DAIO地球環境憲章

地球環境とともに
D A I O C S Rレポート 2 0 1 4
DAIO地球環境憲章
環境行動計画
私たちは、社会が求める製品と信頼を持続可能な形で提供しつつ地球環境と調和した豊かな生活・文化・社会の創造を
項目
目指した活動を展開します。
2013年度実績
CO₂削減
CO₂排出原単位を
0.96 トン / 製品トンにする
1.15 トン / 製品トン
古紙利用の推進
難リサイクル古紙利用量を
83 千トンにする
63.2 千トン
廃棄物の削減
廃棄物最終処分量を
6 千トンにする
6 千トン
環境と調和した事業活動として地球温暖化を防止するため、CO₂排出量の削減を
経営とCSR
基 本 方 針
計画内容(2015年度目標)
行動目標とし、古紙の有効利用、森林保護、省エネルギー、廃棄物の削減事業を
展開します。
1
環境調和型企業文化の創造
地球環境保全に貢献する。
●大王製紙㈱ 難リサイクル古紙利用量推移
●大王製紙グループ 産業廃棄物最終処分量推移
(千トン)
(千トン)
1.40
100
90
1.30
1.21
1.20
1.19
1.16
1.15
1.15
環境負荷低減技術・製品の導入・開発
地球環境への貢献を具体的に実現するための技術、及び製品の
導入・開発を行う。
70
65.6
63.2
0.96
2009 2010 2011 2012 2013 2015 年度
目標
50 48.7
40
47.1
48.5
2009 2010 2011 2012 2013 2015 年度
目標
46
40
30
60
1.00
2
83
80
1.10
0.90
50
20
24
16
9
10
0
地球環境とともに
地球社会の企業市民として、環境と事業活動の調和を図りつつ
●大王製紙グループ CO₂排出原単位推移
(トン/製品トン)
6
6
2009 2010 2011 2012 2013 2015 年度
目標
環境経営推進体制
大王製紙㈱及びグループ会社 18社を、業種別に 3つの部会に分け、環境事故・クレームの再発防止策の立案・展開、環
資源の有効活用の推進
各部会の取り組みは環境小委員会で相互評価し、部会間で問題点を共有し、取り組みの方向付けや軌道修正を行っています。
環境小委員会の運営状況はコンプライアンス委員会に報告し、承認を得ています。
化学パルプの歩留まり向上や、古紙の高度利用により木材資源の
保護を図る。
社会とともに
3
境法令改正への対応、環境改善の取り組みを行っています。
コンプライアンス委員会
環境小委員会
製紙部会
9社
13
段ボール部会
4社
印刷加工部会
5社
14
地球環境とともに
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環境に関するコンプライアンス体制
地域住民とのコミュニケーション
大王製紙グループの環境経営体制において、製紙部会(製紙9社10工場)、段ボール部会(4社13工場)、印刷加工部会
(5 社 13 工場 )を束ね、部会内の環境リスクや問題点を共有し、問題が顕在化する前に事前に対応しています。
環境小委員会では、3部会の取り組みを相互評価し、軌道修正することで、大王製紙グループ全体の環境保全活動を束ねて
います。
全社共通の環境自主点検リストに基づき、法令別に年 1 回、各社の内部監査員が自己チェックし、各社が実施した環境
維持し続けています。
また、公害連続測定器(ばい煙、放流水、廃棄物焼却炉維持管理基準値)の測定データは、環境監視システムで常時監視し、
基準値超過を未然に防止する仕組みを導入しています。
環境監視システムの運用
なく、普段見ることができない工場設備の見学を盛り込んでいます。
参加者からは一般廃棄物処理業許可(2013 年5月取得)に関する質問
が多く寄せられ、
「実際に工場の現場、働いている人たちを実際に見れて
良かった」
「木質ゴミの受け入れは大変ありがたい」
「気軽に話ができて
良かった」との意見をいただきました。
工場周辺住民の工場見学(三島工場)
に
地区自治会長を対象とした工場見学会を実施し、関係者 19 名の参加を
環境監視サーバー(安全環境室)
ク㈱、大成製紙㈱、丸菱ペーパーテック㈱、大宮製紙㈱、
いただきました。
社内ネットワークを利
用し、各 製 造 現 場 の
操業データをリアルタ
イムでモニタリング
赤平製紙㈱)は、大気や水質などの環境データを連続測
定器で測定し、環境監視システムで常時監視しています。
法令基準値の 80% を自主管理値とし、これを超過した
か
に
今後も継続して工場見学会を実施し、可 児工場の環境への取り組みを
理解していただくとともに、地域とのコミュニケーションを図っていき
ます。
か に
工場周辺住民の工場見学(可児工場)
製造現場
A
製造現場
B
製造現場
C
向を早期に検知し対応することで、法令基準値超過を未
地球環境とともに
いわき大王製紙㈱は、リサイクルに特化した工場として、古紙パルプ
場合は、即、管理者にアラームメールが発信され注意喚起
然に防止しています。
測定データ)を説明してきました。2013 年度からは、意見交換だけで
か
製紙㈱、大日製紙㈱、大津板紙㈱、ハリマペーパーテッ
厳しい自主管理値を設け、環境監視システムで異常傾
機会を設け、当社の環境に関する取り組み(設備改善の状況や騒音・振動
大王製紙㈱可 児工場の環境への取り組みを理解してもらうため、近隣
