2007年11月17日

小 野 国 際 交 流 ク ラ ブ 第 27 回(H19.11) 例 会 の ま と め
<第27回例会>
・日時:平成 19 年 11 月 17 日(土)
・場所:小野市うるおい交流館エクラ・サークル室
Ⅰ
今月の話題:
特に設けないで国際交流等に関係があることを自由に話し合った。
Ⅱ
今例会の概要
1
竹内世話人(情報・資料担当)から次の報告・連絡があった。
(1) 先月の例会で、南京事件に関する証言者の記録があるかとの出席者からの質問に対する回答とし
て、阿羅健一(あら
けんいち)著「『南京事件』日本人 48 人の証言」
(小学館文庫)(本書は、
当時南京にいた軍人、記者、写真家等、日本人生存者に直接インタビューした証言集)があるとの
報告があった。
(2) 「南京 嘘 大虐殺」が「WILL」12 月増刊号に特集されているとの連絡があった。
2
村田世話人から新入会の加藤由美さんの紹介があった。
3
出された発言の概要
(1) ①大学 2 年在学中、ドイツ語専攻である関係で今年の8・9月にドイツのデュースブルグで1ヶ
月間研修した。
②始めての外国旅行であった。
③ホストファミリー宅はケルン大聖堂の近くだった。
④引率の先生には始めだけついて頂いて、その後は自分で一人で外出しなければならない経験を
した。
⑤言葉が十分通じないので、駅でどちらに行けばいいのかわからなくてうろうろしていたら、変
な人に声をかけられて怖かった。
⑥言葉が十分通じなくても人間の優しさに触れることが出来た。
⑦大学で勉強したドイツを使わなければならない環境に置かれて、初めて外国語を使って生きる
事を実体験した。
⑧ 日本のように駅の構内に行き先の案内板のようなものがなかったので困った。
(2) フランスの地下鉄も番号で表示されている。
(3) デユッセルドルフはデユースブルグの近くにある小都市である。 デユッセルドルフは日本企業の
ヨーロッパ拠点の一つであり、多数の日本企業が進出しており、日本人会も活発に活躍している。
(4) ①30 年ほど前に国から通訳で派遣されてデユッセルドルフに一泊した。
②限られた数ではあるが話をしたドイツ人は親日的な感じで、仲間として何かよいことが出来そ
うに感じた。
③当時は西ドイツ赤軍が旅客機を爆破するとの宣言が出た直後であったので、飛行機内では緊張
感が漂っていた。機内の食事を運んでくるのはスチューワデスではなく、毛むくじゃらの腕を
したスチュワオードが腰にピストルをさして、食事を運んできた。デユッセルドルフ空港では
セキュリティ・チェックが極めて厳しく、万年筆のキャップを抜け、カメラや 8 ミリカメラの
シャッターを押せと言われた。
(5) ドイツ観光ではロマンチック街道からスイスへのルートが賑わっており、途中でルードヴィッヒ
二世が 140 年程前に 17 年の歳月をかけて築いたノイシュバインシュタイン城があり、一見の価値
があると思われる。
(6) ロシア人男性の平均寿命が59歳だと知り合いから聞いて信じられなかったが、調べてみたら確
かにそうだった。これは自由主義経済に変わって、お金のやり繰りにストレスを感じるせいでは
ないか。ドイツはジャガイモを沢山食べるのではないか。
(7) ドイツの古い石造物はセメントも無くどうして崩れないのか。
(8) 羊の皮からとった膠のようなものを接着剤として使うのではないか。
(9) ドイツでは水よりビールの方が安かったように思う。長距離バスの運転手は以前はビールやワイ
ンを飲んで運転していた。
(10) ドイツでは昼食にも長時間を掛けるのではないか。
(11) ドイツは知らないがフランスでは 1 時間半もかけて食べているようだ。
(12) 日本では飲酒は 20 歳になってから許されるが、ドイツでは 16 歳以上がOKだ。
(13) ①カナダのケベックはセントローレンス川沿いにフランス人が築いた街だ。後から来たイギリス
人がフランス人を追い出そうとして起こった戦争は、開始後たった 20 分でフランス側が負けて
しまった。戦争は正義が勝つとは限らない。強い方が勝つのだ。
②ナポレオンの頃のフランスは強かったが、それ以外は戦争に強くない。
③3,000 万人のカナダ国民のうち、ケベックのフランス系カナダ人は 600 万人である。人口は日
本の四分の一だが、面積は 22 倍で、ロシアに次いで世界で二番である。
(14) ①ミャンマーでの軍部による民衆弾圧の際に日本人ジャーナリスト長井さんが殺されたが、殺し
たのは、ミャンマー政府が地方から呼び寄せた警察官であったとの報道がある。都会の警察官
はデモを押さえる経験がないので、山間の部族からなる勇猛な兵士たちをラングーンに呼んだ。
かくして、長井氏が殺され、多数の逮捕者がでたと言われる。
②長井健司氏は気の毒だ。本人はミャンマーに行きたくは無かったが、APF 通信社社長が、行き
たくない長井氏をミャンマーに行かせたとの報道がある。長井氏の死に関する映像などを独占
的?に流して、長井氏を犠牲にして金儲けをしたと言われる。
(15) 危険なところへ行くことにより、大勢の人に迷惑を掛けたり、そのために国税を使わなければな
らない結果を産む行為は厳しくとがめられるべきだ。
(16) 石油がまた値上がりするとのことだ。投機的な買占め行為が石油の値を上げているためと言われ
る。急に自動車の数が増えた訳でもないし、世界の消費量を見込んだ石油の生産が行なわれてい
るのだから。
4
その他
(1) 12 月例会の時間・場所・経費、出席者を確認した。
(2) 今回は事前に話題を決めないで、その日に出席者が好きに発言する進め方であったので、いつも
よりくつろいだ雰囲気で、発言者も多かったのでよかったと思う(世話人の感想)。
(3) 1 月例会の話題については 12 月例会の際に決められること思われる。