-1- 3学期 始業式 24.1.10 新年、明けましておめでとうございます

3学期
始業式
24.1.10
新年、明けましておめでとうございます。長い冬休みでしたが、楽しい冬休みでしたか。この
休みに交通事故にあったり、病気で入院した人がなく、元気なみんなと会えてとてもうれしいで
す。雪道で車はすぐに止まりません。これからも、交通には気をつけましょう。また、これから
インフルエンザも流行ってきます。手洗い、換気、加湿などに気をつけ3学期健康に過ごしまし
ょう。
さて、今日から3学期が始まります。始めに転校してきたお友達を紹介します。4人のお友達
です。内1人は12月に転校してきました。紹介する時がなかったので一緒に紹介します。早く
古里小学校に慣れて、お友達を作って楽しい学校生活を過ごしてください。皆さんも仲良くして
くださいね。1学期635人。2学期640人。3学期は643人で始まりました。
今年は何年ですか。そうです。辰年ですね。
十二支全部いえますか。十二の動物の中で辰
=龍1匹だけ仲間はずれですが、どうしてで
しょう。龍だけ実際にこの世にいない空想・
架空の動物ですね。龍は中国の神話に出てく
る生き物で守り神です。中国の王様のシンボ
ルでした。この二つの龍の絵を見て違うとこ
ろがありますが分かりますか。爪の数ですね。
五爪は王様のシンボルなので王様だけしか使
えませんでした。日本ではそんなに爪の数に
こだわず、一般には三爪が使われたようです。
国旗に龍が使われている国があります。この国旗はど
この国でしょうか。よく知っていましたね。そう、ブー
タンです。ブータンは地球のここにあります。広さは日
本の九州と同じぐらい。人口は70万人ほどなので長野
市の2倍ぐらいの小さな国です。小さな国でもブータン
の人たちは世界一幸せであると感じているので、幸せの
国といわれています。このブータンの国王とお后が去年、
日本に来ました。そして、東日本大震災の被災地を訪れ
て、小学生に次のようにエールを送ってくれました。
「み
んなの心の中に人格という龍がいる。経験を積むほど
龍は大きくなる。龍を養ってほしい。」というメッセ
ージです。人格というのは、性格とか人柄のことです。
龍が大きくなる、龍を養うというのは、友達との生活
の中で、正直だとか優しさとか思いやりのある、人か
ら信頼される人になってほしいということです。私た
ちも人格という龍を育てていきましょう。
最後に龍を使った言葉を1つお話しします。
それは「画竜点睛」という言葉です。「画竜」は龍
の絵という意味。「点睛」の「点」は「つける」という意味で例えば火をつけることを「点火」
といいますね。その「点」です。「睛」は晴れの「晴」に似ていますがよく見ると違います。日
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偏じゃなく目偏ですね。右側は青の昔の字で「瞳」を表します。「点睛」は目を入れるという意
味です。
昔、中国の王様がお寺の壁に絵を描かせました。張という人は四匹の龍を描きましたが、睛は
入れませんでした。それは、睛を描き入れる
と龍が飛び去ってしまうからだそうです。人
々はその言葉をでたらめと思い、張に二匹の
龍に睛を描き入れさせました。描き加えると
たちまち雷と稲妻が壁を破り、二匹の龍は雲
に乗り天に昇ってしまったというお話です。
睛を入れたことで龍の絵が完成し、本物の龍
になって天に昇ったことから、「物事を完成さ
せるためには、最後の仕上げが大事だよ」と
いう意味です。
3学期は学校にとっては1年の最後の学期
です。今5年生が3学期の目当てとして、6年生になる心構えを発表してくれました。6年生は
いよいよ卒業に向けての最後の学期、1~4年生も4月からは進級する、仕上げの学期です。短
い3学期です。どの学級もみんなでしっかりまとめをして、正に、「画竜点睛」龍に睛を入れる
学期にしてください。また、心の龍も大きく育てていきましょう。
これでお話を終わりにします。
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