H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 厚生労働科学研究費補助金 (成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業) 重症新生児のアウトカム改善に関する多施設共同研究 ー 総合研究報告書(平成22~24年度) 総合周産期母子医療センターネットワークにおけるフォ口 アップ体制の整備 研究分担者 研 河野由美 自治医科大学小児科 准教授 究 要 旨 目的:周産期医療のアウトカム指標である児の成長・発達・神経機能・行動評価を周産期医療センタ ーネットワーク (以下NRN) において、統一の基準のプロトコールにより評価するフォローアップ体 制を構築し重症新生児の予後を明らかにすることを研究目的とした。方法:NRN施設のフオローアッ ー プ体制に関するアンケー ト調査、NRNデータベースへの予後データの登録の推進、予後デ タの解析 により極低出生体重児の神経発達予後を解析した。結果:フオローアップの重要性の理解、心理士等 の配置による発達検査の普及、 データベース登録方法の改善等により実施可能施設は65施設まで増 加した。 極低出生体重児の3歳時評価例における神経学的障害の割合が明らかとなった (脳性麻海 8.2%、両側/片側失明1.0%、補聴器使用0.8%、 新版K式DQ<7014.6%、主治医判定を含めた発達遅 滞16.0%)。障害の中で発達遅滞の割合が最も多く、在胎期間が短いことがリスク増加とより強く関 連した。 経年的変化の検討では、 2003年~2007年出生の児で死亡率は低下傾向にあるが長期予後に 明らかな変化は見られなかった。予後と関連する要因を解析し、フオローアップ率は予後調査参加施 設で生存例の60%前後、超低出生体重児のみで68%であり、 フオローアップの脱落防止方法として、 低出生体重児の成長・発達の特徴や長期フオローアップの必要性を加えた保護者向けNIcu退院手帳 「極低出生体重児用」と、フオローアップからの脱落を防ぐためのチェツクリストを作成しNRN参加 施設に配布した。結論:重症新生児の退院後のフォローアップ体制の構築を進め、周産期医療の改善 の指標となる長期予後が明らかとなった。より長期のフオローアップ体制の確立と発達障害の軽減を 標的とした治療・介入の必要性が明らかとなった。 研 究 協 ・ 者母 子 保 健 セ ン タ 一 愛育病院母 総合 力佐藤紀子 芥 川 香 奈 埼 玉 県 立 小 児 医 療 セ ン タ一未 子 熟 保児健新科 部 長 生 児 科 医 員 石井のぞみ 埼玉県立小児医療センター未熟児 清水正樹 総合母子保健センタ一愛育病院 母子保健科医長 新 生 永田雅子 一 児 科 部 名古屋大学大学院発達心理精神科 菅野啓一 埼玉県立小児医療センタ 埼玉県 学教育研究センタ一准教授 立小児医療センタ一未熟児新生児科医長 鍋谷まこと 九島令子 東京都立墨東病院周産期センター 新 生 児 科 医 長 児 科 医 淀川キリスト教病院小児科部長、 子どもホスピス病院院長 平澤恭子 国立病院機構九州医療センタ一小 佐藤和夫 長 長 東京女子医科大学小児科准教授 本間洋子 丸山秀彦 実践女子大学教授 高知医療センタ一小児科 医員 H22~24厚科成育基盤 益邑千草 周産期ネット藤村班 日本子ども家庭総合研究所主任研 作成と予後の解析 当研究班内の 「周産期デ ー タベースの構築」 究所員 三科 潤 森崎菜穂 医療法人三知会理事 に関する分担研究班(研究分担者:楠田 国立成育医療研究センター研究所 で 構 築 さ れ た 周 産 期 ネ ッ ト ヮ ー ク デ ー タ べ一 ス(以下NRNデータベース)に登録された極低 成育政策科学部研究員 米本直裕 聡) 出生体重児を対象として、3歳時予後調査を行 国立精神神経医療センタ 一 生物続 った。予後デ ー タはWeb上でNRNデータベー ス 計解析室室長 に 入 力 し 新 生 児 デー タ と リ ン ク さ せ た 予 後 デ 渡邊とよ子 東京都立墨東病院周産期センタ ー タベースを作成した。 ー新生児科部長 2003年~2007年出生児の予後デー タ ベー ス 渡邉知佳 自治医科大学小児科医員 を作成し、極低出生体重児の3歳時予後を出生 体重区分別、 在胎期間区分別に明らかにした。 A.研究目的 さらに、周産期要因、出生後の介入と予後の関 総合周産期母子医療センタ ーに 入 院 し た 重 連を検討した。