英語の学習を進めるにあたって 1 はじめに 英語には Listening(聴く力), Speaking(話す力), Reading(読む力), Writing(書く力)の4つの技能が 必要です。 英語学習では、この日本語とは違う独特の発音をよく聞き、それを 真似して発声し、またアルファベットという文字で書き表すのです。 その他にも、外国の文化や習慣について広く学び、日本の文化を見つ め直し、日本や外国という壁を取り払って、世界の人々みんなが平和 に暮らせることを願う気持を大きく育てることが大切です! 2 学習のポイント 何と言ってもまず良い発音を身につけること、カタカナ英語では実際に通用しません。ローマ字 読みもいけません! 何回も正しい発音を聴き、何回も繰り返して発声し、頭ではなく体で覚える ことが自然な会話につながります。それでは英語学習のポイントを紹介しましょう! ①必ず声に出して発音すること! ②必ず新出語句の意味を調べること!(予習) ③授業があった日に必ず復習すること! 復習の内容ア:声に出して読む イ:文の意味(話の内容)を考える ウ:新出語句を覚える(書けて、意味がわかる) エ:基本文を覚える(同上) というように、予習よりも復習に時間をかけ、授業内容をその日のうちに覚えることが大切です。 3 授業の進め方 中学校の授業時間は50分間です。英語では1ページ(1セクション)をだいたい2時間かけて 進みます。新出語句や本文の聞き取りや音読練習で基礎の力を身につけ、教科書で学習する内容を もとに、ドリル学習や友達同士での会話練習で応用力を高めますす。1つのレッスンはだいたいA からCの3つのセクションから構成されていて、1つのレッスンや学習のまとまりごとにまとめを します。 また英語の授業は1年生から3年生まで週4時間ですが、週に1度を基本にT.T.(ティームテ ィーチング)という授業が行われる予定です。その授業ではいつもの授業担当の英語の先生の他に AETと呼ばれる英語を母国語として話す先生が授業に参加して、ペアーやグループワークで会話 練習をしたり、色々なクイズやゲームを通して、または会話や音読テストなど、それまでに習った 英語を実際に試してみることができます。 4 第3学年の学習目標 1.聞くこと=普段の生活について話される英語を、聞き取ることが出来る。 2.話すこと=普段の生活について、相手の応答に合わせて、会話を続けることが出来る。 3.読むこと=5 5 0 語 程 度 の英文を、読み取ることが出来る。 4.書くこと=普段の生活について1 0 文 程 度 の英語で、書くことが出来る。 -1- 5 成績のつけ方 『積極的にコミュニケーションを図る!』 こと、つまり英語を通して自分の考えを相手に伝え たり、また相手の考えを理解することを目標にしています。だから頭で理解し、文字で書き表すだけ では不十分で、実際に自分の口から英語を発声することがとても重要なのです。そこで次のような評 価資料と比率をめやすに総合的に成績をつけていきます。 観 評価資料 点 ①関心・意欲 ・態度 英語や授業に対 する積極的参加 を気持ちや態度 で表している 定期テスト 提出物各種 授業への取組み(発表,音読等) リスニングテスト リーディングテスト 英会話テスト 観点別学習状況 A B C 5段階総合評価比率 ②表現力 話すこと、書く ことを通して、 自分の伝えたい ことを表現して いる ③理解力 聞くこと、読む ことを通して、 具体的な内容を 理解している ④知識・理解 言語やその運用 についての知識 を身につけ、様 々な文化を理解 している ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 70 ~ 80 %以上 31 ~ 69(79)% 30%以下 70 ~ 80 %以上 31 ~ 69(79)% 30%以下 25% 25% ○ 70 ~ 80 %以上 70 ~ 80 %以上 31 ~ 69(79)% 31 ~ 69(79)% 30%以下 30%以下 25% 25% ☆その他担当より指示があります。 