騒音・振動関係

3.騒音・振動関係
(1) 環境騒音及び自動車交通騒音・振動
表3-1 騒音に係る環境基準
地域の類型
AA
A及びB
C
基準値
昼間
夜間
50デシベル以下
40デシベル以下
55デシベル以下
45デシベル以下
60デシベル以下
50デシベル以下
(注)
1 時間の区分は、昼間を午前6時から午後10時までの間とし、夜間を午後10時から
翌日の午前6時までの間とする。
2 AAを当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など
特に静穏を要する地域とする。
3 Aを当てはめる地域は、専ら住居の用に供される地域とする。
4 Bを当てはめる地域は、主として住居の用に供される地域とする。
5 Cを当てはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域とする。
ただし、次表に掲げる地域に該当する地域(以下「道路に面する地域」という。)については、
上表によらず次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。
基準値
地域の区分
昼間
夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域
60デシベル以下
55デシベル以下
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域
及びC地域のうち車線を有する道路に面する地域
65デシベル以下
60デシベル以下
備考 車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する
帯状の車道部分をいう。
この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、上表にかかわらず、特例と
して次表の基準値の欄に掲げるとおりとする。
基 準 値
昼間
夜間
70デシベル以下
65デシベル以下
備考 個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が
営まれていると認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては
45デシベル以下、夜間にあっては40デシベル以下)によることができる。
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表3-2 自動車騒音に係る要請限度
時間の区分
区域の区分
昼 間
午前6時から
午後10時まで
(単位:dB(A))
夜 間
午後10時から
翌日の午前6時まで
a区域及びb区域のうち1車線を有する道路に面する区域
65
55
a区域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する区域
70
65
b区域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する区域
及びc区域のうち車線を有する道路に面する地域
75
70
幹線交通を担う道路に近接する区域(特例)
75
70
注) 1 車線とは、1縦列の自動車(2輪のものを除く。)が安全かつ、円滑に走行するために必要な
幅員を有する帯状の車道の部分をいう。
2 区域区分
a区域:第1種・第2種低層住居専用地域及び第1種・第2種中高層住居専用地域。
b区域:第1種・第2種住居地域及び準住居地域。
c区域:近隣商業地域、商業地域及び準工業地域。
3 「幹線交通を担う道路」とは、高速自動車国道、一般国道、県道及び市道(市道にあっては
4車線以上の区間に限る。)
4 「幹線交通を担う道路に近接する区域」とは、道路の敷地の境界線からの距離により特定す
るものとする。
2車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路:15m
2車線を越える車線を有する幹線交通を担う道路:20m
表3-3 道路交通振動の要請限度
昼 間
夜 間
(6:00~21:00)
(21:00~6:00)
第一種区域
65 dB
60 dB
第二種区域
70 dB
65 dB
時間の区分
区域の区分
備考
1. 第一種区域及び第二種区域とは、それぞれ次の各号に掲げる区域として都道府県知事が定めた
