(概要版) 産業振興であらたな活力・・・2(PDF文書)

基本
計画
第二節 力強い産業の創造と活力ある地域社会の実現
雇用の場を創出する企業誘致の推進
本市が抱える課題として、市民所得の向上があげられます。そのためには、雇用機会の創出に向けた取り組
みをすすめる必要があります。
現在、本市では企業誘致活動を機動的にすすめるために地域活性化推進本部を設置し、積極的な企業訪問な
どにより、市のPRや企業側のニーズの把握に取り組んでいます。1社でも多くの企業を本市へ誘致できるよう、
今後も積極的な取り組みをすすめていきます。
■企業誘致の推進
○機動的な活動をおこなうための体制の整備
○情報の収集と発信
○支援策の充実
未来の松浦を拓く新しい産業の育成
地方分権社会において、明るい将来を築くためには、地方の自立が求められています。そのようななか、福
祉や環境、情報などの分野において、民間活力の導入に向けた取り組みをすすめます。行政主導のサービスよ
りも民間活力やアイデアを導入することで、より高い効果を発揮することが期待されます。
また、団塊の世代の現役引退により地方へのU・Iターンが見込まれるため、長年の経験や知識を活かした
あらたな起業家の支援をすすめます。
さらに、あらたな分野の産業集積としてIT産業や自動車産業の受入と育成をめざし、地域の自立と未来の
松浦を拓く新しい産業の育成のための施策を推進します。加えて勤労者が日々の労働活動のなかで仕事と生活
を両立し、充実した毎日を過ごせるように、労働環境や福利厚生の充実をはかるための受け皿づくりにつとめ
ます。
■あらたな分野の産業育成
■勤労者福祉の充実
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○あらたな分野の産業創造支援
○コミュニティビジネスの推進
○起業活力の導入
matsuura city
第三節 産業発展を実現するための基盤整備の推進
各地を結ぶネットワーク基盤の整備
産業を発展させるためには、産業基盤の整備は第一に取り組むべき課題であり、特に道路・港湾といった各
地を結ぶネットワーク基盤の整備が重要であるといえます。なかでも、松浦港を中心とした国際貿易港構想の
進展に向け、関係機関との連携により取り組みをすすめ、港湾機能の強化をはかる必要があります。そのため、
港湾行政機能(CIQ)の強化、総合水産基地を核とする伊万里湾でのネットワーク機能を高めるための港湾
整備の拡充につとめます。
また、西九州自動車道伊万里松浦道路の早期完成を視野に入れたアクセス道路の整備を促進するとともに、
鷹島肥前大橋(仮称)の開通によるあらたな交通体系の展開に対応するための道路整備をすすめます。
さらに、企業誘致や地域産物の流通に必要な情報受発信の迅速化と広域的な機能を高めるため、次世代情報
通信網の拡充と実用化を視野に入れた取り組みをすすめます。
■国際貿易港構想の推進
○港湾行政機能の強化
○物流機能の強化
■快適で人にやさしい道路整備
○道路ネットワークの整備
○利便性を高める基盤整備
○自然景観に配慮した道路整備
○西九州自動車道の整備促進
産業活性化に寄与する各種基盤整備の推進
既存産業の活性化をはかるため、各種基盤を整備することは必要不可欠です。
水産業基盤の核となる漁港や生産流通施設、農林業の経営の安定をはかるための生産施設や省力化の実現に
向けた農林道など、農林水産業振興のための整備に取り組みます。
また、魅力ある個店や快適な買い物空間を創出するための広場や駐車場、および地域産物の付加価値向上と
販売や流通のための基盤整備をすすめていきます。
さらに、本市では雇用機会の創出のため、工業団地の造成など、企業誘致による新分野の産業創造に必要な
基盤整備につとめていきます。
■既存産業のための基盤整備の推進
○水産業基盤の整備
○農業基盤の整備
○林業基盤の整備
○観光基盤の整備
○商業基盤の整備
○付加価値向上のための基盤整備
■雇用を創出するための基盤整備の推進
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