大王製紙㈱及びグループの製紙会社 8 社(いわき大王
するとともに、操業員は改善アクションを行います。
大王製紙㈱三島工場では、年1~2回、地域住民の方との意見交換会の
経営とCSR
自主点検結果の精度を環境部会で保証しています。この取り組みにより、法令遵守はもとより、コンプライアンス意識を
■地元住民への環境説明会
生産工程やバイオマス発電に関する学習の場を提供しています。
小中高校や大学の研究室を始め、地元住民や自治体の環境保全研修を
受け入れ、年間20件、約700名の工場案内を行っています。
毎年開催している地元 南台自治会の工場案内は、3 号マシンが完成
か に
環境監視システム構成図(大王製紙㈱三島工場、可児工場)
するまで中止し、2015年3月に工場見学を予定しています。さらに多くの
方々に環境にやさしい工場を見学いただきたいと思います。
小学生の工場見学(いわき大王製紙㈱)
環境自主点検リストによる点検
環境法令 ( 大気、水質、騒音・振動、悪臭、廃棄物 ) の改正情報と、社内外の環境トラブルの類似対策を織り込んだ環境
自主点検リストを毎年更新しています。このリストを用い、年間計画に沿って、大王製紙㈱及びグループ会社 18 社は
自主点検を年 1 回、継続して実施しています。
環境自主点検で発見した不備は、各社のコンプライアンス委員会で是正状況、進捗を管理しています。
大王製紙グループでは ISO14001認証の取得を推進しており、18社29事業所で認証を取得しています。
か
に
●大王製紙㈱(三島工場/可 児工場)
●ダイオーミルサポート㈱ ●ダイオーエンジニアリング㈱
●エリエールペーパーケミカル㈱ ●ダイオーロジスティクス㈱ ●いわき大王製紙㈱ ●赤平製紙㈱
●大日製紙㈱ ●大津板紙㈱ ●ハリマペーパーテック㈱ ●大成製紙㈱ ●丸菱ペーパーテック㈱
●大王パッケージ㈱(栃木工場/茨城工場/埼玉工場/静岡工場/菊川工場/長野工場/関西工場/岡山工場
/福岡工場/熊本工場) ●東海大王製紙パッケージ㈱ ●近江大王製紙パッケージ㈱ ●阪神大王製紙パッケージ㈱
●エリエールプロダクト㈱(三島事業所/川之江工場)
●エリエールテクセル㈱
15
会社名
頻 度
内 容
大津板紙㈱
1回/年
工場近隣の 3 つの自治体との意見交換会を実施。
大成製紙㈱
2回/年
地元町内会役員を招き、工場案内と環境対策等についての説明会、意見交換会を実施。
ハリマペーパーテック㈱
1回/年
加古川市環境保全協議会主催により当社工場案内(見学)を実施。
丸菱ペーパーテック㈱
2回/年
本社工場周辺住民の方を訪問し、騒音、振動等に関するヒヤリングを実施。
大宮製紙㈱
1回/年
近隣住民との意見交換会を実施。工場に対する要望を聞き、環境対策に取り入れている。
大王パッケージ㈱長野工場
1回/年
近隣住民を招き、工場案内と環境対策等についての説明会、意見交換会を実施。
近江大王製紙パッケージ㈱
2回/年
近隣 3 自治会との意見交換会にて設備改善、増設に伴う環境対策の進捗を報告。
エリエールプロダクト㈱
1回/年
工場周辺住民及び区長と工場に対する意見等についてヒアリングを実施。
社会とともに
ISO14001の取得推進
この他にも大王製紙グループでは地域との意見交換会を積極的に開催しています
階層別の法令教育
年間計画に基づき、環境保全部門が年 1 回、取締役、部長を対象に、主に環境法令改正内容と、会社運営への影響に
ついて教育をしています。
課長以下の全社員は、毎月のコンプライアンス week期間に、課単位で年間スケジュールに基づき、環境法令を含めた
教育を行い、自部門の法令違反リスクを考え、事前対応する運用を継続実施しています。
16
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CO₂削減対策
植林によるCO₂固定化の取り組み
大王製紙グループでは、CO₂を吸収・固定する働きの
CO₂排出量の少ないバイオマス燃料への転換にグループ全体で取り組んでいます。2013年度はCO₂排出原単位で
ある海外植林を 1989 年から行っており、2013 年度は
0.03トン/製品トンを削減しました。(対前年度)
集計範囲:大王製紙㈱とグループ会社の生産拠点18社
(P3参照)
(千トン-CO₂/年)
4,000
1990年度比
大王製紙グループ計
3,893
大王製紙計
3,826
3,660
3,690
3,675
149千トン削減
3,744
3,500
3,000
1990
3,216
2009
3,275
3,141
2010
3,111
2011
2012
3,166
2013 年度
2,500
発生するCO₂の63%を吸収・固定しました。
2,000
1.42
1.21
1.2
1.0
大王製紙グループ計
●海外植林面積推移
1.44
1.19
0
40,000
1.38
1.38
1.35
1.16
1.15
1.15
35,000
35,000
34,900
35,500
35,400
35,400
2009
30,000
2010
2011
2012
2013 年度
バイオマス燃料の利用推進
60
固形燃料(RPF)、廃タイヤなど廃棄物を燃料としたバイ
重油ボイラーから非化石燃料(バイオマス燃料)を使用
オマスボイラーの導入を進めています。
するバイオマスボイラーへの転換を進めてきた結果、大王
