再び走れるようになった時、全てを取り戻したと 感じた。 July 21, 2015 切断して 5 ヶ月、マーティン ハーバーはスポーツを再び始 めました 2015 年 7 月 31 日から 8 月 2 日にドイツ障がい者スポーツ協会とパラリンピックのサポーターで あるオットーボックの共催で 11 歳から 17 歳の 12 人の子供たち対して、「タレントデー」と称したラ ンニングクリニックが開催されます。コーチであるポポフ選手は主に成人向けのクリニックを開催し ており、最近ではルツェルンで開催されランニングクリニックの素晴らしい結果が報告されています。 「ここには大きな期待もなく来たんだ、ただどんなことが起こるか見たかった。」というのがマーティン ハーバー(36 歳)の初日の朝の感想です。「ルツェルンでランニングクリニックが開催されるのを知 った時に、マーティンはまだ仮ソケットを作っていたので、次回のクリニックの時に連絡しようと思っ ていたくらいだったんだ。だから、今日彼がこんな風に走っているとは全く想像していなかったよ。」 とマーティンに同行した義肢装具士であるフロー ミューラーは驚いています。その日の午後、マー ティンは、義足をつけた人が走っているのか、健常者が走っているのか、確認しないと解らないほど の走りを見せたのです。 マーティンのケースは特別で、通常、自信を持って走れるようになるのはもう少し時間がかかります。 しかし、習得までの時間が長いか短いかにかかわらず、足を切断した後に数メートルでも再び走れ るようになった時にはどのように感じるものなのでしょうか?風を顔に感じる?飛んでいるような感 じ? マーティンはこの質問に「再び全てを取り戻したよ。」と、端的に答えています。スポーツは常 に彼の生活の中で重要な部分を占めていました。19 歳までハンドボール選手だった彼は、その後 も積極的に体を動かし、17 年間森の中をかけるトレイルランを楽しんできましたが、腫瘍により左 足を膝から下で切断しなければなりませんでした。 マーティンは特別支援が必要な人々のためのリーダーとして働いており、メンタルトレーナーの 資格も持っています。「仕事ではメンタルトレーニングを活用したことはなかったけれど、トレー ニングを受けておいて本当に良かったと感じている。」とメンタルトレーニングによって切断前後 の心の準備ができたことを語っています。彼は障がい者スポーツの情報も集めていました。 「自信をもって切断について語り、自分自身だけなく、周りの人々も切断を受け入れた時、必要 な情報や絆を手に入れることができるんだよ。」とも語っています。 1/2 マーティンの言う重要な絆とは、彼と同じくらいスポーツの好きな義肢装具士と出会えたことで す。「フローは常に時間を取ってくれた。本当にウマが合ったんだ。そして、ランニングのトップ コーチであるポポフ選手とルーカス ク リスチャン(スイスのパラリンピックのレ ジェンド)と巡り会い、スポーツ用義足を 試すことができた。これがあればほとん ど全てのことができる。」とマーティンは 語っています。 フロー ミューラーは、個人的にも、義 肢装具士という仕事を通しても、スポー ツが身体だけでなく精神にも良い影響 をもたらすことを知っています。「スポー ツは一般的に健康を維持し、病気の予 防につながるといわれています。積極 Philipp Schmidli / Getty Images for Ottobock 的に活動し、楽しむことは自由を意味し ています。多分、障がいを持った人々は、このことをより強く感じるのではないでしょうか?切断 前からスポーツを楽しんでいた人であれば、この考えを自然に受け入れられるはずです。」と 語っています。 今回デューダスタットで開催されるタレントデーでは、子供たちはどんな反応をするのでしょう か?「子供たちは果敢にチャレンジし、特に保護者は子供たちを積極的にスポーツに参加させ るようになるのでは」とミューラー氏は語ります。スポーツを続けるためには、スポーツ用義足 が必要になります。スイスでは慈善団体が子供にスポーツ用義足を提供してくれます。マーテ ィンは大人として初めて、この提供を受ける交渉をするつもりです。どのようになっても、彼は高 いモチベーションを持ち続けるはずです。「ここにいる参加者すべてが、私が走ることを応援し、 自分のことのように喜んでくれている。それが私を勇気づけてくれた。今では倒れるまで走るこ とができるよ。」とマーティンは語っています。 Rüdiger Herzog Unternehmenskommunikation Otto Bock HealthCare GmbH, Max-Näder-Str. 15, 37115 Duderstadt Telefon: (05527) 848-1859 E-Mail: [email protected] Internet: www.ottobock-group.com 2/2 上記記事に関する日本の問合せ先: オットーボック・ジャパン(株) 赤松、佐竹 TEL:03-3798-2113 E-Mail: [email protected]
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