運用報告書（全体版） 当ファンドの仕組みは次の通りです。 商品分類 単位型投信／内外／その他資産（優先証券） 設定日 2012年７月24日 信託期間 2012年７月24日～2015年７月23日（３年） 運用方針 マザーファンドヘの投資を通じて、主として世界を代表 す る 金 融 機 関 （ G-SIFIs ： Global Systemically Important Financial Institutions）が実質的に発行する米ドル建ての 優先証券を中心に投資することにより、高水準のインカ ムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用を行い ます。実質組入外貨建資産については、原則として対円 での為替ヘッジを行います。 主要運用対象 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） ・優先証券マザーファンドの受益証券を主要投資対象と します。 優先証券マザーファンド ・主にG-SIFIsが実質的に発行する優先証券を主要投資 対象とします。 投資制限 分配方針 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） ・株式への実質投資割合には、制限を設けません。 ・同一銘柄の株式への実質投資割合は、取得時において 信託財産の純資産総額の10％以内とします。 ・外貨建資産への実質投資割合には、制限を設けませ ん。 優先証券マザーファンド ・株式への投資割合には、制限を設けません。 ・同一銘柄の株式への投資割合は、取得時において信託 財産の純資産総額の10％以内とします。 ・外貨建資産への投資割合には、制限を設けません。 毎年１月、７月の23日（休業日の場合は、翌営業日） の決算日に、原則として以下の方針に基づいて分配を行 います。 分配対象額の範囲は、元本超過額または経費控除後の利 子・配当収益のいずれか多い金額とします。収益分配金 額は、基準価額水準、市況動向等を勘案して、委託者が 決定します。ただし、分配対象額が少額の場合等には分 配を行わないことがあります。 満期償還 第６期 償還日 2015年７月23日 グローバル優先証券ファンド （為替ヘッジあり） 受益者の皆様へ 毎々、格別のお引き立てにあずかり厚くお礼申 し上げます。 このたび、「グローバル優先証券ファンド（為 替ヘッジあり）」は、信託約款の規定に基づき、 2015年７月23日をもちまして信託を終了し、満 期償還いたしました。 ここに、設定以来の運用状況と償還内容をご報 告申し上げます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申 し上げます。 東京都千代田区霞が関三丁目２番１号 http://www.daiwasbi.co.jp/ お問い合わせ先 ディスクロージャー部 0120-286104 電話番号 受付時間は、毎営業日の午前９時から午後５時までです。 ※お客様のお取引内容につきましては、ご購入された 販売会社にお問い合わせください。 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 設定以来の運用実績 基 決 算 期 （設 定 日） 2012年７月24日 準 価 額 受 税 込 期 中 期 中 利 （分配落） 分 配 金 騰 落 額 騰 落 率 円 円 円 ％ 10,000 － － － 第１期（2013年１月23日） 第２期（2013年７月23日） 第３期（2014年１月23日） 第４期（2014年７月23日） 第５期（2015年１月23日） （償 還 日） 第６期（2015年７月23日） 11,369 11,297 11,699 11,731 11,456 （償還価額） 11,436.04円 250 300 300 300 300 ハイブリッド証券 者 （優 先 証 券） 元 り 組 入 比 率 残 益 回 存 本 率 ％ － ％ － ％ 100.0 1,619 228 702 332 25 16.2 2.0 6.2 2.8 0.2 32.1 18.5 16.9 14.4 11.6 96.6 96.8 93.5 94.5 78.4 91.5 67.8 50.4 45.7 43.4 △19.96 △ 0.2 9.6 － 24.7 ＊当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありません。 ＊設定日の基準価額は設定価額を記載しています。 ＊基準価額の騰落額および騰落率は分配金込み ＊当ファンドは親投資信託を組み入れますので、ハイブリッド証券（優先証券）組入比率は実質組入比率を記載しています。 