社会科 3年 大単元 Ⅰ 目 学校の周りの場所による違いや公共施設の場所と働き,前橋市の地理的環境を理解し,自分たちの住む前橋 市に対する関心を高める。 標 わたしたちの前橋市 (27時間) 単元 Ⅰ-1 目標 学校の周りの様子は場所によって違いがあることを考え,学校の周りの様子の特色を理解する。 評 価 規 準 過程 4・5月(18時間) (1)学校の周りの様子について関心をもち,意欲的に調べようとする。 (2)学校の周りの様子について疑問をもって学習計画を考えたり,学校の周りの土地利用の様子と交通の様子 を関連付けて場所によって様子に違いがあることを考えたりし,表現している。 (3)学校の周りの様子について観察,調査したり,地図記号や四方位などを用いて地図にまとめたりしている。 (4)学校の周りの様子は場所によって違いがあることや,学校の周りの様子の特色を理解している。 時間 1 課 題 学校のまわりをたんけんしよう 1 を つ 学 習 活 動 ○学校の周りにある建物の種 類を知ったり,学校の周り の様子について気付いたこ とを話し合ったりする。① ○学校の周りにある建物につい て知ったことや学校の周りの 様子について話し合ったこと から,疑問点や調べたいこと を考え,課題をつかむ。① 共通課題例 学校のまわりの様子は,どの ようになっているのだろう。 か 1 ○学校の周りの様子について, 東西南北の方位ごとに予想 し,調べる計画を立てる。② <調べる観点> ・建物の種類 ・公共施設の名前と働き ・建物がない場所の使われ方 4 ○学校の周りの様子を調べて 白地図に記入し,調べたこと を発表し合い,絵地図にまと める。③ 2 ○絵地図を基に,東西南北の場 所ごとに学校の周りの様子の 特色について話し合う。④ 1 ○学校の周りの様子には場所に よって違いがあるという前時 までの学習やまとめた絵地図 から得た疑問点や調べたいこ とを基に,新たな課題をつか み,調べる計画を立てる。⑤ 共通課題例 なぜ,道路ごとにまわりの様 子が違うのだろう。 4 ○赤城県道,みずき通り,才川 む 追 究 す る 追 みとりのポイント □「おおむね満足できる」状況 ◎「十分満足できる」状況 指導上の留意点 ①について □学校の周りの様子について関心を もって東西南北の様子を記述し, 建物の種類や数等に関わる疑問を 表している。 ◎学校の周りの様子について関心を もって東西南北の様子を記述し, 東西南北を比較しながら,建物の 種類や数等に関わる疑問を表して いる。 <プリント・発表の内容(1)(2)> ①について ○2年生活科「まちたんけんを しよう」を想起するよう促し, 土地利用や交通の様子等に目 を向けられるようにする。 ○方位を提示する。 ○東西南北を比較して考えてい ることを賞賛する。 ○学校の周りの様子について, 疑問点や調べたいことを考え られるように,特色ある建物 や子どもたちにとって馴染み が少ない建物などの写真,観 察したことの感想を整理した 表を提示する。 ②について ②について □学校の周りの東西南北の様子を予 ○追究の見通しがもてるよう 想して表している。 に,学校の周りの東西南北に ◎学校の周りの東西南北の様子を比 ある特色ある建物の写真を提 較して,建物の種類や数等の複数 示する。 の観点から,予想して表している。 ○白地図への記入の仕方や見学 <プリント・発表の内容(1)(2)> の順序等の計画が立てられた ことを賞賛する。 ③について ③について □自分の課題に沿って観察をして調 ○他の場所と比べて違うところ べ,建物の種類や数,公共施設の はあるか等と問いかけ,土地 名称や位置等を白地図にまとめて 利用や交通の様子の違いに気 いる。 付けるようにする。 ◎自分の課題に沿って観察をして調 ○学校の周りにある神社や古く べ,建物の種類や数,公共施設の から残る建造物等を取りあ 名称や位置等を白地図に分かりや げ,その場所や景観等も調べ すくまとめている。 ることで,場所による違いに <観察の様子・白地図の内容 目を向けられるようにする。 (1)(3)> ○土地利用の様子や公共施設 の名称を整理してまとめられ るように,絵地図のまとめ方 を例示する。 ④について ④について □場所ごとの特色を表している。 ○クラスの共通の地図をつく ◎場所ごとの特色を,他の場所と比 り,東西南北の方位ごとに学 較しながら表している。 校の周りの特色をまとめる。 <プリント・発表の内容(2)(4)> ○場所ごとの特色を発表してい ることを賞賛する。 ○学習したことから道路沿いの ⑤について □同じように南北に通る3つの道路 様子の違いに着目した新たな の周りの様子に関わる疑問を表し 課題をつかめるように,主な ている。 道路の名称や位置をまとめた ◎同じように南北に通る3つの道路 絵地図を提示し,南北に通る の周りの様子に関わる疑問を複数 3つの道路の周りの様子につ 表している。 いて話し合う場を設定する。 ⑥について - 1 - ⑤について 究 通りの様子を調べ,課題に対 する自分なりの考えをもつ。 ⑥ □調べたことを基に,赤城県道やみ ずき通り,才川通りのまわりの様 子が違う理由を考え,表現してい る。 ◎調べたことを基に,赤城県道やみ ずき通り,才川通りのまわりの様 子が違う理由を複数の視点から考 え,表現している。 <プリント・発表の内容(2)(4)> 1 ○赤城県道とみずき通りの周り の様子が違う理由について話 し合う。⑦ 1 ○赤城県道やみずき通りと才川 通りとの様子の違いについて 話し合う。⑧ 1 ○学校の周りの様子について, 地図記号を使って地図にまと める。⑨ ⑦について □調べた事実を基に,赤城県道とみ ずき通りとの違いを考え,表現し ている。 ◎調べた事実を基に,赤城県道とみ ずき通りとの違いを交通の様子の 視点から考え,表現している。 <プリント・発表の内容(2)(4)> ⑧について □調べた事実や提示資料を基に,赤 城県道やみずき通りと才川通りと の違いを考え,表現している。 ◎調べた事実や提示資料を基に,赤 城県道やみずき通りと才川通りと の違いを歴史的な条件の視点から 考え,表現している。 <プリント・発表の内容(2)(4)> ⑨について □地図記号を使って,学校のまわり の様子を地図にまとめている。 ◎効果的に地図記号を使って,学校 のまわりの様子を分かりやすく地 図にまとめている。 <地図(3)(4)> 1 ○単元のまとめテストをする。 す る ま と め る ○商店の種類や数,駐車場の広 さ等にも着目するよう促し,, 商店や施設の様子の違いを捉 えられるようにする。 ○道路を比較する際には,交通 量の違いや道幅,バスの本数 等に着目するよう促す。 ○課題に対する自分なりの考え を道路ごとに区別して記述で きるように,道路ごとに表に なっている学習プリントを用 意する。 ⑥について ○道路のつながりやバスの路線 の広がりや本数等を提示し, 他地域との結び付きに気付く ことができるようにする。 ⑦について ○土地利用の様子は昔からある 古い道路という条件によって も異なることを捉えられるよ うに,古くからある店や過去 の才川通りの様子が分かる資 料を提示する。 ○地図記号を使って分かりやす い学校周辺地図を作成できる ように,地図帳から地図の作 成に必要な地図記号を選択す る場を設定する。 ○絵地図と比較し,地図記号を 使うよさに気付けるようにす る。 <留意事項> ○学校から約500mの東西南北の範囲を調べるとよい。 ○学校のまわりたんけんは起案参照のこと。 ○地図記号 文 等。 ○神社や古くから残る建造物については,協同組合前橋商品市場(煉瓦倉庫)等を取りあげてもよい。 - 2 - 社会科 3年 単元 Ⅰ-2 目標 前橋市の様子の場所による違いを考え,前橋市の地理的環境についての理解を深める。 評 価 規 準 時間 課 家庭 題 1 を つ か む 2 追 2 す 2 る 1 ま と め る 6・7月(9時間) (1)前橋市の様子に関心をもち,調べようとする。 (2)前橋市の地形や土地利用,交通の様子の関連を考え,表現している。 (3)写真や土地利用図等から,前橋市の地形や土地利用等の様子を調べたり,白地図にまとめたりしている。 (4)前橋市の地形や土地利用,交通の様子を理解する。 過程 究 前橋市の様子を調べよう 1 学 習 活 動 ○自分の家の周りや前橋市 内で行ったことのある場 所の周りの様子を調べ る。 ○友達の家の周りの様子の 発表を基に,前橋市の様 子について予想し,疑問 点や調べたいことを考 え,課題をつかむ。① 共通課題例 前橋市の地形,土地利 用,交通の様子が分か る地図をつくろう。 みとりのポイント □「おおむね満足できる」状況 ◎「十分満足できる」状況 ①について □学校の周りと友達の家の周りの様子の 似ているところや違うところに気付 き,疑問を表している。 ◎学校の周りと友達の家の周りの様子を 地形や土地利用,公共施設,交通の様 子を観点に,似ているところや違うと ころに気付き,前橋市全体の様子に目 を向けた疑問を表している。 <プリント,発表の内容(1)(2)> ○地形図の見方を知り,前 ②について 橋市の土地の様子(地形) □土地の高さや広がり,川の位置を読み について,白地図にまと 取ったり,地形図と写真を関連させて め,地形の特色について 読み取ったりして調べ,場所ごとの地 話し合う。② 形の特色を表現している。 ◎土地の高さや広がり,川の位置を読み 取ったり,地形図と写真を関連させて 読み取ったりして調べ,市全体の地形 の特色を分かりやすく表現している。 <白地図,発表の内容(1)(2)(3)> ○交通図の見方を知り,前 ③について 橋市の交通の様子につい □国道や高速道路,鉄道の位置や様子を て,地図や写真を基に調 読み取り,場所ごとの交通の様子や地 べ,白地図にまとめ,地 形との関連を表現している。 形との関連を話し合う。 ◎国道や高速道路,鉄道の位置や様子を ③ 読み取り,市全体の交通の様子や地形 との関連を分かりやすく表現してい る。 <白地図,発表の内容(1)(2)(3)> ○土地利用図の見方を知 ④について り,地図を使って前橋市 □田畑,工場,店,住宅,公共施設の多 の土地利用の様子につい いところを読み取り,場所ごとの土地 て,白地図にまとめ,地 利用と地形や交通の様子との関連を表 形や交通との関連を話し 現している。 合う。④ ◎田畑,工場,店,住宅,公共施設の多 いところを読み取り,市全体の土地利 用と地形や交通の様子との関連を分か りやすく表現している。 <白地図,発表の内容(1)(2)(3)> ○学級で前橋市全体の様子 ⑤について について発表し合い,学 □調べ考えてきたことを基に,前橋市全 習のまとめをする。⑤ 体の様子を捉え,記述している。 ◎調べて考えてきたことを基に,地形や 土地利用,交通の様子の観点を関連さ せて,前橋市全体の様子を捉え,記述 している。 <発言・ノート(2)(3)(4)> ○単元のまとめテストをす る。 指導上の留意点 ○前小単元の学習を想起し,地 形の特色や土地利用,交通の 様子の観点で調べるよう促 す。 ①について ○地形や土地利用等についての 疑問を賞賛する。 ○地形や土地利用等を観点に比 較する見方ができるよう助言 する。 ②について ○土地の高低や広がり,川のつ ながりに着目できるようにす る。 ○赤城県道の様子や利根川の流 れ等の生活経験と関連させて いることを賞賛する。 ○学校の周りと比較するよう助 言する。 ③について ○交通機関の名称やつながりを 意識できるようにする。 ○国道17号の様子や鉄道を利 用したときのことを思い出す 等,生活経験と関連している ことを賞賛する。 ○道路の広さや鉄道の数につい て助言する。 ④について ○土地利用の様子の読み取り方 を確認する。 ○土地利用図の色に着目してい ることを賞賛する。 ○それぞれの関連に理由を付け ていることを賞賛する。 ○地形図と土地利用図を重ねた り,あてはめたりすることを 助言する。 ⑤について ○前橋市のよさを表現している ことを賞賛する。 ○前橋市の場所による違いを観 点を基に助言する。 <留意事項> ○社会科準備室に前橋市の土地利用図(児童用)があるので,活用する。 ○家庭に自分の家の周りを調べたり,前橋市内のいろいろなところに行ってみたりするよう呼びかけるとよい。 ○地理的環境として,地形・土地利用・交通を扱うようすにする。 - 3 - 社会科 3年 大単元 Ⅱ 目 販売や生産の工夫,消費活動の様子,他地域との関わりを理解し,自分たちの生活と,販売活動や生産活動 との関連について関心をもつ。 標 社会科 わたしたちのくらしと農業や商店の仕事 (26時間) 3年 単元 Ⅱ-1 目標 販売の仕事の特色を考え,販売の仕事が自分たちのくらしを支えていることや他地域と関わりがあることを理 解する。 評 価 規 準 (1) (2) (3) (4) 過程 時間 スーパーマーケットをたんけんしよう 消費活動や販売活動に関心をもち,調べようとする。 自分の消費生活とスーパーマーケットの販売を関連させて考え,表現している。 観点をもってスーパーマーケットの販売の様子を観察したり,調べたことをまとめたりしている。 スーパーマーケットの販売の工夫には,消費活動や他地域との関わりがあることを理解する。 学 習 活 動 1 ○自分の買い物をしたときの 経験や買い方の工夫につい て発表し合い,家での買い 方について,疑問をもつ。 家庭 ○自分の家の1週間の買い物 調べを表にまとめる。 ○家の人の買い方の工夫を基 に,じょうずな買い方につ いて話し合う①。 課 2 題 つ みとりのポイント ◎「十分満足できる」状況 □「おおむね満足できる」状況 ①について □品物によって商店を選んでいることや 新鮮で安い品物を買おうとしているこ と等の工夫を表現している。 ◎家族の人数や好み,健康や安全面に配 慮しながら,品物によって商店を選ん でいることや新鮮で安い品物を買おう としていること等,家族構成や生活ス タイル等,自分の家に合わせた買い物 の工夫を表現している。 < 発 表, プリントの 内 容(1)(2)> ○前時の話合いとスーパーマ ーケットを利用した経験や 利用者数から疑問点や調べ たいことを考え,課題をつ かむ。② 共通課題例 スーパーマーケットにお 客さんがたくさん来るひ みつをさぐろう。 ②について □学習してきたことや資料から,スーパ ーマーケットの取組について自分なり の疑問を表している。 ◎学習してきたことや複数の資料を比較 したり,関連付けたりしながら,スー パーマーケットの取組について自分な りの疑問を表している。 < 発 表, プリントの 内 容(1)(2)> 2 ○共通課題について予想を考 え③,自分の課題を決め, 現場学習の計画を立てる。 ・品物の数や売り方 ・品物の仕入れ先 ・お店の中の施設や設備 ③について □経験や資料から,店の工夫や消費者の 工夫について予想し,表している。 ◎経験や資料から,店の工夫や消費者の 工夫について,売り方,仕入れ等,複 数の観点から予想し,表している。 < 発 表, プリントの 内 容(1)(2)> 3 ○スーパーマーケットを調査 ・見学し,分かったことを 整理する。④ ④⑤について □店の工夫について調べ,それぞれの観 点ごとの販売の工夫を共通課題と結び 付けて表現している。 ◎観点に基づいて店の工夫について調 べ,自分の消費生活や販売の工夫を関 連させながら,共通課題と結び付けて 表現している。 <調査,プリントの内容(1)(2)(3)> 3 ○調査・見学したことを発表 し,スーパーマーケットに お客さんがたくさん集まる 理由を話し合う。⑤ む 追 究 す 指導上の留意点 ○値段やデザイン等に着目し た買い方の工夫を賞賛す る。 ○商品や商店の選び方等の疑 問の内容を賞賛する。 1 か る 8・9・10月(13時間) - 4 - ①について ○じょうずな買い物の工夫に ついて,関連する意見を発 表するよう助言したり,牛 乳の選び方を例に問いかけ たりする。 例:牛乳 ・賞味期限が長い牛乳 ・賞味期限は短いが特売の牛 乳 ・高価だがおいしそうな牛乳 ・普段飲んでいる牛乳 ②について ○疑問の内容を賞賛する。 ○なかなか疑問がもてない子 へは,スーパーマーケット の利用者数について問いか けていく。 ③について ○生活経験と関連させている ことを賞賛する。 ○買い物時の消費者の様子等 も観察する等,追究方法を 紹介したり,例示したりす る。 ○品物の仕入れ先について, なぜ様々な場所から仕入れ ているのか等にも,気付け るように問いかけていく。 ④⑤について ○観点に基づいた観察や聞き 取りをしたり,観点以外の 秘密を見付けられたりした ことを賞賛する。 ○予想以外の新しい秘密につ いて発表していることを賞 賛する。 ○品物の仕入れ先等で結び付 きの見られる県や国の名称 と位置を,地図などで確か める活動を随時入れるよう にする。 ○買い物時の家の人やお客さ 1 ま と め る ○単元のまとめテストを行 い,追究してきたことを基 に,自分の生活とスーパー マーケットとの関わりにつ いて感想をまとめる。⑥ ⑥について □スーパーマーケットがお客さんをたく さん集める秘密を表現している。 ◎スーパーマーケットの工夫と自分の消 費生活との関わりを表現している。 <表現の内容(2)(3)(4)> んの様子等から,どのよう なものを必要としている か,消費者の立場から考え られるよう問いかける。観 点と関連する見方ができる よう助言する。 ⑥について ○スーパーマーケットの仕事 が自分たちの生活を支えて いることについて記述して いることを賞賛する。 ○自分の家の買い物経験を基 に表現するよう助言する。 <留意事項> ○110円で鉛筆を買うことを提案したり,1週間の食料品の買い物調べをすることを投げかけたりする際には,事 前に学年通信等で家庭に協力を呼びかける必要がある。 ○クラシード若宮支店(210-3777)とは事前に連絡を取り合い,下見を実施したい。 ○国語の報告文と合科的に扱うとよい。 - 5 - 社会科 3年 単元 Ⅱ-2 目標 前橋市のきゅうりづくりの仕事の特色を考え,食べ物をつくる仕事が自分たちのくらしを支えていることや他 地域と関わりがあることを理解する。 評 価 規 準 (1) きゅうりづくり農家の仕事に関心をもち,調べようとする。 (2) きゅうりづくりの仕事の様子から,働く人々の工夫や他地域との関わりについて自分たちの生活と関連さ せて考え,表現している。 (3) 観点をもって,きゅうりづくりの仕事の様子を観察したり,調べたことをまとめたりしている。 (4) きゅうりづくりの仕事の特色や他地域との関わりを理解する。 過程 時間 きゅうりづくりのう家をたんけんしよう 学 習 活 動 10・11・12月(13時間) みとりのポイント ◎「十分満足できる」状況 □「おおむね満足できる」状況 指導上の留意点 1 ○クラシードの地場野菜コー ナーにある野菜を想起した り,前橋市の食料生産のグ ラフを見たりして,疑問点 や調べたいことを考え①, 共通課題をつかむ。 共通課題例 前橋市のきゅうりづくり のひみつをさぐろう。 ①について □きゅうりづくりに関する疑問点や調べ たいことを表している。 ◎きゅうりづくりに関する疑問点や調べ たいことを複数表している。 <ノート・発表の内容(1)(2)> ①について ○前橋市におけるきゅうりづ くりの多さに関わる疑問点 や調べたいことをもってい ることを賞賛する。 ○クラシードで学習したこと を生かして,消費者の願い から考えていることを賞賛 する。 2 ○前橋市のきゅうりづくりに 関する資料から共通課題に ついて予想し②,調べる計 画を立てる。 <調べる観点> ・きゅうりづくりの工夫 ・施設や設備 ・出荷先 ②について ○予想を発表したり,自分の 課題を選んだりしているこ とを賞賛する。 ○資料を基にきゅうりづくり に携わる人の働いている様 子を助言する。 3 ○きゅうりづくり農家の学習 を行い,自分の課題につい て調べる。③ ②について □きゅうりづくりの様子について,働い ている人の様子,他地域との関わりを 予想し,表している。 ◎きゅうりづくりの様子について,働い ている人の様子,他地域との関わりに ついて,複数の資料を比較したり,関 連させたりして予想し,表している。 <ノート・発表の内容(1)(2)> ③④について □自分の観点について,計画を基に調べ, 分かったことと共通課題との結び付き を考えながら表現している。 ◎計画を基に自分の観点について積極的 に調べ,複数の観点を関連させながら, 共通課題との結び付きを考え表現して いる。 <ノート(1)(2)(3)(4)> 2 ○現場学習で観察・調査して きたことをまとめる。④ 2 ○前橋市でたくさんきゅうり がつくられているひみつを 話し合う。⑤ 2 ○きゅうりづくり農家につい て新聞にまとめる。⑥ 1 ○単元のまとめテストをす る。 課 題 を つ か む 追 究 す る ま と め る ⑤⑥について □生産活動の特色や他地域との関わりに ついて表現している。 ◎生産活動の特色や他地域との関わりに ついて自分たちの生活と関わらせて表 現している。 <発表の内容(2)(4)> ③④について ○自分なりに調べることをも てていることを賞賛する ○観察や質問の観点を助言す る。 ○追究方法や追究結果のよさ を賞賛する。 ○共通課題との結び付きを考 える際には,「たくさん」 つくられていることに着目 するよう促す。 ○結び付きを整理する際に は,矢印や図等を使うと分 かりやすくなることを指導 し,自分なりに工夫してま とめることができるように する。 ⑤⑥について ○自分の生活との関わりや地 域社会を大切にするといっ た表現を賞賛する。 ○出荷先等で結び付きの見ら れる県の名称と位置を,地 図等で確かめる活動を随時 入れるようにする。 ○新聞には編集後記として, 農家の人の取組に対する感 想や自分の思いを記述する よう提案する。 <留意事項> ○連絡先 JA前橋市施設管理課 027-261-3832 きゅうりづくり農家(堀越恒弘さん) 027-268-0821 ○事前に学年社会科担当が上記と連絡を取り合うとともに,質問内容等を伝え,スムーズに学習に取り組めるように する。 ○副読本を活用して調べる場を設けるとともに,前橋市教育委員会から配布されている前橋市の地図を活用して調べ ることで,資料の見方を培えるようにする。 - 6 - 社会科 3年 大単元 Ⅲ 変わってきた人々のくらし (17時間) 目 標 人々の生活の変化や人々の願いを理解し,地域の人々の生活について関心をもつ。 単元 Ⅱ-1 むかしの道具をさがそう 1・2月(10時間) 目標 道具の変化と当時の人々の生活とを関わらせて考え,生活の様子が移り変わってきたことを理解する。 評 価 規 準 (1) (2) (3) (4) 昔の道具に関心をもち,調べようとする。 道具の変化と人々の生活の変化とを関連させて考え,表している。 昔の道具に関わる資料を収集したり,聞き取り調査をしたりして,まとめている。 