環境新聞 第4号

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発行日 2009.12.2
環境新聞 第4号
-THE KANKYO TIMES今回は水不足と食糧危機について少し詳しく解説していきます。
1.水不足と食糧不足
地球上にある水の 98%は海水で、淡水はわずか 2%。その淡水の中でも 70%は氷
河で、残り 30%が地下水となっています。そうです、私たち陸上生物が利用できる
水は地球上に存在する水のわずか 0.01%にしか過ぎないのです。
地球上の水が風呂桶一杯分ならば、私たちが使える水はわずか一滴。この一滴の水
をすべての陸上生物が分かちあって生きています。この水が枯渇すると農作物も作
れなくなり、食料も不足するでしょう。最終的にはすべての生物が絶滅してしまう
恐れもあります。
中でも、食糧事情が悪い地域としては、インドやアフリカ地域などがあげられま
す。これは食糧がまったくない・・・ということではなく、あくまで公平な配分
がされてないということです。さらには、地球環境の悪化によって世界の食糧生
産に大きな影響が出るとされています。深刻な食料危機がやってくる前に、豊か
すぎる今の(日本の)食生活を見直さなければなりません。
6.温暖化が進むと食べ物がなくなる?
水不足と同様、世界では地球温暖化によってもたらされる異常気象の影響で食糧危機が訪れています。日本
では、高温に対応できる稲が少ないため生産が困難になるでしょう。
それだけではなく、食糧自給率が低い日本は、その大半(約 70%)を他国からの輸入に頼っています。さらに
は、年間 5,800 万トンの食料を輸入しながらその 1/3 を廃棄しているのです。世界的な食糧枯渇が予測される
今、日本は食糧危機の危険性がもっとも高い国なのです。
日本の家庭からは、年間約 1,000 万トンもの生ごみが捨てられています。また、その中には手付かずの食品も
多く含まれています。家庭から出る残飯を食品価格に換算すると、年間約 3.2 兆円にもなります。これを踏ま
えた上で、私たち日本人は今の食生活を見直さなければなりません。
7.営業部M部長宅節約術
日本の豊かさを述べてきましたが、近い将来、水、食料危機が訪れる恐れがあります。その中で当社のM部
長宅は徹底された節約をされていますのでここに紹介します。
2.水不足の現状
世界では今、地球環境の悪化により水不足が相次いでいます。この瞬間にもアジアやアフリカなどでは安全な
飲料水を確保できない人々がいるのです。
その数はおよそ 12 億人とされ、世界人口に換算すると約 1/5 に相当します。また、不衛生な水しか得られず毎日
6,000 人もの子供たちがなくなっているのも事実です。
2025 年には人口増加に伴って世界人口の約 2/3 が水不足に陥り、また 2050 年には地球全体での水不足が予測さ
れています。蛇口をひねればキレイな水が出てくる・・・そんな恵まれた環境にいる私たちには想像もできない
世界があります。
3.地球温暖化と水不足の関係
水不足は地球温暖化による水循環の異変や人口増加、産業発展による水需給の拡
大、人工集中による水質汚濁などいくつもの要因が複雑に絡み合って生じています。
地球温暖化による気候の変動は水資源の分布に多大なる影響を与え、乾燥地ではさ
らなる干ばつが進み、多雨地域では洪水が頻発するといった状況も免れません。
また、近年相次ぐ異常気象も大きな原因といえます。
異常気象の原因もまた地球温暖化とされ、それによって水不足が生じます。さらに
は水をめぐる国際紛争が起きるなど、負の連鎖はとどまることを知りません。
4.私たちにできる節水
1.歯磨きや洗顔、お風呂などの際には頻繁に蛇口を閉める。
2.トイレの水を消音のために使わない。
3.お風呂の残り湯を洗濯やトイレ、庭の水まきなどに使用する。
4.米のとぎ汁は植木や庭の植物にまく。
5.洗車の回数を減らす。
5.食料不足の現状
日本では毎日多くの食べ物がテーブルを彩り、そして食べ切れずに捨てられています。その一方、発展途上
国では 8 億 4 千万人もの人々が慢性的な栄養不足に陥っています。これは世界人口の約 13%に相当し、10 人中
1 人が栄養不足になっている計算となります。
・水道水
洗顔時、手洗い時は実際に水を使用するのは一瞬であとは流しっぱなしである。そこでM家では水量を少なく
調整されています。これは洗顔している時に無駄に流れる量を少なくしようとする考えです。
水道水は家屋に入る大元の調整個所と各蛇口毎の調整個所がありますが、M家では洗面所のみ水量を少なくし、
トイレ、台所は通常の水量にされています。
因みに洗面所では両手に水が溜まるまで 5 秒程度かかるようです。
・電気
食事、細かい仕事をされる時以外は半灯にし、人のいないところは電灯をつけない。
日頃からこまめに入り切りされています。
・ゴミ
基本はゴミを出さない。
肉、魚を買った場合、入れ物になっている発砲はその場で捨て、ラップに包んで持って帰る。
また保冷剤を入れた発砲の箱を持って行き、生ものはそれに入れ持ち帰る。
ゴミ袋は大、中、小とそろえ、必要に応じて最適の大きさを使う。
アルミ缶は潰してかさを低くする。(空缶は横にして潰し左右を折り込む)
・冷房
城崎は比較的涼しいので、クーラーを入れる温度は 28~29 度以上の時くらいで、フルでクーラーを入れるの
は、夜だけなら 1 シーズン 20 日もないようです。
・暖房
各部屋全てガスストーブにされています。これは灯油の持ち運び、買いに行く手間等々で石油は廃止されま
した。(高齢になられて石油が持てなくなられたようです)
また大型のプラズマテレビを所有されており、プラズマはすごく熱を発散するため冬は暖房代わりにされて
います。
(スゴイ!… でも夏は暑いようです)
・食事
外食は極力控える。
カレーや八宝菜などを作る時は鍋に一杯作り冷凍しておき、必要な時にカレーうどん、カレー煮込み、中華
どんぶり、揚げそばなどに転用する。
M部長コメント:節約とケチは紙一重だが、無駄なこと、無駄なものは買わない。節約で我が家は質素倹約で
みすぼらしい生活をしているようだが、そんなことはなく最新鋭の電化製品、日用品はすべて揃っている。
確かにM部長は高価なものを沢山持っておられます。いろいろ拝見させて頂きました。(筆者)
終わり