第16号 - 地方独立行政法人長野県立病院機構

長野県立病院機構
職員向け広報誌
発行日:平成 26 年 12 月 26 日
発行元:長野県立病院機構本部事務局
今号から“看護部長に聞きました”シリーズをス
タートします。記念すべき第1回目は須坂病院の本藤
美奈子看護部長へ「本藤美奈子の歴史!?」という
テーマで聞いてきました♡
いつも素敵なクールビューティーオーラの向こう
に見え隠れする頼もしくてエネルギッシュな雰囲気
と子どものように無邪気な笑顔!そんな本藤部長に
“なぜ須坂病院へ?”
“どんな新人さんだったの?”
普段は聞きたくても聞けないことなんかも含めて
色々聞いてきました。
~とにかく夢にむかって~
私はとにかく助産師になるのが夢でした。長野赤
十字看護専門学校を卒業し、長野赤十字病院へ就職
しました。看護師での採用でしたが、ずっと助産師
になりたいと公言していましたので、助産師に近い
仕事を多くさせてもらいました。ものすごく忙しい
病院で、お産も年間 700 例くらいあるし、異常分娩
は全て来る、搬送依頼は断らない病院でしたから半
分意識のない妊婦さんなどを経験して「怖いなお産
…」と思いました。でも助産師になりましたけどね
(笑)
就職してすぐに「進学のために1年働いたら退職
します」と伝えていたので、絶対合格しなければな
りません。助産師学校に入るための勉強と1年目看
-1-
本藤 美奈子(ほんどう みなこ)
出身:長野県長野市
趣味:バレエ(15 年続けてます♡)
1984 年
長野赤十字看護専門学校卒業
1986 年
東京大学医学部附属助産婦学校卒業
三井記念病院勤務
1988 年
県立須坂病院へ
2011 年
県立須坂病院 副看護部長
2014 年より
県立須坂病院 看護部長
護師としての仕事、覚えることは沢山あるから凹ん
いますが、名前をみればひとりひとり「こんなお産
でる暇なんてありませんでした。あの頃を思い出す
だったなー」と思い出せるくらいよく覚えています。
と大変だったなーと思います。助産師学校に無事に
助産師と妊婦さんはお産を一緒に過ごし、苦しい時
合格できて本当に良かったです。
も一緒に乗り越えます。だからこそ一緒に感動でき
東京大学医学部附属助産婦学校へ進学し、その後、 るのだと思います。
2年間三井記念病院で助産師として働きました。そ
私自身は双子の女の子を出産しているのですが、
こは病棟の助産師が全員 20 代で副主任さんが 29 歳
育児休暇中も出産後の自分自身が妊婦さん、産婦さ
というとても若い病棟でした。自分とほとんど年齢
んとどんな風に関われるんだろう?と、復帰を楽し
の変わらない先輩しかいないのでなかなか相談で
みにしていました。病棟で双子の妊婦さんに会うと
きる人がいなかったですね。
「私の時はこんなだったよ」とか自分の経験が仕事
に活かされることがとても嬉しかったですね。
~管理職として~
平成 20 年に須坂病院のお産が中止になった時は
とても悲しかったです。当時は病棟師長でしたので、
自分がショックを受けていられません。すぐに前へ
進まなければなりませんからね。他の病院へお願い
に行き、市町村など色々なところに出かけていきま
した。また、
“助産師”である限りどんな形でもお
産に関わっていたいというのは皆一緒です。だから、
三井記念病院の新生児室での1枚
助産師外来、妊婦健診、産褥入院など色々やりまし
~須坂病院へ~
た。1年後お産が再開できた時は嬉しかったですね。
そろそろ地元へ戻りたいと思っていたときにた
助産師が辞めずにほとんど残ってくれたことも嬉
またま須坂病院が看護師を募集していたので採用
しかったです。
試験を受けました。その試験の時に初めて須坂病院
現場から離れるのに少し抵抗があったのですが、
へ来たのですが、旧棟の暗くて古い建物にビック
その経験が“管理の仕事も面白いな”と思えた大き
リ!!!軽いカルチャーショックを受けたのを憶
な出来事でした。くじけたこともあったけどね(笑)
えています。(笑)
~メッセージ~
須坂病院は三井記念病院とはうって変わってベ
テラン揃いでした。すぐ上の先輩が9歳上の近藤和
美前看護部長でしたから。自分では3年の経験があ
