自律拡大が働くなか、増税延期で景気は底堅く推移(PDF

日本経済展望
2015年1月
調査部 マクロ経済研究センター
http://www.jri.co.jp/report/medium/publication/japan
目次
◆現状・・・・・・・・・p. 1
◆景気分析・・・・・・・p. 4
◆見通し・・・・・・・・p.10
◆金利動向・・・・・・・p.11
◆内外市場データ・・・・p.12
調査部 マクロ経済研究センター(国内経済グループ)
●総括、ファンダメンタルズ全般
下田 裕介 (
●家計部門、雇用賃金
小方 尚子 (
●物価、金融
村瀬 拓人 (
●企業部門、外需
菊地 秀朗 (
●ファンダメンタルズ(現状分析)
松田 健太郎(
Tel:
Tel:
Tel:
Tel:
Tel:
03-6833-0914
03-6833-0478
03-6833-6096
03-6833-6228
03-6833-0911
Mail:
Mail:
Mail:
Mail:
Mail:
[email protected][email protected][email protected][email protected][email protected] )
◆本資料は2015年1月5日時点で利用可能な情報をもとに作成しています。
概況:一部でもたつきも、回復基調は持続
景気
消費者マインドの悪化や機械受注の減少
を受けて、先行指数は2ヵ月ぶりの低下
(2010年=100)
120
企業
景気動向指数
(CI、一致指数)
140
105
130
景気動向指数
(CI、先行指数)
110
90
100
85
90
80
80
08
09
10
11
12
13
(資料)内閣府
雇用
所得
14
(年/月)
完全失業率は低水準を維持
給与は特別給与の大幅減で前年割れ
(%)
6
5
金利動向
輸出は米国や欧州向けなどが減少
輸入は2ヵ月ぶりの増加
120
実質輸入
110
鉱工業在庫率指数
100
完全失業率(左目盛)
0
2005 06 07 08 09 10
(資料)総務省、厚生労働省
12
13
14
08
09
10
11
鉱工業生産指数
70
12
60
2005 06
108
106
14
(年/月)
消費支出は3ヵ月連続の増加と、緩やか
な回復傾向が持続
07
08
09
10
11
12
13
(資料)日本銀行
住宅
14
(年/月)
住宅着工は反動減一巡も底ばいが持続
マンション販売は低迷が持続
(万戸)
140
12
新設住宅着工戸数
(年率、左目盛)
120
11
10
実質消費支出指数
100
9
(千戸)
104
2
102
0
100
80
8
60
首都圏マンション全売却戸数
(6ヵ月移動平均、右目盛)
98
40
96
94
7
6
5
実質消費総合指数
20
▲6
92
▲8
90
2005 06 07 08 09 10 11 12
(資料)内閣府、総務省を基に日本総研作成
(年/月)
13
(資料)経済産業省
8
▲4
11
07
110
▲2
現金給与総額
(前年比、右目盛)
70
2005 06
(2010年=100)
112
3
2
実質輸出
80
10
4
(%)
4
90
消費
6
1
見通し
120
95
07
外需
景気分析
(2010年=100)
150
110
75
2005 06
2ヵ月連続で増加していた一般機械で反動
減がみられ、生産指数は3ヵ月ぶりに低下
(2010年=100)
160
115
100
現状
13
14
(年/月)
0
2005 06
4
3
07
08
09
10
11
(資料)国土交通省、不動産経済研究所
12
13
14
(年/月)
※シャドー部は景気後退期
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-1-
景況感などで弱含みも、景気の回復基調は維持
わが国景気は一部で回復にもたつ
き。2014年11月の景気ウォッチャー
調査によると、円安による原材料高
や、物価上昇に伴う消費者心理の悪
化などがDIを下押し。先行き判断
DIも良し悪しの分かれ目となる50
を下回る水準が続いており、景況感
の悪化が景気の重石に。
企業部門では、昨年11月の生産指
数が前月比▲0.6%と3ヵ月ぶりの低
下。もっとも、産業の裾野が広い輸
送機械がプラスとなったほか、電子
部品・デバイスなどでも上昇が続く
など底堅い面も。予測指数による
と、12月、本年1月とも高めの伸び
が見込まれており、年初にかけて生
産は持ち直しが続く公算。
加えて、家計部門では、新車販売
台数や小売業販売額が消費増税を控
えた駆け込み発生前の水準に持ち直
しつつある状況。
以上を踏まえると、先行きわが国
景気は緩やかながら回復傾向が続く
見通し。
一方、外需では、実質輸出が一進
一退。自動車の落ち込みなどを受け
て米国、中国を除くアジアなどが減
少。
現状
景気ウォッチャー調査
65
100
95
55
90
50
85
45
80
40
75
35
70
現状判断DI
30
先行き判断DI
65
25
60
20
55
15
50
10
45
5
2012
13
14
(資料)内閣府
(2010年=100)
105
生産指数(左目盛)
100
6
5
95
4
90
3
2
85
35
(年/月)
80
75
2012
13
(資料)経済産業省
120
115
120
110
110
105
100
100
90
95
80
0
▲1
▲2
14/10
(年/月)
14
(2007年=100)
世界
140
120
中国+香港<24>
中国+香港除くアジア<31>
米国<19>
EU<10>
100
80
60
70
90
小売業計(左目盛)
60
85
2013
(資料)経済産業省
1
実質輸出(季調値)
各種商品(百貨店など、左目盛)
新車販売台数(含む軽、右目盛)(2010年=100)
機械器具(電気機器など、右目盛)
140
消費税率
130
引き上げ
125
その他
電気機械
電子・デバイス
素材
輸送機械
予測指数(左目盛)
小売業販売額指数と新車販売台数(季調値)
(2010年=100)
金利動向
前月比
8
(右目盛) (%)
予測指数
7
40
企業動向関連(右目盛)
0
見通し
鉱工業生産指数(季調値)
家計動向関連(左目盛)
60
景気分析
14
(年/月)
40
2007
08
09
10
11
12
(資料)財務省、日本銀行を基に日本総研作成
(注)<>は2013年度のシェア。