製 紙 グ ル ー プ の バ イ オ マ ス エ ネ ル ギ ー 比 率 は 37%
(1990年度)から48%(2013年度)まで増加しました。
●化石・再生可能エネルギー構成比率
再生可能エネルギー
化石エネルギー
バイオマス
エネルギー比率 48%
100
45
45
44
47
48
60
40
大成製紙㈱
バイオマスボイラー
2013 年度
0
63
55
55
56
53
1990
2009
2010
2011
2012
52
60.2
61.7
59.8
2009
2010
2011
63.4
63.0
2012
2013 年度
20
1.6
1990
2009
2010
2011
2012
2013 年度
0
1990
製品輸送におけるモーダルシフトの取り組み
CO₂排出量の多いトラック輸送から、CO₂排出量の
少ない船舶や鉄道輸送への転換を『モーダルシフト』と
いいます。三島工場から輸送距離 500km 以上における
●輸送距離500km以上におけるモーダルシフト化率
モーダルシフトに継続して取り組むことで、2013 年度
80
モーダルシフト化率89.1%を達成しています。
60
トラックより CO₂排出量の少ない JR コンテナ輸送に
CO₂排出量削減に取り組んでいます。
鉄道
(%)
100
40
船舶
89.0
14.0
90.3
90.4
15.0
89.1
12.9
15.0
14.7
75.8
75.0
75.3
75.4
74.4
2009
2010
2011
2012
2013
88.7
20
0
2013 年度
年度
社会とともに
自然エネルギーの利用推進
0
2012
40
モーダルシフトすることで、大王製紙グループ全体で
20
2011
地球環境とともに
グループ全社で化石燃料を使用する石炭ボイラー、
37
2010
8,500
5,000
80
2009
61
1990
80
20,000
10,000
(%)
2,358
(%)
15,000
大王製紙グループでは、木屑・紙くず・廃プラスチック
2,339
●CO₂排出量に対する海外植林によるCO₂吸収・固定量推移
25,000
1990
2,288
500
(ha)
1.46
2,268
1,000
大王製紙計
1.67
1.6
2,205
1,500
(トン/製品トン)
1.4
3,219
2,358千トン /年の CO₂を吸収・固定し、グループ全体で
●CO₂排出原単位推移
1.8
(千トン)
経営とCSR
●CO₂排出量推移
●植林によるCO₂吸収量推移
集計範囲:大王製紙㈱とグループ会社の生産拠点18社
(P3参照)
大津板紙㈱では、自社製品倉庫の屋根を利用し、環境
いわき大王製紙㈱では、環境への負荷が少ない再生可
対 応 の 一 環 と し て 太 陽 光 発 電 装 置 を 設 置 し、年 間
能エネルギーの導入に取り組んでおり、2014 年 8 月に
330Mwhを発電し、原油換算で84.8KL、年間170.2トン
移設・改造した段ボール原紙の生産設備の強化に合わせ、
のCO₂を削減しました。
2014年11月末に太陽光発電設備を稼働させました。
年間300Mwhを発電し、
年間 155 トンの CO₂排出
量削減を見込んでいます。
低燃費船(エコシップ)の導入
大王製紙㈱では製紙原料となる木材
エンジンを電 子 制 御
して排気量を減らす
チップ輸送専用船 9 隻のなかで、1980
年代後半から運航する4隻のうち3隻を、
現在のチップ専用船
燃費性能に優れたエコシップ(載貨重量
約 5 万トン)に 2017 年度に切り替える
予定です。
国内製紙会社ではじめての取り組み
であり、エコシップの燃費性能向上に
よ り、2,390 ト ン / 年・隻 の 重 油 削 減、
年 間 7,531 ト ン / 隻の CO₂排 出 量 削 減
大津板紙㈱の製品倉庫(左)/
いわき大王製紙㈱の製品倉庫(右)
17
となる見込みです。
プ ロペラから出る渦
巻きを整 流して推 進
力を上げる
外 形を見 直して風 や
水の抵抗を減らす
18
地球環境とともに
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廃棄物の有効利用
古紙脱インキ粕を再生填料に利用し、排水処理汚泥焼却灰削減
古紙パルプ製造設備から出る脱インキ粕は、従来、排水処理工程
大王製紙グループの産業廃棄物発生量の内、三島工場の発生量は全体の73%を占めています。
で処理し排水処理汚泥となっていましたが、エリエールペーパー
三島工場は17 基(休止中 3 基含む)のボイラーを有し、工場で使用する電力はほぼ全て自家発電しており、
ケミカル㈱では脱インキ粕を填料(紙に配合して不透明性を向上
ボイラーの燃料となった石炭や排水処理汚泥を燃焼させた灰が廃棄物発生量の96%を占めます。
させる薬品)として再利用しています。現在、再生填料の高品質化に
そのため、灰の再生利用を推進し、最終処分量(埋立)の削減に取り組んでいます。
取り組んでおり、主に新聞用紙に配合してその使用範囲を拡大し、
●産業廃棄物発生量
●産業廃棄物最終処分量
(千トン)
(千トン)
500
80
400
の排水処理汚泥焼却灰の発生量を削減しました。150 件あまりの
製造特許を出願し、紙製品の権利化を図っています。
●再生填料製造技術
406
334
344
300
