~会議録抜粋~ 会議録より抜粋し、「一問一答形式に編集」したもので正式な会議録ではありません。 ===平成25年第2回定例会 一般質問=== 安藤薫議員 2 就学援助金制度の充実について 【質問1回目】 ○安藤薫議員 月時点での認定率は、平成23年4月と比較 二つ目に、就学援助金制度の し約7ポイント、認定者数で538名の減と 充実についてです。 なっており、所得基準額超過による非認定者 第4次行財政改革の一環で、昨年、今年と は86名で、40名増加いたしております。 続けて実施された就学援助金制度の所得認定 このうち、見直し前の認定基準を上回ってお 基準の引き下げについて、私たち日本共産党 られる方が10名であり、残り76名のうち 議員団は、子育て世代の経済的負担軽減を望 前年度も認定を受けておられた方は35世帯 む声に背を向けて、また、独自の子育て支援 66名というような状況になっております。 策として認定基準を維持してきたこれまでの 今回の見直しにより、4月段階での比較に 市の姿勢にも矛盾するものとして、反対をし はなりますが、約2,800万円の財源が捻 てまいりました。この引き下げによって子育 出でき、その財源を活用し、本年4月時点で て世代にどのような影響が出たのか、お答え 1,976人の児童生徒の保護者に対してP をいただきたいと思います。 TA会費、生徒会費として年間延べ1,00 また、前年の所得が認定基準を上回ってい 0万円を支給する予定になっております。 ても、失業や病気などにより今年度の収入が また、このほか、経済的に困難な方への制 減少した場合の対応についてもお聞きいたし 度として、私立高等学校学級支援金を創設い ます。 たしており、約1,100万円の給付になる 摂津市は就学援助金の認定基準を引き下げ と見込んでおります。 て、より援助を必要とされているところにシ 次に、特別事情による認定の周知につきま フトしていくとこの間説明されてきましたが、 しては、毎年度当初に配布いたします制度説 そのシフト先、そして金額についてもどのよ 明の文書にも記載をいたしており、また合わ うになっているのかもお答えいただきたいと せて、学校現場にもその制度の内容を説明し、 思います。 情報提供を行っているところでございます。 【質問1回目への答弁】 同制度による認定の状況は、昨年度は5世帯 ○山本教育総務部長 7名、今年度、平成25年度現時点で2世帯 続きまして、就学援助 金制度に係るご質問にご答弁申し上げます。 2名という状況になっております。 今回の改正につきましては、議員のお話に 【質問2回目】 もございましたように、より経済的に困難な ○安藤薫議員 方に対して支援を行うということを目的とし、 ります。 就学援助金制度についてであ この2か年で段階的に実施したものでござい 子育て世代の経済的な負担というのは非常 ます。所得基準の見直しを行う一方で、府内 に高いということは共通の認識だと思います。 で初めてとなりますPTA会費、生徒会費、 文部科学省が平成22年に子どもの学習費調 年額にいたしまして小学生3,290円、中 査というものをされています。子どもの学習 学生9,370円の支給を行うものになった 費、学校教育費と学校給食費、学校外活動費 ものでございます。 が子どもの学習費ということで統計されてい 制度改正による影響についてでございます るそうですが、その平均では、公立小学校で が、認定状況につきましては、平成25年4 は年間30万4,093円、学校教育費は5 1 ~会議録抜粋~ 会議録より抜粋し、「一問一答形式に編集」したもので正式な会議録ではありません。 ===平成25年第2回定例会 一般質問=== 安藤薫議員 2 就学援助金制度の充実について 万4,929円とのことです。中学校では年 【質問2回目への答弁】 間45万9,511円で、学校教育費は13 ○山本教育総務部長 万1,501円となっています。とりわけ、 ご答弁申し上げます。 就学援助制度について 学校教育費は図書、学用品、実習費、修学旅 非認定になった方の負担額というお問いで 行、遠足、見学費、教科外活動費、通学関係 ございますが、個々の負担額についてはそれ 費など、学校教育を受けるためには選択の余 ぞれ差がございますことから、個々の影響額 地のない費用負担ということになっていて、 についての算出は困難な状況にございます。 非常に大きな負担となっています。義務教育 平成23年度の平均支給額で申しますと、小 は本来無償であるべきものですが、実際にこ 学生が5万6,440円、中学生が4万7, れだけの費用がかかっています。この矛盾の 170円となっております。先ほどのご答弁 穴埋めをするための制度が就学援助金制度で にも申し上げましたように、本制度の目的は、 あって、摂津市は大阪府内の中でも国庫負担 市の限られた財源の中、より経済的に困難な が削られていく中でも子育て支援の柱として 世帯の方に対して支援を実施するために行っ 基準を引き下げずにきて頑張ってきたという たものであり、4月時点ではございますが、 経過があるわけです。 1,976名の児童生徒の保護者に対しては そういったことを考えたときに、今、年少 その目的が達成できたものと認識をいたして 扶養控除が廃止されて、子育て世代の税金の おります。 負担が大きく増やされているもとで、一昨年 なお、他市の調査の結果ではございますが、 と比べて2年間で538人この制度から排除 平成25年度4月時点における認定基準額の されてしまった、制度を受けられなくなって 大阪府の平均におきましては、借家において いる人がいるということは私はしっかりと見 294万4,000円、持ち家の場合で27 ていかなければならないというふうに思って 6万7,000円となっており、いずれも本 います。昨年は受けられたけども今年は受け 市を下回っている状況にございます。 られなくなった人たち、具体的に就学援助金 失礼いたします。 制度が受けられなくなったことによって、ど 先ほどのご答弁の中で、平成23年度就学 れだけの負担が増えたのか、その点について 援助の平均支給額中学生を4万7,170円 お聞かせをいただきたいと思います。 とご答弁申し上げましたが、4万7,140 また、申請したけども非認定になるケース、 円への訂正をよろしくお願いいたします。 これは事前に学校などでも就学援助金の概要 【質問3回目】 などをお示しをする資料も案内を配っていた ○安藤薫議員 だいていますから、大体自分が該当するかど ては、シフトをされている部分もありますが、 うかというのを理解されながら申請されるこ 先ほど申し上げました義務教育は無償という とが常であると思いますけれども、この2年 問題と現状の矛盾を補完する大事な子育て支 間で約40人ほど、申請したけども非認定に 援策として引き下げた認定基準を元に戻すと なったという方がいらっしゃるということに いうことをぜひ求めておきたいと思います。 ついて、どのように認識をされておられるの これは意見です。 か、お聞かせいただきたいと思います。 2 就学援助金の制度につきまし
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