御嶽山で見ることのできる植物

~高山植物~
御嶽山とその周辺の地域は、暖地性の植
物と寒地性の植物が入り混じっており、種
類も豊富で珍しい植物も比較的多くみられ
るのが特徴となっている。
標高が、100m上がるごとに、気温はおよ
そ0.6℃ずつ低くなるので、植物の分布
は、標高によってずいぶんかわってくる。
~山麗地~ 中間温帯 500~1000m
・ミズナラ
〔7月に見られる植物〕
・クリ
・ヤナギラン <アカバナ科>
高原の草地に群生する多年草。高
・クヌギ
さは1~1,5m。裸地や山火事跡
などに優先して侵入し、長く地下茎
・ケヤキ
を伸ばし群生する。
・アカシデ
・ヤマブドウ
・トウギボウシ <ユリ科>
・フジ
やや湿った草原、河原やその周辺
草原などに、生育する。
・ノイバラ
古くから、栽培され東北地方では若芽
・アカマツ
を、食べる。
・
・
・
など。
~低山帯~ (温帯)
標高1000~1500m
・ミズナラ
・トチノキ
・シラカンバ
・ツガ
・モミ
・ヒノキ
・カエデ
~七月によく見られる高山植物~
~銀竜草~
・全体の色・
白色
・名前の由来・
銀色の竜に見立てたことから銀竜草と
呼ばれている。
~ヤマブクロホタル~
・全体の色・
白色&ピンク&薄紫色
・名前の由来・
形が堤灯(古名蛍)に似た袋状だから
ヤマブクロホタルと呼ばれている。
~亜高山帯~ (亜寒帯)
・ダケカンバ
・オオシラビソ
・シラビソ
・モミジカラマツ
・ミヤマバイケイソウ
・コバケイソウ
・クロユリ
・コイワカガミ
1500~2500m
~7月に見られる植物~
【クロユリ】
〈ユリ科〉
亜高山から高山に生える多年草。
草丈20~30㎝。7月頃茎の先に、
急に下を向いた花をつける。
【モミジカラマツ】
〈キンポウゲ科〉
亜高山帯の山地に生える多年草。
茎の高さは50㎝くらいになり、
葉は掌状に裂ける。
花期は7月~8月で、直径1㎝くらいの
花を開く。花には花弁がなく、白色の
雄蕊が多数で目立つ。
~高山~
寒帯
2500~3067m
7月に見られる花
・ウラギロナナカマド
・ミツバオウレン
・ハイマツ
・クロクモソウ
・コマクサ
・クモマメノキ
・ジムカデ
・クモマグマ
ハイマツ
ハイマツの実は多くの動物、鳥に食べられ
ている。
別名トトヌプとも呼ばれている
クロマメノキ
黒い実は同属のブルーベリーと同様に甘
酸っぱくておいしい。
ミツバオウレン
茎の高さ5~10cm。
オウレンよりも花が大きい。