304
46
脱水工程
焼成工程
凝集・脱水が困難である
DIPフロス( 脱インク粕 )
を、水 分 40%まで 脱 水
する技術の確立
炭酸カルシウムを分解さ
せない焼成技術の確立
40
200
24
20
100
9
2009
2010
2011
2013 年度
2012
●産業廃棄物発生割合(三島工場)
0
2009
2010
2011
2012
6
2013 年度
その他
0.5%
石炭灰
52.3%
排水処理
汚泥焼却灰
43.7%
土地造成
12.8%
セメント原料
41.0%
■
■
粒径調整
pH12→9に調整
その他
0.4%
●再生填料設備 重油原単位比率(対 2009年度)
(%)
100
再生砕石
45.8%
(%)
100
100
80
100
80
60.3
60
0
56.3
65.9
60
38.1
81.3
73.4
72.9
40
29.4
20
2009
2010
2011
2012
2013
0
年度
2009
2010
2011
2012
2013
年度
に
産業廃棄物処分業の取得により産業廃棄物の再利用(いわき大王製紙㈱)
排水処理汚泥焼却灰やバイオマスボイラーで発生する
産業廃棄物(いわき市許可番号第09420116052号 )
セメント原料や路盤材として再利用されていましたが、
特別産業廃棄物(いわき市許可番号第09470116052号 )
廃酸・廃アルカリ
■
廃掃法の諸手続き
■
運搬業者との契約
■
処理委託契約
処理費用の決定
機密文書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,000トン/月
■
再生土は盛土材として利用
■
木くず・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10,000トン/月
紙くず・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3,000トン/月
処理方法の決定
廃プラスチック類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5,500トン/月
廃棄物データシート
廃アルカリ(pH12.5以上の廃アルカリを含む)・・ 50m³/日
■
●
<その他の受入可能な廃棄物>
土留めとしてコンクリートブロックに利用
ので、盛土材として低い土地を高くしたり、道路の建設
等で周囲より高くする必要がある時に使用され、リサイ
廃酸(pH2.0以下の廃酸を含む)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100m³/日
■
コンクリートブロックは、焼却灰とセメントを混ぜて
立方体にして崖くずれ等の災害を防ぐ土留めとして利用
受入能力
●
廃棄物処理のご相談
※特定有害産業廃棄物を含まないもの
率は 95% となっています。
■
<受入対象産業廃棄物>
再利用しています。結果、最終処分(埋立)以外の再利用
お 客 様( 排 出 事 業 者 )
新たにコンクリートブロック、再生土、製鋼副資材へも
い わ き 大 王 製 紙 ㈱( 再 利 用 事 業 所 )
焼却灰、製薬工程で発生する汚泥等の産業廃棄物は主に
されています。再生土は、生石灰や固化剤等を混ぜたも
社会とともに
廃棄物の再資源化の取り組み(可児工場)
19
■
●再生填料設備 電力原単位比率(対 2009年度)
20
クル認定商品となっています。
粒径アップによる歩留り向上
吸油度アップによるインクの
裏抜け改善
■ 抄紙用具へのダメージ軽減
■
再生填料生産にあたり、焼成工程で発生する CO₂を再利用して排出量の削減を図るとともに、操業・設備改善により
40
か
表面処理工程
焼成工程で使用する重油原単位と電力原単位の削減を図り、温室効果ガス削減に取り組んでいます。
●再生利用内訳(三島工場)
無機汚泥
3.5%
仕上げ工程
地球環境とともに
0
16
再生填料製造設備
焼成工程の排ガスに含まれる
CO₂を利用してpH 調整
60
314
経営とCSR
発生量を削減しています。これにより 2013 年度は、約 20 千トン
20
地球環境とともに
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古紙利用拡大の取り組み
2. 紙用途の古紙利用向上
紙・板紙用途とも、業界平均を上回る古紙利用率となっています。
大王製紙グループでは、古紙を積極的にリサイクルして街の資源を大切にする「紙づくり」をしています。
雑誌古紙、機密古紙、難リサイクル古紙などの利用を拡大させることで、更なる資源の有効活用に取り組んでいます。
1. 板紙用途の古紙利用向上 ~難リサイクル古紙の利用~
し て い ま す。離 解 設 備(パ ル パ ー)の 改 造 や 除 塵 設 備
高い濃度で離解を行うことで異物が細片化されないため、
後工程で異物を除去しやすくなります。
(スクリーン)の改良・増強をすることで多様な種類の
60
古紙を利用しています。
50
お客様の工場や事務所
●
石膏ボード剥離紙
●
両面ラミネート紙
(防湿紙)
●
●
●
紙管
(口金も可)
段ボール
●
米、麦袋
● セメント袋
●
食品用袋
●
手提げ袋
●
封筒
●
包装紙
●
手提げ:ひも付き
耐水段ボール
大王製紙グループ
利用率(%)