人々の生活は,道具の変化とともに移り変わっていることを理解する。 過程 時間 2 課 題 を つ 1 か む 追 究 す 学 習 活 動 2+ ○資料を収集し,自分の課題とその追 家庭 究方法を決め,昔の道具に関するホ ームページや資料等から,昔の道具 やそれらを使っていたころの人々の 生活の様子を調べ,逆年表にまとめ る。② <年代>・現在 ・父母が子供のころ ・祖父母が子供のころ ・それ以前 <道具>・洗濯に関する道具 ・照明に関する道具 ・暖房に関する道具 ・調理に関する道具 2 ○道具や人々の生活の変化について話 し合う。③ 3 と め る 指導上の留意点 ○昔の生活に使われていた道具を使 ①について ①について い , 当 時 の 生 活 を 疑 似 体 験し, □昔の生活の疑似体験や現代の道具を ○昔の道具の種類や様 感想を書く。① 使った経験等から昔の生活や道具に 子,それらの使い方, <例> ついての疑問を表している。 人々の生活の様子に ・七輪を使って火おこし体験 ◎昔の生活の疑似体験や現代の道具を 着目していることを (もちを焼く) 使った経験等から昔の生活や道具に 賞賛する。 ついての複数の観点から疑問を表し ○課題をつかむ前に, ている。 家にある生活に関わ <プリントの記述(1)(2)> る道具調べを実施す ○昔の生活に使われていた道具の体験 る。 の感想,家の道具調べの結果,現代 の道具を使った経験から,疑問点や 調べたいことを考え,課題をつかむ。 ① 共通課題例 道具や人々の生活はどのようにかわ ってきたか調べよう。 る ま みとりのポイント ◎「十分満足できる」状況 □「おおむね満足できる」状況 ○話し合ったことを基にして,感想や 分かったことを新聞にまとめる。④ ②について □昔の道具に関するホームページや資 料等を使って自分の課題を調べた り,家にある古い道具について聞い たりして逆年表にまとめている。 ◎昔の道具に関するホームページや資 料等を使って自分の課題を調べた り,家にある古い道具について聞い たりしながら,道具の変化と人々の 生活の変化とを関連させて逆年表に まとめている。 <プリントの記述 (1)(2)(3)> ②について ○昔の道具の様子や使 い方,当時の人々の 生活の様子を見付け ていることを賞賛す る。 ○道具の変化と人々の 生活の変化との関わ りを助言する。 ○保護者に追究内容を 事前に連絡し,具体 的な聞き取り調査が できるようにする。 ③について ③について □逆年表を基に,道具や人々の生活の ○現在の自分の生活と 変化を表現している。 比較していることを ◎道具や人々の生活の変化を年代を比 賞賛する。 較しながら表現している。 ○道具によって生活が <発表の内容(2)(4)> 変化してきたことを 助言する。 ④について ④について □人々の生活は道具の変化とともに移 ○昔の人々の生活の知 り変わっていることを表現してい 恵や工夫に共感した る。 り,今の自分の生活 ◎人々の生活は道具の変化とともに移 と比較して表現した り変わっていることや昔の人々の生 りしていることを賞 活の工夫に共感していることを表現 賛する。 している。 <プリントの記述(2)(4)> <留意事項> ○昔の道具は社会科準備室にあるので活用する。 (七輪,洗濯板など)学年の廊下に展示するとよい。 ○学習の前に学年通信等で各家庭に昔の道具があれば,写真を撮ったり,持ってきたりして欲しい旨を連絡する。 ○総社資料館に昔の道具が多数展示してある。 ○一つの道具についての移り変わりや変化が分かるような図書資料を増やせるとよい。 - 7 - 社会科3年 単元 Ⅱ-2 むかしから伝わるものをさがそう 3月(7時間) 目標 前橋市に昔から伝わる文化財や年中行事と地域の人々の願いとを関わらせて考え,地域の人々の生活の安定と向 上に対する願いを理解する。 