当期中の基準価額等の推移 基 年 月 準 日 （期 首）2015年１月23日 １月末 ２月末 ３月末 ４月末 ５月末 ６月末 （償還日）2015年７月23日 価 騰 額 落 ハ イ ブ リ ッ ド 証 券 （優 先 証 券） 率 組 入 比 率 円 11,456 ％ － ％ 78.4 11,469 11,522 11,523 11,522 11,479 11,449 （償還価額） 11,436.04円 0.1 0.6 0.6 0.6 0.2 △0.1 75.8 84.5 68.0 54.5 5.3 － △0.2 － ＊騰落率は期首比です。 ＊当ファンドは親投資信託を組み入れますので、ハイブリッド証券（優先証券）組入比率は実質組入比率を記載しています。 1 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 運用経過 【基準価額等の推移】 (円) 14,000 13,000 (億円) 3,000 純資産総額（右目盛） 基準価額（左目盛） 分配金再投資基準価額（左目盛） 2,500 12,000 2,000 11,000 1,500 10,000 1,000 9,000 500 8,000 設定日 2012.7.24 第1期末 2013.1.23 第2期末 2013.7.23 第3期末 2014.1.23 第4期末 2014.7.23 第5期末 2015.1.23 償還日 2015.7.23 0 ＊設定日の基準価額は設定価額を、純資産総額は当初設定元本を表示しております。 ＊当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありません。 ＊分配金再投資基準価額は、収益分配金（税込み）を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示す ものです。 ＊単位型投資信託は実際には分配金は再投資されませんのでご留意ください。 設定日：10,000円 償還日：11,436円04銭（既払分配金 1,450円） 騰落率：＋29.5％（分配金再投資ベース） 【基準価額の主な変動要因】 当ファンドは、優先証券マザーファンドへの投資を通じて、主として世界を代表する金融機関 （G-SIFIs）が実質的に発行する米ドル建ての優先証券を中心に投資を行いました。 （上昇要因） 当ファンドの設定のタイミングと運用における適切な銘柄選択が寄与し、設定後の優先証券相場全体の上 昇分を取り込むことができたことが上昇要因となりました。また、各国の中央銀行による緩和政策によりス プレッドが縮小する中、より高い利回りを求める投資家からの需要が相場の支援材料となったことも上昇要 因となりました。さらに、新型のティア１優先証券の発行が相次ぎ、当ファンドの投資対象である従来型の ティア１優先証券の期限前償還（コール）や負債等を管理する取引が引き続き活発となり、優先証券相場に 追い風となったことも上昇要因となりました。 （下落要因） 2012年９月には、米国の財政問題に対する不透明感の高まりから、市場が下落に転じる局面が見られたこ とが下落要因となりました。また、2015年２月のギリシャのデフォルト危機をはじめとした欧州の国家の政 治の不安定化がボラティリティを高め、一時的な下落要因となりました。 2 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 【投資環境】 当ファンドの設定来、優先証券市場は上昇しました。設定された2012年７月には欧州での債務問題が意識 され、欧州の銀行銘柄の価格は低迷し、利回りが高い状況にありました。とりわけ、ステップ・アップ型の 従来型のティア１優先証券は魅力的な利回りにもかかわらず、コールのスキップなどのリスクが意識され低 調に推移しました。 しかし、設定後は、世界を代表する金融機関などの良好なファンダメンタルズに加え、欧州中央銀行（Ｅ ＣＢ）のソブリン債購入プログラムの開始や主要中央銀行による大胆な金融緩和政策の実施、低金利環境下 における高利回り資産に対する投資家の需要増が追い風となり、市場は良好に推移しました。2013年７月、 欧州銀行監督機構（ＥＢＡ）によるステップ・アップ型の従来型のティア１優先証券における、初回コール 日以降の自己資本としての取り扱いに関する発表も、該当する証券のコールへの期待を高め、市場の上昇に 大きく寄与しました。 【ポートフォリオ】 ■グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 主要投資対象である優先証券マザーファンドを期を通じ て高位に組み入れました。その後、2015年７月の償還に向 けてマザーファンドを売却し、2015年７月23日に満期償還 いたしました。 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） ハイブリッド証券（優先証券）組入比率の推移 (％) 100.0 80.0 60.0 40.0 20.0 0.0 設定日 第1期末 第2期末 第3期末 第4期末 第5期末 償還日 ハイブリッド証券（優先証券） ＊組入比率は、実質組入比率を表示しています。 ■優先証券マザーファンド 設定来の騰落率は、＋111.4％となりました。 