業界平均
利用率(%)
70
67
67
63
62
66
63
67
52
2010
2011
51
2012
50
51
96
50
2013 年度
97
96
96
95
94
64
40
2009
98
98
50
63
業界平均
100
60
68
大王製紙グループ
30
41
42
2009
2010
40
40
2011
2012
41
92
2013 年度
90
93
93
93
93
2009
2010
2011
2012
93
2013 年度
機密古紙
●
社内文書
●
個人情報文書
段ボール加工工場
地球環境とともに
段ボール古紙・クラフト紙・
クラフト重袋
●古紙利用率推移(板紙用途)
集計範囲:大王製紙㈱とグループ会社の生産拠点18社(P3参照)
原材料を袋詰めしていた段ボールや重袋・製造工程で発生する損紙・不良品・調製品等
難リサイクル古紙
70
●古紙利用率推移(紙用途)
経営とCSR
が、高濃度パルパーでは30%近い濃度で離解ができます。
特殊包装紙:糸入り、フィルム入り
業界平均
80
段ボール原紙の原料として使用し、循環型社会へと貢献
●
大王製紙グループ
利用率(%)
パルパーでは通常、5~7%程度の濃度で離解をします
従来廃棄物として処分されていた難リサイクル古紙を、
● ビニール重袋:ビニールを挟み込んだ袋
●古紙利用率推移(紙・板紙用途合計)
機密文書
紙製品
(段ボール原紙)
段ボール製品
外装用クラフトライナー/ 中芯
破砕機
高濃度パルパー
除塵機(粗い)
社会とともに
難リサイクル古紙処理フロー
除塵機(細かい)
軽量異物
軽量異物
重量
異物
抄紙機へ
リジェクト
再処理
重量
異物
抄紙機
21
22
地球環境とともに
D A I O C S Rレポート 2 0 1 4
環境に配慮した森林事業
生物の多様性保全に配慮するとともに、木材原料の調達を通じ、森林資源を有効かつ効率よく利用し、環境と調和した
持続可能な森林経営の推進に取り組んでいます。
木材原料調達理念と基本方針
国内材の活用
間伐材の利用促進
間伐をすることで、林内への陽光量が増加して幹や根
伐採材を山に放置すると、大雨で下流域に流れて被害
が太く育ち、地表に雑木が生育して、風水害に強い健全
を及ぼしたり、地表の植生の生育を妨げるので、当社で
な森林になります。
は、伐採木が放置されないよう間伐材の購入量を増やす
① 購入する木材原料は、植林木から生産された木材原料もしくは再・未利用材のみを調達する。
② 伐採から流通経路までが把握され、以下 5 項目に該当しない持続的な森林経営が行われている森林より合法的に
●間伐材購入量
(トン)
伐採されたことが証明された材のみを調達する。
3,000
2,590
2,500
購入禁止木材
❶ 違法 ( または許可のない)伐採された材
2,000
❷ 伝統的な権利または市民権を侵害し伐採された木材
1,500
❸ 管理活動により高い保護価値が危機に瀕している森林から伐採された木材
1,000
❹ 人工林(プランテーション)または非森林用途に転換されつつある森林から伐採された木材
❺ 遺伝子組み換え樹木が植栽された森林からの木材
経営とCSR
取り組みをしています。
500
間伐前
0
間伐後
2,419
2,619
2,816
322
2009
2010
2011
2012
2013
年度
地球環境とともに
●間伐材証明書付チップ入荷フロー
伐採届承認に基づき施業開始
森林認証は第三者機関から植林木の使用や環境に配慮
大王製紙㈱にチップを供給しているチリの自社植林
して、合法的に伐採された材のみ使用していることが
会社は森林認証を取得しています。また、チップサプラ
認証され、基本方針に沿った原料調達を実施していること
イヤーにも森林認証の取得を推奨しています。
を保証する手段の一つです。
素材生産
一般業者
●
●
グリーン購入法(2009年 4月施行)では、政府調達品を対象に、
1ヶ月前までに市町村の農林関係課
に提出し、市長村長印捺印承認。
各市町村長
の承認
承認
全伐・間伐に関わらず提出し承認
を得ることが必要。
保安林の場合は県の承認が必要。
(森林組合経由で提出)
●
①バージンパルプの原料に違法伐採材を使っていないこと、
森林組合
素材生産
一般業者
原木市場
製材所
【添付書類】
重量検収及び伐
採届に基づいた
山別、本数、材積
の証明書
大王製紙
森林組合
チップ工場
森林認証の取り組み(合法材の利用) 【添付書類】
森林組合素材業者
の証明書に基づい
た、チップ工場の
間伐材証明書
②持続可能な森林からの材であること
また、改正法で間伐材チップ、山元から各生産工程において証明書提出が義務付けられました。
大王製紙㈱の購入材は林野庁のガイドラインに基づいて、合法性などを第三者が監査する森林認証材であること、森林
認証材以外の材は全サプライヤーに対して伐採地域、流通経路等に関する調査(トレーサビリティ)を実施し、合法的に伐採
された材であることを確認しています。
か
に
2013年度は、輸入チップ14社、国内チップ193社(三島工場45社、可 児工場148社)
、合計207社分のトレーサビリティ
を実施しました。
社会とともに
を証明する必要があります。
阿波市交流の森 自然体験会
~子どもたちと地域の人が集い、
植樹と自然とのふれあい~
徳島県阿波市では、自然の森づくり