ると思っていたのですが、新人のように育ててもら
えました。身近に“こんな風になりたい”という先
輩の姿がありましたから自分の未来が想像でき働
自分がなぜ仕事を続けられたのか考えてみまし
た。
1、 年々成長が感じられる仕事が出来た
2、 家族の協力(ワークライフバランスはかなり
仕事に偏っていた)
3、 目標になる先輩が身近にいた
この3つが大きいですね。
くことができました。
2番目の“家族の協力”ですが、義母が「家のこ
日赤育ちだったので、須坂病院に馴染むには時間
がかかりましたね。でも、10 年たったら“自分の
とはやるから仕事がんばって!!」という人でした
病院”になったけど。
ので、とても支えてもらいました。すっごくよい関
係で言いたいことを言っていたので本当の親子と
~助産師の仕事~
間違えられましたよ。
助産師の仕事は本当にいつも、いつも感動です。
今まで助産師として 700 例ほどのお産に関わって
子育て中の職員で、育児短時間労働制度を活用し
て働いていると一人前に働けていないことに負い
-2-
目を感じたりしてしまうかもしれないけれど、そん
なことはないからね!と。自分の育児が終わって支
える番になったらがんばってほしいです。
本藤部長ありがとうございました。お話を聞いてい
る時間はとても楽しくてあっという間でした。
どんな困難も困難と思わず乗越えるパワーと次々
須坂病院看護部キャラクター
と新しいことに挑戦していくエネルギー!!想像以
くらなちゃん
上でした。これからも色々と勉強させて下さい。
番外編
失敗談といえば・・・。3交代勤務だった頃、深夜に起きられなかっ
たことが3回ほどありました。電話の音で飛び起きるのですが、時
計を見なくても「病院からだ!」とわかるのです。今でも思い出す
とドキドキするくらいっ。
9 歳年上の先輩近藤です(笑)
私も7年間ほかの病院で経験してから須坂病院へ就職したのですが、やはり一
番年下でした(笑)当時は医師1人と助産師でわきあいあいとやっていました
ねー。本藤さんが来ると聞いて若い人が来てくれるというのはやはり嬉しかった
ですね。今思えば、私達はみんな信大出身で、本藤さん1人だけが東大出身とい
うことでやりにくかったのではないかな?と思ったりします。
最近は有志(本藤さん含む)で“熟女の会”なるものを開催しました。あんな
キレイで可愛かった本藤さんが熟女とは・・・(/_;)
Contents
看護部長に聞きました(本藤美奈子看護部長) ............... 1
内定式を行いました ...................................................................... 4
産業医科大学短期研修報告
................................................... 5
合同研究会が開催されました ................................................... 6
赤嶺陽子のハワイ日記 ................................................................. 7
病院祭報告(駒ヶ根、こども) ............................................... 9
平成 26 年8月~平成 26 年 12 月の主なできごと.10
-3-
平成26年10月5日(日)に平成27年度新規
迎えるという節目の年であり、多職種一丸となって
入職予定者を対象とした内定式をホテル国際21
で行いました。
当日は、天候が悪い中、平成27年4月に入職予
定の63名に集まっていただきました。
まずは理事長から内定通知書の授与。来春から当
機構の職員になるという実感が改めてわいてきた
でしょうか。
今まで以上に安全安心で良質な医療を提供する、と
いう熱意を共有するべく、内定式を開催いたしまし
た。
入職後はみなさん5病院それぞれへの配属とな
り、業務に励んでいただくこととなりますが、同期
の繋がりを大切にし、機構とともに邁進していきま
しょう!
