月刊ニュースレター「利根中 産婦人科通信 Doula(ドゥーラー)」は、産婦人科スタッフが手作りで発行しているお便 りです。Doula とは、出産する女性を助ける人のこと。利根中の Doula たちが、毎月妊婦さんや小さなお子さんをお持ち のお母さんに向けて情報をお届けしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。 妊娠・ 妊娠・授乳とくすり 授乳とくすり 飲んで大丈夫 んで大丈夫? 大丈夫? 医師から「大丈夫」と言われて処方されたお薬でも、も しかしたら赤ちゃんに何か害があるのでは?と不安に感じ て使うのをためらうことがあるかもしれません。あるいは、 妊娠していると知らずにお薬を飲んでしまったことに後で 気付いて悩むお母さんもいらっしゃいます。インターネッ ト等では様々な情報を知ることができる反面、正しくない 情報も多く、さらに混乱してしまうこともあるようです。 もしも、お母さんの健康を維持するために医師が必要と 判断して処方した薬を、不安な気持ちから自己判断で飲む のをやめてしまったり、あるいは飲んだり飲まなかったり したらどうなるでしょう。お母さんの健康が損なわれるだ けでなく、結果的に赤ちゃんや家族の生活や健康によくな い影響を及ぼすこともあります。 赤ちゃんへの授乳 ちゃんへの授乳 お母さんの母乳は、生まれた赤ちゃん 1 人 1 人のニーズ に見合うよう自然に調節されて、いつでも自分の赤ちゃん にとって最適な配合で分泌されています。この仕組みは、 どんなに優れた人工乳であっても、決して真似することが できない母乳の優れた点のひとつです。 妊娠中や出産後の早い時期には「おっぱいがちゃんと出 てくれるかしら」と心配に感じるかもしれません。母乳は、 出産後赤ちゃんにたくさん吸われることでどんどん作られ る仕組みになっているので、うまく赤ちゃんが吸ってくれ ないときや、様々な事情で思うように母乳を与えられない 状況では、助けが必要になることもあります。 また、母乳育児が思うようにいかないときや生まれた赤 ちゃんの状況によっては人工乳を足すことが必要になるこ ともあります。そのような場合には人工乳を与えながら母 乳を増やす工夫が出来ますし、混合栄養から母乳だけにし ていくコツもあります。そして人工乳を与える場合には安 全に与えるための情報も知っておくことが大切です。 多くのお母さんと赤ちゃんは、特別な助けを必要とせず に母乳育児を楽しむことができます。しかし、もしも困っ たり悩んだりした時には、遠慮せずに助けを求めましょう。 私たちがちからになります。 写真:岡林有紀さんと赤ちゃん 1月 31 日生まれ 3715g男の子 当院では、そのようなお母さんの不安に寄り添って、専 門的な知識のもと、相談に応じる女性の薬剤師がおります。 当院で妊婦健診を受けている妊婦さん、あるいは授乳中に 当院でお薬を処方された授乳婦さんであれば、どなたでも 無料で相談していただくことができます。 妊娠中や授乳中に処方されたお薬に対するご心配がござ いましたら、どうぞお気軽に産婦人科外来スタッフまでお 声かけください。 『助産師外来』 助産師外来』のごあんない 出産施設を問わずどなたでもご利用いただけます。 おっぱいのトラブルはもちろん、出産や育児全般のご相 談に対応いたします。まずはお電話いただき、お時間を お約束したうえでお越しください 【問合せ先】利根中央病院産婦人科外来まで (代表)0278-22-4321 1
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