を 通 じ て 青 少 年 の 情 操 教 育 を 図 り、
郷土と自然を愛する心を育む取り組み
を計画し、自然との触れ合いの機会が
減った子どもたちが地域のお年寄りや
住民のみなさんと一緒に自然体験活動
を行っています。植林体験の場所に
大王製紙㈱の社有林伐採地の一部を
提供しています。
23
24
地球環境とともに
D A I O C S Rレポート 2 0 1 4
環境に配慮した森林事業
海外植林の取り組み
大王製紙グループでは、木材チップ原料を安定的に確保するため、海外植林事業を推進しています。
2
海外植林は、木の生長過程において、光合成によりCO₂を吸収・固定する働きがあり、植林を通じて
優良樹種の選定と最先端の植林技術に
地球温暖化防止にも貢献しています。
より、世界トップレベルの植林木の生長量を
地球温暖化防止を始め、環境と調和した植林によって、安定した原料の調達を目指しています。
誇っています。
事業地区:チリ共和国 第10州、第14州
設立年月:1989年6月
事業面積:59,000ha(東京都23区 62,145ha)
植林面積:29,500ha(2013年度末)
森林認証:FSC認証 (2002年 )
PEFC認証(2008年)
プランテーション・プラットフォーム・オブ・タスマニア社
「産業と自然環境との共生」を目指すあらゆる業種の企業に植林の場を提供する
「植林プラットフォーム」として当社が提唱し、㈱ニッセン、ナカバヤシ㈱、㈱光文社、
経営とCSR
1
フォレスタル・アンチレ社
凸版印刷㈱、㈱商船三井、JFE 商事㈱、以上 6 社が資本参加しています。
事業地区:オーストラリア タスマニア州
設立年月:1999 年 6月
事業面積:5,300ha
植林面積:5,300ha(2013年度末)
森林認証:PEFC 認証 (2004年 )
■
生物多様性への配慮
植林事業地内の天然林や絶滅危惧種が生息する可能性がある地域を
保護区に設定し、定期的にモニタリング調査を行うことで、その
生息動物
ウイジン(チリカワウソ 絶滅危惧種 )
シスネ・クエジョ・ネグロ (黒襟白鳥 在来種)
ガルザ(サギの一種 在来種)
●
固有植物
アレルセ、ニッケイ、コイウエ(希少植物:天然常緑樹 )
●
生物多様性への配慮
希少動植物や保護動植物が存在している場所には植林していません。
生息動物
学科講習、及び山林内の悪路走行、
タスマニアデビル(タスマニア州固有種 絶滅危惧種 )
●
オオフクロネコ、コアラ(オーストラリア固有種)
●
オナガイヌワシ(絶滅危惧種)
急ブレーキ時の対応等の実地訓練を
行いました。
■職場環境の配慮(熱中症対策)
熱中症対策、日焼け対策として、
シスネ・クエジョ・ネグロ( 在来種)
■地域との共生(生活環境の整備)
フォレスタル・アンチレ社所有山林(トリパジャンテ)付近にあった橋の状態
紫外線の強さを示す看板を設置し、
が悪く、車で通行することができずに近隣住民が不便を強いられていたため、
社員に周知できるようにしています。
橋を新しくして安全に通行できるようにしました。
ま た、社 外 に て 作 業 を 行 う こ と が
社会とともに
プランテーション・プラットフォーム・オブ・タスマニア社
■
を実施しました。道路交通法に基づく
アレルセ(希少植物 )群生林
【調査対象】
ウイジン(カワウソの
一種)、シスネ・クエジ
ョ・ネグロ(黒襟白鳥)、
ガ ル ザ(サ ギ の 一 種)
等の保護
~フォレスタル・アンチレ社~
外部講師を招いて安全運転講習会
●
●
海外植林地での人権、労働に配慮した取り組み
■雇用環境の整備(安全運転講習)
【調査対象】
ア レ ル セ、ニ ッ ケ イ、
コイウエ等の天然常緑
種の保護、及び先住民
取水地保護
動植物の生態が維持されていることを確認しています。
地球環境とともに
【モニタリング事例】 動植物の生態状況の確認
フォレスタル・アンチレ社
2
1
フォレスタル・アンチレ社社所有山林(ロス・リスコス)付近に車輛が通行
多い社員へは、日焼け止めクリーム、
できる道路がなく、日常の生活物資の買い出しはもとより、火災・急病等の
UVネックガードを支給し、自衛する
緊急時に深刻な問題を抱えている地域がありました。当社が公道を建設する
よう促しています。
ことで、近隣住民の生活がより安全で豊かになりました。
●
オトメインコ(タスマニア州固有種 絶滅危惧種 )
●
黒鳥(オーストラリア固有種)
●
固有植物
タスマニアンマートル(オーストラリア固有種)
●
セロリトップパイン(オーストラリア固有種)
●
セイタカユーカリ、スノーガム
●
(オーストラリア固有種 ユーカリの一種)
25
26
地球環境とともに
D A I O C S Rレポート 2 0 1 4
環境会計
環境データ(2013年度)
[環境会計 集計基準]
か
PRTR物質削減の取り組み
に
① 集計範囲:大王製紙㈱ 三島工場、可児工場に加え、環境保全コスト・効果にはグループ会社である
大王製紙グループでは、化学物質の使用を適切に管理
フォレスタル・アンチレ社の植林関連を計上しています。
を決定しています。また、すでに採用されている薬品に
分 類
主な取り組み内容
投資額
(1)事業エリア内コスト
922
18,166
内訳
① 公害防止コスト
排水処理設備、脱臭・排煙脱硫設備、ECF等
138
5,118
② 地球環境保全コスト
海外植林、社有林維持管理、省エネルギー