当ファンドのコンセプトに沿ったポートフォリオを速や かに構築した結果、設定来のリターンは上昇しました。主 要構成銘柄である世界を代表する金融機関が発行するティ ア１優先証券に対するコール期待の高まりが、パフォーマ ンスを押し上げました。コールや負債等を管理する取引な どにより多くの銘柄が償還されていく中、適切なキャッ シュ比率を維持しつつ、適切なタイミングで売却できたこ とも功を奏しました。2015年７月の償還に向けて組入ハイ ブリッド証券（優先証券）を全売却し、2015年７月22日に 繰上償還いたしました。 優先証券マザーファンド ハイブリッド証券（優先証券）組入比率の推移 (％) 100.0 80.0 60.0 40.0 20.0 0.0 設定日 第1期末 第2期末 償還日 ハイブリッド証券（優先証券） ＊組入比率は、純資産総額に対する割合を表示しています。 3 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 【ベンチマークとの差異】 当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありませ ん。 【分配金】 収益分配金につきましては、第１期250円、第２期～第５期の各期において300円の収益分配を行いました。 （１万口当り税込み） １万口当りの費用明細 項 目 信託報酬 当 期 2015年１月24日～2015年７月23日 項目の概要 金額 比率 103円 0.900％ 信託報酬＝期中の平均基準価額×信託報酬率 期中の平均基準価額は11,494円です。 （投信会社） （販売会社） （受託会社） 売買委託手数料 (ハイブリッド証券(優先証券)) 有価証券取引税 (ハイブリッド証券(優先証券)) その他費用 （保管費用） （監査費用） 合計 ( 49) ( 52) ( 2) 1 ( 1) 0 ( 0) 1 ( 1) ( 0) 105 (0.428) (0.455) (0.016) 0.007 (0.007) 0.000 (0.000) 0.007 (0.004) (0.002) 0.913 ファンドの運用等の対価 購入後の情報提供、運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理等の対価 運用財産の管理、委託会社からの指図の実行の対価 売買委託手数料＝期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数 有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料 有価証券取引税＝期中の有価証券取引税÷期中の平均受益権口数 有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金 その他費用＝期中のその他費用÷期中の平均受益権口数 海外における保管銀行等に支払う有価証券等の保管及び資金の送金・資産の移転等に要する費用 監査法人等に支払うファンドの監査に係る費用 ＊「比率」欄は１万口当りのそれぞれの費用金額を期中の平均基準価額で除して100を乗じたものです。 ＊期中の費用（消費税等のかかるものは消費税等を含む。）は、解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です。 なお、売買委託手数料、有価証券取引税及びその他費用は、このファンドが組み入れている親投資信託受益証券が支払った金額のうち、このファンドに 対応するものを含みます。 ＊各項目ごとに円未満は四捨五入しています。 親投資信託受益証券の設定、解約状況 （2015年１月24日から2015年７月23日まで） 設 口 優 先 証 券 マ ザ ー フ ァ ン ド 定 数 千口 356,903 金 額 千円 728,200 解 口 数 千口 18,675,738 約 金 額 千円 39,491,560 4 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 主要な売買銘柄 （2015年１月24日から2015年７月23日まで） ■優先証券マザーファンドにおけるハイブリッド証券（優先証券）の主要な売買銘柄 当 期 買 銘 付 柄 DEUTSCHE BK CAP FDG TR I FL 03/30/15 SOCIETE GENERALE 8.75 04/07/15 DEUTSCHE BK CAP FDG TR I FL PERPETUAL PREFERREDPLUS TRST GS 売 金 額 千円 2,550,234 601,454 309,133 17,062 付 銘 柄 金 UBS PFD FUNDING TR V FL PERPETUAL HSBC FIN CAP TRUST IX FL 11/30/35 ING GROEP NV FL PERPETUAL BNP PARIBAS FL 06/29/15 HBOS CAPITAL FUNDING LP FL PERPETUAL RBS CAPITAL TRUST B 6.8 PERPETUAL ROYAL BK SCOTLND GRP PLC FL PERPETUAL COUNTRYWIDE CAPITAL IV ROYAL BK SCOTLND GRP PLC-Q DEUTSCHE BK CAPITAL TRST FL PERPETUAL 額 千円 3,686,401 2,975,646 2,686,851 2,540,656 1,796,332 1,015,367 961,757 892,336 815,824 794,114 ＊金額は受渡し代金（経過利子分は含まれていません。） 