更により長期予後との関連を検 症新生児が、退院後に受ける医療的・社会的支 討 す る た め に 、 3歳時予後がデー タベース登録 援の整備と、アウトカムの指標である長期予後 さ れ た 2005年出生極低出生体重児を対象に全 を明らかにし、周産期医療の改善をすすめるこ 国調査と同じプロトコールで6歳時予後調査 とが本研究班全体の目的である。 を行い、 3歳時予後と比較検討した。 研究分担者らは、周産期医療のアウトカム指 I I I . N I cU 退 院 手 帳 標である児の成長・発達・神経機能・行動評価 「極低出生体重児用」の 作成と配布 を 総 合 周 産 期 母 子 医 療 セ ン タ ーお よ び 同 等 の NICU 退院する極低出生体重児が必要とする 施設からなる周産期医療センタ ーネ ッ ト ワ ー 医療・支援などの情報が、医療現場あるいは療 ク(以下NRN)において、統一の基準のプロト 育や教育も含めた生活の場において的確に提 コ ール に よ り 評 価 で き る フ オ ロ ーア ッ プ 体 制 供さること、退院後の成長は発達の特徴とフオ を構築することを目的として研究を行つた。 ロ ーアップ受診の重要性が保護者に理解され B.研究方法 ることを目的とした内容で手帳を作成した。 I. フオローアップ体制に関する施設調査とフ NRNのNICUおよび都道府県、市町村の母子保 ォローアップ体制整備 健担当者に配布した。 2 0 0 4 年 よ り 行 つ て い る フ ォ ロ ーア ッ プ 体 制 に 関 す る ア ン ケ ー ト方式の個別調査を、新たに C.研究結果 に加わった施設も含めて年度毎に行つた。統一 I . フ ォ ロ ーア ッ プ 体 制 の 施 設 調 査 と フ オ ロ ー プ ロ ト コ ール で の フ オ ロ ー ア ッ プ 実 施 可 能 施 アップ体制整備 設数(率)、実施不能の場合の理由を検討した。 統 一 プ ロ ト コ ール に よ る フ ォ ロ ー ア ッ プ 実 3歳時予後デー タの回収率、予後デー タの有 施が可能な施設数は、可能見込みを含めて着実 無と児要因の関連性から、予後データの得られ に増加し65施設となった(図1)。その割合は ない施設側、児側の要因を明らかにし、その対 2008年以降全周産期ネットヮ ー ク 施 設 の 6 0 ~ 応を検討した。 70 % で横ばいである。 I I . 極 低 出 生 体 重 児 3 歳 時 予 後 デー タベー ス の 統 一 プ ロ ト コ ールでの実施困難な理由とし 24 H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 て、心理士の業務負担の増大のため新版K 式発 1)データベースの作成 達検査の実施ができないこと、加えてNICUの 2003年以降の出生の周産期ネットヮ ー ク デ 業務と外来業務を兼務するため医師が不足し ータべースに登録された極低出生体重児を対 ていることなどが挙げられた。データ整理や入 象とした3歳予後のデータベース化を行い、研 力、対象児の把握や呼び出しなどの医療以外の 究年度内に2003 2007年出生の3歳時予後のデ 業務の負担があることが明らかとなった。 ータベースを作成した。 図1統一プロトコー ルによるフオローアップの実施可能な施設数 の変化 - (平成23、 24年度) - 2)2003 2007 年出生極低出生体重児の神経学 0 2 1 的予後 一 8 1 8 a 一 - 解析対象は、 予後調査参加施設の全登録児の NRNデータ量 能 設最(総合 1l li期 l iil0 ) う ち 、 水 無 脳 児 、 1 3 ト リ ソ ミ ー、 1 8 ト リ ソ ミ llープoトコー ル フオ oーアップ実lt ーの先天異常合併例120例と在胎週数<22週 - 0 可 前t設 t o2 ま た は 不 明 の 1 0 例 を 除 く 10264名で、 予後デ ー タ は 、 5763名で登録された。 2lXIS 20l06 2 年 年 2003 2009 2 0 l 0 年 年 年 2012 年 年 神経学的合併症として、脳性麻痺、両側/片 側失明、補聴器使用、 新版K式DQ値、 主治医 判定を含めた発達遅滞の合併とこれらのいず 3歳予後データの回収状況は図2のとおりで、 れかの合併(Neurodeve1opmentalimpairment; 3歳推定生存例のデータが回収された。 予後デ NDI)の割合を表l(出生体重1000g未満と以 ータを回収した施設と非回収の施設要因の比 上の区分)、表2(在胎週数29週未満週数毎) 較では、医師、看護師の数や心理士の有無、フ に示した。 