23.入院中の肺塞栓症の発生率

23.入院中の肺塞栓症の発生率
国立大学附属病院長会議が定める解説
肺塞栓症は血栓(血のかたまり)が肺動脈に詰まり,呼吸困難や胸痛を引き起こす疾患
であり,程度によっては死に至る場合もあります。長期臥床や骨盤部の手術後に発症する
ことが多く,エコノミークラス症候群も肺塞栓症の一種ですが,入院中においては適切な診
療によりかなりの部分が予防可能です。本指標により,肺塞栓症予防に対する病院全体の
取り組みを評価します。
当院の実績
【平成 19 年度】
0.17%
【平成 20 年度】
0.05%
当院の自己点検評価
【現状】
当院では,リスク評価や予防対策に若干差がありますが,診療科ごとにガイドラインを参
考に予防対策を行っています。
【今後】
現在DVT(深部静脈血栓症)予防対策ワーキングにおいて,全病院的に統一したリスク
評価~診断治療(退院後のフォローアップも含む)マニュアルを作成中です。平成 22 年度前
半に運用開始予定となっています。
国立大学附属病院長会議が定める定義
入院中の肺塞栓症の発生率。
国立大学附属病院長会議が定める算式
分子:入院中に発症した肺塞栓症の患者数。
分母:全入院患者数。