証拠説明書 - 杉林晴行のページ

平成26年(行ウ)第48号
特定秘密の保護に関する法律無効確認等請求事件
原告
杉林晴行
被告
国
証
拠
説
明
書
(甲2号証~甲17号証)
2015年7月7日
広島地方裁判所
御中
原告
杉
林
晴
行
甲
号
標目(原本・写しの別)
証
作成年月日
立
証
趣
旨
作 成 者
2
秘密 保護法
か
何が問 題
― 検証と批判
原本
2014.3.28
第2で
編者
「秘密保護法と軍機保護法・国防保安法」
海渡雄一
荻野富士夫を引用
清水 勉
・特定秘密保護法の本質は、一般国民の自
田島泰彦
由な言動を封殺する治安法であること。
・多くの罪人にあらざる罪人を作る恐れが
岩波書店
あること
・国民の相互監視と密告が奨励される暗黒
社会が訪れること。
第7-3で引用
・部分的修正では繕えない根本的欠陥をも
つ法律
・独立した監視機関は準備されているか
・第三者機関の乱立は法の欠陥のあらわれ
・ツワネ原則が求める監視機関のガイドラ
イン
・情報保全諮問会議とは何か
1/9
・保全監視委員会は高級情報官僚組織
・内閣府に置かれる二つの組織も官僚組織
・政府提案の機関はツワネ原則の要求を満
たしていない
第8-2で引用
・ツワネ原則と秘密保護法の相違点
第8-3で引用
・フランク・ルー氏の発言
第9で「諸外国の適性評価制度との比較」
を引用
・適性評価を受けない者
・適性評価を受ける者
・評価の観点
・調査事項
・「特定有害活動」「テロリズム」に関する
事項
・その他の事項
・実施権者
・有効期間
・問題の少ない対策の提案
第10で「情報公開法の権利を形骸化させ
る秘密保護法」を引用
・知る権利の二つの側面と秘密保護法
・秘密保護法制定後、情報公開制度の改正
はいっそう急務となった
・情報公開制度の概要
・非開示とすることができる事由の問題点
防衛、外交、捜査等情報の法律上の特別
な取扱い
防衛、外交、捜査等情報が十分開示され
ていないこと
秘密保護法による弊害の拡大
改正の方向性
・インカメラ審理の欠如
インカメラ審理とは
情報公開訴訟とインカメラ審理
2/9
インカメラ審理制度が導入されるべき
・管轄の拡大
現状の問題点
管轄の拡大を
※秘密保護法の廃止と合わせ、情報公開制
度制度の改正が急務
第11で「公文書管理と秘密保護法」を引
用
・日本における公文書管理法制の整備
・公文書管理法制の拡充の必要性
公文書管理法の適用範囲
公文書管理庁と中間書庫の設置
閣議等の議事録の作成および公開
電子データ管理に向けた改正
行政文書ガイドラインの見直し
特定秘密保護法でなく公文書管理の視点
を
3
2015.3.31
第3-1で引用
(防諜・間諜)議論と軍
我部政男
・軍機保護法と沖縄戦争を貫くものは、
「秘
機保護法
法政大学沖
密戦」であり、戦争への批判を抑圧し、
縄文化研究
国民を好戦的にし、戦争への自発的な協
所
力を引き出そうとする国民対策であるこ
沖縄戦争時期のスパイ
写し
と。
・防諜対策という国の政策は、国民の中に
相互監視の体制を作り出して行くことで
あり、又、国民の中に必然的に猜疑心を
醸成させていく心理作戦であること。
4
2014.7.1
第3-2で引用
罪事件」引き裂かれた青
山野井孝有
・
「国家機密法は、情報を掌握した少数者が
春
「登山時報」
情報から疎外された圧倒的多数の国民を
所載改訂版
敵視し、それらの相互の間に反目と疑心
北大生・宮澤
を植えつけることによって信頼と連帯を
「スパイ冤
破壊し、国民をバラバラにすることで戦
罪事件」の真
争政策を強行しょうとする。国民の中に
相を広める
「敵」と「裏切り者」を作り出すことに
会・編
よって、憎悪と不信と疑惑をかきてて国
宮澤・レーン「スパイ冤
原本
3/9
民の戦争への抵抗力を打ち砕こうとす
る。人を見たら、スパイと思えという考
えがこの法律の中心であるということ。
5
呉空襲記
写し
1975.12.20
第3-3で引用
中国新聞社
・昭和16年12月8日、憲兵隊が水野甚
次郎呉市長を呉海軍建設部贈収賄事件で
逮捕(公判で無罪)し、横須賀の海軍監
獄に拘置し、代わりに海軍に協力する長
野県知事の鈴木登氏が赴任。呉市の行政
