綿菓子を作る

砂糖の物理的性質(融解と凝固とガラス転移)
綿菓子を作る
時 間 :( 準 備 1時 間 、 実 験 2 0 分 )
材料:
ア ル ミ 缶 ( 350ml )、 針 金 ( ¢ 2mm )、 模 型 用 ジ ョ イ ン ト ( 中 ∼ 大 )
モ − タ − ( マ ブ チ 2 8 0 )、 電 池 ( 単 1 )、 電 池 ホ ル ダ − 、 ガ ラ ス 管 、
ペンチ、ドライバ−、千枚通し、虫ピン、わりばし、工作用紙、
アルミはく、アルコ−ルランプ、ガムテ−プ
方法:
A.綿 菓 子 製 造 器 の 制 作
(1)アルミ缶のタブを取り、上と下の中央に
千枚通しで穴をあけます。
(2)缶の穴に針金を通し、ペンチで針金を曲げ
ま す 。 中 心 か ら 1cmの 所 に も う 1つ 穴 を
あけ、曲げた針金を差し込んで固定します。
( 3 ) 缶 の 下 か ら 1cmの 所 に 虫 ピ ン で 穴 を た く さ
んあけます。
(4)針金にガラス管を通し、熱収縮チュ−ブを
差し込みます。
(5)モ−タ−と電池をつなぎ、針金とモ−タ−
をジョイントで固定します。
B.覆 い を つ く る
(6)工作用紙を4枚輪につないでガムテ−プで貼り、アルミはくを敷い
た机の上に立てます。
C.綿 菓 子 を つ く る
( 7 ) 缶 の 飲 み 口 か ら ザ ラ メ を ス プ − ン 2、3杯 い れ ま す 。
(8)覆いの中にアルコ−ルランプをいれ、缶をかざして加熱します。
缶からかすかに白煙が上がったら(ザラメがとけたら)缶を回し
ます。出てきた綿菓子をわりばしでからめとります。
注意:
・缶にあける穴は中央にあけないと回転したときに缶がぶれてしまいます。
・覆いは、小さすぎると冷えて糸にならないうちに壁に飴がはりついた状態
になり、綿になりにくいのである程度の大きさが必要です。
・覆いの上のほうでで缶を回すと洋服に飴が飛んでくるので注意してくださ
い。
・ジョイントはモ−タ−と部品をつなぐ金具で模型店で売られています。な
い 場 合 に は 熱 収 縮 チ ュ − ブ ( ¢ 2mm) で 代 用 が 可 能 で す 。
・針金は曲がりにくい自転車のスポークでも良いでしょう。
・溶けた砂糖は落としにくいのであらかじめ机の上等を新聞紙で覆っておく
と良いでしょう。
原理:
綿あめは、熱でとけた砂糖(ざらめ)を小さな穴から遠心力を利用して
飛び出させると、細い繊維状に固まることを利用して作るお菓子です。
従って、モ−タ−にある程度の回転数がないと糸状になりません。また、
普通のグラニュ−糖でもできないことはないですが、結晶の粒が小さすぎ
るため、モ−タ−を回したときにグラニュ−糖の細かい結晶がそのまま穴
からでてきてしまうことがあります。また、風味のことも考えて、ザラメ
を利用するのが良いでしょう。
《参考文献》
「いきいき物理わくわく実験」愛知・岐阜物理サ−クル編著(新生出版)
「化学3分クッキング」
埼玉県高等学校理化研究会化学研究委員会
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氏名(
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