13
14
(年/月)
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-2-
日銀短観:景況感には不透明感も、底堅い設備投資計画
現状
景気分析
見通し
金利動向
大企業の業況判断DI
2014年12月の業況判断DIは、全
規模・全産業で+5%ポイントとな
り、前回(9月)調査対比+1%ポ
イントの小幅改善。
大企業・製造業では、円安の影響
により景況感にバラツキ。輸出採算
の改善で一般機械など加工業種が改
善した一方、コスト増の負担が大き
い素材業種は悪化し、全体としては
小幅悪化。大企業・非製造業では、
消費増税後の反動減が一巡するな
か、前回対比+3%ポイントの改
善。
先行きは、調査期間の時点(回収
基準日2014年11月27日)で衆院選を
控え、政治や経済政策の先行き不透
明感が強まるなか、大企業・中小企
業、製造業・非製造業を問わず総じ
て悪化を見込んでおり、慎重な企業
マインドを反映。
(%ポイント)
20
一方、設備投資は、人手不足を受
けた省力化・合理化に向けた需要な
どから堅調。2014年度の設備投資計
画をみると、良好な足取りをたどっ
ており、とりわけ中小企業・製造業
で前年度比+7.9%と大幅上方修正。
先行き
素材
電気機械
その他
15
一般機械
自動車
製造業
先行き
25
建設関連
物流関連
その他
20
15
5
10
0
5
▲5
0
▲10
▲5
▲15
<非製造業>
(%ポイント)
10
消費関連
情報通信
非製造業
▲10
2011
12
13
14
(資料)日本銀行
2011
15
(年/期)
雇用人員判断DI
(%ポイント)
50
40
雇用人員判断DIをみると、引き
続き非製造業や中小企業を中心に人
手不足感が強い状況。
<製造業>
12
30
13
14
15
(年/期)
設備投資額の足取り(製造業、前年度比)
(%)
(%)
14
過剰超
12
<大企業>
(左目盛)
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
<中小企業>
(右目盛)
(%)
20
15
20
10
10
10
8
5
6
0
4
▲5
2
▲10
0
▲15
0
▲10
▲20
▲30
▲40
不足超
大企業・製造業
大企業・非製造業
中小企業・製造業
中小企業・非製造業
▲50
1984 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14
(年/期)
(資料)日本銀行
(注)2004年3月調査より、対象企業見直しに伴い連続せず。
2015年Q1は先行き予測値。シャドーは景気後退。
▲2
▲20
3月 6月 9月 12月見込実績 3月 6月 9月 12月見込実績
(資料)日本銀行
(注)土地投資額を含み、ソフトウェアを含まない。
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-3-
足許の消費低迷は増税前の上振れの反動という側面も
現状
安倍政権発足後の個人消費の上振れ
消費税率引き上げ後の個人消費の
大幅な落ち込みは、アベノミクスの
始動を受けた消費者マインドの改善
などを背景に、増税前の消費が実力
以上に拡大していた反動という側面
も。実際、増税前の個人消費は、税
率引き上げの1年以上前から所得環
境や金融資産などに見合った水準対
比で上振れており、需要を大幅に先
食いした形に。当面は、こうした増
税前の上振れの反動が個人消費を下
押しする公算。
一方、家計の所得環境をみると、
消費増税に伴う物価上昇が、実質
ベースでみた雇用者報酬を大きく下
押ししているものの、雇用者数や一
人当たり賃金は緩やかな増加傾向が
持続。今年度の夏季賞与では、中小
企業で支給者数が増加するなど、足
許の賃金増には広がりも。企業の労
働分配率をみても、非製造業を中心
にリーマン・ショック以前の水準ま
で低下しており、企業収益の改善が
家計所得に波及しやすい環境に。
先行きも、企業収益の改善が続く
なか家計の所得は緩やかな増加傾向
が続くとみられ、個人消費も、増税
前の上振れの反動が一巡するに従
い、所得環境などに見合った水準へ
と復帰する見込み。
(2005年=100)
112
110
108
106
104
102
100
98
2007
安倍政権発足後のかい離(累
積、右目盛)
SNA・国内家計最終消費支出
(左目盛)
所得環境・金融資産などに見
合った消費水準(左目盛)
09
10
11
12
12
10
8
6
4
2
0
▲2
14
(年/期)
(資料)内閣府、総務省、日本銀行などを基に日本総研作成
(注)所得環境・金融資産などに見合った消費水準は、以下の推計式
から算出した理論値。高齢化要因は、15歳以上人口に占める60歳
以上非労働力人口の割合。家計純金融資産は個人消費デフレー
ターで実質化。εは誤差項。推計期間は、1998Q1~2013Q4。
LN(国内家計最終消費支出)=α+β×LN(実質雇用者報酬)
+γ×LN(家計純金融資産)+δ×高齢化要因+ε
6
5
103
4
3
102
2
101
1
0
100
▲1
▲2
99
▲3
▲4
98
2010
12
13
14
(年/期)
業種別労働分配率(季調値)
(%)
【従業員規模別(2014年)】
85
6
製造業
3
非製造業
80
0
▲3
5~30人
9
11
(資料)内閣府、総務省などを基に日本総研作成
夏季賞与支給額の寄与度(前年度比)
(%)
9
金利動向
物価上昇要因
(2010年=100)
一人当たり名目賃金要因
雇用者数要因
消費税率
実質雇用者報酬(前年比、左目盛) 引き上げ
104
実質雇用者報酬(季調値、右目盛)
(%)
13
見通し
実質雇用者報酬の寄与度分解
(%ポイント)
08
景気分析
30~99人
100~499人
【従業員規模:5人以上】
6
500人以上
一人当たり支給額
支給労働者数
賞与支給総額
75
70
65
3
0
60
▲3
55
1995 97
▲6
~~~~~
~~~~~
▲9
1991 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11
(資料)厚生労働省を基に日本総研作成
(注)2009年度の賞与支給総額は、前年度比▲13.3%。
13
(年度)
99
01
03
05
07
09
11
13
(年/期)
(資料)財務省を基に日本総研作成