6 観点別評価と評定 評価の組み合わせ=評定 AAAA= 5 AAAB= 4 AABB= 4 ABBB= 3 BBBB= 3 BBBC= 3 B B C C= 2 BCCC= 2 CCCC= 1 7 英語を好きになるには 英語は知識を身につけたり理解するだけでなく 実際に使える技能(正しい発音で発声し、また正 しく発声された音を聞き分けること)が必要です そういう意味ではむしろ技能教科と言ってもよい でしょう!この技能は頭で考えることよりも繰り 返し練習し身につけていくしかありません。しか も個人差があってすぐできる人もいれば、中々思 うようにいかない人もいます。一概には言えませ んが、そこには個人のもつ性格が影響しているよ うです。例えば日本語とは違う不思議な音に興味 をもって「何だかおもしろいぞ!」と思う場合と 逆にその同じ音に抵抗を感じて「何だか奇妙だぞ !」と思う場合では、好き嫌いがハッキリと分か れて、もうすでに学習のスタートが全然違うもの になってしまいますね! 英語の音をおもしろいと思う気持、また言葉を 通して外国のことをもっと知りたいという気持、 そして自分にはできるという自信が大切ですね。 C'mon. Let's do it! -2- 8 第3学年の学習計画 月 主 な 学 習 内 容 時数 学 習 の ね ら い 4 ○ Pre. Lesson:Do You Eat Breakfast? ○ L.1:Report for Our school Trip 12 ◇2年生で学習したことを復習する。 ◇SVOCの文の構造について理解する。 ◇自分たちの修学旅行に関連づけて考える。 5 ○ Action:Do You Know How to...? ○ Word Tree:Scenery ○ Chapter 1 Project: 日本の伝統文化を紹介しよう ○ L.2:Junior High School Club Life 13 ◇疑問詞+不定詞の用法について理解する。 ◇風景を描写する表現を知る。 ◇日本の伝統文化を紹介する7文程度の英文を 作り、発表する。 ◇現在完了形(完了)の構造について理解する。 6 ○ Talking Time:Shopping ○ L.3:E-mail from Alaska and India 14 ◇買い物の場面独特の表現を用いて会話する。 ◇現在完了形(継続、経験、完了)の用法の違 いについて理解する。 ◇ It...for ○○ to ~.の構文について理解する。 7 ○ Chapter 2 Project:イ ンタビューしよう 10 ◇つなぎ言葉等を適切に用いながら会話する。 9 ○ Reading:Energy and the Environment ○ L.4:Speech - A Man's Life in Bhutan 15 ◇350語程度の英文を読み、概要を読み取る。 ◇分詞の後置修飾の構造について理解する。 10 ○ L.5:Stevie Wonder-The Power of Music ○ Talking Time:On the Phone 14 ◇関係代名詞(主格)の構造について理解する。 ◇伝言を依頼するパターンを知る。 11 ○ L.6:Interesting Languages 14 ◇関係代名詞(目的格)の構造について理解し、 接触節の省略について知る。 12 ○ Chapter 3 Project: 尊敬する人についてスピーチしよう 13 ◇自分の尊敬する人物について7~10文程度 の英文にまとめ、発表する。 1 ○ L.7:The Diary of Anne Frank ○ Talking Time:Asking the Way 14 ◇間接疑問文の構造について理解する。 ◇電車利用時の道案内のパターについて知る。 2 ○ Chapter 4 Project:自 分の意見を言おう 15 ◇2つの物事を比較した上で、意見を交換する。 ○ Reading:Fly Away Home ◇550語程度の事実に基づいた英文を読み、 映画『グース』より 概要を理解し、登場人物達の心情に触れる。 3 ○ Book 2 P.:私の人生 ○3年間のまとめ 6 ◇今までの自分を振り返って、心に残る体験や、 そ の 時 感 じ た こ と を 含 め 英 文に ま と め、『 英 語版自分史』を作り発表する。 -3-
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