利害関係人との取引状況等 （2015年１月24日から2015年７月23日まで） ＜グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり）＞ ■利害関係人との取引状況 当期における利害関係人との取引はありません。 ＜優先証券マザーファンド＞ ■利害関係人との取引状況 当期における利害関係人との取引はありません。 組入資産の明細 2015年７月23日現在 償還日現在、有価証券等の組み入れはありません。 ■親投資信託残高 期 口 優 先 証 券 マ ザ ー フ ァ ン ド 5 首（前期末） 数 千口 18,318,835 償 口 還 数 千口 － 時 評 価 額 千円 － グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 投資信託財産の構成 2015年７月23日現在 項 償 目 評 価 コ ー ル ・ ロ ー ン 等 、 そ の 他 投 資 信 託 財 産 総 額 資産、負債、元本及び償還価額の状況 還 額 千円 21,012,820 21,012,820 時 比 率 ％ 100.0 100.0 損益の状況 自2015年１月24日 至2015年７月23日 （2015年７月23日）現在 項 目 (A) 資 償 産 コ ー ル ・ ロ ー ン 等 未 収 利 払 未 (C) 純 解 払 資 信 債 679,523,489 金 490,588,176 酬 188,935,313 産 総 額(Ａ－Ｂ) 20,333,297,401 本 17,780,016,974 報 元 償 益 金 2,553,280,427 口 数 17,780,016,974口 １ 万 口 当 り 償 還 価 額(Ｃ／Ｄ) 11,436.04円 (D) 受 還 益 差 権 損 総 項 (A) 配 21,012,789,256 31,634 約 託 時 息 (B) 負 未 還 21,012,820,890円 ＊投資信託財産に係る設定年月日、期首元本額及び元本残存率 設定年月日 2012年７月24日 設定元本額 71,920,329,103円 期首元本額 31,278,911,420円 元本残存率 24.7％ (B) (C) (D) (E) (F) (G) (H) 目 当 等 収 益 受 取 利 息 有 価 証 券 売 買 損 益 売 買 益 売 買 損 有 価 証 券 評 価 差 損 益 信 託 報 酬 等 当 期 損 益 金(Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ) 前 期 繰 越 損 益 金 解 約 差 損 益 金 計 (Ｅ＋Ｆ＋Ｇ) 償 還 差 損 益 金(Ｈ) 当 期 1,277,361円 1,277,361 17,683,166,545 20,113,743,097 △ 2,430,576,552 △17,423,594,206 △ 297,491,532 △ 36,641,832 4,554,642,862 △ 1,964,720,603 2,553,280,427 2,553,280,427 ＊信託報酬等には、消費税等相当額を含めて表示しております。 ＊解約差損益金とは、一部解約時の解約金額と元本の差額をいい、元本を 下回る額は利益として、上回る額は損失として処理されます。 ＊当期中において、親投資信託財産の運用の指図に係る権限の全部または 一部を委託するために要する費用として、信託報酬の中から支弁してい る額は57,630,096円です。 6 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 投資信託財産運用総括表 信 託 期 間 投資信託契約締結日 投資信託契約終了日 分 投 資 信 託 投 契 約 締 結 当 初 契 区 受 益 権 口 数 元 本 額 71,920,329,103口 71,920,329,103円 2012年７月24日 2015年７月23日 資 信 約 終 了 託 差 引 増 減 時 又 は 追 加 信 託 17,780,016,974口 17,780,016,974円 △54,140,312,129口 △54,140,312,129円 投 資 信 託 契 約 終 了 時 の 状 況 資 産 総 額 21,012,820,890円 負 債 総 額 679,523,489円 純 資 産 