Morningstar Global Equity Research Report 2009.9.18 世界最大級の飲料メーカー モーニングスターレーティング コカ・コーラ The Coca-Cola Company 株価 52.67ドル (����� 9/16) (KO:NYSE) ★★★ 予想適正株価 買い推奨価格 売り推奨価格 不確実性 競争優位性 株主重視性 55.00ドル 44.00ドル 68.80ドル 低い 高い B 下期に期待大、 「コカ・コーラ ゼロ」 が大幅伸長 コカ・コーラの第 2 四半期決算は為替の影響を受け、 われわれの予想を若干下回るものとなったものの、予想 適正株価は据え置いた。為替によるネガティブな影響は あったが、販売数量と市場シェアの増加により比較的好 調だった当四半期においては、数少ない悪材料の 1 つに 過ぎない。われわれは同社の下半期について基本的には かなり楽観的な見通しを持っている。 売上高は前年同期比 9%減となったものの、為替の影 響を除いてみると横ばいであった。全世界での出荷量は 底堅く推移し、同 4%増となったが、価格は同 1%程度 下落した。会社側は第 2 四半期、北米ソフトドリンク業 界に安定化の兆しが認められたと報告したが、こうした 見解は同社の決算の一週間前にペプシ・ボトリング・グ ループが示したものと一致している。 2009 年はイースターが第 2 四半期にあったことが押し 上げ要因として挙げられるものの、北米地域の出荷量が 同 1%減にとどまったことは注目に値する。同社商品の 「コカ・コーラ ゼロ」は、成熟した市場において長引 く炭酸飲料の低迷をよそに引き続き大幅な伸びを示し、 出荷量は同 24%増となった。 ペプシコが傘下のボトラー大手に対して買収提案をし ているニュースが報じられている一方で、コカ・コーラ は引き続き新興国市場をターゲットとしている。世界同 時不況にもかかわらず、第 2 四半期の中国の出荷量は同 14%増、インドでは同 33%増となった。両国の市場で は炭酸飲料と非炭酸飲料の双方ともに伸びを示した。炭 酸飲料は新興国市場で成長余地があるとみられている。 (2009 年 7 月 21 日作成) 日足 2008/9/15 ~ 2009/9/16 $ 業績動向 決算期 売上高 営業利益 純利益 (百万ドル) (百万ドル) (百万ドル) EPS (ドル) Dec-06 24,088 6,308 5,080 2.16 Dec-07 28,857 7,252 5,981 2.57 Dec-08 31,944 8,446 5,807 2.49 会社概要 世界最大級の飲料会社。ノンアルコール飲料に 特化し、 製造から販売まで手がける。炭酸飲料を 「コ カ ・ コーラ」 、 「スプライト」 、 「ファンタ」などのブ ランド名で製造、販売している。非炭酸飲料には、 「ミニッツメイド」 、 「ダサニ」 、 「パワーエイド」な どがある。取り扱いブランドの総数はおよそ 500 に 上る。 海外の 200 カ国以上で飲料を販売、売上高の 75% 近くを海外で上げている。 本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知 的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
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