臨床試験提示 - NPO法人 がん情報局

第10回 中部乳癌会議
NPO法人 がん情報局 2014年3月8‐9日
臨床試験提示
B班
中西賢一 久田知可 小泉圭 佐藤雅子
【Clinical question】
閉経前ホルモン受容体陽性乳癌に対する術後内分泌
療法として,10年間のタモキシフェン投与に併用する
LH-RHアゴニストの至適投与期間はどれくらいか?
【仮説】
化学療法未実施の閉経前ホルモン受容体陽性乳癌に
対してLH-RHアゴニストの投与期間を延長することで晩
期再発を抑制できる
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第10回 中部乳癌会議
NPO法人 がん情報局 2014年3月8‐9日
【背景】
化学療法未実施の閉経前ホルモン受容体陽性乳癌に
対して日本ではタモキシフェン投与に併用してLH-RHア
ゴニストが投与されている.
(卵巣機能抑制追加の有効性を検討する大規模臨床
試験は現在進行中である)
近年タモキシフェン10年投与が5年投与に対して晩期再
発を抑制することで10年後以降の再発,死亡のリスク
を有意に減少させた.
ただし併用するLH-RHアゴニストの至適投与期間に定
まったものはない.
【対象】
化学療法未実施の閉経前ホルモン受容体陽性乳癌患者
【対象に対する現時点での標準治療】
タモキシフェン10年投与+LH-RHアゴニスト2年投与
【試験治療】
タモキシフェン10年投与+LH-RHアゴニスト10年投与
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第10回 中部乳癌会議
NPO法人 がん情報局 2014年3月8‐9日
TAM 10年
化学療法
未実施の
閉経前
ホルモン
受容体
陽性乳癌
LHRHアゴニスト2年
手
術
ランダム化
TAM 10年
LH-RHアゴニスト 10年
【Primary endpoint】 Relapse Free Survival
【Secondary endpoint】 Overall Survival,薬物有害反応,QOL
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