ガス・コージェネレーション

ガス・コージェネレーション
企業名
東京ガス(株)
根岸工場
所在地
横浜市磯子区新磯子町 34
TEL
045-751-1701
根岸工場では、天然ガスを液化天然ガス(LNG)として輸入し、気化・加工をおこない、都市
ガスとして家庭や工場へ供給しています。気化する過程では冷熱発電を実施し、構内で使用する電
概
力の約40%をまかなっています。また、工場内には都市ガスを燃料とする高効率ガス・コージェ
要
ネレーション設備を設置し、構内で使用する電力の約30%を発電すると共に、廃熱を利用して構
内で使用する蒸気を作っています。これら2つの設備により大幅な省エネルギー及び温室効果ガス
削減を達成しています。ここでは、ガス・コージェネレーションを紹介します。
● ガス・コジェネレーション
ガス・コージェネレーションとは、都市ガスを燃料としてタービンやエンジンで発電し、その時
に発生する排熱を冷暖房や給湯に利用するシステムです。エネルギーのカスケード利用を実現し、
電気と熱を効率よく取り出すので、総合エネルギー効率は 60∼80%に達します。
エネルギーを効率よく使うためには、機器単体の高効率化だけでなく、エネルギーを高温から低
温まで、多段階的に使用することが必要です。エネルギーの滝(カスケード)の流れの上から下
まで無駄なく使う使い方をカスケード利用といいます。根岸工場ではガスタービンコージェネレ
ーション(定格出力:発電 3,800kW/h+蒸気 6 トン/h)を設置し、得られた電気及び蒸気は全て
内
構内で使用することで、省エネルギーを図っています。
容
コジェネの概要図
外観
● 温暖化ガス削減効果
ガス・コージェネレーションでは、年間約 4,000 トンのCO2を削減し、地球温暖化防止に貢献し
ています。
燃料CO2発生量
19,000
トン/ 年 (A)
発電量CO2換算削減量
18,000
トン/ 年 (B)
蒸気CO2換算削減量
5,000
トン/ 年 (C)
トータルCO2削減量
4,000
トン/ 年 (B + C)-(A)
(社)神奈川県経営者協会