総 額 20,333,297,401円 受 益 権 口 数 17,780,016,974口 １万口当り償還金 11,436.04円 ■毎計算期末の状況 計 算 期 第 １ 期 第 第 第 第 ２ ３ ４ ５ 期 期 期 期 元 本 額 円 65,848,227,936 純 資 産 総 額 基 準 価 円 74,865,411,508 48,805,676,045 55,134,576,464 36,253,615,844 42,413,245,272 32,938,250,124 38,639,441,785 31,278,911,420 35,833,554,282 信託期間中１万口当り総収益金及び年平均収益率 額 円 11,369 11,297 11,699 11,731 11,456 金 １ 万 口 当 り 分 配 金 額 分 配 率 円 ％ 250 2.50 300 300 300 300 2,886.04円 償還金のお知らせ １ 万 口 当 り 償 還 金 （ 税 込 み ） 11,436円04銭 ■償還金のお支払いについて 償還金のお支払いは償還日から起算して５営業日までに開始いたします。 ■課税上のお取扱いについて 償還時の元本超過額について、20.315％（所得税15％、復興特別所得税0.135％および地方税５％）の税率で源泉徴収されます。 ※法人の受益者の場合、税率が異なります。 ※税法が改正された場合等には、税率等が変更される場合があります。 ※課税上のお取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。 お知らせ 該当事項はございません。 ※各表の数量、金額の単位未満は切捨て、比率は四捨五入で表記しております。 7 3.00 3.00 3.00 3.00 9.6201％ 優先証券マザーファンド 運用報告書 繰上償還 償還日：2015年７月22日 （第３期：2014年７月24日～2015年７月22日） 当ファンドは、信託約款の規定に基づき、2015年７月22日をもちまして繰上償還いた しました。ここに、設定以来の運用状況と償還内容をご報告いたします。 当ファンドの仕組みは次の通りです。 商品分類 親投資信託 信託期間 2012年７月24日から2015年７月22日（当初、無期限）までです。 運用方針 主に世界を代表する金融機関（G-SIFIs）が発行する米ドル建ての優先証券を中心 に投資することにより、高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指 して運用を行います。 主要運用対象 主にG-SIFIs（Global Systemically Important Financial Institutions）が実質的に発行す る優先証券を主要投資対象とします。 投資制限 ・株式への投資割合には、制限を設けません。 ・同一銘柄の株式への投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の10％ 以内とします。 ・外貨建資産への投資割合には、制限を設けません。 東京都千代田区霞が関三丁目２番１号 http：//www.daiwasbi.co.jp/ 優先証券マザーファンド 設定以来の運用実績 基 決 算 準 期 （設 定 日） 2012年７月24日 価 期 騰 額 中 率 ％ － 落 円 10,000 第１期（2013年７月23日） 第２期（2014年７月23日） （償 還 日） 第３期（2015年７月22日） 15,431 17,737 （償還価額） 21,135.99円 ハイブリッド証券 （優 先 証 券） 組 入 比 率 純 総 資 産 額 ％ － 百万円 71,920 54.3 14.9 91.2 91.7 58,542 39,796 19.2 － 38 ＊当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありません。 ＊設定日の基準価額は設定価額を、純資産総額は当初設定元本を記載しています。 当期中の基準価額等の推移 年 月 日 （期 首）2014年７月23日 ７月末 ８月末 ９月末 10月末 11月末 12月末 2015年１月末 ２月末 ３月末 ４月末 ５月末 ６月末 （償還日）2015年７月22日 ＊騰落率は期首比です。 9 円 17,737 ％ － ハイブリッド証券 （優 先 証 券） 組 入 比 率 ％ 91.7 17,957 18,047 18,903 18,846 20,385 20,719 20,219 20,518 20,584 20,513 21,282 21,234 （償還価額） 21,135.99円 1.2 1.7 6.6 6.3 14.9 16.8 14.0 15.7 16.1 15.7 20.0 19.7 93.8 87.6 96.3 94.8 97.0 84.9 75.6 84.4 68.1 53.9 5.2 － 19.2 － 基 準 価 騰 額 落 率 優先証券マザーファンド 運用経過 【基準価額等の推移】 設定日：10,000円 償還日：21,135円99銭 騰落率：＋111.4％ (円) 22,000 20,000 第3期末 基準価額 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 設定日 2013.4.24 2014.1.24 2014.10.24 償還日 【基準価額の主な変動要因】 （上昇要因） 当ファンドの設定のタイミングと運用における適切な銘柄選択が寄与し、設定後の優先証券相場全体の上 昇分を取り込むことができたことが上昇要因となりました。