(注)労働分配率=人件費/付加価値額、
付加価値額=人件費+経常利益+減価償却費+支払利息等。
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-4-
円安・原油安が企業収益にプラスに作用
2014年10月末の日銀による追加金
融緩和以降、円安が一段と加速。わ
が国の生産・輸出構造の変化を背景
に、円安が輸出数量を押し上げる効
果は減衰しており、円安は貿易面で
はむしろ収支の赤字拡大に作用する
見込み。
一方、足許では大幅に原油安が進
み、輸入コストの上昇という円安の
悪影響を緩和。輸出入価格の変化を
通じた所得の流出入を試算すると、
足許の原油安は、円安による所得流
出を上回る規模の所得流入をもたら
す結果に。結果として、先行き貿易
赤字は縮小の公算。
一方、収益面への影響についてみ
ると、円安は依然として企業収益に
はプラスに作用。収益押し上げの主
因は第一次所得収支の黒字拡大。M
&Aや海外証券の買い増しを進めた
結果、企業の対外資産は大幅に増
加。円安に伴う額面嵩上げ効果も加
わり、足許の第一次所得収支黒字額
は過去最大に。
さらに、円安は訪日外国人旅行者
数の増加や、知財使用料などの受取
額嵩上げを通じて、サービス収支の
改善にも寄与。財の輸出が伸び悩む
一方、サービス受取は増加傾向にあ
り、わが国経常収支に与える影響力
も拡大。
現状
輸出入価格変動による所得の流出入(前年差)
8
流
入
4
▲2
▲3
0
▲4
▲2
足許の水準で
原油価格・為替が
横ばいのケース
2012
13
14
(資料)財務省、日本銀行をもとに日本総研作成
(注)年率換算。
15
流
出
対外証券投資
対外直接投資
第一次所得収支(季調値、右目盛)
120
シミュレーション
▲5
▲6
2011
(年/期)
(兆円)
5.0
4.5
(万人)
350
(%)
35
30
訪日外国人旅行者数(右目盛)
300
サービス受取/財輸出
20
200
15
150
10
100
1.0
5
50
0.5
0
1996
2.5
2.0
1.5
40
20
0
2000
15 (年/期)
250
3.0
60
14
25
3.5
80
13
サービス受取比率と訪日外国人旅行者数
4.0
100
12
(資料)財務省、マクロモデルシミュレーションを基に日本総研作成
(注)既往の生産・輸出構造の変化を踏まえ、為替が輸出数量に
与える影響を無効化し試算。
法人企業の対外資産残高と第一次所得収支
(兆円)
140
為替弊社予測、原油価格下落前
1ドル105円、原油価格下落前
為替弊社予測、原油価格下落後
▲1
2
▲6
金利動向
0
6
▲4
見通し
通関貿易収支(試算)
(兆円)
1
その他輸出入価格要因(契約通貨ベース)
原油輸入価格要因(契約通貨ベース)
為替要因
所得流出入額
(兆円)
10
景気分析
0.0
02
04
06
08
(資料)日本銀行、財務省
10
12
14
(年/期)
0
98
00
02
04
(資料)財務省、国土交通省
(注)それぞれ、独自季調値。
06
08
10
12
14
(年/期)
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-5-
企業収益の回復には産業間・規模間で濃淡
円安・原油安による企業経常利益増加額(試算)
景気分析
見通し
金利動向
産業別売上高原価率(2014年7~9月期)
(%)
100
(兆円)
3.5
90
3.0
原油安効果
2.5
80
円安効果
70
1.5
60
1.0
50
0.5
40
サービス業
不動産業
卸売・
小売
運輸、郵便
情報通信業
ガス・
熱供給・
水道
電気業
建設業
農林水産業
非製造業
その他の製造業
輸送用機械
情報通信機械
電気機械
業務用機械
生産用機械
はん用機械
金属製品
非鉄金属
鉄鋼業
窯業・
土石
石油・
石炭製品
化学工業
パルプ・
紙
繊維工業
食料品
製造業
全産業
2.0
0.0
2014
15
16
(年度)
(資料)財務省、マクロモデルシミュレーションを基に日本総研作成
(注)足許の市場推移を勘案し、10%の円安、30%の原油安が定
着した場合のベースラインからの増加額。
(資料)財務省
総資本経常利益率(ROA)
規模別海外現地法人からの受取収益比率
(%)
中小企業製造業
中小企業非製造業
大企業製造業
大企業非製造業
7
現地法人からの受取収益/本社企業売上高
6
5
4
3
2
非製造業
製造業
非製造業
製造業
非製造業
(%)
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
製造業
原油安も、企業のエネルギーコス
トの軽減を通じて収益増に寄与。マ
クロモデルシミュレーションでは、
仮に足許の円安・原油安が定着した
場合、2015年度の企業収益は3兆円
以上押し上げられると試算。
ただし、企業収益の回復には産業
間、規模間で濃淡。
産業別に売上高原価率をみると、
原材料を輸入に依存する石油・石炭
製品をはじめとした素材業種のほ
か、非製造業では電気業などで高水
準。原油安によるプラス効果が期待
される一方、円安によるコスト増も
無視できず、これらの業種では収益
押し上げ効果が限られる見込み。
規模別にみると、中堅・中小企業
では、リスクが大きい海外進出を
行っていない企業が多く、海外展開
している企業をみても、海外事業で
の収益性は大企業に比べ低い状況。
こうしたなか、中堅・中小企業で
は、円安の恩恵を受けにくく、コス
ト増の負担が一段と深刻に。
リーマン・ショック後、大企業製
造業などグローバル企業は、リスト
ラや海外展開などの事業再編で収益
性を改善した一方、内需型企業は収
益性改善に遅れ。グローバル企業の
収益増加が、国内経済全体に均霑す
るよう、国内での賃上げや投資増を
促すと同時に、内需型企業の負担を
軽減する環境整備が急務。
現状
大企業
中堅企業
中小企業
(資料)経済産業省
(注)企業規模分類は「海外事業活動基本調査」に準ずる。
売上高は海外進出企業ベース。2012年度。
1
0
▲1
2008
09
10
(資料)財務省
(注)4期移動平均。
11
12
13
14
(年/期)
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-6-
家計部門で広がる地域的バラツキ
人口動態も一因。大都市では2011
年以降、15歳以上人口が76万人増加
