学校だより №10 2014(平成26)年12月19日 学校教育目標 : 心豊かに 自立・貢献・感謝する 児童・生徒の育成 日本の「干支」は,【ねずみ,牛,とら,うさぎ,竜,へび, 馬,羊,さる,鳥,犬,イノシシ】の12の動物で表されま す。年賀状に描かれている絵を見たことがあるでしょう。 不思議なことに,中国では,【イノシシ】ではなく【ブタ】に なっています。(ブタは,イノシシ科の動物で,今では家畜 として世界中で飼育されていますね) さらに,おもしろいことに,ベトナムでは【牛】の代わりに 【水牛】,【うさぎ】の代わりに【ねこ】,【羊】の代わりに【ヤ ギ】で表されています。 その他の国では,「干支」はどうなっているのでしょうね。 その国の動物で「干支」を表しているとすれば,日本も【と ら】の代わりに【ねこ】でもよかったかもしれませんね。その 理由を伝えるお話もあります。調べてみては・・・? 「干支」は,時刻を表すのにも使われています。「午年 の午」は,「午(うま)の刻」と呼ばれ,お昼の12時くら いのことを表していました。だから,ちょうどお昼の12時 を「正午」と言ったりしますね。 そして,それより前を「午前」,後ろを「午後」と呼びま すよね。・・・・・・・・では,「正午」は,午前なのでしょう か?午後なのでしょうか???? ちなみに,夜中の12時くらいの時刻は,「子(ね)の 刻」と言われていました。 怪談話でよく言われる「うし三 ッどき」とは,夜中2時半頃のことです。 古代中国では,1月を3つに分けて 「旬」と呼んでいました。「旬」は10日 間を表します。ですから,1月は30 日間になりますね。 今でも,「上旬」「中旬」「下旬」という 言い方が残っています。 今のカレンダーは,1月を「週」とい う単位で分けています。「週」は7日 間を意味します。 10日を単位に,30日,60日とサイ クルしていく「旬」・・・よく考えられて いますね。 今年は,2014年 「午年」 でした。西暦を干支の数12で割ると。 2014÷12=167あまり10 になります。 来年は,2015年 「未年」 です。 2015÷12=167あまり11 です。 そして,再来年は,2016年 「申年」 です。 2016÷12=168 ちょうど,割り切れます。 何か,気づきましたか? そうです。「申年」は,12でちょうど割り 切れます。来年の干支 「未年」は,12で割るといつも11あまりま す。今年の干支「午年」は、12で割るといつも10あまります。 さて,自分の生まれた年(干支)は,12でわるとどうなるのでしょ う? 方角を表すのにも「干支」が使われています。北 を「子(ね)の方位」,南を「午(うま)の方位」,東は 「卯(う)の方位」,西は「酉(とり)の方位」です。 北(子)と南(午)を結ぶ線を,『子午線』と言いま すね。高学年のみなさんは,どこかで聞いたこと があるでしょう。 干支は,12支あります。 そこで,気になる『12』を集めてみました。 1年=12か月, 星座占いの数=12, 1ダース=12個,1フィート=12インチ, 1ポンド=12オンス,ギリシャ神話の神 様の数=12人,1シリング=12ペンス 西洋の方がたくさんありそうですね。 日本にも「十二単衣」が ありました。 12月19日,年の瀬が押し迫ってきました。子どもたちにとっては,楽しい・楽しい『冬休み』がやってきま す。今年は,どんな冬休みを過ごしてくれるのでしょうか。雪は,たくさん降るのでしょうか。強くて大きな寒 波が,いたずらしないでしょうか。インフルエンザは,もう大丈夫でしょうか。 休みの前には,だれでもウキウキ・ワクワクします。そして,「あっ」という間に終わってしまうのも,お休 みの特徴です。あとになってあわててしまった経験は,だれしもがあることでしょう。 だけど,この冬休みの間に,何としてもこれだけは・・・。それは,「2014年の1年間をふりかえり,新しい 年『2015年』の 自分の目標をしっかりと見定める。」ということです。めあてがあれば,力以上に頑張れる ものです。 みなさまに素晴らしい年越しと素敵な新年が訪れますように!!!
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