音を目で見よう!

音オシロの使用(身近な自然「音」教材)
音を目で見よう!
足羽第一中学校理科部会
− パソコンソフト(音オシロ)の使い方 −
1 パソコンの電源を入れて,パソコンが使えるようにしよう。
íパソコンによって電源スイッチの位置が違うので,先生に教わってから電源を入れよう。
2 ウィンドウズの起動画面(デスクトップ)になったら,次のアイコンを探して,ダブルクリック
しよう。
3 音オシロの設定画面が開いてくる。
次の準備をしよう。
① ここをクリックして,サンプリング
レートを設定する。
② 次に,ここをクリックして,グラフ
画面を表示させる。
③ このボタンをクリックして開始!
4 グラフ画面の操作
①グラフ画面は見やすいようにマウス
カーソルで大きくしたり,小さくした
り,調節しておく。
②3の③のボタン(入力開始)で「オ シロ開始」ボタンが有効(黒く)なる ので,クリックする
と音の様子が波の 形で表れる。
③波の様子を停めて観察したいとき
続けて観察したいときは,「オシロ
開始」ボタンをクリックする。
は,「オシロ停止」ボタンをクリック する。
※ ソフトの都合上,音が波になって表れるまで,0.2秒ほどかかるときがあります。
「音オシロ」の情報
http://ricen.manabi.pref.hokkaido.jp/computer/contitle.html
音オシロを使った授業の展開例
1.単元名
「音の世界」
身のまわりの科学
2.指導について
1年理科では,気体(化学分野)に続いて,音(物理分野)を学習する。気体では,夏休み中に
自由研究を課題として実施させた。自分一人だけで行うため,他者の意見による内容の発展を期待 で
きないが,音の研究では,グループによる活動で刺激し合うことが多く,多様な考えが多く出る と期
待できる。学習した内容をもとに実際の現象がどうなるのかを考え,確かめていく段階で追究 するお
もしろさが伴い,体験学習としても十分な効果が得られると期待できる。
生徒が考える様々なバリエーションの中には,テレビや雑誌などの影響で,音を目で見ることの
できる「オシロスコープ」の存在を見聞きしてくる者が必ず出てくる。オシロスコープは高額の測 定
機器であるため,学校保有は1台であり,使用方法も初心者である生徒には難しい。このため, パソ
コンを使って擬似的に音声波形を作り出し,音を目で見る体験を持たせるために,この「音オ シロ」
ソフトを使用することにした。
3.指導過程
学習内容
導 課題・
役割分担の確認
入 実験の準備
生徒の活動
○ 班の課題の確認をする
○ 役割分担の確認をする
○ 実験の準備を行う
支援上の留意点
○危険な内容は計画書で
以前にチェックする。
○ 班毎に自分たちで実験を行い,改良点・工 ○班長を中心に活動させ
展 実験開始:
開
各班の計画に従 夫すべきところを話し合いながら,実験に改
安全管理以上の制限は
って実験
良を加えていく。
加えない。
1班:演奏のできる琴を作ってみよう。
2班:音が出ている物体は振動している
かどうか,いろいろ確かめよう。
3班:よく聞こえる糸電話を作ろう。
4班:太鼓の音の伝わる様子を目で見よ
う。
5班:コンピュータで音を目で見よう。
6班:演奏のできる輪ゴムギターを作っ
てみよう。
7班:空気と水の音の速さを調べよう。
8班:演奏のできるハープを作ってみよ
う。
9班:聴診器・伝送管のしくみを調べ作
ってみよう。
ま 本時のまとめ・
と 記録
め 次時の課題
○ 実験結果のまとめと記録をする
○ 次時の課題の確認を行う
○ 準備物・役割分担の確認を行う
準備物・
役割分担の確認
○安全面に配慮してワー
クシートを書かせる