区域をいう。
(1)第一種区域:良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域及び住居の
用に供されているため、静穏の保持を必要とする区域
(2)第二種区域:住居の用に併せて商業、工業等の用に供されている区域であって、その区域内の
住民の生活環境を保全するため、振動の発生を防止する必要がある区域及び主として工場等の
用に供されている区域であって、その区域内の住民の生活環境を悪化させないため、著しい振動
の発生を防止する必要がある区域
-48-
表3-4 環境騒音(道路に面しない地域)測定結果及び適合状況(平成23年度)
測定:平成24年3月
(単位:dB(A))
A及びB地域
地点
番号
測定場所 用途地域
1
羽衣4丁目2番
2
千代田6丁目6番
3
綾園7丁目6番
4
東羽衣5丁目7番
5
加茂2丁目14番
6
取石2丁目14番
7
取石4丁目17番
時間
区分
昼間
第一種
中高層専用 夜間
昼間
第二種
中高層専用 夜間
昼間
第二種住居
夜間
昼間
第一種
中高層専用 夜間
昼間
第一種
中高層専用 夜間
昼間
第一種
中高層専用 夜間
昼間
第二種
中高層専用 夜間
LAeq
環境
基準
適否
支配的音源
48
42
48
40
53
47
46
43
47
33
54
37
46
38
55
45
55
45
55
45
55
45
55
45
55
45
55
45
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
自動車音 家庭音 特殊音 不特定音
自動車音 家庭音 不特定音
自動車音 家庭音 自然音 不特定音
自動車音 家庭音 不特定音
自動車音 自動車以外の道路音 家庭音 自動車音 家庭音 不特定音
自動車音 自動車以外の道路音 特殊音 自動車音 自動車以外の道路音 家庭音 特殊音
自動車以外の道路音 家庭音 特殊音 不特定音
自動車音 家庭音 不特定音 自動車音 自動車以外の道路音 自然音 特殊音 自動車以外の道路音 不特定音
自動車音 自動車以外の道路音 家庭音 自然音 特殊音
自動車以外の道路音 不特定音
LAeq
環境
基準
適否
支配的音源
51
45
55
46
57
51
60
50
60
50
60
50
○
○
○
○
○
×
C地域
地点
番号
測定場所 用途地域
8
東羽衣3丁目3番
9
綾園1丁目12番
10
西取石1丁目19番
時間
区分
昼間
夜間
昼間
近隣商業
夜間
昼間
近隣商業
夜間
近隣商業
自動車音 自動車以外の道路音 自然音 特殊音
自動車音 自動車以外の道路音 特殊音
自動車音 自動車以外の道路音 家庭音 特殊音 不特定音
自動車音 自動車以外の道路音 不特定音
自動車音 自動車以外の道路音 特殊音
自動車音 自動車以外の道路音 特殊音
※ 昼間(6:00~22:00) 夜間(22:00~翌日6:00)
表3-5 自動車交通騒音(道路に面する地域)・振動測定結果及び適合状況(平成23年度)
測定:平成24年3月
(単位:dB(A))
道路に面する地域
地点
番号
測定場所
11
千代田4丁目9番
12
羽衣4丁目4番
13
取石6丁目23番
14
取石3丁目9番 大阪和泉泉南線
道路名
車線数
用途地域
時間
区分
騒 音
LAeq
環境
基準
適否
要請
限度
交通量 台/10分
適否 大
平均
速度
振 動
小
二
計
km/h
L10
要請
限度
適否
大阪臨海線
6
昼間 62
第1種
中高層専用
70
○
75
○
103
91
1
195
49
42
65
○
夜間 58
65
○
70
○
13
83
3
99
57
34
60
○
堺阪南線
2
第2種住居
昼間 68
70
○
75
○
11
67
3
91
47
36
65
○
夜間 62
65
○
70
○
1
20
2
23
53
31
60
○
泉大津美原線
4
第2種住居
昼間 70
70
○
75
○
21
90
5
116
48
43
65
○
夜間 67
65
×
70
○
3
40
2
45
47
36
60
○
2
第1種住居
昼間 67
70
○
75
○
5
48
6
59
48
34
65
○
夜間 61
65
○
70
○
1
15
3
19
48 <30 60
○
騒音: 昼間(6:00~22:00)
振動: 昼間(6:00~22:00)