また、各国の中央銀行による緩和政策によりス プレッドが縮小する中、より高い利回りを求める投資家からの需要が相場の支援材料となったことも上昇要 因となりました。さらに、新型のティア１優先証券の発行が相次ぎ、従来型のティア１優先証券のコールや 負債等を管理する取引が引き続き活発となり、優先証券相場に追い風となったことも上昇要因となりました。 10 優先証券マザーファンド 【投資環境】 当ファンドの設定来、優先証券市場は上昇しました。設定された2012年７月には欧州債務問題が意識され、 欧州の銀行銘柄の価格は低迷し、利回りが高い状況にありました。とりわけ、ステップ・アップ型の従来型 のティア１優先証券は魅力的な利回りにもかかわらず、コールのスキップなどのリスクが意識され低調に推 移しました。 しかし、設定後は、世界を代表する金融機関などの良好なファンダメンタルズに加え、欧州中央銀行（Ｅ ＣＢ）のソブリン債購入プログラムの開始や主要中央銀行による大胆な金融緩和政策の実施、低金利環境下 における高利回り資産に対する投資家の需要増が追い風となり、市場は良好に推移しました。2013年７月、 欧州銀行監督機構（ＥＢＡ）によるステップ・アップ型の従来型のティア１優先証券における、初回コール 日以降の自己資本としての取り扱いに関する発表も、コールへの期待を高め、市場の上昇に大きく寄与しま した。 【ポートフォリオ】 設定来の騰落率は、＋111.4％となりました。 当ファンドのコンセプトに沿ったポートフォリオを速や かに構築した結果、設定来のリターンは上昇しました。主 要構成銘柄である世界を代表する金融機関が発行するティ ア１優先証券に対するコール期待の高まりが、パフォーマ ンスを押し上げました。コールや負債等を管理する取引な どにより多くの銘柄が償還されていく中、適切なキャッ シュ比率を維持しつつ、適切なタイミングで売却できたこ とも功を奏しました。2015年７月の償還に向けて組入ハイ ブリッド証券（優先証券）を全売却し、2015年７月22日に 繰上償還いたしました。 11 優先証券マザーファンド ハイブリッド証券（優先証券）組入比率の推移 (％) 100.0 80.0 60.0 40.0 20.0 0.0 設定日 第1期末 第2期末 償還日 ハイブリッド証券（優先証券） ＊組入比率は、純資産総額に対する割合を表示しています。 優先証券マザーファンド １万口当りの費用明細 当 期 2014年７月24日～2015年７月22日 金額 比率 項 目 売買委託手数料 2円 項目の概要 0.009％ 売買委託手数料＝期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数 （ハイブリッド証券（優先証券）） (2) (0.009) 有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料 有価証券取引税 0.000 (0.000) 有価証券取引税＝期中の有価証券取引税÷期中の平均受益権口数 （ハイブリッド証券（優先証券）） 0 (0) その他費用 （保管費用） （その他） 2 (2) (0) 0.012 (0.012) (0.000) その他費用＝期中のその他費用÷期中の平均受益権口数 有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金 海外における保管銀行等に支払う有価証券等の保管及び資金の送金・資産の移転等に要する費用 信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用等 合計 4 0.021 期中の平均基準価額は19,934円です。 ＊「比率」欄は１万口当りのそれぞれの費用金額を期中の平均基準価額で除して100を乗じたものです。 ＊期中の費用（消費税等のかかるものは消費税等を含む。）は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です。 ＊各項目ごとに円未満は四捨五入しています。 