今年は正念場の年 - 大阪市従業員労働組合

●【市従中央委員会】今年は正念場の年 - 組合員の結集で取り組みを展開
市従は 16 日、ヴィアーレ大阪で年明け初めとなる第3回中央委員会を開いた。
あいさつに立った、上谷高正・執行委員長は冒頭「今年、私たちの勤務労働条件、仕事につ
いて正念場の年であると考えている。昨年に引き続き、さまざまな課題が矢継ぎ早に出され、
厳しい年となることは必至だが、組合員の皆さんの本部への結集により、精力的に取り組みを
展開していきたい」と述べた。
大阪市問題については「橋下市長就任以降、組合との関係性、行政と政治の関係について見
解を示し、さまざまな『改革』の妨げになっているのが、あたかも労働組合が原因であると公
言してきているなか、現在、係争中の事件については最後まで粘り強くたたかう決意だ。長期
化・継続したたたかいになると思うが、私たちの正当性を訴えること、そしてこれらのたたか
いに勝利することが、いま置かれている閉塞した状況を打開する第一歩につながると確信して
いる」との決意を訴えた。
また、現業賃金についてふれ「市側は、経過措置終了後の民間給与カーブとの乖離が大きい
部分について引き下げたいとの提案を行ってきた。市労連は、給与月額の減額措置と現業賃金
の水準の引き下げの課題について今月9日にも小委員会交渉を行ったが、市側のかたくなな姿
勢は何ら変わっていない。現業賃金の水準については、一昨年に大阪府の技能労務職給料表を
適応する苦渋の判断を行い、今年の市人事委員会勧告・報告のマイナス4・19%を4月から実
施することをふまえ、さらなる賃金水準引き下げについては納得できるものではない。今後も
市労連に結集し取り組みの強化を進める」と述べた。
一方、府・市統合本部や戦略会議において議論が進められている経営形態の変更や非公務員
化、市政改革による事業の見直しなどについては「これらの多くの課題については組合員の勤
務・労働条件に大きくかかわる内容であり、各支部と十分な連携をはかりながら組織の統一と
団結で引き続き取り組みを進めていく」と訴えた。
最後に「私たちは公共サービスを提供する労働者として本来の自治体として担うべき公共サ
ービスのあり方、市民から必要とされる労働を確立していかなければならない。取り巻く状況
は厳しいが、
市従組織の統一と団結を基本に時々の状況を分析しつつ取り組みの強化をはかり、
この難局を乗り切っていかなければならない」と締めくくった。
● 2月7日から自治労批准投票 - 高率での批准を
市従は 16 日、第1回批准投票管理委員会を開き、2014 春闘・賃
金闘争にかかる自治労批准投票の実施要綱を確認した。
投票期間は2月7日(金)~17 日(月)
、開票は同 20 日(木)18:
30 から四ツ橋ビルディング3F「A会議室」で行う。
批准投票は闘争指令権を自治労の中央闘争委員会に委譲すること
について組合員の承認を求めるもので、この批准の成功によって自治労としての闘争体制が確
立されるとともに、高率で批准することによって市従のたたかう決意を内外に示すことにもつ
ながる。
市従の批准投票は毎年、高率で成功しているが(昨年は 88・54%)
、今年も高率での批准と
なるよう組合員への結集を呼びかけている。
● どうする秘密保護法<上> - その危険性とこれからの対応
(寄稿)連合大阪法曹団 弁護士 北本 修二
<何が秘密かそれ自体が秘密>
2013 年 12 月6日に「特定秘密の保護に関する法律」
(以下「秘密保護法」
)が強行採決され
成立しました。
秘密保護法の大筋は、①防衛相、外相、警察庁長官などの行政機関の長が、国が管理してい
る安全保障に関する情報のうち、特に秘密性の高いとされるものを「特定秘密」に指定する、
②「特定秘密」とされる期間の最長限度を一応 30 年間としながら、これを 60 年間に延長した
り永久とされるものがある、③「特定秘密」を漏らした人、あるいは漏えいを共謀、教唆、扇
動した人、また、不正に入手しようとした人に対し懲役 10 年という厳罰を課する、そして過失
により漏えいした人も処罰する、④「特定秘密」を扱う人の「適性評価制度」を導入する。
まず、この法律の問題は何が秘密であるかということ自体が秘密にされてしまうということ
