Wyse Thin OS のセキュリティ Wyse Thin OS (WTOS) は、ウィルス・マルウェアによる攻撃や、機密データの盗難からユーザーを保護する ことが可能なシンクライアント専用オペレーティングシステムです。本OSは、Wyse Technology社で独自開発 されたオペレーティングシステムであり、シンクライアント環境に最適化されています。シンクライアント環境に特 化して開発されたオペレーティングシステムであるため、市販されているデスクトップPCやその他のシンクライ アントデバイスでは満たすことのできない高水準のセキュリティを提供することが可能です。 基本オペレーティングシステム概要 Wyse Thin OSは、ハッカーに操作される可能性のある公開されたAPIを一切持たないオペレーティングシステ ムであるため、公開APIの脆弱性を狙ったウィルスや悪意を持ったソフトウェアなどの影響を受けることはあり ません。また、Wyse Thin OSは、データやアプリケーションをすべてサーバー上で一元的に保存・管理するシ ステムに特化したオペレーティングシステムのため、その機能上、シンクライアントデバイス上にデータやアプリ ケーションを保存することができません。これにより、機密情報の紛失や盗難を防ぐとともに、企業や公共機関 などの高度な情報セキュリティ規定を遵守することができます。 脆弱性への対策 ウィルスのプログラマーは、より多くのもの(悪名や窃盗物)を手に入れることができる大規模なOSコミュニティ を標的にします。通常ウィルスおよびマルウェアは、インターネットブラウザまたは電子メールの添付ファイルを 通じて転送されるか、ローカルのストレージ装置で感染したファイルを開くことにより転送されます。ローカルア プリケーションを搭載しないWyse Thin OS では、ユーザーはローカルブラウザにアクセスしないため、シンク ライアント端末上にこのような脆弱性は存在しません。また、マルウェアを実行するためのローカルファイルシ ステムも存在しません。インターネットと電子メールのすべてのアプリケーションはサーバー上で管理されるた め、悪意をもったメールや添付ファイルを開いたときでも、それらは一元管理されたデータセンター上で処理さ れ、他の端末装置には配信されないという仕組みになっています。 Wyseセキュリティポリシー Wyse Technologyは、SOX法(Sarbanes Oxley)やHIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act) などの企業・団体における内部統制やセキュリティに関するシステム必須要件に準拠できるように専念し ています。Wyse Thin OS はセキュリティを優先に設計されたため、パッチが必要となるようなセキュリティ問題 は想定していません。ただし、保護をさらに強化したり、セキュリティの不安を軽減する新しい修正が必要な場 合は、既存のWyseシンクライアントに対して簡単に更新可能なファームウェアを作成し、リリースします。この サービスの享受には別途Wyse Thin OSメンテナンスプログラムの購入が必要となります。 c2009 The Wyse logo and Wyse are trademarks of Wyse Technology Inc. Other product names mentioned herein are for identification purposes only and may be trademarks and/or registered trademarks of their respective companies. Specific ations subject to change without notice. Some features require support by server operating system and protocol
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