売買及び取引の状況 （2014年７月24日から2015年７月22日まで） ■ハイブリッド証券（優先証券） 買 ア メ リ カ イ ギ リ ス 外 国 付 額 千アメリカ・ドル 73,093 (△ 479) 千イギリス・ポンド － 売 千ユーロ フ ラ ン ス ユーロ そ の 他 － － 付 額 千アメリカ・ドル 186,760 (120,412) 千イギリス・ポンド 19,915 千ユーロ 23,972 ( 15,392) 21,749 ( 1,000) ＊金額は受渡し代金（経過利子分は含まれていません。） ＊買付額における（ ）内は増資割当、分割、予約権行使、合併等による増減分で、上段の数字には含まれていません。 ＊売付額における（ ）内は償還による減少分で、上段の数字には含まれていません。 利害関係人との取引状況等 （2014年７月24日から2015年７月22日まで） ■利害関係人との取引状況 当期における利害関係人との取引はありません。 12 優先証券マザーファンド 組入資産の明細 償還日現在、有価証券等の組み入れはありません。 期首組入資産の明細（2014年７月23日現在） ■ハイブリッド証券（優先証券）25ドル額面 期 銘 柄 証 券 （アメリカ・ドル…アメリカ） MORGAN STANLEY CAP TRUST-K MORGAN STANLEY CAP TR V COUNTRYWIDE CAPITAL IV MORGAN STANLEY CAP TR VI MORGAN STANLEY CAP TRUST-Z COUNTRYWIDE CAPITAL V BARCLAYS BANK PLC-C DB CAPITAL FUNDING VIII DEUTSCHE BK CAP FUND IX ROYAL BK SCOTLND GRP PLC-Q 合 計 証 銘 券 柄 首 数 外 百証券 285 102.89 2,835.98 77.67 329.69 3,313.21 332 84.76 18.6 2,936 数 、 金 額 数 <比 率> （前 期 末） 評 価 額 貨 建 金 額 邦 貨 換 算 金 額 千アメリカ・ドル 千円 719 72,984 257 26,129 7,234 734,310 195 19,874 831 84,395 8,551 867,966 855 86,806 213 21,688 47 4,819 7,301 741,135 10,315.8 10銘柄 26,207 － 2,660,109 <6.7％> ＊邦貨換算金額は、期首の時価をわが国の対顧客電信売買相場の仲値により邦貨換算したものです。 ＊邦貨換算金額欄の< >内は、純資産総額に対する評価額の比率 ■ハイブリッド証券（優先証券）1,000ドル額面、その他 期 銘 柄 （アメリカ・ドル…アメリカ） ING GROEP NV FL PERPETUAL RBS CAPITAL TRUST B 6.8 PERPETUAL DEUTSCHE CAP TRUST V FL PERPETUAL CREDIT AGRICOLE SA 9.75 PERPETUAL CREDIT AGRICOLE SA FL PERPETUAL CREDIT AGRICOLE SA FL PERPETUAL BPCE SA FL PERPETUAL BPCE SA 13 PERPETUAL SOCIETE GENERALE 8.75 PERPETUAL SOCIETE GENERALE FL PERPETUAL BNP PARIBAS FL PERPETUAL 13 額 面 金 首 額 千アメリカ・ドル 21,460 8,210 7,700 13,996 17,314 1,810 876 4,800 16,812 8,615 6,000 外 （前 評 貨 建 期 末） 価 金 額 千アメリカ・ドル 22,211 8,261 7,623 14,398 20,430 2,135 1,211 5,376 17,484 9,185 6,120 額 邦 貨 換 算 金 額 千円 2,254,426 838,523 773,734 1,461,436 2,073,697 216,783 122,923 545,664 1,774,674 932,352 621,180 優先証券マザーファンド 期 銘 柄 額 （アメリカ・ドル…アメリカ） STANDARD CHARTERED BANK FL PERPETUAL NORDEA BANK AB FL PERPETUAL NORDEA BANK AB FL PERPETUAL NORDEA BANK AB FL PERPETUAL UBS PFD FUNDING TR V FL PERPETUAL HSBC FIN CAP TRUST IX FL 11/30/35 通 貨 小 計 額 銘 面 柄 、 数 金 <比 額 銘 面 柄 、 数 金 <比 額 率> 小 計 額 銘 （ユーロ…その他） ROYAL BK SCOTLND GRP UBS AG JERSEY BRANCH UBS AG JERSEY BRANCH HSBC CAPITAL FUNDING 国 小 計 通 貨 小 計 合 計 額 銘 額 銘 額 銘 面 柄 、 数 金 <比 額 率> 額 率> PLC FL PERPETUAL FL PERPETUAL FL PERPETUAL LP FL PERPETUAL 