最初はみなさん緊張のせいか、ぎこちない様子で
(機構職員の方が緊張していたのはヒ・ミ・ツ❤)
したが、グループワークや懇親会を通じて次第に和
気あいあいとした雰囲気に包まれました。活発に意
見交換をされている様子を見て、若返った気持ちが
しました。
次にみなさんとお会い出来るのは平成27年4
月1日(水)の入職式です。みなさん全員とお会い
することを当機構職員一同、心からお待ちしており
これから国試を迎える方や卒業研究がある方な
ます。
ど様々ですが、入職まであと半年弱、充実した時間
を過ごしてください。また、内定式で出会った同期
と互いに切磋琢磨していただければと思います。
ところで、実は、当機構で内定式を行うのは今年
が初めての試みです。
機構発足後5年、来年度からは第2期の5年間を
-4-
(機構本部事務局 職員課 佐藤 拓矢)
事務職員の経営分析力向上と経営戦略立案力習
「保健データ分析に基づく地域医療の未来創造
得を目的として、昨年度から産業医科大学公衆衛生
コース」を受講し、データ分析で得られた結果を経
学教室の松田教授のもとに、各病院の事務職員を短
営戦略立案へつなぐ方法を学びました。SWOT 分
期間(1週間)派遣しています。
析等については、わかりやすく実践的に指導いただ
今年度も6月 16 日~21 日に第1回目として、
木曽病院の田中光代さん、こども病院の林利英さん
き、思考をまとめるためにとても有効な方法である
と実感できました。
の2名の派遣を行いました。8月に行われる DPC
8 月の伏見班セミナーでは研修結果を発表する機
セミナーにて研修結果の発表も行った木曽病院の
会をいただき、当院のことを伝えることができ、自
田中さんにお話を伺いました。
分自身にとっても貴重な経験となりました。
松田教授を始め公衆衛生学教室の先生方からは
有意義な指導を受けられます。また、一緒に参加し
~産業医科大学の研修を振り返って~
た機構職員と議論し、様々な病院や組織の方と交流
木曽病院 医事業務係 田中光代
し、多くの得られるものがありました。今後も是非、
平成 25 年 11 月と平成 26 年 6 月にそれぞれ 5 日
多くの職員に参加していただけたらと願います。
病院へ戻り日常業務に追われつつも、少しずつ作
間の短期派遣研修に参加させていただき、産業医科
大学公衆衛生学教室の松田晋哉教授のもとで、他 2
名の職員とともに、DPC データ分析について学ん
業を進めています。学んだことを活かし、データの
有効活用ができるよう努めたいと思っています。
できました。
1 回目の研修では、Access や QlikView により
DPC 自院データや公開データを可視化し、その結
果を元に分析を行いました。一緒に参加した職員と
議論をしつつ、それぞれの病院の課題について結果
をまとめました。
2 回目は、
「将来にわたる木曽地域の患者動向と
必要病床数の予測」という事務部長からの課題を
DPC セミナーにて研修結果の発表(松田教授と)
持って研修に臨み、結果報告ができました。同時に
松田晋哉(まつだしんや)先生
1985 年産業医科大学卒
産業医科大学医学部公衆衛生学教室教授
1992 年フランス国立公衆衛生学校卒
1999 年 3 月より現職
専門領域は公衆衛生学(保健医療システム、医療経済、国際保健、産業保健)
一般社団法人 診断群分類研究支援機構代表理事で DPC(診断群分類)の開発者
短期研修を終えた2人の元に
産業医科大学より「修了証」が
届きました。
大学の配慮で「修了番号1」
が田中さん、「修了番号2」を
林さんがもらえました。
研修大変おつかれさまでした!