は、海軍の指揮下に入ったこと。
・平成 20 年 7 月 1 日の呉大空襲後は、偵
ら隊を編成して、市内要地に検問所を設
置し市民の言動を監視したこと。
6
長周新聞
写し
2013.11.11
第3-4で引用
第 7504 号
・特定秘密保護というと、戦争がない時に
はなにも影響がないように見える。でも
いったん戦争になり徴兵制がしかれて出
兵するとすべてが特定秘密になる。部隊
の数が何人か、どこにいるのか、今後ど
こに行くのか、戦況を話しても処罰対象
だった。
・アメリカの司令部が日本に指令を出す時
に情報が漏れたらいけないから、国民に
わからないようにアメリカの命令をやる
体勢を作れということ。
・あのときも国民の方は機密保護といわれ、
すぐ捕まえられ処罰された。
・アメリカに情報がもれているのを知った
上で、戦争をやめようとせず、特攻隊を
片道燃料で出兵させてアメリカにうち殺
させた。空襲もしたい放題にさせ国民を
見殺しにした。自分たちは当時なにも知
らなかったが、これが秘密保護の実際だ。
7
文藝春秋
写し
1945.10.1
第3-6で引用
菊池寛
菊池寛
阿部眞之助
・戦争中国民の良心と理性とを強圧したこ
4/9
富塚 清
とは、国家の方針そのものに無理があっ
た。
・軍部の専横を防止すべきであった議会と
か言論機関の責任は軽いとは言えない。
・民主主義は、官権を徹底的に打破する必
要がある。官権の中枢である警察機構を
改善する必要がある。わずかの口実で国
民を留置場へ入れたり、嫌疑者を拷問す
る弊風を一掃すべきである。
阿部眞之助
・全ての報道機関は時の権力者から、少数
者から国民の手に引き戻すこと。
・報道は客観的事実に限ること。主観を交
えた報道は、議論であっても報道ではな
いこと。
・私たちはいがめられた報道により、負け
を勝ちと信じ、敵が本国に押し寄せたら
一挙に全滅させうるものと信じていた。
富塚 清
・前線での様子をまるで知らぬ日本人は、
大体聖戦という看板を丸呑みにするか、
又は兵と原住民との交歓の写真などから
日本兵に限って満点の行動をとっていた
ように思いこんでいたが、日本兵は海外
で掠奪、官物の横領、極端なる自己主義
で、文化の破壊をしていた。
8
2014.10.22
第3-8で引用
公文書
久保 享
・
「特定秘密」の適用範囲が曖昧で広い範囲
情報 公開の世界的流 れ
瀬畑 源
に及ぶ上、行政による「特定秘密」指定
に逆行!
集英社新書
という判断が適切か否かの専門的な第三
国家 と秘密
隠され る
原本
特定 秘密保護法施行 で
者機関がきちんとチェックする仕組みが
葬られる歴史と責任!
定められていないなど、大変な大きな問
題が存在する。
・
「特定秘密」の名の下に、行政が国民に重
要な情報を知らせず、責任も負わずひた
すら暴走していく可能性がある。
5/9
・満州事変の勃発時の情報隠し
・太平洋戦争前夜の戦力比較
・沖縄返還密約
9
昭和史 1926→1945
原本
2012.3.2
第3-9で引用
半藤一利
・機密情報の漏洩を問題にしておきながら、
平凡社
ミッドウェーで海軍は負けたことを、外
部には完全に秘していたため、陸軍は、
海軍が負けたことを知らなかった。
・国民にこのことを知らせておけば、国民
にこれ程までの犠牲者は出なかったはず
である。
10
東京新聞
写し
2015.4.8
第3-10で引用
原発 攻撃被害84年 に
・外務省 反対運動を恐れ公表せず
極秘研究
・外務書 公表する理由がない
被ばく死最悪 1.8 万人
・「福島」に生かされず
本紙が情報公開請求
原発攻撃被害報告書
・秘密法 情報隠しに拍車も
11
12
13
2014.4.30
第5で引用
全条文徹底批判
自 由 法 曹
・秘密保護法は米軍との関係強化のための
廃止 へ!市民のため の
団・秘密保護
必携読本
法プロジェ
この とんでもない法 律
クト(編)
をま ずは読んでみて 下
合同出版株
さい。
式会社
これが秘密保護法だ
原本
軍事法
2013.6.12
第8-1で引用
の権 利に関する国際 原
日本語訳:
・ツワネ原則の「序」
則(ツワネ原則)
日本弁護士
・本原則が起草された背景と理論的根拠
連合会