面 柄 面 柄 面 柄 、 数 、 数 、 数 金 <比 金 <比 金 <比 額 外 額 率> 額 率> 額 率> 期 末） 価 金 額 千アメリカ・ドル 17,788 20,954 9,428 3,072 30,474 18,174 203,251 17銘柄 千イギリス・ポンド 18,818 （ユーロ…フランス） BPCE SA 13 PERPETUAL BPCE SA FL PERPETUAL SOCIETE GENERALE FL PERPETUAL BNP PARIBAS FL PERPETUAL BNP PARIBAS FL PERPETUAL BNP PARIBAS FL PERPETUAL 国 金 （前 評 貨 建 千アメリカ・ドル 17,231 20,100 9,205 3,000 28,648 17,474 （イギリス・ポンド…イギリス） HBOS CAPITAL FUNDING LP FL PERPETUAL 通 貨 小 計 面 首 214,330 － 千イギリス・ポンド 20,263 額 邦 貨 換 算 金 額 千円 1,805,559 2,126,856 956,964 311,884 3,093,142 1,844,732 21,754,537 <54.7％> 千円 3,509,792 18,818 1銘柄 20,263 － 3,509,792 < 8.8％> 千ユーロ 1,500 9,450 5,942 1,000 18,000 2,000 千ユーロ 1,687 9,813 5,971 1,034 19,142 2,376 千円 230,647 1,341,353 816,229 141,450 2,616,342 324,751 37,892 6銘柄 40,026 － 5,470,774 <13.7％> 千ユーロ 11,500 2,000 3,000 5,000 千ユーロ 12,190 2,281 3,047 5,275 千円 1,666,129 311,895 416,506 720,987 21,500 4銘柄 59,392 10銘柄 － 28銘柄 22,794 － 62,820 － － － 3,115,518 < 7.8％> 8,586,292 <21.6％> 33,850,622 <85.1％> ＊邦貨換算金額は、期首の時価をわが国の対顧客電信売買相場の仲値により邦貨換算したものです。 ＊邦貨換算金額欄の< >内は、純資産総額に対する評価額の比率 14 優先証券マザーファンド 投資信託財産の構成 2015年７月22日現在 項 コ 投 ー 償 目 ル 資 ・ ロ ー 信 託 ン 等 、 財 産 そ の 総 評 他 額 資産、負債、元本及び償還価額の状況 価 還 額 千円 38,146 38,146 時 比 率 ％ 100.0 100.0 損益の状況 自2014年７月24日 至2015年７月22日 （2015年７月22日）現在 項 目 (A) 資 償 産 コ ー ル ・ ロ ー ン 等 未 38,146,142円 38,146,085 57 額(Ａ) 38,146,142 本 18,047,955 益 金 20,098,187 口 数 18,047,955口 １ 万 口 当 り 償 還 価 額(Ｂ／Ｃ) 21,135.99円 資 産 利 時 息 (B) 純 収 還 総 元 償 (C) 受 還 益 差 権 損 総 ＊元本状況 期首元本額 22,437,304,931円 期中追加設定元本額 838,865,683円 期中一部解約元本額 23,258,122,659円 ＊元本の内訳 グローバル優先証券ファンド（為替ヘッジあり） 18,047,955円 項 目 (A) 配 当 等 収 益 受 取 配 当 金 受 取 利 息 (B) 有 価 証 券 売 買 損 益 売 買 益 売 買 損 (C) そ の 他 費 用 (D) 当 期 損 益 金(Ａ＋Ｂ＋Ｃ) (E) 前 期 繰 越 損 益 金 (F) 解 約 差 損 益 金 (G) 追 加 信 託 差 損 益 金 (H) 計 (Ｄ＋Ｅ＋Ｆ＋Ｇ) 償 還 差 損 益 金(Ｈ) 期 1,808,884,268円 142,067,639 1,666,816,629 5,083,946,889 6,158,264,368 △ 1,074,317,479 △ 4,206,835 6,888,624,322 17,358,697,631 △25,013,512,706 786,288,940 20,098,187 20,098,187 ＊解約差損益金とは、一部解約時の解約金額と元本の差額をいい、元本を 下回る額は利益として、上回る額は損失として処理されます。 ＊追加信託差損益金とは、追加信託金と元本の差額をいい、元本を下回る 額は損失として、上回る額は利益として処理されます。 お知らせ 該当事項はございません。 ※各表の数量、金額の単位未満は切捨て、比率は四捨五入で表記しております。 15 当
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