したのに対し、その他地域では消費
水準が高い35~64歳を中心に36万人
減少し、消費伸び悩みに作用。
【実収入、右目盛】
58
56
54
52
(万円)
36
50
大都市
その他地域
【消費支出、左目盛】
34
48
(%)
2.1
32
50
【配偶者女性有業率、右目盛】
45
2.0
40
1.9
(人)
1.8
46
44
1.7
42
1.6
35
大都市
その他地域
【有業人員数、左目盛】
30
25
20
15
40
38
30
2005 06
07
08
09
10
11
12
13
14
(年)
(資料)総務省
(注1)大都市は、東京都区部と政令指定都市。
(注2)世帯員二人以上の勤労者世帯。
(注3)2014年は2013年12月~2014年11月。
1.5
2005 06
10
07
08
09
10
11
12
13
(資料)総務省
(注1)大都市は、東京都区部と政令指定都市。
(注2)世帯員二人以上の勤労者世帯。
(万人)
2012年
(万円)
250
2013年
2014年4~6月期
200
150
50
関東
東海
近畿
(資料)総務省
(注)世帯員二人以上の世帯。
その他地域
(年/月)
人口
100
80
60
40
20
0
▲ 20
▲ 40
▲ 60
就業者
男性
0
14
人口と就業者数の変化(2011~2014年)
地域別世帯当たり株式・株式投資信託保有高
100
地方創生、すなわち各地域の特
性、独自の資源を活かした持続的な
成長モデル確立が都市以上に急がれ
る状況。
金利動向
(万円)
40
15歳以上計
15~34歳
35~64歳
65歳以上
15~34歳
35~64歳
65歳以上
さらに、都市では共働き化が加速
し、世帯収入を底上げ。また、株高
による資産効果も株式保有の多い都
市世帯が中心。
見通し
世帯当たり有業人員数と配偶者女性有業率
地域別世帯当たり実収入と消費支出
38
地方の世帯支出は、実収入の伸び
悩みを反映して都市部に比べ低迷。
地方ではわが国製造業の高付加価値
品への特化により、円安に伴う生産
増が期待しにくくなる一方、大都市
に多く立地するグローバル企業で
は、円安の恩恵を受け収益が改善し
ており、地域間のバラツキ拡大に作
用。
景気分析
女性
3大都市圏
15歳以上計
15~34歳
35~64歳
65歳以上
15~34歳
35~64歳
65歳以上
アベノミクス始動後の円安に伴う
恩恵のバラツキは、企業部門のほ
か、家計部門においても地域間で看
取。
現状
男性
女性
その他地域
(資料)総務省
(注)2014年は2013年10月~2014年9月平均。
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-7-
増税延期が当面景気にプラスの一方、財政再建は後退
こうしたなか、政策面では10月に
予定されていた消費税率10%への引
き上げ延期と、経済対策が景気押し
上げ要因に。
増税の物価上昇によるGDPへの影響(試算)
(%)
0.0
現状
もっとも、財政面では消費増税を
前提とした財政再建に暗雲。増税延
期により消費税収が想定よりも大幅
に下振れるため、国・地方のプライ
マリーバランスは悪化。さらに、消
費税収の増加分を充てることになっ
ていた子育て、医療・介護、年金な
どを中心とする社会保障の充実・安
定化も後退。
見通し
金利動向
2014年度補正予算による経済対策の中身
物価上昇要因(2015年10月引き上げ分)
物価上昇要因(2014年4月引き上げ分)
生活者・事業者への支援
1.2兆円
プレミアム付商品券の発行支援など
原材料高騰に対応する低利融資制度創設
高速道路料金割引
フラット35Sの金利引き下げ幅拡大
▲0.5
増税延期は、物価上昇による実質
所得の下押しがなくなることで、個
人消費を中心にプラスに作用。ちな
みに、マクロモデルシミュレーショ
ンによると、今秋の消費増税延期
は、2015年度および2016年度の実質
GDPを、それぞれ+0.2%ポイン
ト、+0.7%ポイント押し上げると試
算。加えて、昨年12月に閣議決定さ
れた3.5兆円の経済対策が実施に移さ
れれば、2015年度の景気をさらに下
支えすることに。
景気分析
住宅版エコポイント制度実施
地方の活性化
▲1.0
▲1.5
再増税が延期された
場合の下振れ
ふるさと納税の促進
+0.2
新規インバウンド需要創出
若者の農林漁業への就業・研修支援
+0.7
災害復旧・復興加速化
再増税が実施された場合の下振れ
▲2.0
2014
15
増税延期に伴う税収面への影響(試算)
(兆円)
1
自然災害リスクに対する緊急防災対応
学校施設などの耐震化
東日本大震災の被災地の復旧・復興
(資料)首相官邸
増税延期で見直し対象となる社会保障メニュー
【子育て】 0. 7兆円
・子育て支援の総合的推進と充実
・待機児童解消に向けた取り組み
0
▲1
【医療・介護】
1. 5兆円
・職員待遇の改善などサービス提供体制の改革
・医療保険制度の財政安定化など保険制度の改革
・難病などに係る公平かつ安定的な制度の確立
▲2
▲3
▲5
1.7兆円
大規模災害からの復旧
16
(年度)
(資料)内閣府、総務省などを基にマクロモデルシミュレーション
(注)消費税率の引き上げが実施された場合のベースラインからのか
い離率を表示。
▲4
0.6兆円
地域再生戦略交付金
企業関連税収
【年金】
消費税収
プライマリー・バランス
▲6
2015
16
(年度)
(資料)財務省、内閣府などを基にマクロモデルシミュレーション
(注)2015年10月に消費税率の再引き上げ(8%→10%)が予定通り
実施された場合のベースラインからのかい離額を表示。
0. 6兆円
・低所得高齢者への給付増
・受給に必要な加入期間の短縮
【所要額合計】
2.8兆円
(資料)内閣官房、各種報道を基に日本総研作成
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-8-
円安の影響が顕在化するに従い、物価の騰勢も再び加速へ
消費者物価の寄与度分解(前年比)
2014年11月のコアCPIは、消費
税の影響を除くベースで前年比+
0.9%と、4月をピークに騰勢鈍化。
足許では、原油価格下落に加え、消
費増税の影響などによる需給環境の
改善の遅れが物価下押し要因に。
一方、10月末の日銀の追加金融緩
和を受け、為替市場では大幅な円安
が進行。円安は、輸入コストの上昇
