アレルゲン特異IgE, 羊肉 ホンバン テスト

一次サンプル採取マニュアル
PM共通0001
Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital
5.免疫学的検査 >> 5A.アレルゲン検査 >> 食品
2nd Mar. 2017
2508
アレルゲン特異IgE, 羊肉
allergen-specific IgE antibodies, Mutton
基本情報
分析物 5A100 アレルゲン特異IgE
識別
2448
羊肉
JLAC10
材料
023
血清
測定法
第2章 特掲診療料
第3部
第1款 検体検査実施料
(免疫学的検査)
D015
血漿蛋白免疫学的検査
診療報酬 11 特異的IgE半定量・定量
JLAC11
(暫定案)
検査(1)
測定物
識別
材料
測定法
E1140 アレルゲン特異IgE
3721
羊肉
250
血清(添加物入り)
003
CAP(FEIA法)
第1節 検体検査料
110点
検査オーダー・検体採取
患者同意に関する
要求事項
検査結果に影響を
与える臨床情報
オーダーボタン
オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 免疫学的検査(アレルゲン) ⇒ アレルゲン特異IgE(食品2) ⇒ 羊肉
オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検体検査 ⇒ IgE/CAP-RAST ⇒ 食餌性アレルゲン ⇒ 羊肉
オーダー ⇒ 検査オーダー ⇒ 検体検査 ⇒ 検体検査 ⇒ 分野別 ⇒ 食餌性アレルゲン2 ⇒ 羊肉
検査予約
至急オーダー
不可
検体ラベル(単項目オーダー時)
ホンバン テスト
検査予約について
オーダーについて
注 800 外
N60
患者の検査前準備
検体採取の
タイミング
記号
E
F
G
H
I
添加物(キャップ色等)・採取容器
凝固促進剤+血清分離剤(黄)
凝固促進剤+血清分離剤(青・細)
凝固促進剤+血清分離剤(オレンジ)
凝固促進剤+血清分離剤(ピンク色)
凝固促進剤+血清分離剤(レンガ色)
採取材料
◎血液
◎血液
◎血液
◎血液
◎血液
採取量
2mL
3mL
4mL
6mL
9mL
測定材料
→血清
→血清
→血清
→血清
→血清
ラ・
09.03
血液
@
外注2
採取容器について
採取容器はオーダー項目数によって異なります.
検体採取について
検体搬送について
保管検体(提出前)の検体保存条件 遠心分離後の血清を冷蔵保存
再検査・追加検査の対応可能日数 検体到着後30日(検体量ある場合のみ)
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/
1/3
E
**-****-90001*
2ml
**-***-***
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2508
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5.免疫学的検査 >> 5A.アレルゲン検査 >> 食品
2nd Mar. 2017
アレルゲン特異IgE, 羊肉
allergen-specific IgE antibodies, Mutton
検査結果報告
測定機器
2~3日
検査所要日数
まいこネット開示までの目安 3~4日後(土日祝日を除く)
外部委託(ビー・エム・エル)
検査部門
生物学的基準範囲
期間
現行
基準値設定材料 血液
測定方法
蛍光酵素免疫測定法(FEIA)
項目
男性
01 羊肉
0.34 以下
緊急異常値
電話連絡対応
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/
2/3
女性
0.34 以下
単位
UA/mL
一次サンプル採取マニュアル
2508
PM共通0001
Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital
5.免疫学的検査 >> 5A.アレルゲン検査 >> 食品
2nd Mar. 2017
アレルゲン特異IgE, 羊肉
allergen-specific IgE antibodies, Mutton
臨床情報
臨床的意義
IgEはⅠ型(即時型)アレルギーに関与する免疫グロブリンである.
分子量約19万の蛋白で, 免疫グロブリンの中ではもっとも血中濃度が低い. 消化管, 気道粘膜, リンパ節等で産生され, 血中での代謝半減期は
約3日である.
アレルギー性鼻炎などと関わりが深く, 1966年, アレルギー患者の血清中から石坂らにより発見された. 現在, 臨床で測定されているIgEには, 各
アレルゲンに対し抗体活性を有する「特異的IgE抗体」と, 抗体活性の明確ではないIgE全体の量としての「総IgE」があり, 本検査は後者の濃度を
みるものである.
IgEは免疫グロブリンのなかで唯一レアギン活性を持つ, いうなれば過敏性を引き起こす能力をもった抗体である. スギ花粉, 卵黄などのアレル
ゲン物質に暴露されると, 特異的なIgE抗体が産生され, 感作が成立する. その個体に再びアレルゲンが侵入すると, 肥満細胞や好塩基球の表
面にあるFcレセプター(FcεRI)にIgEが結合し, レセプターの凝集が起こり細胞が活性化されてヒスタミンなどの生理活性物質が一気に遊離放出
される. またロイコトリエンやプロスタグランディンなどアラキドン酸カスケード関連物質も併せて産生分泌され, その結果, 即時型アレルギー症状
が発来する.
本検査はアレルギー体質の診断, 経過観察の目的でIgEの総量を測定するものであるが, 特定のアレルゲンでの反応性をみるには特異的IgE
抗体の方が適している. また乳幼児や小児など, IgE産生能が低い患者では, 特異的IgE抗体価と総IgE量が相関しないこともある(ミルク, 卵黄な
ど乳幼児にみられるアレルギーではこうした例が多い).
なお, 前述のように小児等においてはIgE濃度はもとより低値であるため, 200 IU/mL 以下のIgE総量の測定には「低濃度IgE」検査の方がより正
確に把握できる.
IgEの濃度は国際単位で表示されており, 1ユニットはWHOの標準血清で2. 4ngに相当する.
異常値を示す病態・疾患
高値を示す病態
[多クローン性の増加]
Ⅰ型アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎, アレルギー性結膜炎, 接触性皮膚炎, 気管支喘息, 蕁麻疹, 食物アレルギーなど), 肝疾患(急性・
慢性肝炎, 肝硬変), 膠原病(関節リウマチ, SLEなど), ネフローゼ症候群, 寄生虫感染症 など
[単クローン性の増加]
IgE型骨髄腫(極めてまれである)
低値を示す病態
IgE型以外の骨髄腫, 慢性リンパ性白血病, サルコイドーシス, 無γグロブリン血症 など
関連項目
免疫電気泳動(抗ヒト全血清による定性), 免疫電気泳動(免疫固定法によるM蛋白同定), 免疫グロブリンK/L比, IgG, IgA, IgM, IgD, IgE(特異
的)
参考文献
株式会社LSIメディエンス Web Page「検査項目解説」
変更履歴
2014年4月1日
2015年4月1日
2016年4月1日
2017年2月23日
URI
委託先社名変更(三菱化学メディエンス⇒LSIメディエンス)
外部委託先変更(LSIM⇒BML)(検査所要日数変更)
平成28年4月診療報酬改定
ラベル表記変更[O]⇒[ ]
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/item/2508.html
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/reference/index/
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