ォローアップ体制の有無などの施設規模や診 3)神経学的予後の経年変化 療体制と有意な関連は認めなかった。児側の要 因では多胎児、院外出生児が多い傾向を認めた。 t : i ー タ数と生存に対する割合 図 2 3 1 予後登録施設の予後: 2012年 n月末現在 予後データのない例を除いたアウトカム評価 対象となった極低出生体重児の、 死亡、神経学 的障害(NDI)合併の割合を2003年から2007年 で経年的に検討した。 各年の死亡十 NDIの割合 一 一一 3 o8 は、32%、28%、29%、28%、29%で明らかな変化 ・ o 、基 fr l割 liiia IS;l は認めなかった。 基 lS ■ ■■I i ■ l E l 3 _ 國l 林 國 議 き n m 1 _ l l ■I■■ l l s m 2 m S m6 m7 2 M 20ll 6 2 0 0 7 2 0 0 a 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 (平成24年度) 4)発達評価の検討 暦年齢で評価した新版K式検査の結果は、全 領域DQの分布をみると、 出生体重が小さいほ どDQ中央値は低く、出生体重400~900g台は 中央値が85未満であり、対象の半数以上が発 II.極低出生体重児3歳時予後データベースの 達遅滞 ~境界域に相当することがわかった。姿 作成と予後の解析 勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域別の (平成22、 23年度) DQでは、姿勢・運動領域は600g台まで中央値 H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 が境界域であるが、 700g 台以上では正常域に 未満), 在胎週数(EP群:28週未満, P 群 : 2 8 週 あった。認知・適応および言語・社会領域は全 以上)別に検討した。NDIの割合は(院外, 領域DQと同様、 出生体重の増加とともに中央 内)出生順でE群(27.5%,25.0%,NS)V群(13.8%, 値は上昇し、1000g台以上で中央値が85を越 10.8%,NS)、EP群(43.3 % , 2 7 . 0 % , p < 0 . 0 0 1 ) 、 えた。 P 群 ( 1 0 . 6%, 1 1 . 2 % , N S ) で あ っ た 。 I V H は V 在胎週数毎にみると、遅滞および遅滞 + 境界 の割合は在胎週数と強く関連した。在胎22、 23週では、生存評価例の約50 % が遅滞に相当 し24週で30%台となった。母体の年齢、児の 院 群とEP群で高率であった。死亡とあわせても、 EP 群で院外出生児が有意に予後不良であった。 (平成24年度) ②母体ステロイド投与の有無と3歳時予後 性別、胎数、院外出生、分娩様式、母体ステロ 母体ステロイドの投与群は非投与群と比べ、 イドの投与を調整したのち、在胎27,28週を 死亡率は有意に低く (7.6 % v s . 1 1 . 5 % ) 、 3 歳 基 準 と し た 発 達 遅 滞 の リ ス ク の オ ッ ズ 比 (95% 時NDI の合併率には有意差を認めなかった 信頼限界)は、小さい在胎週数でより有意に高 (17.9 % v s . 1 7 . 0 % ) 。 し か し 3 歳 ま で の 死 亡 いリスクの増加を認めた (図3)。 とNDIを合わせた予後不良の割合は投与群と 行動発達の評価に っいて、予後データベース 非 投 与 群 で 2 6 . 4 % vs.30.1%と有意差を認めた。 での行動評価例の11 % にADHD疑、自閉症疑、 6)予後の施設間差 多動、 その他の発達障害が疑われ、 その割合は 7)6歳時予後との関連 在胎週数が小さいほど高かった。 中 で も 「多動 6歳時予後全国調査と同一のプロトコールで 性」 は精神発達遅滞例を除いた場合でも、在胎 実施した。564名の極低出生体重児の6歳健診 週数が小さいほど高率であった。 調査票が回収され、 自施設で実施された 407 名にっいて解析した。生存評価例の6歳時の障 図3超早産児の発達通滞のリスク 害の合併率は脳性麻痺7.6%、両側失明・弱視 0 6 lnlnf antsevalualed lorbottlCP and MR(n二2070 5.6%、両側難聴0.7%、IQ<705.2%、知的障害 0 5 0 4 10.1%であった。3歳時との診断一致率は脳性 0 3 2 麻痺95%、知能発達評価72%であった。