を通じ物価押し上げに働くだけでな
く、企業収益の改善が設備投資や家
計所得の増加につながれば、需給環
境の改善を通じても物価上昇圧力と
して作用する見込み。円安の影響が
消費者物価に波及するには、半年以
上の期間を要するとみられることか
ら、当面は、消費者物価の伸び悩み
が続くとみられるものの、円安の影
響が顕在化するに従い、消費者物価
の騰勢も再び加速に向かう公算。
もっとも、「2%での持続的な物
価の安定」という日銀の目標達成に
は、インフレ期待の上昇を通じ物価
上昇率が安定的に高まることが不可
欠。家計や企業のインフレ期待は、
現実の物価上昇率から受ける影響も
大きいとみられることから、インフ
レ期待の上昇には物価上昇ペースの
再加速の確認が必要。物価目標の達
成には、時間を要する見込み。
金利動向
0
耐久消費財
3.0
見通し
(%)
その他
3.5
景気分析
需給ギャップと原油価格
消費税率引き上げの直接的な影響
(%)
現状
消費税の
影響を除く
食料
2.5
エネルギー
2.0
消費者物価指数(生鮮食品除く)
需給ギャップ
▲1
▲2
▲3
▲4
原油価格(WTI、2ヵ月先行、前年比、左目盛)
CPI(石油製品、前年比、右目盛)
(%)
15
1.5
▲5
30
1.0
15
10
0
5
▲ 15
0
0.5
0.0
▲ 30
▲0.5
▲5
足許の水準で原油価格が横ばいの場合
▲ 10
▲ 45
▲1.0
2013
2012
14
13
14
15
(年/月、期)
(年/月)
(資料)総務省、内閣府、Bloomberg L.P.などを基に日本総研作成
(資料)総務省を基に日本総研作成
為替レートと消費者物価の時差相関
生鮮食品除く総合
エネルギー
耐久消費財
(相関係数、逆目盛)
▲ 0.6
▲ 0.5
▲ 0.4
▲ 0.3
負の相関は、為替が円安方
向に変化すると、物価が上昇
する傾向にあることを示唆。
▲ 0.2
▲ 0.1
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11
(時差、名目実効為替レート先行、月)
(資料)総務省、日本銀行を基に日本総研作成
(注1)名目実効為替レートと消費者物価指数の前年比を用い時差
相関を算出。生鮮食品除く総合、耐久消費財は2000年以降、エ
ネルギーについては、2006年以降のデータを使用。
(注2)白抜きのマーカーは負の相関が最大となる時差。
CPIと家計のインフレ予想
(%)
家計のインフレ予想(今後5年間)
家計のインフレ予想(今後1年間)
2.5
コアCPI(前年比)
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
▲ 0.5
▲ 1.0
▲ 1.5
▲ 2.0
▲ 2.5
2000
02
04
06
08
10
12
14
(年/期)
(資料)総務省、日本銀行を基に日本総研作成
(注1)家計のインフレ予想は、「生活意識に関するアンケート調
査」を用い、修正カールソン・パーキン法により推計。同調査は、
2013年6月より消費税率引き上げの影響を除くベースで調査。
(注2)コアCPIは、消費税率引き上げの影響を除くベース。
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
-9-
自律拡大が働くなか、増税延期で景気は底堅く推移
当面は、消費の緩慢な回復や在庫
調整圧力の残存が景気の重石に。
もっとも、これらが一巡すれば、①
企業の前向きな投資スタンスの堅
持、②所得雇用環境の改善持続、③
原油価格下落に伴う企業のコスト軽
減や家計の購買力上昇、などを背景
に景気は持ち直しに転じる見込み。
2015年度は、景気の自律拡大メカ
ニズムが徐々に強まるなか、消費増
税延期による物価上昇を通じた購買
力低下の回避や、経済対策実施がプ
ラスに作用。景気は底堅く推移する
見通し。
2016年度は、引き続き自律拡大メ
カニズムが作用する一方、①円安な
どを背景とする物価上昇を通じた実
質所得の伸び悩み、②米中をはじめ
とする海外経済の成長鈍化、などが
重石となり、年央にかけて成長率が
鈍化する見込み。もっとも、年度後
半は消費増税を前に駆け込み需要が
発生し、景気を押し上げる見込み。
消費者物価は、足許原油価格の大
幅下落や、消費増税後の景気落ち込
みなどによる需給環境改善の遅れが
下押しに作用し、当面伸び悩みが続
く見込み。もっとも、円安がラグを
伴うかたちで、2015年後半以降再び
物価の騰勢を強める見通し。
現状
景気分析
見通し
金利動向
わが国主要経済指標の予測値(2015年1月5日時点)
(四半期は前期比年率、%、%ポイント)
2014年
2015年
10~12
(予測)
▲ 1.9
2.4
2.1
1.7
1.5
1.4
1.5
1.4
1.3
1.3
1.9
2.1
▲ 0.7
1.6
1.5
個人消費
1.5
2.0
1.2
1.3
1.2
1.1
1.1
1.0
1.0
1.6
3.5
2.5
▲ 2.9
1.3
1.2
住宅投資
▲ 24.4
2.4
3.0
3.0
2.8
2.6
2.5
2.5
2.7
4.5
4.9
9.3
▲ 11.0
0.9
3.0
設備投資
▲ 1.5
4.2
3.7
3.8
3.7
3.7
3.8
2.8
3.0
3.3
3.5
4.0
0.5
3.5
3.3
(寄与度)
(▲ 2.5)
(
0.0)
7~9
10~12
1~3
4~6
7~9
10~12
1~3
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
7~9
在庫投資
4~6
2017年
(実績)
実質GDP
1~3
2016年
(実績)
(
0.1)
(
0.0)
(
0.0)
(
0.0)
(
0.0)
(
0.2)
(
0.1)
(▲ 0.3)
(▲ 0.7)
(▲ 0.5)
(予測)
(
0.5)
(▲ 0.1)
(▲ 0.0)
政府消費
1.1
0.6
0.5
0.5
0.5
0.5
0.5
0.6
0.7
0.7
0.7
1.6
0.4
0.5
0.6
公共投資
5.5
▲ 2.5
0.5
1.4
0.2
▲ 2.0
0.0
▲ 0.5
▲ 1.0
▲ 1.2
▲ 1.3
10.3
1.4
0.2
▲ 0.8
0.3)
(▲ 0.4)
(▲ 0.1)
(▲ 0.1)
(▲ 0.2)
(▲ 0.4)
(▲ 0.5)
純輸出
(寄与度)
(
(▲ 0.2)
(▲ 0.1)
(▲ 0.1)