評 価 規 準 (1)地域に残る文化財や年中行事に関心をもち,調べようとする。 (2)地域に残る文化財や年中行事と受け継がれていることとを関連させて,今も残っている理由を考え,表現し ている。 (3)地域に残る文化財や年中行事についての文章等の資料や聞き取り調査によって調べ,まとめている。 (4)地域に残る文化財や年中行事のつくられた理由や移り変わりから,保存に携わる地域の人々の願いについ て理解する。 過程 時間 課 題 を つ か む 追 究 す る ま 学 習 活 動 みとりのポイント ◎「十分満足できる」状況 □「おおむね満足できる」状況 指導上の留意点 1 ○赤城神社や産泰神社,総社神社の太々 ①について 神楽,お囃子,初市等の写真資料から, □資料を基にして,自分なりの 疑問点や調べたいことを考え,共通課 疑問を表している。 題をつかむ。① ◎複数の資料を基にして,自分 共通課題例 なりの疑問を表している。 なぜ,前橋市にむかしからずっと残っ <プリント・発表(1)(2)> ているものがあるのだろう。 ①について ○疑問点や調べたいことが 表せたことを賞賛する。 ○どうして今も残っている かについて問いかける。 ○身近な地域に似たような ものがあるか問いかけ, 調べるよう促す。 ○自分の家の周りの文化財や年中行事を ○文化財や年中行事での様 家庭 調べたり,参加したりする。 子を写真等で記録したり, 聞き取り調査したりする よう促す。 4 ○資料等を基に様々な文化財や年中行事 ②について ②について がつくられた理由や移り変わり,人々 □資料を基に調べ,人々の願い ○資料を紹介したり一緒に の願いについて調べ,発表する。② を表現している。 調べたりする。 ◎資料を基に調べ,つくられた ○つくられた当時の前橋市 理由と人々の願いとを関わら の様子を調べるよう促す。 せて表現している。 ○紹介カードに記述する際 <プリント・発表(2)(3)(4)> は,内容を確認するとと もに,レイアウト枠等を 提示する。 ○人々の願いを表現してい ることを賞賛する。 ○発表は少人数グループで 行ったり,代表的なもの を取り上げたりする。 1 ○昔から使われているものや伝わってい ③について ③について るものに込められた思いや願いについ □昔の道具や文化財,年中行事 ○それぞれの道具や文化財, て話し合い,学習のまとめをする。③ の歴史やそこに込められた人 年中行事には地域の人々 々の願いを表現している。 の願いが込められている ◎昔の道具や文化財,年中行事 こと,保存や継承をする の歴史から人々の願いは変わ ための工夫や努力がある らないことを表現している。 こと等への気付きを賞賛 <プリント・発表(2)(4)> する。 ○単元のまとめテストをする。 と め る 1 <留意事項> ○学年通信等で,冬季休業前に身近にある文化財や年中行事について探したり,参加したりして欲しい旨を家庭に連絡 しておく。 ○前橋市にある文化財や年中行事の写真や歴史,保存に携わる人々について予め資料を用意しておくとよい。 ○前橋市教育委員会文化財保護課と連絡を取り合い,資料等を準備するようにする。 ○前橋市教育委員会文化財保護課に年中行事や文化財保護に関わる地域の人材リストがある。連絡をとり,子どもに聞 いてくるよう投げかけるとよい。5027-231-9875 ○調べ学習に適した年中行事 太々神楽 獅子舞 囃子 地域に伝わる祭り 等 ○調べ学習に適した文化財 身近な神社・仏閣 道祖神 地蔵 観音 石碑 等 ○家庭で調べる時間を十分に確保できるとよい。 ○テストは, 「むかしの道具をさがそう」 「むかしから伝わるものをさがそう」をまとめて行う。 - 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