2015. 1.27 俺天下山トンネルだより 第3号(PDF)

完成予想図
●トンネル工事の進捗状況と連絡(トンネル貫通予定2月末)
下野地区の皆さん、また関係各位様、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお
願い致します。昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。今年は俺天下山トンネル貫通という
BIGイベント(貫通式)があるのみならず、現場の竣工の年でもあり、(株)松本組にとっても大事な1年となり
ます。本年もより一層のご支援を賜りますよう、職員一同心よりお願い申し上げます。
現在のトンネル進捗状況ですが、1/7(水)から本格的にトンネル掘削がスタートし、現在(1/26)トンネル
入り口から185.9mまで達しトンネル掘削の終盤に差し掛かっております。これからの掘削は湧水(山からの
水)や地山の崩壊といった危険性の高い地山になってきますので、ここで油断せず早期の貫通を目標に邁進
する所存でございます。貫通側(城山神社側)におきましては、以前より発破の音の反響が大きくなってきて
おります。城山神社付近の皆様方、また山麓歩道沿いの皆様には大変なご迷惑をおかけしております。当現
場では発破振動・騒音を低減するため、防音設備(防音扉・防音壁)、騒音・振動計により音の制限値が上回
っていないかを24時間体制でデータを集積し管理しております。またダイナマイトも環境対策用に通常のも
のとは違うもの(高品質)を使用しております。従来のものを使用しますと、発破低周波音(耳には聞こえない
レベル)の周波数が8Hz程度であり、家屋の固有周波数(一般的に8∼12Hz)に非常に近く共振しやすく二次
的な屋内騒音を引き起こしやすいのに対し、今回使用しているダイナマイト電子雷管(eDveイーデブ)は、意図
的に発破により発生する周波数を高くなるよう起爆秒時を正確に設定しているため家屋の固有周波数を避け
た(共振を避けた)周波数成分を発生させ、人が不快に感じる音を下げております。
貫通予定まで残すところ1ヶ月となっており現場も慌ただしく進行していくとは思いますが、下野地区、
発注者様のみなさまには何卒ご理解とご協力を賜りますよう今年一年どうかよろしくお願いいたします。
●トンネル工事の様子
Aライン地質縦断図
60.00
口 0
坑
側 1.00
点
起 94+1
.
No
55.00
50.00
(Aライン) トンネル延長
口 0
坑
側 2.00
点
終 107+
.
No
L=251.000m
45.00
掘削方向
40.00
eDve高精度電子雷管
35.00
30.00
25.00
計画高 + 1.5D
20.00
15.00
10.00
FH
5.00
DL=0.00
実 施
地 山 等 級
支保パターン
区 間 長
(m)
支保パターン
区 間 長
(m)
設計数量(m) 出来高(m)
上 半 掘 削
251.0
185.4
インバート工
114.0
0
覆工
251.0
0
舗装工
251.0
0
全体出来高(H27.01.26)
DⅢa(A)s
23.5
DⅠ-b
20.0
CⅡ
CⅡ-b
58.0
CⅠ
79.0
A:NO.109
A:NO.108
A:NO.107
+2
+18
A:NO.106
+13
A:NO.105
A:NO.104
A:NO.103
+15
A:NO.102
A:NO.101
A:NO.100
A:NO.99
+16
A:NO.98
+16
DⅠ
DⅢa
21.0
A:NO.97
+15
A:NO.96
+11
坑門工
0.5
A:NO.95
A:NO.94
測 点
設 計
貫通まであと少し!掘進長
L=185.9m(総延長251m)
DⅠ
DI-b
25.0
DⅢa
23.5
坑門工
0.5
DⅢa
坑門工
0.5
坑門からの延長(m)
進捗率(%)
73.9
0
0
0
18.5
185.4
0.0
0.0
0.0
兵庫葬彩前 路面清掃状況
県土木事務所現場研修会
岩判定資料説明
模擬岩判定状況(トンネル切羽)
高い環境基準をクリアしたハ
トンネル岩判定の研修会です。土木事
イブリッドバックホウを使用、環
務所の方々が総勢21名来られ、現在
のトンネル切羽の岩質を判定して頂き 境・騒音対策を図っております。
ました。初めて判定された方も多かった
ため、悩まれながら採点されていた様
に見受けられました。これからの評価す
る側の方々ですので、今回の当現場
での研修が少しでもお役に立ててもら
えれば幸いです。ありがとうございました。
採点結果好評
●今後の工事の予定
今後の工事につきましては、次に示す工程表に基づき進めてまいります。
年月
工種
トンネル工事
道路工事
平成26年
11
12
1
2
3
平成27年
4
5
6
7
8
※本表は予定であり、変更となる場合もあります。
今後も引き続き工事の進捗状況につきまして、ご報告してまいります。
なお、詳細は、右記までお問い合わせください。 ■(仮称)西蒲田トンネル建設工事作業所
電話:079-236-2170へ
本新聞は毎月1回発行予定です。