一次サンプル採取マニュアル 6232 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 2.血液学的検査 >> 2B.凝固・線溶関連検査 5th Dec. 2016 第Ⅴ因子 (第Ⅴ凝固因子) coagulation factor 5 基本情報 分析物 2B370 第Ⅴ因子(第Ⅴ凝固因子) 識別 JLAC11 JLAC10 (暫定案) 材料 022 血漿 凝固時間測定(PT法,APTT法,SDA法,Bethesda法,etc.) 測定法 311 第2章 特掲診療料 第3部 検査(1) 第1款 検体検査実施料 (血液学的検査) D006 出血・凝固検査 診療報酬 31 凝固因子(第V因子) 229点 測定物 識別 材料 測定法 B2441 0001 244 第Ⅴ因子(第Ⅴ凝固因子) 血漿(クエン酸入り) 第1節 検体検査料 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する 要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 オーダーボタン オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 血液学的検査 ⇒ 凝固・線溶関連検査 ⇒ 第Ⅴ因子(F5) オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検体検査 ⇒ 外注検査(一般) ⇒ 外注(血液) ⇒ 第Ⅴ因子(F5) オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検体検査 ⇒ 分野別 ⇒ 血液検査・凝固検査 ⇒ 第Ⅴ因子(F5) 検査予約 至急オーダー 不可 検体ラベル(単項目オーダー時) ホンバン テスト 検査予約について オーダーについて 注 800 外 N60 患者の検査前準備 検体採取の タイミング 冷 記号 添加物(キャップ色等)・採取容器 B 3.2%クエン酸ナトリウム(黒) 採取材料 ◎血液 採取量 2mL 測定材料 →血漿 ケツエキ. 09.03 血液 @ 外注1 B 採取容器について 検体採取について 採取量厳守 検体搬送について 採取後ただちに搬送. 保管検体(提出前)の検体保存条件 遠心分離後の血漿を凍結保存 再検査・追加検査の対応可能日数 検体到着日から60日(検体量ある場合のみ) http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 1/3 **-****-54032* 2ml **-***-*** 一次サンプル採取マニュアル 6232 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 2.血液学的検査 >> 2B.凝固・線溶関連検査 5th Dec. 2016 第Ⅴ因子 (第Ⅴ凝固因子) coagulation factor 5 検査結果報告 測定機器 検査所要日数 まいこネット開示までの目安 検査部門 血液凝固自動分析装置 ACL TOP 2~5日 3~6日後(土日祝日を除く) 外部委託(LSIメディエンス) 生物学的基準範囲 期間 現行 測定方法 PT法 項目 01 第Ⅴ因子 (第Ⅴ凝固因子) 基準値設定材料 血液 男性 女性 70 - 135 70 - 135 緊急異常値 電話連絡対応 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 2/3 単位 % 一次サンプル採取マニュアル 6232 PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 2.血液学的検査 >> 2B.凝固・線溶関連検査 5th Dec. 2016 第Ⅴ因子 (第Ⅴ凝固因子) coagulation factor 5 臨床情報 臨床的意義 第V因子は分子量33000の1本鎖の糖蛋白質で, 機能は, 凝固第Ⅱ相において活性型X因子がCaイオンを通じてリン脂質と結合して, プロトロン ビンをトロンビンに転換する反応を促進する補酵素として働く. 部分トロンポプラスチン時間とプロトロンビン時間の双方に延長が認められた際に は, 共通凝固因子である第X因子, 第V因子, プロトロンビンの異常が疑われるため, 第V因子の定量を行い確認する. また, 第V因子の遺伝子は 第1番常染色体上に存在し, 肝臓および骨髄巨核球などで合成されている. 意義として, 第Ⅴ因子は不安定な物質であり極めて鋭敏に臨床症状を反映する. よって, 凝固亢進状能の把握に有用であると同時に, 活性が 低下している場合は, ループスアンチコアグラントの存在も考える必要がある. 第Ⅴ因子の凝固活性には異常はないがAPCに不活化されない第 Ⅴ因子の分子異常が報告された. これは第Ⅴ因子Leidenと称されトロンビン産生を抑制しないため血栓を発症する. 異常値を示す病態・疾患 上昇する疾患 血液凝固亢進状態(血栓症, 血栓性静脈炎などの一時期), 妊娠後期, 過代償型DIC 減少する疾患-[先天性] 先天性第Ⅴ因子欠乏症(パラヘモフィリア) 減少する疾患-[後天性] 血小板増多症, 重症肝障害, 中毒, 播種性血管内血液凝固症(DIC) 減少する疾患-[後天性]抗凝固物質の出現 分娩後など, 第Ⅴ因子抑制物質獲得者①補充療法により抑制物質を獲得することあり, ②ストレプトマイシンなどの薬剤や感染症の影響, 加令 に伴って抑制物質が獲得されることもある, SLE, 膠原病 関連項目 凝固因子活性検査第Ⅷ因子, プロトロンビン時間(PT) 参考文献 エスアールエル Web Page「検査項目レファレンス」 安達眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996 福武勝幸他:日本臨床53-増-68~70 1995 変更履歴 2015年4月1日 2016年4月1日 URI 外部委託先変更(SRL⇒LSIM)(検査所要日数変更) 平成28年4月診療報酬改定 http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/item/6232.html http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/ 3/3
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