です。従って、時の権力者に不都合な真実が市民に隠蔽されるおそれがあります。
1971 年の沖縄返還交渉において、公式発表ではアメリカが支払うはずの土地原状回復費 400
万ドルを日本が肩代わりする密約が交わされていました。日本政府はこの密約を隠蔽し続けて
います。ところがこの情報を入手し報道した新聞記者が逮捕され有罪判決を受けるという事態
が起きました(西山事件)
。今回の国会審議の中でも、政府はこの件について、今回の特定秘密
の対象となると説明しています。
<秘密の範囲が無限定に?>
今回の立法では「特定秘密」の基準が不明確で、指定できる情報の範囲が極端に広くなって
います。そして指定をするのが行政機関の長ですから、防衛相、外相、警察庁長官などの権限
で秘密の範囲を広げることができるのです。大臣が指定するといっても現実には官僚が決定す
るのですから、官僚の勝手な判断で組織の保身のため、秘密の範囲を無限定に広げてしまうお
それは大きいといわなければなりません。国民に知られたくない情報を勝手に秘密にしてしま
うという危険があるのです。
チェックする第三者機関もありません。
違法行為を明らかにする情報を指定してはならないという制限が設けられていないので、政
府による違法行為も秘密に指定されかねません。
<「特定秘密」の対象となるのは>
「特定秘密」の対象とは、防衛、外交、特定有害活動防止(いわゆるスパイ活動とされてい
ます)
、テロリズム防止という四つの事項に関して、国が管理する安全保障に関する情報のうち
特に秘密性の高い情報とされています。
概ね、防衛については防衛相が、外交については外相が特定有害活動防止およびテロリズム
防止については警察庁長官が、それぞれ所管することになります。
防衛に関する事項としては、自衛隊に関する情報のほとんど全部が対象となっています。自
衛隊の海外派遣や装備の導入に関する情報が広く指定され、公開された報道や議論ができなく
なるおそれがあります。
外交に関する事項としては、外国政府との交渉または協力の方針または内容のうち、国民の
生命および身体の保護、
領域の保全その他の安全保障に関する重要なものなどとされています。
安全保障の範囲も不明確なうえ「その他の安全保障」という包括的な規定が含まれ、対象とな
る情報が際限なく広げられるおそれがあります。
「特定有害活動」-いわゆるスパイ活動-の防止に関する事項については「我が国の安全保
障に支障を与えるおそれがあるものを取得するための活動」まで含み、茫漠たるものになって
います。
テロリズム防止に関する事項については、そこでいう「テロリズム」の定義が非常に広範な
ものになっており、一般にはおよそテロとは考えられない行為まで含むおそれがあります。
(次号につづく)
● 当選者決まる(新年号クイズ)
※ 当選者の氏名などは『たいまつ』
(1月 25 日号)をご覧下さい。
機関紙『たいまつ』新年号クイズの当選者が決まりました。
正解者のなかから上谷高正・執行委員長が抽選を行った結果、
トイザらスオリジナルギフトカードは3人に、1万円のデパート
商品券は3人に、5千円のデパート商品券は 40 人の方々に、当た
りました。
クイズの正解は「クロスワードパズル」が、①ライブハウス、
②ミニチュアカー、③ゴーヤチャンプル、
「10 か所のまちがいさ
がし」は別図のとおりです。
なお、賞品は支部経由でお渡しさせていただきます。おめでと
うございます。
(写真 = ハガキをひく上谷委員長)
■クロスワードパズルのこたえ
①ライブハウス、②ミニチュアカー、③ゴーヤチャンプル
■10 か所のまちがいさがしのこたえ(○印)
●あふた~ざか~にばる
みんなの「記憶に残る名勝負」…王VS江夏…江川VS掛布…野茂VS清原…阪神VS巨人
…巨人VS楽天…箕島VS星稜…松坂VS上重…早実VS駒大苫小牧…力道山VSルーテーズ
…馬場VSブッチャー…猪木VSアリ…藤波VS長州…具志堅VSグスマン…辰吉VS薬師寺
…亀田VS内藤…カールルイスVSベンジョンソン…セナVSマンセル…シューマッハVSア
ロンソ…若乃花VS千代大海…ジャコビッチVSアンディマレー…ゲノセクトVSミューツー
…白ひげVSシャンクス…エイリアンVSプレデター…主任VS班員…ポップ対歌謡曲(ラジ
オ?)…Gメン 75 のカンフー対決(笑)…(JOE)