(
0.0)
(▲ 0.1)
(
0.4)
(▲ 0.1)
(▲ 0.1)
輸出
5.2
7.5
3.9
4.4
4.6
4.7
4.7
4.5
4.2
4.2
4.2
4.7
6.4
4.8
4.4
輸入
3.0
7.7
4.0
4.3
4.2
3.9
4.3
4.4
4.1
4.4
5.2
6.7
2.9
4.5
4.3
名目GDP
0.7
1.4
1.0
1.3
2.6
1.9
1.7
1.6
1.8
1.8
2.0
1.8
1.2
1.9
GDPデフレーター
2.0
1.6
2.0
0.1
0.5
0.4
0.2
0.1
0.4
0.4
0.4
▲ 0.3
2.0
0.3
0.4
3.2
2.7
2.7
1.0
1.2
1.4
1.5
1.4
1.4
1.4
1.5
0.8
3.0
1.3
1.4
(前年比、%)
消費者物価
(除く生鮮)
(除く生鮮、消費税)
鉱工業生産
完全失業率 経常収支
対名目GDP比
円ドル相場
原油輸入価格
1.8
1.1
0.7
0.7
1.0
1.2
1.4
1.5
1.4
1.4
1.4
1.5
0.8
1.0
1.3
1.4
▲ 1.0
▲ 1.6
▲ 2.8
2.0
4.4
2.8
2.0
1.4
1.2
1.1
1.2
3.2
▲ 0.7
2.8
1.2
(%)
3.6
3.5
3.5
3.5
3.5
3.4
3.4
3.4
3.4
3.4
3.4
3.9
3.5
3.4
3.4
(兆円)
1.67
0.45
2.99
1.04
2.55
0.49
3.30
0.95
2.37
0.17
3.34
0.83
5.46
7.38
6.83
1.4
0.3
2.4
0.8
2.1
0.4
2.6
0.8
1.9
0.1
2.6
0.2
1.1
1.5
1.3
(円/ドル)
104
114
120
121
121
123
124
125
125
125
125
100
110
122
125
(ドル/バレル)
108
90
65
68
71
73
75
75
76
76
77
110
93
72
76
(%)
(資料)内閣府、総務省、経済産業省、財務省などを基に
日本総研作成
(注1)足許の原油価格下落を受けて、直近の改訂見通
し(2014年12月8日)から予測値を修正。
(注2)2014年度補正予算による経済対策が実施される
と想定。
(注3)2017年4月に消費税率引き上げ(8%→10%)が
実施されると想定。
海外経済の前提
2014年
過去の実質GDP予測値
(前年比、%)
2015年
2016年
(前年比、%)
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
(実績)
(予測)
米国
(予測)
2.4
3.1
2.8
10月号
2.3
0.4
1.2
ユーロ圏
0.8
0.9
1.3
11月号
2.3
0.4
1.2
中国
7.4
7.2
7.0
12月号
2.2
▲ 0.7
1.5
1.4
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
- 10 -
長期金利は横ばい圏での低位安定推移が続く見込み。
日銀は、2014年12月18、19日の定
例会合で、マネタリーベースが年間
約80兆円のペースで増加するよう金
融市場調節を行う、という現状の金
融政策の維持を決定。日銀は、10月
末に決定した量的・質的金融緩和の
拡大を、物価目標達成に向け十分な
措置とみており、当面は、こうした
措置が実体経済・金融市場に与える
影響を見極めるため、現状ペースで
の資産買い入れを続ける見込み。
長期金利は、日銀の国債買い入れ
が恒常的に金利低下に作用している
ほか、足許では、原油安による資源
国の金融市場の混乱を受け投資家の
リスク回避姿勢が高まったことや、
ECBの追加金融緩和観測を背景と
した欧州金利の低下なども金利下押
しに作用し、0.3%割れまで低下。
長期金利の先行きを展望すると、
内外景気に不透明感が残るなか、日
銀による中長期債の買い入れペース
の拡大も需給面から金利低下に作用
することで、長期金利は当面、横ば
い圏での低位安定推移が続く見込み。
もっとも、内外景気の先行き不透明
感が払拭されていけば、米国金利の
上昇や消費者物価の上昇期待などを
背景に、金利上昇圧力が徐々に強ま
る可能性も。
現状
景気分析
見通し
金利動向
わが国主要金利の見通し
2.0
(%)
予測
1.8
新発10年国債利回り
ユーロ円TIBOR3ヵ月金利
基準貸付利率(公定歩合)
無担コール翌日物金利
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
13/3
6
9
12
14/3
6
9
12
15/3
6
9
12
15/3
(年/月末)
(%)
2014年
1~3
2015年
4~6
7~9
2016年
10~12
1~3
4~6
7~9
10~12
1~3
無担コールO/N誘導目標
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
基準貸付利率(公定歩合)
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
ユーロ円TIBOR3ヵ月物金利
0.22
0.21
0.21
0.19
0.20
0.21
0.22
0.22
0.22
円スワップ5年物金利
0.33
0.31
0.26
0.24
0.22
0.24
0.25
0.28
0.30
新発10年国債利回り
0.63
0.60
0.53
0.44
0.36
0.42
0.45
0.48
0.50
(注)無担コール・基準貸付利率は末値。
その他は期中平均値。
予測
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
- 11 -
内外市場データ(月中平均)
短期金利
無担O/N
(%)
11/4
11/5
11/6
11/7
11/8
11/9
11/10
11/11
11/12
12/1
12/2
12/3
12/4
12/5
12/6
12/7
12/8
12/9
12/10
12/11
12/12
13/1
13/2
13/3
13/4
13/5
13/6
13/7
13/8
13/9
13/10
13/11
13/12
14/1
14/2
14/3
14/4
14/5
14/6
14/7
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
