこの土地の所有者が個人で祀っていた神社でしたが、勝 負の神様として祀られ、バクチで勝った人が幟(のぼり)を寄 進した話が伝わっています。 正解は ③伊龍神社 伊龍神社 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問5.御トウ神事の際に、 お当番が火付けに挑戦できるのは 1 人何回? ●解説 お当番は、3 月 2 日の午前 0 時頃になると褌のみの姿で春日 神社の境内を出て、提灯の明かりで橘橋の脇から急な階段を降 りて秋川の川岸に行き、掛け声をかけながら一斉に水に入って ミソギを行います。 その後、境内に戻り、火打ち場にて火打ち鎌に火打石を叩き つける様にして火玉を散らし、ヒトリ役の高畑氏が焦げつく寸 前まで焙った御札を入れた木箱で火玉を受けて、火を大きくし ます。この火でご飯を炊き、神前に供えます。 火付けに挑戦できるのは 1 人 3 回のみで、3 回挑戦してつか ない場合はクジで決められた順番に従って、次の人に火付けの 権利が移ります。 正解は ③3 回 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問6.御トウ神事の際に、 一人も火が付けられなかったらどうするか? ●解説 お当番は 3 月 1 日の朝に春日神社境内にある調整殿に集まり、 2 日早朝の神事に向けて準備を開始しますが、お当番には朝か らお酒が振る舞われます。 21 時頃にクジを引いて、火付けの順番を決めると共に米とぎ や天秤持ち、火がついた後の呼びかけ等の担当が決まります。 その後 2 日の 0 時頃に褌のみで秋川に入ってミソギを行い、 火付けに挑戦します。 お当番全員が挑戦しても火が付けられなかった場合は、もう 一度秋川に降りてミソギを行ってから、再度火付けに挑戦しま す。一度目は酒の勢いもありあまり寒さを感じませんが、二度 目になると冷たい水流で酔いもさめて手も震えだすので、火付 けがさらに難しくなるそうです。 正解は ①も う 1 度 川 へ ミ ソ ギ に 行ってから再挑戦する ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問7.御トウ神事の際のミソギの時の掛け声は? ●解説 六根清浄とは、人間に備わっている六根を清らかにするとい う意味で、六根とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感に 意識を加えたものです。 流汗鍛錬とは、汗を流して自己鍛錬をするという意味です。 祓戸大神とは、お祓いを行う場所に祀られている神という意 味です。 御トウ神事では、3 月 2 日の午前 0 時頃六根清浄と唱えなが ら、褌のみの姿で春日神社の境内を出て、提灯の明かりで橘橋 の脇から急な階段を降りて秋川の川岸に行き、一斉に水に入っ てミソギを行います。 流汗鍛錬は修養団が伊勢神宮前の五十鈴川で禊を行う際の掛 け声です。祓戸大神は山口県の春日神社等で行われる大寒みそ ぎの際の掛け声です。 正解は ①六根清浄 ひのはら魅力発見! 払沢の滝周辺 クイズチャレンジ パート 2 質問8.吉祥寺の創設は、何年になるでしょう? ●解説 大光山吉祥寺は臨済宗建長寺派で、本尊は釈迦牟尼如来です。 南北秋川の合流地点で、橘橋の交差点、檜原城跡の麓にあり、 檜原城の館があったとも伝えられています。また、城山を登る 間には、不動明王をはじめとして閻魔様の審理の際に助けてく れると言われる 13 種類の仏さまが配置されており、登りながら 順番に拝観できるようになっています。 吉祥寺は室町幕府第三代将軍足利義満の本願によって 1373 年に創立されたと伝えられており、旧建物は火災等で失われて しまい、現在の建物は 1835 年に再建された三代目になります。 1184 年は吉祥寺のすぐ近くにある春日神社の創立された年で、 1687 年は同神社が現在の場所に移ってきた年と伝えられていま す。 正解は ①1373年
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