-5-
11 月 29 日(土)下條村コスモホールで合同研究会が開催されました。一般演題が 15 題、特別演題
1題の計 16 演題の発表が行われました。講演会は日本臨床検査技師会会長の宮島喜文さんから「日本の
医療と介護の方向性 ~中医協の論議を通じて~」と題してお話いただきました。
当番病院である阿南病院のおもてなしが会場の隅々まで溢れ、参加者の気持ちをほっこりさせてくれま
した。お昼休みにはこども病院のちるくまも登場して皆で「ちるくま体操」を踊りました。当日参加でき
なかった皆さんに尐しでも会場の雰囲気が伝わればと思います。
阿南病院田中院長の開会あいさつ
各病院等から合計 16 演題が発表されました
お昼はみんなでちるくま体操♪
宮島会長の講演会
活発な質疑忚答もありました
奨励賞受賞者のあいさつ
最後は次回当番病院の須坂病院
齊藤院長のあいさつで締めくく
られました
~第 11 回 奨励賞~
○県立5病院の睡眠薬使用状況と転倒・転落の関係
木曽病院 医療技術部薬剤科 角間 みなみ
(田中健二、曽根原一江、酒井晶子、尾坂早苗、大久保吉弘
小林明美)
○産後の育児支援について妊娠中からの介入を試みて
須坂病院 看護部 吉田 知子
(佐藤千鶴、猪瀬紗都子、武部芳江)
○医薬品単価契約に関する取り組みと成果 ~多職種によるデータを活用した交渉~
機構本部事務局 経営企画課 岩下 ちひろ
(酒井誉、多田昭卙)
当日の発表演題(16 演題)は共有フォルダにて閲覧できます。
【病院機構共有フォルダ>共有>★県立病院等合同研究会>第 11 回(H26)発表内容】
阿南病院職員バンドと素敵な笑顔でお出迎え♪
駐車場係
スタッフの皆さまおつかれさまでした
なごみ市や地元のカフェも好評!
-6-
現在、ハワイ大学で研修中の研修センター赤嶺
副研修センター長からの報告をお届けします。
ハワイ大学医学部 (University of Hawaii, John A
Burns School of Medicine: JABSOM) SimTiki
Simulation Center で8月からResearch Scholarを
しています、本部研修センターの赤嶺陽子です。
ハワイ大学医学部と医学教育
JABSOMはハワイ州において唯一の医学部で、毎年
65人ほどの医学生が入学します。競争率は高く、ハ
ワイ州出身者は優遇されます。これは、アメリカ本
(ホームページから引用http://omejabsom.com/)
土から離れた離島において継続的に医師を獲得す
若いうちから医学教育について学び、自らが受け
るためです。大学付属病院はなく、市中病院が学生
のClinical Clerkshipの場となっています。大学で
はシミュレーション教育は1,2年目の医学生にとっ
ている教育を客観的に見る目を養うトレーニング
の機会が、広く開かれている環境は羨ましい限りで
す。
てClinical Clerkshipに出る前に獲得しなければ
ならない手技、行動を身につけるためのカリキュラ
シミュレーションセンターの役割と活動
上記にもあるように、シミュレーションセンター
ムとして重要な教育ツールとなっています。また、
3,4年目の学生にとっては試験、評価として「出来
は主に医学生の教育に活用されています。指導医に
るようになっているか(Competency)」を見る判断材
対して、シミュレーション教育者教育を提供してい
料にも用いられています。
るのがSimTikiの主な役割です。シミュレーション
教育は特殊性を持つため、指導医なら誰でも効果的
このような学生の教育カリキュラムを作成する
に活用出来るというものではありません。学生に
部署はOffice of Medical Education(OME)と呼ばれ、
医学教育の専門家がチームを作って学生により良
とっても有効なものでなければならないので、教育
者教育が不可欠だという信念のもとに運営されて
い教育を提供できるように工夫しています。この
います。もう一つの大きな役割は、場所、機材、プ
OMEは、教育者の教育(Faculty Development)も担当
ログラミングアシスタントの提供です。
しています。このうちの一つがOME Fellowshipです。
関連病院のChief ResidentなどMedical Education
を学びたい医師向けの1年間の教育プログラムです。
私自身も参加しています。次世代の医学教育者を育
てるために、以下のようなことを目的としたプログ
ラムです。①研修医、学生に革新的で効果的な指導
を提供できる、②臨床教育のデザイン、計画、評価、