超低出 0 0 l 生体重児で 6 歳時知能発達の正常判定の割合 0 0 - 22 2 4w n=407 . 2S 26w n: 7 3 5 CP/no CP 27,28w n二928 . は50%未満であった。 - 22 2 4w n =40 7 25,26w n二735 l1,ely/noDelay . . 27 28w III.NICU退院手帳 n:928 . adjusting for mother's age, ex pluralit1l,outbom cesalean dellver1l and l.1seof pl'e l'latalstelold 0 n logislticregresslon. 「極低出生体重児用」の 作成と配布 (平成22年度) 手帳の内容を検討し、極低出生体重児に特化 し た も の を 中 心 と し 、 出 生 体 重 5 0 0-1 5 0 0 g の 5)周産期要因、出生後の介入要因と予後の関連 (平成23, 24年度) 250 g毎平均値曲線を使用した成長曲線、保護 者支援のための極低出生体重児向けの育児ア ①院外出生児の3歳時予後 ドバイス(就学猶予、メタボリックシンドロー 院外出生とNDI,死亡,IVH3-4 度 と の 関 係 を - 出 生 体 重 ( E 群 : 1 0 0 0 g 未 満 , V 群 : 1 0 0 0 1500g ム な ど ) を取り入れた試作版を作成した。 (平成23年度) である。 H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 より使いやすくするために、家族への長期フ 生した児で、発達遅滞の割合が高率であ る こ と ォ ロ ーアップの必要性の説明を加え、フオロー が示された。 重症新生児のアウトカム改善は、 ア ッ プ か ら の 脱 落 を 防 止 す る ひ と っの方法と 障害なき生存をめざして周産期医療の質を改 し て 、 転 居 や フ オ ロ ー アップ医療機関を変更し 善していくことであり、そのためにはこれらの た場合の通知用のはがきを挿入した。 重症児の発達の障害を軽減することを標的と (平成23、24年度) した改善策が求められる。 手 帳 の 普 及 と フ ォ ロ ーアップにおける地域 予後と関連する周産期要因、新生児期の合併 連携での活用を目的として、NRNのNICUに加 症として、院外出生、母体ステロイドの影響を え都道府県、市町村の母子保健担当者にも手帳 検討した。院外出生に っい て 体 重 , 週 数 別 に 検 を送付した。 討 し た 結 果 、 在胎28週未満児で神経学的予後 極低出生体重児の保護者向けリ ー フ レ ッ ト が 不 良 で あ っ た 。 母 体 ス テ ロ イ ド投与の有無で のうち、フオローアップ外来での需要が高かっ は投与群で死亡は有意に少なく、3歳時の死亡 た「小さく生まれた赤ちゃんの離乳食の進め方」 ま た は 障 害 の 割 合 も 少 な か っ た 。こ れ ら の 結 果 (平成23年度) 「お子さんと楽しく遊びましょ から、より早産になる児で周産期母子センター う 」 ( 平 成 2 4 年 度 ) を 印 刷 し, フ ォ ロ ー ア ッ プ 担 での母体・新生児管理が予後に重要であること 当者に送付した。 が明らかとなった。 . 本研究の残された課題の 1 っに フ オ ロ ー ア ップ率の問題がある。生存児の3歳予, 後デ ー タ D.考察 2004年から進めてきた周産期ネットヮーク の登録率は約 60%で、 デ ー タベース登録を開始 のフォローアップ体制の整備により、統一プロ して以来ほぼ横ばいである。フォローア ッ プ 脱 ト コール で の フ オ ロ ーアップの実施が可能な 落率が高いほど予後の正確性は低下するため、 施 設 数 は 増 加 し 6 5 施 設 で 可 能 と な っ た 。 2010 保 護 者 支 援 の リ ー フ レ ッ ト 、 転 院 児 の we b 上 の 年 ~ 2 0 1 2 年 に か け て ネ ッ ト ヮ ー ク参加施設が 検索機能、NICU退院手帳などの対策を提案し 急 激 増 加 し た が 、 2010年の周産期整備指針の てきたが、その効果にっ いては今後検証が必要 改訂に基づき、NICUへの心理士の配置がすす み、共通の心理発達検査が実施可能になった施 設 は 少 な く な い 。 統 一 し た プ ロ ト コ ール に よ る E.