746
1,480
③ 資源循環コスト
廃棄物処理・再原料化、古紙等資源の有効利用
38
11,568
リサイクルコスト、低硫黄燃料購入費用(差額)等
768
(3)管理活動コスト
ISO14001費用、従業員教育、環境影響測定費用等
110
(4)研究開発コスト
環境配慮銘柄等環境保全に資する製品開発等
32
(5)社会活動コスト
各種ボランティア活動、団体支援、環境報告書等
27
(6)環境損傷コスト
汚染負荷量賦課金(SOx)
178
922
19,281
48
71
80
127
243
279
296
300
環境保全効果
333
334
環境保全効果の分類
環境負荷項目
①温室効果ガス(CO₂)削減 CO₂排出量
②大気汚染物質削減
硫黄酸化物排出量
窒素酸化物排出量
ばいじん排出量
④海外植林の推進
海外植林面積
⑤産業廃棄物削減
①古紙利用の推進
2012年度 2013年度 前年度との差異
374
千トン
2,862
3,166 304千トン増加
395
トン
トン
トン
1,422
5,553
372
1,241
5,861
351
181トン削減
308トン増加
21トン削減
411
千 m³ 116,556
7,084
トン
1,534
トン
228
トン
20
トン
123,549 6,993千m³増加
7,414
330トン増加
1,727
193トン増加
260
32トン増加
29
9トン増加
ha
35,400
35,400
ー
産業廃棄物発生量
千トン
252
251
1千トン削減
古紙使用量
千トン
1,237
1,259
22千トン増加
405
412
438
47
2009
2010
2011
2012
2013 年度
化学物質名
単位
取扱量
排出量
移動量
亜鉛の水溶性化合物
トン
0
1
0
0
1
0
5
0
0
27
0
0
1
1
0
11
0
10
0
2
0
EPN
塩化第二鉄
キシレン
クロロホルム
ダイオキシン類
1,1,1-トリクロロエタン
1,2,4-トリメチルベンゼン
トルエン
ヒドラジン
4-ヒドロキシ安息香酸メチル
ふっ化水素及びその水溶性塩
ペルキオソ二硫酸の水溶性塩
ほう素化合物
ホルムアルデヒド
マンガン及びその化合物
メチルナフタレン
合 計
トン
トン
トン
トン
g-TEQ
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
トン
31
0
0
809
46
14
1
0
0
3
0
0
4
3
0
48
0
0
73
9
3
8
1
0
0
1
0
126
1
0
1,136
66
17
※1 集計範囲は大王製紙㈱とグループ会社の生産拠点 18 社(P3 参照)
※2 取扱量が1トン以上の化学物質のみ掲載
※3 ダイオキシン類は単位が違うため、アウトプットデータの集計から除外している
社会とともに
③水質汚濁物質削減
排水量
COD排出量
SS排出量
窒素排出量
りん排出量
単位
66
20
0
1
74
地球環境とともに
(2)上・下流コスト
合 計
ついても、毎年含有成分証明書を提出させ、薬品の安全性
政令番号
71
40
を確認しています。
費用額
71
60
経営とCSR
80
人や環境への影響について、社内評価を行った後、採用
(単位:百万円)
土壌及び地下水への影響調査
か
に
大王製紙㈱三島工場、可 児工場及びいわき大王製紙㈱は、土壌及び地下水への影響について、以下の調査を行い、問題
が無いことを確認しました。
(1)地歴調査
環境保全対策に伴う経済結果
工場を建設する以前は農地であったことを確認するな
(単位:百万円)
効果の内容
省エネルギーによる費用削減
金 額
596
ど、立地している土地の地歴を確認しました。
(2)敷地内及び敷地周辺の地下水(湧き水)の水質試験
土壌汚染対策法に基づく 26 項目の分析を、各工場の
地下水について実施し、問題ないことを確認しました。
PCB含有機器管理状況
化石燃料使用減による費用削減
0
廃棄物の有効利用による処理費用削減
0
2013 年 4 月時点で大王製紙グループでは 301 台の PCB 含有機器を保有しています。
難離解古紙を溶解処理・原料の置換えによる費用削減
6
2013 年度は 155 台の処分をしており、2014 年度までに全て完了予定です。
合 計
27
100
製紙薬品の新規採用にあたっては、製品品質だけでなく
環境保全コスト
(2)上・下流コストに
対応する効果
(トン)
し、製品の安全性に最大限配慮しています。
② 集計対象期間:2013年度(2013年 4 月 1 日~2014年3月31日)
③ 環境省より公表されている「環境会計ガイドライン2005年度版」を参考に集計しました。
(1)事業エリア内
コストに対応する
効果
●PRTR特定化学物質排出量
602
28
地 球環境とともに
D A I O C S Rレポート 2 0 1 4
環境データ
マテリアルフロー
また、生産活動に伴い発生するCO₂の63%は、当社の植林
難リサイクル古紙の利用拡大とバイオマス燃料への転換
を進める等、地球環境に配慮した生産活動を展開しています。
I N PUT
事業により吸収・固定されています。さらに、廃棄物は
環境データ集計範囲
セメント原料や再生砕石、土地造成等にリサイクルしています。
OUT PUT
2013年度インプットデータ
