県単港湾管理修膳 (防災給水船「若葉」他2隻船体整備及び修繕) 特記仕様書 第1章「若葉」編 1.船舶名 防災給水船「若葉」 2.修繕場所 契約相手方の工場 3.引渡し場所 市原市五井海岸地先 4.工期 平成29年3月25日限り 5.船舶概要 (1)船舶検査証書等 船 種 船舶番号 航行区域 乗員定数 製造年月日 (2)船体部 船 質 総トン数 長 さ 幅 深 さ (3)機関部 ア 主機関 型 式 出 力 数 量 イ 補機関 型 式 数 量 汽船 136629 平水区域 6名(船員3名その他3名) 平成11年1月29日 施工 ㈱石井造船所 鋼製 85トン 30.31m 6.50m 2.80m 6GHA-ET2 NO.03532 (ヤンマー製) 410PS 2,250rpm 1基 4JHL-HTN NO.00309 (ヤンマー製) 1基 6.整備及び修繕内容 (1)揚陸工 ①船体上下架 船体整備のために船体を陸揚げ及び進水させる作業。 ②滞架料 船体整備のため陸揚げしたとき及び係留したときの船体保管料並びに警備費などの費用全 て。 (2)船体修繕整備 ①船底(280㎡)・船側及び外板(70㎡)・甲板、ブルワーク内側及びカーゴタンク上部 甲板(138㎡)清掃点検 船底各部の外板、プロペラに付着した海草、貝殻類及び油等を掻き落とし、水洗い後にサ ンドブラストにて発錆箇所及び塗膜を除去する。(シーチェスト及び各排水口等含む) 喫水線上外板及びブルワーク外周も、水洗い後にサンドブラストにて発錆箇所及び塗膜を 除去する。 船首及び船尾カーゴタンク上部甲板、サイドデッキ通路、外階段、操舵ブリッジ周りの デッキ、機関抜き出しハッチ及び周辺デッキ及びその面に溶接されている構造物すべてをサ ンダーにより発錆箇所及び塗膜を除去する。 サイドデッキ通路上のカアーゴタンクサイドに溶接されている配管の発錆部をサンダーも しくは同等仕上げで錆を除去する。 ②船体亜鉛保護板交換 旧亜鉛保護板を取り除き、新しい亜鉛保護板を所定の位置に取り付ける。 40×150×300(26枚) ,40×100×200(4枚) ,シャフトφ85mm【丸型】(1枚) (3)船体塗装 ①船体塗装 (船底:280㎡) ジンク系下地処理塗料1回、錆止塗料(バンノー500S)2回 エコロフレックス#600塗料2回 (船側及び外板:70㎡) ジンク系下地処理塗料1回、錆止塗料(バンノー500S)2回、アクリル系指定色2回 (甲板及びカーゴタンク上部甲板:138㎡) ジンク系下地処理塗料1回、錆止塗料(バンノー500S)2回、アクリル系指定色1回 ※下地処理として発錆部は、ケレン、サンドブラストにより処理。 ②船名、船籍、喫水マーク等塗装 船体塗装後に塗装を行う。 (4)機関関係整備 【主機関】 ①空気冷却器開放掃除、水圧テスト(2kg/㎠)(1基) ②清水冷却器開放掃除、水圧テスト(2kg/㎠)(1基) ③潤滑油冷却器開放掃除、油圧テスト(10kg/㎠)(1基) ④クラッチ潤滑油冷却器開放掃除、油圧テスト(10kg/㎠)(1基) ⑤上記保護亜鉛取替(一式) ⑥過給機オーバーホール(一式) ⑦燃料ノズルチップ交換調整(一式) ⑧前後進検出用スイッチ新替え(一式) ⑨海水ポンプインペラー交換(一式) ⑩各部調整、試運転(一式) 【補機関】 ①空気冷却器開放掃除、水圧テスト(2kg/㎠)(1基) ②清水冷却器開放掃除、水圧テスト(2kg/㎠)(1基) ③潤滑油冷却器開放掃除、油圧テスト(10kg/㎠)(1基) ④上記保護亜鉛取替(一式) ⑤燃料ノズルチップ交換調整(一式) ⑥海水ポンプインペラー交換(一式) ⑦オルタネーター駆動用Vベルト新替え ⑧各部調整、試運転(一式) (5)その他整備 ①雑用清水ポンプ(100V用)交換(一式)(既設:ナショナル製PG-405A) ②給水用カーゴポンプ入口バタ弁(125A/10k/SUS)交換(一式) ③給水用カーゴポンプ出口バタ弁(100A/10k/SUS)交換(一式) ④船底弁磨り合せ(主機用5K-50 