0.09
0.09
0.09
0.09
0.09
0.09
0.10
0.09
0.09
0.09
0.10
0.09
0.09
0.10
0.09
0.10
0.10
0.09
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.09
0.09
0.09
0.09
0.08
0.09
0.09
0.08
0.09
0.09
0.09
0.09
0.08
0.08
0.09
0.08
0.08
0.09
0.09
0.07
0.08
0.09
ユーロ円(TIBOR)
3ヵ月
6か月
(%)
(%)
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.32
0.32
0.30
0.28
0.25
0.24
0.23
0.23
0.23
0.23
0.23
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.21
0.21
0.21
0.21
0.21
0.21
0.21
0.20
0.18
0.18
0.44
0.44
0.44
0.44
0.44
0.43
0.43
0.43
0.43
0.43
0.44
0.44
0.44
0.44
0.44
0.43
0.43
0.43
0.43
0.42
0.41
0.40
0.38
0.35
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.33
0.32
0.32
0.32
0.32
0.31
0.31
0.31
0.30
0.30
0.30
0.30
0.30
0.29
0.27
0.27
円・円スワップ
2年
5年
10年物
(%)
(%)
(%)
0.39
0.36
0.37
0.37
0.33
0.34
0.35
0.37
0.38
0.37
0.35
0.35
0.35
0.35
0.34
0.30
0.30
0.29
0.26
0.26
0.22
0.21
0.21
0.22
0.25
0.27
0.27
0.27
0.26
0.26
0.22
0.21
0.20
0.21
0.19
0.19
0.19
0.19
0.18
0.17
0.18
0.17
0.16
0.16
0.14
0.64
0.56
0.54
0.53
0.46
0.45
0.47
0.47
0.49
0.47
0.46
0.49
0.45
0.43
0.40
0.36
0.37
0.36
0.33
0.31
0.28
0.30
0.29
0.28
0.37
0.48
0.50
0.48
0.43
0.42
0.36
0.35
0.37
0.36
0.32
0.32
0.33
0.32
0.29
0.26
0.26
0.27
0.24
0.26
0.22
1.31
1.20
1.15
1.12
1.02
0.99
1.01
0.99
1.00
0.98
0.98
1.04
0.98
0.89
0.84
0.77
0.81
0.80
0.78
0.75
0.77
0.80
0.79
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0.73
0.92
1.01
1.01
0.95
0.91
0.79
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0.80
0.80
0.79
0.77
0.74
0.68
0.64
0.66
0.62
0.62
0.54
国債
2年物
10年物
(%)
(%)
0.21
0.19
0.17
0.16
0.14
0.14
0.15
0.13
0.14
0.13
0.12
0.12
0.11
0.11
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.10
0.09
0.04
0.05
0.11
0.13
0.13
0.13
0.11
0.11
0.10
0.10
0.09
0.09
0.08
0.08
0.09
0.09
0.09
0.07
0.07
0.07
0.04
0.02
-0.01
1.27
1.15
1.13
1.12
1.03
1.01
1.01
0.99
1.01
0.98
0.97
1.01
0.95
0.86
0.84
0.78
0.80
0.80
0.77
0.74
0.74
0.78
0.75
0.61
0.57
0.77
0.85
0.83
0.76
0.72
0.64
0.61
0.68
0.68
0.60
0.62
0.62
0.60
0.59
0.55
0.51
0.54
0.49
0.47
0.38
プライムレート
為替相場
株式相場
短期
長期
¥/$ ¥/Eur 日経平均
TOPIX
(ポイント)
(%)
(%) (NY終値)(NY終値) 株価
(円)
1.48
1.68
83.17
120.35 9644.62
843.89
1.48
1.57
81.15
116.24 9650.78
837.02
1.48
1.52
80.47
115.89 9541.53
822.06
1.48
1.50
79.27
113.30 9996.68
861.29
1.48
1.40
77.05
110.46 9072.94
778.73
1.48
1.39
76.86
105.70 8695.42
753.81
1.48
1.40
76.68
105.26 8733.56
750.34
1.48
1.40
77.54
105.09 8506.11
730.12
1.48
1.40
77.84
102.35 8505.99
732.53
1.48
1.40
76.93
99.33 8616.71
744.40
1.48
1.40
78.60
104.06 9242.33
799.32
1.48
1.36
82.55
109.07 9962.35
850.37
1.48
1.35
81.27
106.99 9627.42
817.43
1.48
1.31
79.68
101.90 8842.54
745.33
1.48
1.30
79.35
99.57 8638.08
733.19
1.48
1.26
78.98
97.09 8760.68
746.00
1.48
1.25
78.68
97.59 8949.88
748.73
1.48
1.25
78.16
