どれを選ぶ?機密文書処理方法 機密文書は、機密性を保持したまま様々な方法でリサイクルされています。 自社の情報セキュリティのレベルと処理業者の機密保持レベルがあった処理方法を選定する必要があります。必要に応じて処理施設の見学などを行い、安心して 任せられる業者を見つけましょう。 また、処理業者によっては、溶解証明書などの証明書の発行が可能であったり、 プライバシーマークやI SO27001(ISMS) などの認証を受けていたり、書面で契約書を交わしたりなどしています。 これらも ※下記フロー図は代表例です。詳細は処理業者によって違う場合があります。 処理業者を選定する際の目安とすると良いかもしれません。 排出事業者 製紙メーカー 処理施設 裁断処理(持込型) 排出事業者自らが、裁断機のある処理施設まで運搬して裁断処理を依 頼する方法です。 裁断された紙くずは処理施設で1トンほどの大きさに 裁断 圧縮・梱包された後、製紙メーカーに運ばれて製紙原料として使われ ます。 自ら運搬 裁断処理(引取型) 排出事業者に出向いて機密文書を引き取り、裁断機のある処理施設ま 1トン 機械で裁断する (作業の様子を 見学できる 処理業者もあります) で運搬して裁断処理します。 裁断された紙くずは処理施設で1トンほど の大きさに圧縮・梱包された後、製紙メーカーに運ばれて製紙原料と して使われます。 引き取りから裁断・圧縮・梱包まで一貫して自社で行 パルパー う場合と、 裁断・圧縮・梱包を提携業者に依頼する場合があります。 機密文書を引取りに来てもらう 裁断処理(出張型) 古紙のかたまりを 水に投入し、 繊維にほぐす 圧縮・梱包 裁断機を積んだ処理専用車で排出事業者のところまで出向き、機密文 溶解 (離解) 書を裁断処理します。 裁断された紙くずは処理施設で1トンほどの大き われます。 自社の前まで来てもらい, その場で裁断してもらう 製紙メーカーに 運ばれる 自社でのシュレッダー 機械で圧縮・梱包して 1トン程度の古紙 (溶解処理の場合は 古紙パルプ)の かたまりになる 自社のシュレッダーで裁断された古紙は、オフィス等で使用する上質紙 が中心なので、良質の製紙原料として利用できる可能性があります。 た だし、裁断サイズが細かすぎたり、異物の除去が徹底できていない場合 はリサイクルできないかもしれません。 ごみとして捨てる前に一度古紙 排出事業者が 自らシュレッダー シュレッダーしたあとの紙くずを 引き取りに来てもらう 単なる圧縮・梱包処理 漂白 漂白剤を使って 白色度を上げる 溶解 (離解) 段ボール未開封のまま 水に投入し、 繊維にほぐす 古紙パルプを原料として さまざまな古紙利用製品がつくられる 古紙と一緒に混ぜて押しつぶしたあと針金で締めて1トン程度の古紙 のかたまりが作られます。 この古紙のかたまりが最終的に製紙メーカー で溶解されますので、これで機密性が保持されていると考える排出者 機密文書を引取りに来てもらう 溶解処理(出張型) 溶解機を積んだ処理専用車で排出事業者のところまで出向き、機密文 書が入った段ボールを開封することなく箱ごと溶解処理します溶解し 溶解 てできた古紙パルプは、処理施設で1トンほどの大きさに圧縮・梱包さ れた後、 製紙メーカーに運ばれて製紙原料として使われます。 パルパー 自社の前まで来てもらい, その場で段ボールごと溶解してもらう 溶解処理(引取型) パルパーのある 処理施設で 溶解する場合 排出事業者に出向いて機密文書を引き取り、製紙メーカーやパルパー のある処理施設まで運搬し、機密文書が入った段ボールを開封するこ 溶解 (離解) (離解) 段ボール未開封のまま 水に投入し、 繊維にほぐす となく箱ごと溶解処理します。 製紙メーカーに運搬する場合は、回収 後、一定期間別の場所で保管する場合と、直接製紙メーカーに運搬す る場合があります。 パルパー 脱インキ 紙繊維に付着した インキを取り除く 業者による運搬 特に前処理を行うことなく、圧縮・梱包する方法です。 他のたくさんの 向けの方法です。 除塵 異物やごみを 比重や 形状で分離する さに圧縮・梱包された後、製紙メーカーに運ばれて製紙原料として使 回収業者に相談してみてください。 じょじん 直接製紙メーカーで溶解する場合 機密文書を引取りに来てもらう 回収後、一定期間別の場所で 保管する場合もあります。 古紙パルプ になる
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