内科 - 岸和田徳洲会病院

後期研修医募集診療科(内科)
教育責任者:副院長
出田
淳
日本内科学会認定内科専門医・日本神経学会専門医・日本脳卒中学会専門医・
日本リハビリテーション学会臨床認定医
 研修の特徴
【臨床中の問題解決能力を養う】
プライマリ・ケアの現場で遭遇すると思われる common diseases の多くを経
験し、初期研修医・後期研修医・チーフレジデント・指導医らがともに検討し
治療を進めるなかで、標準的治療と管理を学び、臨床の中で問題解決能力を養
う。
岸和田徳洲会病院の特徴のひとつである「垣根の低さ」
「仲の良さ」は、多岐
にわたる内科的問題を持つ患者さんに対して、各専門科とのスムーズな連携の
中で、質の高い医療を提供することを可能にしている(下図)。
 研修の概要
1. 病棟診療
内科疾患の中で専門家の invasive な介入を必要としないケースの全て
を対象とします。 標準的治療と管理はもちろん、臨床倫理・緩和医療・
老年医学についても症例の中から学んでいきます。
2. 集中治療
救急外来で初療にあたった重症患者は、専任の intensivist 2人の指導
の元、主治医として共同で診療にあたります。
3. 救急診療
救急搬送患者の全てと時間外 walk-in 患者を対象とし、1年次・2年次・
救急担当医(3-7年次)
・救急専従医(日勤帯のみ)が 共同で診療にあ
たります。
4. 外来診療
予約内科外来、総合内科外来および岸和田徳洲会クリニック外来
院内感染管理・栄養管理・医療安全/事故防止対策(委員会活動として)
研修対象者:初期研修を修了したもの
研修期間:卒後 3 年目から 5 年目までの 3 年間(または 6 年目までの 4 年間)
研修場所:岸和田徳洲会病院
離島病院(希望により 6 ヶ月まで)
徳洲会関西内科グループとの連携あり、それらの施設での研修可能
その他、研修病院での短期研修については適宜相談
 内科診療体制
基本的に、初期研修医 2 人と後期研修医 1 人の 3 人が小グループを形成し、
各グループで約 20 人の入院患者を担当します。
屋根瓦方式を採用しており、活発な議論とスムーズな問題解決を可能にして
います(下図)。
毎朝 7:30 より Case Presentation が行なわれ、全ての新入院患者を対象に、
病態や方針についての協議・再検討を行ないます。
臨床教育専門医による総回診は、火曜日と木曜日の週 2 回、重症患者を中心
に行ないます。症例によってはベッドサイドで直接診察を行い、検討・協議を
行ないます。
平成 18 年度は、昨年度までワシントン州プロヴィデンス病院で内科アテンデ
ィングをされておられた Dr.Kawakami を新たに臨床教育専門医に加え、より
充実した体制で病棟管理を行ないます。
内科後期研修 3 年目医師(PGY5)の中で 1 名(該当医師が不在の場合は PGY6
以上の医師)は、チーフレジデントとして、直接主治医にはあたらず、病棟全
体の管理や学術的分野(勉強会や学会活動など)を担当します。
※専門科での研修を希望する場合も、後期研修 1 年目は(一般)内科として上
記の研修を行い、2・3(・4)年目に各科で用意された研修カリキュラムでの研修
を行ないます。
【(一般)内科】
【循環器内科、消化器内科など】
subspecialty3 年目
PGY-6
PGY-5
内科 3 年目・
チーフレジデント
subspecialty2 年目
subspecialty2 年目
PGY-4
内科 2 年目
subspecialty1 年目
subspecialty1 年目
PGY-3
内科 1 年目
 内科後期研修プログラム
PGY-3
1. 初期研修医 2 人とともにチーム医療の意思決定者として、15-20 名程度の入
2.
3.
4.
5.
院患者を担当する
腹部エコー、心血管エコーの手技習得プログラムを履修することができる
外来は週 1 回の総合内科外来と(希望により)予約内科外来を担当する
学会活動は症例報告を中心に行なう
認定内科医資格を取得する
PGY-4
1. 初期研修医 2 人とともにチーム医療の意思決定者として、15-20 名程度の入
院患者を担当する
2. 腹部エコー、心血管エコーの手技習得プログラムを履修することができる
3. 外来は週 1 回の総合内科外来と予約内科外来を担当する
4. 少なくとも 3 ヶ月、希望があれば 6 ヶ月までの僻地・離島診療を行なう
5. 学会活動は症例報告に加え、臨床研究も平行して行なう
PGY-5
1.
2.
3.
4.
5.
入院患者の担当は 10 名以下とする(チーフレジデントは原則病棟フリー)
病棟管理、研修医の指導に当たる
外来は週 1 回の総合内科外来と週 2 回程度の予約内科外来を担当する
可能な限り院外での研修も考慮される
総会で臨床研究報告を行い、論文を執筆する