学校だより第141号

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やり抜く力
教頭 仲條 正輝
9月末の3日間、1年生の宿泊研修に同行しました。しばし、デスクワークから離れ、生徒と過ごす時間を満
喫しました。3日間の行程を振り返ると、盛りだくさんの研修だったと思います。後半ややばて気味の生徒もい
ましたが、それぞれの研修に一生懸命取り組む姿に何度も力強さや可能性を感じる瞬間がありました。今回の宿
泊研修で経験したことを次のステップに活かしてほしいと切に願います。
さて、宿泊研修で1年生が留守中にテレビ中継を御覧になった方も多いかと思いますが、本校の卒業生でパラ
リンピックの銅メダリストの池崎大輔さんが急遽来校しました。競技の様子については、銅メダル獲得直後に本
校でも視聴しましたが、間近でデモンストレーションを見た生徒にとっては、ウィルチェアーラグビーの凄さを
改めて感じる機会になったことと思います。池崎さんが、パラリンピック前の壮行会で繰り返し話していた中で
印象に残っている言葉があります。
辛かったけど、自分を信じて続けていくこと。(文責・仲條)
メダリストの言葉には重みがあります。
映像では、激しいトレーニングの様子が流され、メダルを取るまでには、多くの失敗や挫折があったことと推
察されます。
池崎さんのコメントを聞いて、今年メジャーリーグで偉業を達成したイチロー選手の言葉を思い出しました。
4,000のヒットを打つには、8,000回以上は悔しい思いをしている。失敗を自分の中に刻み込んでい
く行為。その中で出していく結果。それを重ねて行く。
記録を打ち立てる支えになった原動力は屈辱であったとも述べています。
最近読んだ「GRIT やり抜く力」
(A・ダックワーズ著)でも成功したアスリートや経営者等に共通することが
「挫折した後の継続が極めて重要である」と書かれていました。
「継続は力なり」と昔から言われていますが、改めて継続することの大切さを感じます。
どんな人でも挫折や失敗はあります。でも、それにめげず、自分なりに挫折と向き合い、時に乗り越え、時に
折り合いを付けながら、目標のため、継続して歩み続けていくことが社会で生きていくには必要なのではないか
と改めて思います。
本校の生徒達は、3年間ですぐに次の進路先を決めていかなければなりません。
今後、どのような進路を選択するとしても、進路先にいくことがゴールではなく、自分の目標をみつけ、それ
を達成するために努力し続けていくことが大切であることを、卒業生の池崎さんの姿から学んでいってほしいと
思います。
体育大会
9月2日(金)
去る 9 月 2 日(金)に第 36 回体育大会が行われました。当日は今までの雨天が嘘のような夏が戻ったような晴
天で、5 年ぶりの屋外開催となりました。事前の練習が雨天により体育館ですべて行っていたため、本番だけ屋
外での実施に多少の不安もありました。ですが、各学年とも優勝を目指して一心不乱に競技に熱中する姿や、仲
間の勝利を願って声が枯れるまで応援する姿で大いに盛り上がった体育大会となりました。優勝したのは 3 年生、
準優勝は同点で 1 年生と 2 年生という結果でした。順位はつきましたが非常に僅差であり、また各学年の持ち味
がよく出ていました。特に準優勝を分け合った 1、2 年生は来年の奮闘にも期待できるところです。最後に、当
日は暑い中たくさんの保護者の方々に観戦いただき厚く御礼申し上げます。
高文連
(生徒指導部
尾野
昭二)
表現写真部
9月8日(木)に深川中央公民館で開催された高文連空知支部秋季研究大会に
表現写真部部員5名が参加しました。会場の状況から安全面を考え、全員での出
場とはなりませんでしたが、出場した生徒は全道大会出場権を獲得しました。こ
のうち、3年生1名が実習のため全道大会には不参加となりますが、4名は10
月に帯広市で開催される高文連全道大会へ出場する予定です。みなさんからの応
援をよろしくお願いします。
1 年生
(顧問 河原 勇滋)
宿泊研修
9月28日(水)~30日(金)
1 学年は、
「鉄の結束」を学年目標に宿泊研修に臨みました。1 日目、最初の研修場所で整列していたら、雨が
降ってきました。優佳良織工芸館を見学中「土砂降り」になり、隣の雪の美術館への移動は「ずぶ濡れ」を覚悟
していたら雨が止みました。(^O^)しかし、昼食後、バスの故障でアップルパイ作りができず、宿泊先のネイパ
ルへ。(T_T)夜はビッグバレーで盛り上がりました。2 日目は、イオン旭川西店で自主研修をしました。イオン内
のお店に関わる問題に、グループの人が協力して答えを見つける「ミッション」に取り組み、卒業の時期に開封
する「メモリー缶」に入れる物を買い、昼食をとりました。その後、サイパル(科学館)の見学をし、き花の杜で
買い物をしました。夜のクイズ大会では、生徒が考えたクイズに「迷解答」が
続出。ある先生の初恋の人の名前も明らかになりました……。3 日目は、前日
に買った物と自分への手紙を書いてメモリー缶に入れました。昼食の後、りん
ご狩りをして岩見沢に帰ってきました。生徒同士の距離は縮まりましたが、
「鉄
の結束」はこれからの学校生活の「宿題」となりました。
(1学年主任
古田
浩)
池崎さん
壮行会・全校観戦
先日、リオデジャネイロで行われたパラリンピックに、本校15期卒業生の池崎大輔選手が、ウィルチェアラ
グビー日本代表として出場し、エースとして大車輪の活躍で、見事銅メダルを獲得しました。
リオ出発前にささやかではありますが、池崎選手のための「壮行会」を本校で開き、先輩の活躍を祈念して、
岩高養名物(?)の“エール”を全校生徒で送りました!池崎選手は私たちの前で力強くメダル獲得を誓ってく
れ、そしてそれを現実のものとしてくれました!何て格好良い先輩だぁ!メダル獲得は、池崎選手たちのこれま
での努力とチームの結束力のたまものですが、私たちの“エール”も一役買ったのでは…?
リアルタイムでは無理でしたが、
銅メダルを懸けたカナダ戦の試合の VTR を全校生徒で観戦しました!観戦前に、
はちまきやスティックバルーンに思い思いのメッセージを書き、池崎選手への応援の雰囲気を盛り上げました。
スクリーンの中の池崎選手は“スピードスター”の異名通り、自ら電光石火のごとくゴールを奪い、時には敵を
引きつけ味方にパスを出しゴールを演出するなど、まさに日本の“エース”として大活躍。生徒たちも先輩の活
躍に大興奮で、声を枯らして応援していました。
(生徒指導部
平野
2学期 行事予定
10 月
22 日(土)~23 日(日)
:PTA 合同大会(岩見沢)
11 月
2 日(水)
:帰省協力日
4 日(金):振替休業日
12 月
8 日(火):芸術鑑賞
9 日(水):スポーツ交流会
2 日(金)
:1学年職業講話
18 日(金)
:PTA 役員会
8 日(木)
:冬のフェスティバル
22 日(火)~25 日(金):後期中間考査
15 日(木)
:1学年校内実習
22 日(木)
:終業式、授業参観、保護者懇談会
23 日(金)~1 月 15 日:冬期休業
厚史)