ひったくりは、主に女性を狙ってカバンなどをひったくる卑劣な犯罪です

ひったくりは、主に女性を狙ってカバンなどをひったくる卑劣な犯罪です。
カバンをひったくられる時に引きずられ、転倒してけがをする可能性もあります。
実際に、ひったくり被害にあった方のお話をご紹介します。
愛知県警察本部 生活安全総務課
【被害エピソード】
私は、会社から地下鉄駅へ歩いている途中、後ろからきたバイクの男にカバンをひったくられました。カバンに手を掛けられるま
で、何も気付きませんでした。その時、通りを歩いていたのは私一人。でも、周囲に人気がなかったわけではありません。まさか、
いつも通るあの道で、私が被害にあうとは思ってもみませんでした。
被害にあった後、遠回りにはなるけれど街灯の多い大通りを同僚と時間を合わせて一緒に帰るようにしている
そうです。いつ、どこで、誰が狙われるか、わかりません。外出時は、常に注意してください。
また、自分だけでなく、友人や家族にも注意を呼び掛けてください。
【被害エピソード】 ∼未遂に終わった事例∼
コンビニから帰る途中、カバンをひったくられそうになりました。後ろから近付いてきたバイクの男が、追い越し際に手に持ったカバ
ンを盗ろうとしたので、びっくりしました。
この被害者は、被害にあう直前、歩道に止まっている犯人のバイクの横を通り過ぎたそうです。
その時、「歩道にバイクがとまっているのはおかしいなぁ」と感じていました。バイクに注意をむけていたこともあり、
近付くバイクのエンジン音に身構えて、カバンをしっかりと持ち直したので、盗られずにすみました。
【被害エピソード】
ひったくり被害にあい、警察に被害届を出しました。手続きが終わり、やっと家へ帰ることができる!と思いましたが、自宅のカ
ギは盗られたカバンの中。家に入ることができません。こんな夜遅い時間では、大家さんにも連絡できません。友達の家に泊めて
もらおうと思ったけれど、携帯電話もカバンの中…。友達に連絡することもできません…。
タウンページで探した24時間OKのカギ業者と連絡を取り、事情を説明し、その晩のうちにカギを交換できました。
被害品の中には個人情報を含むものも多く、住所を調べ、自宅に侵入される等、ひったくり以外の被害にあうと
いう可能性も考えられます。
【被害エピソード】 ∼未遂に終わった事例∼
買い物をした帰り道、後ろからきた男性に突然、手にかけていた手提げカバンをつかまれました。
犯人とカバンの引っ張り合いになりましたが、カバンの持ち手がちぎれ、犯人は何も盗らずに逃げていきました。
この被害者は、持ち手がちぎれたので、カバンを盗られずにすみました。しかし、カバンをひったくられる際に、
ひきずられたり、転倒したりしてけがをする可能性もあります。カバンは普段からしっかりと抱えるように持ち、
ショルダーバッグは斜めかけにしましょう。
【被害エピソード】 ∼未遂に終わった事例∼
自動車とすれ違った際、後部座席から手がのびて、カバンを盗られそうになりました。
いつものように、ショルダーバッグを肩から斜めにかけていたので、ひっぱられただけでした。
カバンは車道と反対側に、しっかりと抱えるようにして持ちましょう。ショルダーバッグは斜めがけが効果的です。
カバンを持った側と塀や垣根、建物との間は、通り抜けられないように間隔を詰めましょう。
【被害エピソード】 ∼未遂に終わった事例∼
駅前の駐輪場から大通りに出るまでの細い路地で、自転車の前カゴにいれたカバンをひったくられそうに
なりました。私に並ぶように自転車に乗っていた男性。「お先にどうぞ」と道を譲った途端、私の自転車の
前カゴのカバンに手を伸ばし、つかもうとしました。
カバンをつかまれた際に、被害者が「キャー!」と大声をあげたので、犯人は何も盗らずに逃げていき
ました。被害にあったら、大きな声で助けを求めましょう。自転車のカゴには、防犯ネットをつけましょう。
【被害エピソード】 ∼未遂に終わった事例∼
母と二人で自転車を引いて歩いているときに、バイクの男に自転車の前カゴのカバンを盗られそうになりました。
前カゴには防犯ネットをつけていたので、カバンを盗られずにすみましたが、とてもこわかったです。
自転車のカゴ対策には、やはり「防犯ネット」が有効です。好みのデザインを探すのも楽しいですよ。
この時は、車道側を歩いていた娘さんが被害にあいました。犯行時にバイクなどを使用する犯人が
多いので、車道側には特に注意してください。カバンは、車道と反対側に持ちましょう。
【被害エピソード】
僕は、自転車に乗って家へ帰る途中、バイクに乗った男性に声をかけられました。
「○○へ行く道を教えて」 男はしばらく、僕に並走しながら、いろいろと話しかけてきます。
うっとうしいなぁ!と思っていたら、ズボン後ろポケットに入れていた長財布をひったくられました。
被害にあったのは、22歳の男性。「まさか、男の自分が…!」と、かなりショックを受けていました。
ひったくりの被害者の大半は女性ですが、男性も実際に被害にあっています。どなたも油断は禁物です。
【被害エピソード】
私が自転車から降りて信号待ちをしていました。自転車に乗った男が私の横を通り過ぎた、その時です。自転車の前カゴにい
れてあったカバンをひったくりました。
「ドロボー!誰かつかまえて!」 私の叫び声に数人の男性がかけつけ、男を取り押さえてくれました。
ひったくりの被害にあったら、大きな声で助けを求めて下さい。声を出すことで、犯人があきらめることも
あります。声を聞きつけた人がかけつけてくれることもあります。また、被害を見たときも、同様です。
自分を守るために、あなたは何からはじめますか?
生活安全総務課