③カリキュラムの作成と活用、④研究のプレゼン
(Faculty Development)
Fundamental Simulation Instructional
Methods(FunSim)はSImTiki センター長Dr.Bergの
オリジナルプログラムで、大学スタッフにも病院ス
タッフにも開かれています。 Improving
Simulation Instructional Methods(iSIM)はピッツ
テーション、⑤医学におけるキャリアプランの作成、
などです。
シミュレーション教育の教育者教育
バーグ大学医学部 Winter Institute for
Simulation, Education and Research(WISAR)とマ
イアミ大学のGordon Center for Research in
-7-
Medical Education(GCRME)が開発したプログラム
仕事をされています。
でSImTikiも共同で開催しており、10月はハワイで
開催されました。写真はその時の様子です。
( Queen’s Medical Center不用品のdonationから
宝探し中)彼女は呼吸療法士で、現在はSimTiki 専
下の写真は当機構職員の今年度のFunSim(10/27-29)
属のChief Simulation Specialistとして活躍中で
す。使用者に気持ちよく使ってもらえるような配慮
の様子です。
が素晴らしい、ホスピタリティーに満ちた人柄です。
終わりに
医学は診療、研究、教育という3本柱で成り立っ
ていることは皆さんもご承知のとおりです。医師と
してのキャリア形成に、診療、研究と同様に教育と
いう選択肢があるということをここでは強調して
終わりたいと思います。次世代を担う医療者は社会
のニーズにあっていなくてはなりません。次世代社
会のニーズと若手医師をつなぐのが、次世代の医学
教育者でありその為にはトレーニング(教育者教育)
が不可欠だと考えます。
指導者の視点からシナリオを振り返っているところ
プログラミング、機材、メンテナンスの提供
Dr.Bergがセンター長ですが、スタッフの一番の
要はKris Haraさんです。彼女がいなければセン
(Manoa Park)
ターは成り立たちません。外部の医療者がセンター
を場所として使用しますが、この時も彼女が部屋や
機材のセットアップ担当をします。医師が作成した
長野県立病院機構 本部研修センター
副センター長 赤嶺陽子
シナリオを高機能マネキンにプログラムしたり、ム
ラージュという特殊なペイントを人形に施したり、
Research Scholar, SimTiki simulation center,
準備から後片付け、シミュレーションに使えそうな
John A Burns School of Medicine, University of
病院から出た不用品の確保まで、それは多岐に渡る
Hawaii
-8-
各病院で病院祭が行われました。今回はこころの医療センター駒ヶ根とこども病院から報告が届き
ました。
清々しい秋晴れの中、第 6 回こども病院祭が開催されました。闘病中のこども達の笑顔、ご来場いた
だいた方々の笑顔、イベントやボランティアとして病院祭を支えていただいた方々の笑顔、そして病院
スタッフの笑顔と多くの笑顔にあふれた一日となりました。病院という環境であるため何時も笑顔でと
いうわけにはいきませんが、頑張っているこども達の、そしてそのご家族の方々の心に少しでも元気を
伝えられたらという皆の思いが込められた笑顔だったと思います。
開院より 21 年目となる今年、初
心を忘れず皆様の元気な笑顔のために進もうとの思いから、【私の元気 僕の元気
出そう
大きな一歩を踏み
–21年目の一歩-】のテーマを掲げさせていただきましたが、これからも我々スタッフ一同こ
のテーマのように“大切な一歩”を追求して行きたいと思います。
最後になりますが、今年のビックニュースとして“松本山雅”が J1昇格を果たしました。この原動
力となったのは間違いなく多くのサポーターの忚援です。病院祭にご来場いただいた方々を始め、イベ
ントにご協力いただいた方々全てが我々の大切なサポーターであり、皆様方の忚援に忚えるためにも職
員一同これからも地域に誇れる病院目指し頑張りたいと思います。
委員長 野口 昌彦
第6回こども病院祭のポスター
みんなでちるくま体操♪
第7回ここ駒祭開催 ~地域に寄り添う病院 ここ駒~
10 月4日(土)秋晴れの中、ここ駒祭を開催いたしました。地元上伊那をはじめ、県内各地から約 300