■ グループ生産拠点
化石エネルギー
燃 料
(総エネルギー投入量) 再生可能エネルギー
廃棄物由来エネルギー
項 目
可児工場 大王製紙計 他の生産拠点 2013年度総計
千トン
千トン
千トン
1,504
1,232
0
691
27
3
2,195
1,259
3
0
849
139
2,195
2,108
142
千GJ
千GJ
千GJ
32,698
19,332
2,711
2,528
9,686
1,609
35,226
29,018
4,320
7,868
3,943
2,445
43,094
32,961
6,765
千m³
98,676
23,815 122,491
34,826
157,317
用 水 (水資源投入量)
■ グループ非生産拠点
か に
単 位
燃 料
化石エネルギー
(総エネルギー投入量)
用 水 (水資源投入量)
項 目
2013年度総計
千GJ
2,341
千m³
885
(トン)
2,500
●NOx排出量
●ばいじん排出量
(トン)
(トン)
8,000
1,923
1,969
1,812
1,501
1,500
6,234
6,262
6,159
6,173
6,393
2010
2011
2012
2013 年度
350
0
383
733
1,869
472
2,260
4,601
293
633
1,420
2,346
2,162
1,105
3,680
6,947
トン
トン
トン
千トン-CO₂
646
4,966
239
2,937
595
895
112
229
1,241
5,861
351
3,166
260
532
29
589
1,501
6,393
380
3,755
102,322
5,526
805
173
20
21,227
1,888
922
87
9
123,549
7,414
1,727
260
29
34,246
934
327
61
7
157,795
8,348
2,054
321
36
大 気
水 質
排出量
COD
SS
窒 素
り ん
千m³
トン
トン
トン
トン
トン
0.0
2.4
2.4
63.1
65.5
廃棄物の発生量
廃棄物の最終処分量
千トン
千トン
221
0
30
1
251
1
53
5
304
6
単 位
大 気
CO₂
廃棄物
廃棄物の発生量
廃棄物の最終処分量
400
376
336
379
400
380
千トン-CO₂
CO₂の吸収・固定
300
200
2,000
500
1,519
472
1,877
3,868
139
トン
トン
61
4
500
4,000
1,000
0 2009
6,000
千トン
千トン
千トン
千トン
地球環境とともに
●SOx排出量
大王製紙計 他の生産拠点 2013年度総計
硫黄酸化物( S Ox)
窒素酸化物(NOx)
ばいじん
CO₂
■ グループ非生産拠点
項 目
は 1,501 トン / 年と対前年度比 17% 削減しました。
可児工場
生産量
廃棄物
バイオマスエネルギーの使用を拡大し、化石燃料(重油、石油)の使用量削減を進めたことで、2013 年度の SOx 排出量
三島工場
紙
板 紙
その他
計
PRTR物質 排出量
大気関連データ
か に
単 位
経営とCSR
単 位 三島工場
チップ
古 紙
購入パルプ
原材料
(総物質投入量)
1,997
2013年度アウトプットデータ
■ グループ生産拠点
項 目
2,000
大王製紙㈱とグループ会社の生産拠点18社(P3参照)、海外での事業拠点(P45 参照)
廃棄物の
リサイクル量
100
0 2009
2010
2011
2012
2013 年度
0 2009
2010
2011
2012
2013 年度
千トン-CO₂
①セメント原料
②再生砕石原料
③土地造成等
④その他
合 計
2,358
千トン
千トン
千トン
千トン
千トン
108
130
12
48
298
社会とともに
水質関連データ
大王製紙㈱三島工場は瀬戸内海沿岸に立地し、厳しい排水基準が設けられています。また、琵琶湖付近に立地している
大津板紙㈱など、大王製紙グループ全社で COD、窒素、りん総量規制を遵守し、生産活動をしています。
●COD排出量
●SS排出量
●窒素排出量
●りん排出量
●排水量
●用水量
(トン)
(トン)
(トン)
(トン)
(百万m³)
(百万m³)
10,000
8,000 7,475
3,500
8,040
8,115
8,035
8,348
2,500
6,000
2,000
1,705
1,838
2,054
1,000
2,000
29
2,030
500
2010
2011
2012
2013 年度
0 2009
2010
50
400
2,464
1,500
4,000
0 2009
500
3,000
2011
2012
2013 年度
300 251
300
325
307
321
40
30
200
20
100
10
0 2009
2010
2011
2012
2013 年度
200
32
0 2009
32
2010
36
29
2011
25
2012
2013 年度
150
153
200
157
158
152
158
150
100
100
50
50
0 2009
2010
2011
2012
2013 年度
161
0 2009
163
159
155
2010
2011
2012
157
2013 年度
30