放射線の被ばくが気になる方に 皆さんは放射線についてどのように感じていますか? なんとなく放射線は怖い、危険だと考えている人がほとんどだと思います。 本当のところはどうなのでしょうか? 実際の検査ではどうなんだというと・・・ 通常の 通常のX線検査で 線検査で障害が 障害が起こる可能性 こる可能性は 可能性は限りなく“ゼロ りなく ゼロ”に ゼロ に近い と言い切っても良いぐらいです。 “ゼロ”に近いって本当?って感じているあなたには、もう少し・・・ 普段の生活において、放射線を意識することはほとんど無いと思います。 しかし実は、あらゆる所に存在しています。 それが自然放射線と呼ばれるものです。 この自然放射線は、自然界に普通に存在しており、宇宙線によるもの、地殻中の自然放射性核種によるも の、飲食物、大気中の放射線源などによる外部被曝と内部被曝を合計した値で、1人当たりが1年間に受け る量はなんと約 mSvにもなります。 約2.4mSv 私たちは、この自然放射線を年がら年中浴びているのです。 そうとなれば、皆さんは、『レントゲン撮ったらどれくらい被ばくするんだ!』と思われるでしょう。 はい、 はい、準備しました 準備しました!! しました!! はじめに(社)愛知県放射線技師会より 半導体の測定器(下の写真)を借りて各部位の撮影線量の測定をしました。 マルチファンクションX マルチファンクションX線測定器 MOM577 MOM577L 577L その撮影線量をもとに、入射表面線量を求めました。 この入射表面線量が撮影部位における被ばく線量となります。 それが以下の表になります。 部位 当院 IAEA ガイダンスレベル 入射表面線量 日本放射線技師会 医療被ばくガイドライン 入射表面線量 頭部 2.2 5 3 胸部 0.1 0.4 0.3 腰椎 4.0 10 5 骨盤 1.7 10 4 股関節 2.1 10 4 単位:mGy(X 線検査の場合 Gy≒Sv です) この値、病院によって多少違います。体格でも変わります。なので・・・あくまで、目安程度で見てください。 また放射線医学総合研究所の調べによる下の図を参考にして下さい。 どうですか? X線検査の被ばくは、あまり怖がらなくて良いことがおわかりいただけましたか? 最後に被ばくは怖がらなくても良いとは言っても、やはり少ない方がよりよいと思います。 現在当院では、X線の照射線量の見直しを行い、世界的な被ばくのガイドラインであるIAEA(国際原子力 機関)のガイダンスレベルと比べ、40~60%のX線量を低減し、さらに厳しい日本放射線技師会のガイドラ インより20~30%X線量を低減して検査を行っています。(診断に影響がないことを確認の上です。) また、妊娠可能な女性や小児に対しては、今後もさらなる被ばく線量の低減を進めていきます。 さらに女性が気にしていることとして、『妊娠可能な女性の腹部のX線被ばくについて』などあると思います。 もっと詳しいことが知りたい方は 「なぜ妊娠中 なぜ妊娠中の 妊娠中の影響に 影響に注意しなければならないか 注意しなければならないか? しなければならないか?」 をご覧ください。 当院では 当院では、 では、医師を 医師を中心に 中心にX線被ばくの 線被ばくの低減 ばくの低減に 低減に向けて、 けて、いかにして患者 いかにして患者さんの 患者さんの不要 さんの不要な 不要な被ばくを減 ばくを減ら せるかを病院全体 せるかを病院全体の 病院全体のテーマとして テーマとして取 として取り組んでいます んでいます。 います。
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