名の方々にご来場いただきました。
今年もオープニングに地元高校書道部を迎え、力強い書道パフォーマンスによって開会しました。続い
て、元木曽病院副院長の金松直也先生による地域医療についての講演会や、中学校音楽部や音楽サークル
などが出演した『ここ駒音楽祭』
、精神疾患からの回復者によるトークショーなど、多くのイベントを行い、
来場者の皆さんに楽しんで頂きました。
事務部 木下さやか
開会式では地元のゆるキャラが登場、赤穂高校書道
毎年恒例の組合屋台!綿あ
元木曽病院副院長の
部の皆さんによる書道パフォーマンスも行われまし
め、水風船、ポップコーンが
金松直也先生の講演会
た。
無料です♪
-9-
●須坂病院
・8月 1 日より南7階病棟を「地域包括ケア病棟」として46床で届出しました。
・10月14日 歯科口腔外科を開設しました。
・10月20日総合消防防災訓練を実施しました。
・10月26日第13回須坂病院祭を開催し、多くの来場者の方にお越しいただきました。
・11 月 25,26 日に病院機能評価 3rd:Ver1.0 の訪問審査を受審しました。
●こころの医療センター駒ヶ根
・御嶽山噴火に伴い、9 月 28 日~10 月 3 日まで「こころのケアチーム」を編成し、被災者やそのご家族
などのこころのケアにあたりました。
(派遣職員延べ人数 医師 3 名、看護師 6 名、臨床心理士 4 名、事務
職員 6 名)
・伊南行政組合北消防署の立ち会いの元、今年度2回目の防災訓練を実施しました。下平区民や西駒郷職員
にも避難誘導訓練に参加していただき、有事の際の応援体制を再確認しました。
・地域連携室の職員が、先進的な地域連携の取組をしている、三重県立こころの医療センター及び岡山県立
精神科医療センターの病院見学を行い、地域連携室のあり方について研究を進めました。
・11 月 15 日に「子ども虐待から考える私たちの心の課題」について公開講座を開催しました。
・12 月6日に「子どもの自己肯定感を高めるために」について公開講座を開催しました。
●阿南病院
・8 月 9 日に当院、飯田医師会、下伊那南部保健医療協議会主催の「下伊那南部地域ケアシステム連絡会
議」を当院で実施し、ワークショップ等 70 名参加しました。
・8 月 30 日に町内医療福祉機関交流会(ソフトバレー)を実施。60 名参加しました。
・10 月 15 日に夜間総合防災訓練を実施し、職員
74 名、御供区住民
9名が参加しました。
・地域の人たちが病院に来やすいような環境を作るため、当院玄関前において地元住民による「なごみ市」
(朝市
野菜等の販売)を開催。外来受診者数の多い火、木曜日に実施しています。
・信州大学今村教授を招いて「救急医療の現状と展望」についての公開講座を開催しました。
・11 月 15 日に病院、地元をきれいな花で飾るためオリジナルプランター作りを行う病院周辺イメージアッ
プ大作戦を病院駐車場で実施しました。
●木曽病院
・8月 29 日からがん治療中の患者さんで、がんによる身体的・精神的苦痛などの自覚のある方を対象とし
て、症状を和らげるための「緩和ケア外来」を開始しました。
・御嶽山噴火災害では DMAT を中心として 61 名の被災者の受入及び診療を行いました。
・11 月 1 日に木曽病院感謝デーを開催しました。
・11 月 24 日から更新した電子カルテが稼働しました。1 月末までに訪問看護用遠隔操作システム等も構
築していく予定です。
●こども病院
・9月27日に公開講座「視機能の発達と目の病気」を、こども病院2階大会議室で開催しました。
・11 月 10 日に本県初のプロバスケットボールチーム 信州ブレイブウォリアーズの河合監督、キャプテ
ンの仲西選手、片貝社長らが来院され、入院患者を激励していただきました。
・11 月 10 日に豊科南中三年生による合唱が行われ、秋晴れの青空の下、美しい歌声が響き渡り、手を振っ
て声援を送る患者さんの姿も見られました。
・11 月 24 日に熊本県 PR マスコットキャラクター「くまモン」が来院しました。
・11 月 28 日に「GAC しろくま家族ラウンジ」としてリニューアルオープンしました。
●信州木曽看護専門学校
・8 月 30 日にオープンキャンパスを開催し 111 名が参加しました。
・10 月 15 日に信州木曽看護専門学校初めての「宣誓式」を行いました。
・12 月 22 日には学生主催のクリスマス会を行いました。
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