補機用5K-20 消防用5K-250 計3箇所) ⑤機関室ビルジ陸揚げ産業廃棄物処理(約600㍑)及び同ビルジ溜り清掃(一式) (6)定期検査 ①定期検査申請手続き一切及び受検 (定期検査受検には、検査立会い、検査手数料、申請料、消火器点検・取替、メガテスト 受検、舵持ち上げ、計測受検復旧、プロペラ研磨受検、タンク内開放、FOサービスタンク FOタンク移送・清掃・受検・復旧、油水分離機点検・受検、ビルジ吸引テスト、ビルジポ ンプ解放・受検、FPTタンク、開放・点検・受検・復旧、水密閉鎖装置点検、バラストタ ンク・清水タンク点検受検、属具点検等及びこれらに係る簡易な修繕を含む。) (7)回送費 船体整備のため、係留場所(市原市五井海岸地先)から整備工場までの船の移動(往復) にかかる燃料代並びに人件費などの費用全て。 (8)提出書類 1) 施工計画書(概要・工程表・使用材料・施工要領書・安全対策・緊急連絡網等) 2) 使用材料承諾願(施工計画書とは別に提出する) 3) 報告書(写真) 4) その他監督職員が必要とする書類 (9)施工中の注意事項 施工中の写真については、設計書の工種毎に作業の前中後、整備箇所の写真撮影 を行い、報告書に添付すること。 なお、部品交換については、新旧部品を陳列のうえ撮影すること。 また、塗装終了後、使用した塗料の空き缶を陳列のうえ撮影すること。 (10)その他 本修繕の意図を十分把握し、真摯に施工を行うものとする。 航行区域の変更が必要な場合は、請負者の負担により変更すること。 また、設計書に記載の無い事項であっても整備対象箇所で必要と思われる整備等 については、本契約の中で対応すること。 修繕が必要な場合は別途協議する。 船舶検査有効期限の平成29年2月11日までに検査を完了すること。 (11)疑義 本修繕施工にあたり、疑義が生じた場合は、監督職員と協議のうえ決定するもの とする。 第2章「せいこう」編 1.船舶名 清掃船「せいこう」 2.修繕場所 契約相手方の工場 3.引渡し場所 同上 4.工期 平成29年3月25日限り 5.船舶概要 (1)船舶検査証書等 船 種 汽船 船舶番号 第235-25714号 航行区域 平水区域 乗員定数 6名(船員3名その他3名) 製造年月日 平成3年3月25日 施工 光工業㈱ (2)船体部 船 質 鋼製 総トン数 16トン 長 さ 11.76m 幅 6.20m 深 さ 1.70m (3)機関部 平成29年3月25日限り ア 型 式 UM6BDITC (いすゞマリン製) 出 力 165.0PS 2,500rpm 気 筒 数 6気筒 数 量 2基 イ プロペラ寸法 D750mm P500mm プロペラ回転数 892rpm 6.整備及び修繕内容 (1)揚陸工 ①船体上下架 船体整備のために船体を陸揚げ及び進水させる作業。 盤木移動も含む。 ②滞架料 船体整備のため陸揚げしたとき及び係留したときの船体保管料並びに警備費などの費用全 て。 ③防舷材撤去・再取付 全ての防舷材を着手前に撤去し完了後再度取り付ける。 (2)船体修繕整備 ①船底・船側・外板清掃点検(一式) 船底、船側及び外板に付着した海草、貝などの除去作業を行い、船体に穴がないか確認す る。 ②船体亜鉛保護板交換 (30×100×200)29枚 旧亜鉛保護板を取り除き、新しい亜鉛保護板を所定の位置に取り付ける。 ③船底弁分解清掃(パッキン交換含む)(一式) 弁を抜き出しスケール等の除去と摺り合せ調整を行う。 ④冷却水取り入れ口網板清掃塗装(一式) 網に付着した海草、貝等を除去し、塗装する。 ⑤プロペラ曲り直し及び研磨(2枚) 現在、装着されている両舷のプロペラを撤去し曲り直しと研磨を行う。整備後は、予備品 を装着し整備品を予備品とする。 ⑥主軸グランドパッキン交換(2枚) 両舷の主軸グランドパッキンの交換を行う。 ⑦コンテナ昇降機シーブ補修(両舷2箇所) シーブ周り補修 ⑧船尾国旗支柱架台補修 船尾の国旗支柱架台補修(一式) ⑨舵箱上部鉄板修繕(一式) 舵箱上部鉄板の更新 ⑩左後方ハッチ修繕 ハッチの雨漏り補修 ⑪左舷操舵室入口ステップ板補修 ステップ板更新(1枚) ⑫舵箱内塗装 舵箱内錆取り清掃後、塗装を行う。 ⑬右舷防舷材取付リング補修 防舷材取付リング補修(5箇所) (3)船体塗装 ①船体発錆部錆落とし(一式) 塗膜が剥がれていたり、浮いている部分のケレンと錆の除去を行う。 ②船体塗装(一式) 下地処理を含む下下中上の4回塗りを行う。アクリル系塗料 ③船名、船籍、喫水マーク等塗装(一式) 船体塗装後に塗装を行う。 ④甲板、操舵室、マスト、上部構造物、コンテナ、船備品等錆落とし塗装(一式) 甲板部は、滑り止め塗装。アクリル系塗料。 (4)機関関係整備 ①燃料エレメント交換(2組) 燃料フィルタ内のエレメントを交換する。 ②エンジンオイル交換(2組) エンジンオイルを抜いて新オイルを充填する。 ③メイン及びパーシャルオイルフィルタ交換(2組) エンジンオイル用フィルタを交換する。 ④マリンギヤオイル及びエレメント交換(2組) マリンギヤのオイル交換とエレメントの交換を行う。 ⑤オイルストレーナ清掃(2組) オイルストレーナの分解清掃を行う。 ⑥トローリングバルブ用オイルエレメント交換(2組) トローリングバルブ後方にあるオイルフィルタのエレメントを交換する。 ⑦海水ポンプ分解清掃(2組) スケール除去と摺り合せを行う。 ⑧清水クーラー分解清掃及びLLC交換(2組) ⑨過給機オーバーホール(2組) ⑩燃料ノズルチップ交換調整(2組) ⑪海水ポンプインペラー交換(2組) ⑫インタークーラー分解清掃(2組) インタークーラーを分解しスケール等の除去を行う。 ⑬オイルクーラー分解清掃(2組) ⑭エアーフィルター交換(2組) ⑮操舵室左舷エンジン回転計交換 (1組) ⑯操舵室右舷減速機油圧計(センサー共)交換 (1組) ⑰保護亜鉛板交換(2組) ⑱各部調整、試運転(一式) (5)提出書類 1) 施工計画書(概要・工程表・使用材料・施工要領書・安全対策・緊急連絡網等) 2) 使用材料承諾願(施工計画書とは別に提出する) 3) 報告書(写真) 4) その他監督職員が必要とする書類 (6)その他 本整備の意図を十分理解し、真摯に施工を行うものとする。 本船の航行区域は、平水区域であるため上架場所によって航行区域の変更が必要 な場合は請負者の負担により変更申請を行うこと。 また、設計書に記載の無い事項であっても必要と思われる整備項目については、 本契約の中で対応すること。 修繕が必要な場合は別途協議する。 「第2せいこう」との修繕期間が重複しないよう調整すること。 (7)疑義 本修繕施工にあたり、疑義が生じた場合は、監督職員と協議のうえ決定するもの とする。 第3章「第2せいこう」編 1.船舶名 清掃船「第2せいこう」 2.修繕場所 契約相手方の工場 3.引渡し場所 同上 4.工期 平成29年3月25日限り 5.船体概要 (1)船舶検査証書等 船 種 汽船 船舶番号 第235-46414号 航行区域 平水区域 乗員定数 6名(船員3名その他3名) 製造年月日 平成18年3月25日 施工 光工業㈱ (2)船体部 船 質 鋼製 総トン数 14トン 長 さ 11.90m 幅 6.20m 深 さ 1.70m (3)機関部 平成29年3月25日限り ア 型 名 水冷4サイクル直列6気筒頭上弁式エンジン(過給機、インタークラー付き) 型 式 UM6BG1TC (いすゞマリン製) 出 力 210.0PS 2,600rpm 気 筒 数 6気筒 数 量 2基 イ プロペラ寸法 D750mm P565mm プロペラ回転数 893rpm 6.修繕内容 (1)揚陸工 ①船体上下架 船体整備のために船体を陸揚げ及び進水させる作業。 盤木移動も含む。 ②滞架料 船体整備のため陸揚げしたとき及び係留したときの船体保管料並びに警備費などの費用全 て。 ③防舷材撤去・再取付 全ての防舷材を着手前に撤去し完了後再度取り付ける。 (2)船体修繕整備 ①船底・船側・外板清掃点検(一式) 船底、船側及び外板に付着した海草、貝などの除去作業を行い、船体に穴がないか確認す る。 ②船体亜鉛保護板交換(30×100×200)29枚 旧亜鉛保護板を取り除き、新しい亜鉛保護板を所定の位置に取り付ける。 ③船底弁分解清掃(一式) 弁を抜き出しスケール等の除去と摺り合せ調整を行う。(パッキン交換を含む) ④冷却水取り入れ口網板清掃塗装(一式) 網に付着した海草、貝等を除去後塗装する。 ⑤プロペラ曲り直し及び研磨(2枚) 現在、装着されているプロペラを撤去し曲り直しと研磨及びカラーチェックを行う。整備 後は、予備品を装着し整備品を予備品とする。 ⑥主軸グランドパッキン交換(2枚) ⑦コンテナロック装置 油圧シリンダ及びホース取付ニップル交換(4箇所) ⑧コンテナロック装置 爪箱及び爪点検整備(4箇所) ⑨右舷手摺ポール補修(1箇所) ⑩冷暖房装置 海水ポンプインペラ交換及び点検整備(一式) ⑪オイル交換用手動ポンプハンドル修理(一式) ⑫バッテリー交換(2組)(既設:GSユアサ製 MARIN BATERY 155G51/2個) ⑬小型船舶用粉末消火器交換(3本)(既設:ヤマト SSA-4S) ⑭自動拡散型粉末消火器交換(2本)(既設:プロマリン DD150型) (3)船体塗装 ①船体発錆部錆落とし(一式) 塗膜が剥がれていたり、浮いている部分のケレンと錆の除去を行う。 ②船体塗装(一式) 下地処理を含む下下中上の4回塗りを行う。アクリル系塗料 ③船名、船籍、喫水マーク等塗装(一式) 船体塗装後に塗装を行う。 ④甲板、操舵室、マスト、上部構造物、コンテナ、船備品等錆落とし塗装(一式) 甲板部は、滑り止め塗装。アクリル系塗料。 (4)機関関係整備 ①エンジン本体及び配線配管類着脱 (2基) 機関室上部蓋脱着を含む。 ②エンジン総分解(2基) シリンダーヘッド分解整備、ピストン・ライナー・ギヤートレーン・クランクシャフト・ バルブ等分解点検、組立調整、組立時必要部品を含む。 ③清水ポンプ分解整備(2基) ④海水ポンプ分解整備(2基) インペラー交換を含む。 ⑤燃料噴射ポンプ分解整備(2基) 単体ベンチテスト、噴射量調整、データー表作成、ノズルチップ交換含む。 ⑥清水クーラー分解清掃及びLLC交換(2基) ケース内清掃、薬液洗浄、圧力テストを行う。 ⑦機関LOクーラー分解整備(2基) ケース内清掃、薬液洗浄、圧力テストを行う。 ⑧インタークーラー分解整備(2基) ケース内清掃、薬液洗浄、防錆塗装、圧力テストを行う。 ⑨過給機分解整備(2基) ⑩スターターモーター分解整備(2基) ⑪ダイナモ分解整備(2基) ⑫逆転減速機(MGN40EX-1型)分解整備(2基) ⑬機関完成後メーカー指定色塗装(ウレタン)(2基) ⑭燃料エレメント交換(2組) ⑮エンジンオイル交換(2組) ⑯メイン及びパーシャルオイルフィルタ交換(2組) ⑰マリンギヤオイル及びエレメント交換(2組) ⑱陸上確認無負荷試運転(一式) ⑲海上試運転立会各調整(一式) ⑳両舷機保護亜鉛板交換(2組) (5)提出書類 1) 施工計画書(概要・工程表・使用材料・施工要領書・安全対策・緊急連絡網等) 2) 使用材料承諾願(施工計画書とは別に提出する) 3) 報告書(写真) 4) その他監督職員が必要とする書類 (6)その他 本整備の意図を十分理解し、真摯に施工を行うものとする。 本船の航行区域は、平水区域であるため上架場所によって航行区域の変更が必要 な場合は請負者の負担により変更申請を行うこと。 また、設計書に記載の無い事項であっても必要と思われる整備項目については、 本契約の中で対応すること。 修繕が必要な場合は別途協議する。 「せいこう」との修繕期間が重複しないよう調整すること。 (7)疑義 本修繕施工にあたり、疑義が生じた場合は、監督職員と協議のうえ決定するもの とする。
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