日本海側で第1号の羊膜バンクをめざし

【発信】国立大学法人
富山大学総務部広報課
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News Release
平成28年8月26日
報 道 機 関
各位
富山大学附属病院では、全国で4番目、日本海側で第1号の
羊膜バンクをめざし、日本組織移植学会に申請をしました。
富山大学附属病院(病院長 齋藤 滋)では、全国で4番目、日本海側で第1号の「羊
膜バンク」を設立します。
羊膜とは、赤ちゃんを包む卵膜のうち最も赤ちゃん側にある膜で、赤ちゃんに酸素や
栄養をおくる胎盤の一部です。羊膜は未分化能(いろんな細胞に分化できる力)を持っ
ており、再生医療で注目を浴びています。多くの力を秘めているにも関わらず、出産後
は通常廃棄されるため、患者さんの治療に役立てています。さらに当院では「羊膜バン
ク」を設立し、安全に安定して供給できるようにします。
第 15 回日本組織移植学会総会が 8 月 26 日(金)から 28 日(日)に富山国際会議場に
て行われ、羊膜バンクのセッションが 8 月 27 日(土)にいくつもあります。
(http://www.redmo.jp/15JSTT/)
【羊膜を用いた治療】
①連結保存羊膜(保険適用=3割負担対象)
難治性眼表面疾患
②ハイパードライ ヒト羊膜(HD羊膜)
Ⅰ 再発翼状片への治療:先進医療B
(ハイパードライヒト乾燥羊膜を用いた外科的再建術 再発翼状片)
Ⅱ 真珠腫除去後の治療:先進医療Bとして申請中
Ⅲ 腫瘍等除去後の口腔粘膜の再建:臨床研究実施中
Ⅳ 脳硬膜再建:臨床研究
V 皮膚再建への応用:臨床研究
【本件に関する問合せ先】
富山大学病院事務部病院総務課
担当:安土(あづち)
TEL 076-434-7019
FAX 076-434-1463