・「前文」
2013.11.5
第12「天下の悪法『特定秘密保護法』が
国家 安全保障と情報 へ
緊急意見書
写し
写し
徹底解明
自由法曹団
廃止されるまでに想起されること」で引
秘密保護法案
改憲阻止対
用
戦争 のための人権抑 圧
策本部
第12-1
立法
秘密保護法
イラク派兵違憲訴訟と「秘密」
プロジェク
・イラク派兵差止め訴訟と情報収集
ト
・情報収集と秘密保護法
自由法曹団
・国家安全保障法=平和憲法破壊基本法
6/9
第12-2
那覇市情報公開訴訟と「防衛秘密」
―「秘密」はどのようにつくりだされるか
・事案の概要
・「防衛秘密」についての国の主張
・「秘密」主張の破綻
・秘密保護法が生み出すもの
第12-3
情報保全隊違憲訴訟と「秘密」
―情報保全隊はなにを監視し、なにを秘密
としたか
・何が秘密とされていたか
・情報保全隊はなにを監視していたのか
情報保全隊はなにを監視するのか
報道機関の取材は外部からの働きかけに
あたるか
情報保全隊は国民のどのような情報を収
集しているのか
情報保全隊が集めた情報はどうなるか
情報保全隊訴訟と秘密保護法
第12-4
原発情報と秘密保護法
・問題の所在
・原発情報は特定秘密になるか
・政府説明の矛盾と法案
・原発情報はブロックされる
・法案の構造
・福島県議会の意見書
14
2014.7.20
第14憲法から裁判官への命令
砂川 裁判と日米密約 交
吉田敏浩
第14-1「検証・法治国家崩壊」で引用
渉
新原昭治
「砂川事件」
:最高裁大法廷判決
最高 裁大法廷で起こ っ
末浪靖司
昭和 34.12.16
た戦後最大の事件!
創元社
・判決の概略は以下の通りです。
検証・法治国家崩壊
原本
1959 年 12 月 16 日
・しかし、この判決の論理には根本的な矛
日本 国憲法はその機 能
盾があります。
を停止した
・歴史の闇に浮かびあがってきたもの
7/9
最新 の解禁機密文書 が
暴露する
アメ リカ政府の工作 と
は!?
15
2015.3.10
第14憲法から裁判官へ命令
「原発」を止められない
矢部宏治
第14-1「日本はなぜ、
『基地』と『原発』
のか
集英社イン
戦後70年の謎を解
ターナショ
く!
ナル
日本はなぜ、「基地」と
原本
を止められないのか」で引用
・なぜ、戦後70年たっても、米軍が首都
圏上空を支配しているのか?
・なぜ、人類史上最悪の原発事故を起こし
た日本が、再稼働に踏み切ろうとするの
か?
・なぜ、被爆した子供の健康被害が、見て
見ぬふりをされてしまうのか?
・なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れな
いのか。
・だれもがおかしいと思いながら、止めら
れない。
日本の戦後史に隠された「最大の秘密」
とは?
・昔の自民党は『対米従属路線』以外は、
かなりいいところもあった
・日本国民に政策を決める権利はなかった
・驚愕の「砂川裁判」最高裁判決
・アメリカとの条約が日本国憲法よりも上
位に位置することが確定した
・官僚たちが忠誠を誓っていたのは、
「安保
法体系」だった
・三つの裏マニュアル
・
「統治行為論」と「裁量行為論」と「第三
者行為論」
・
「政府は憲法に違反する法律を制定するこ
とができる」
・日米原子力協定の「仕組み」
・なぜ「原発稼動ゼロ政策」はつぶされた
のか
8/9
16
2014.4.14
第14憲法から裁判官へ命令
裁判 所の門をくぐる 者
瀬木比呂志
第14-3「絶望の裁判所」で引用
は一切の希望を捨て
講談社現代
・私が裁判官をやめた理由
よ!
新書
絶望の裁判所
原本
自由主義者、学者まで排除する組織の構
元エリート裁判官
造
衝撃の告発
談合裁判、判決内容の事前リーク、東京
地裁内の出来レース選挙
・最高裁判所調査官時代についても、一つ
の鮮明な記憶がある。
・誰のため、何のための裁判!
あなたの権利と自由を守らない日本の裁
判所
17
平成26年(行ウ)
写し
昭和
第14-4裁判官の憲法違反で引用
第37号
26.12.10
・憲法第32条(裁判を受ける権利)
憲法 違反及び無効確 認
判決言渡
等請求事件
広島地方裁
判所
9/9
に裁判官が憲法違反