100.62 8948.59
742.65
1.48
1.25
79.01
102.47 8827.39
736.24
1.48
1.21
81.05
104.07 9059.86
753.21
1.48
1.20
83.91
110.16 9814.38
811.87
1.48
1.20
89.10
118.53 10750.85
901.20
1.48
1.16
93.13
124.24 11336.44
961.02
1.48
1.15
94.87
122.92 12244.03
1028.55
1.48
1.18
97.75
127.35 13224.06
1110.41
1.48
1.24
100.99
131.05 14532.41
1203.38
1.48
1.29
97.29
128.40 13106.62
1089.48
1.48
1.33
99.64
130.47 14317.54
1186.91
1.48
1.31
97.80
130.25 13726.66
1145.42
1.48
1.30
99.19
132.53 14372.12
1185.18
1.48
1.23
97.83
133.43 14329.02
1188.51
1.48
1.20
100.11
135.13 14931.74
1222.90
1.48
1.20
103.60
141.96 15655.23
1254.45
1.48
1.24
103.88
141.51 15578.28
1275.17
1.48
1.22
102.12
139.59 14617.57
1200.83
1.48
1.20
102.36
141.52 14694.83
1190.57
1.48
1.20
102.51
141.58 14475.33
1171.18
1.48
1.20
101.84
139.85 14343.14
1174.62
1.48
1.20
102.06
138.81 15131.80
1246.22
1.48
1.17
101.75
137.74 15379.29
1275.72
1.48
1.15
102.98
137.10 15358.70
1271.50
1.48
1.15
107.39
138.46 15948.47
1313.29
1.48
1.15
108.02
136.99 15394.11
1253.99
1.48
1.15
116.40
145.21 17179.03
1385.33
1.48
1.11
119.44
146.99 17541.69
1411.59
米国市場
欧州市場
FF O/N ユーロ3ヵ月 10年国債 NYダウ ユーロ3ヵ月 10年国債
(%)
(%)
(%)
工業株
(%)
(%)
(ドル)
0.10
0.28
3.43 12434.88
1.32
3.35
0.09
0.26
3.15 12579.99
1.43
3.11
0.09
0.25
2.99 12097.31
1.49
2.97
0.07
0.25
2.98 12512.33
1.60
2.79
0.10
0.29
2.29 11326.62
1.55
2.25
1.54
1.87
0.08
0.35
1.96 11175.45
0.07
0.41
2.13 11515.93
1.58
2.04
0.08
0.48
2.00 11804.33
1.49
1.95
0.07
0.56
1.97 12075.68
1.43
1.99
0.08
0.57
1.93 12550.89
1.22
1.86
0.10
0.50
1.96 12889.05
1.05
1.90
0.13
0.47
2.16 13079.47
0.86
1.88
0.14
0.47
2.03 13030.75
0.74
1.73
0.16
0.47
1.78 12721.08
0.69
1.46
0.16
0.47
1.61 12544.90
0.66
1.43
0.16
0.45
1.50 12814.10
0.50
1.31
0.13
0.43
1.67 13134.90
0.33
1.42
0.14
0.39
1.70 13418.50
0.25
1.55
0.16
0.33
1.72 13380.65
0.21
1.52
0.16
0.31
1.65 12896.44
0.19
1.39
0.16
0.31
1.71 13144.18
0.19
1.36
0.14
0.30
1.88 13615.32
0.21
1.56
0.15
0.29
1.97 13967.33
0.22
1.60
0.14
0.28
1.94 14418.26
0.21
1.41
0.15
0.28
1.73 14675.91
0.21
1.25
0.11
0.27
1.92 15172.18
0.20
1.37
0.09
0.27
2.29 15035.75
0.21
1.62
0.09
0.27
2.56 15390.21
0.22
1.63
0.08
0.26
2.73 15195.35
0.23
1.80
0.08
0.25
2.80 15269.84
0.22
1.93
0.09
0.24
2.60 15289.29
0.23
1.81
0.08
0.24
2.71 15870.83
0.22
1.72
0.09
0.24
2.89 16095.77
0.27
1.85
0.07
0.24
2.85 16243.72
0.29
1.80
0.07
0.24
2.70 15958.44
0.29
1.66
0.08
0.23
2.72 16308.63
0.31
1.59
0.09
0.23
2.69 16399.50
0.33
1.53
0.09
0.23
2.55 16567.25
0.33
1.40
0.10
0.23
2.59 16843.75
0.24
1.35
0.09
0.23
2.53 16988.26
0.21
1.20
0.09
0.23
2.41 16775.15
0.19
1.02
0.09
0.23
2.52 17098.13
0.10
1.00
0.09
0.23
2.29 16701.87
0.08
0.88
0.09
0.23
2.32 17648.98
0.08
0.79
0.09
0.24
2.20 17754.24
0.08
0.64
(株)日本総合研究所 日本経済展望 2015年1月
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