夜間(22:00~翌日6:00)
夜間(22:00~翌日6:00)
・ 要請限度の適否は、騒音・振動の測定結果をあてはめ、比較した結果。
-49-
大ー大型 小ー小型 二ー二輪
図3-1 環境騒音測定地点
○:道路に面しない地域
☐:道路に面する地域及び振動測定地点
-50-
(2)航空機騒音
表3-6 航空機騒音に係る環境基準
環境基準は、地域の類型ごとに次の基準値の欄に掲げるとおりとし、各類型をあてはめる地域は、
都道府県知事が指定する
地域の類型
基準値(単位:WECPNL)
Ⅰ
70以下
Ⅱ
75以下
注) Ⅰをあてはめる地域は専ら住居の用に供される地域とし、
Ⅱをあてはめる地域は商工業の用に供される地域等Ⅰ以外の
地域であって通常の生活を保全する必要がある地域とする。
表3-7 航空機騒音測定結果(平成23年度)
(測定日時:平成23年10月18日、10時~16時)
離陸
着陸
計
測定できた機数
19
1
20
航空機騒音として把握できた機数
12
1
13
NDの機数
7
0
7
注)NDは、暗騒音と同じ値で読み取れない場合。
(航空機騒音と暗騒音の差)
ピーク騒音
その時の航空機騒音と暗騒音との差
最高
63 dB
7 dB
最低
45 dB
2 dB
注) ピーク騒音は、暗騒音補正した値。
(航空機騒音として把握できた機数)
ピーク騒音帯(dB)
40~44
45~49
50~54
55~59
60~64
計
航空機数
0
3
4
4
2
13
(暗騒音より10dB以上高い機数)
航空機数
0
注) 関西国際空港離発着の航空機が最も低空で接近すると考えられる測定地点(高砂3丁目地先) 周辺は、工業専用地域であるため、環境基準の適用を受けない。
-51-
図3-2 航空機騒音測定地点
(高砂3丁目地先)
測定地点
堺泉北港
-52-
(3) 騒音・振動関係届出状況等
表3-8 法律・条例の届出件数
対象
騒音規制法
振動規制法
種別
設置
(平成23年度)
大阪府生活環境の
保全等に関する条例
2
使用
数変更
防止方法変更
使用方法変更
氏名等変更
使用全廃
承継
特定建設
115
44
187
計
115
44
189
表3-9 騒音規制法に基づく特定施設の設置工場・事業場数
(平成24年3月31日現在)
施設の種類
番号
数
番号
施設の種類
1
金属加工機械
4
7
木材加工機械
2
空気圧縮機及び送風機
20
8
抄紙械
3
土石用又は鉱物用の破砕機、摩砕機、ふるい、分級機
9
印刷機械
4
織機
5
建設用資材製造機械
6
穀物用製粉機
8
数
1
7
10 合成樹脂用射出成形機
11 鋳型造型機
表3-10 振動規制法に基づく特定施設の設置工場・事業場数
(平成24年3月31日現在)
施設の種類
番号
数
番号
施設の種類
数
1
金属加工機械
5
6
木材加工機械
2
圧縮機
3
7
印刷機械
2
3
土石用又は鉱物用の破砕機、摩砕機、ふるい、分級機
8
ゴム練用又は合成樹脂練用のロール機
1
4
織機
9
合成樹脂用射出成形機
5
コンクリートブロックマシン
8
10 鋳型造型機
-53-
表3-11 大阪府生活環境の保全等に関する条例に基づく届出施設の設置工場・事業場数(騒音)
(平成24年3月31日現在)
施設の種類
番号
数
施設の種類
番号
数
1
金属加工機械
16
14 工業用動力ミシン
2
圧縮機及び送風機
23
15 紙工機械
3
粉砕機
1
16 遠心分離機
1
4
繊維機械
5
17 集じん装置
1
5
建設用資材製造機械
18 かくはん機
6
木材加工機械
19 電気炉
7
抄紙械
20 ロータリーキルン
8
印刷機械
21 冷凍機及び空調機
17
9
ロール機
22 クーリングタワー
11
10 合成樹脂成型加工機械
23 スチームクリーナー
1
11 鋳型造型機
24 石材用の切断機及び切削機
1
12 エヤーハンマ
25 オイルバーナー
1
13 走行クレーン
4
5
表3-12 大阪府生活環境の保全等に関する条例に基づく届出施設の設置工場・事業場数(振動)
(平成24年3月31日現在)
施設の種類
番号
数
番号
施設の種類
1
8
ゴム練用又は合成樹脂練用のロール機
合成樹脂成型加工機械
数
1
金属加工機械
2
圧縮機
9
3
粉砕機
10 鋳型造型機
4
織機
11 走行クレーン
4
5
コンクリート機械
12 紙工機械
2
6
木材加工機械
13 遠心分離機
7
印刷機械
-54-