結論 評価を行うことで、施設毎では症例数の少ない 重症新生児の退院後のフオローアップ体制の 在胎25週未満あるいは出生体重500g未満のよ 構築を進め、周産期医療の改善の指標となる極 うなより小さく産まれた超重症児の長期予後 低出生体重児の3歳時予後が明らかとなった。 を明確に示すことができるようになったこと より長期のフォローアップ体制の確立と発達 は、 本 研 究 で の 大 き な 成 果 と い え る 。 障害の軽減を標的とした治療・介入の検討の必 重篤な障害である脳性麻海、 失明、 補聴器使 要性が明らかとなった。 用、新版K式DQ値<70、主治医判定を含めた 発達遅滞の割合を出生体重区分別、在胎週数区 F.健康危険情報 分別、あるいは年度別に明らかにすることがで なし きた。中でも、より小さい体重、在胎期間で出 27 H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 G.研究発表 adverse outcomes i n very1ow b i r t h weight 1.書籍 i n f a n t s i n NICU-Network. Pediatr I n t なし 53:930 -9 3 5 , 2 0 1 1 6)河野由美 2.印刷物 1)NICU退院手帳 4 3 : 1 1 7 0- 1174,2011 小児内科 「極低出生体重児用」 7)河野由美 2)フォローアップ外来用リ ーフ レ ッ ト - 超低出生体重児の予後と支援. ハイリスク児のフォローアッ 「小さく生まれた赤ちゃんの離乳食の進め方」 プ;NICUを退院した子どもたちへの支援. 「お子さんと楽しく遊びましょう」 小児保健研究 8)河野由美 バー . 3 . 論文発表 1)河野由美 ップ ハ イ リ ス ク 児 の 長 期 フ ォ ロ ーア 母子保健情報 3)河野由美 62: 106-110, 2010 5 3 : 5 4 0 - 545,2011 関 係 に っ いて. , - 10) 2010 日本未熟児新生児学会雑 23:141 149,2011 誌 神経学的障 周 産 期 医 学 4 0 : 235 -239, 河野由美 超 低 出 生 体 重 児 一最 新 の 管 理 ・ 治 療 と 予 後 : 身 体 発 育 周産期医学 4 2 : 6 1 1-6 1 5 , 2 0 1 2 4)Kono Y,Mishina J,Yonemoto N,Kusuda S, , Fujimura M. Outcomes o f v e r y l o w b i r t h 1l) 河野由美 早産児のフォローアップ中の weight i n f a n t s a t three years o f age born 栄養評価周産期医学 i n 2 0 0 3- 2 0 0 4 i n Japan. P e d i a t r I n t 2012 42(supp1):515- 519 53:1051 - 1058, 2011 5)Kono Y , M i s h i n a J,YonemotoN,Kusuda S, , Fujimura M. N e o n a t a l c o r r e l a t e s o f 極 低出生体重児の3歳予後と集団保育参加の - 害と発達予後 保健の科学 彦 、 山 ロ 規容子、米本直裕、河野由美 周 産 期 医 学 4 0 : 1 1 7 9 1182,2010 SGA児の長期予後 極低出生体重児のキャリ ー オ 9)石井のぞみ、佐藤紀子、安藤朗子、加部一 2 ) 河 野 由 美 小 児 科 医 に よ る フ ォ ロ ーア ッ プ の連携 7 0 : 1 3 4 -1 3 7 , 2 0 1 1 H. なし 知的財産権の出願・登録状況 H22~24厚科成育基盤 表1 周産期ネット藤村班 極低出生体重児の3歳予後: 出生体重<1000 g(ELBW)と出生体重1000~ 1500g(VLBW) -= ELBW n 2611 あり/評価 数 評価数に対 する割合 あり/評価 数 totaln=5763 評価数に対 する割合 あり/評価 数 CP* 262/2406 10.9 172/2907 失明 * 47/2384 2.0 5/2877 補聴器 * 31/2384 1.3 10/2894 DQ<70* 380/1727 22.0 181/2117 全体でのMR** 536/2193 24.4 233/2607 NDI1 599/1729 34.6 324/2000 MI2 670/2074 32.3 344/2421 1014/4495 5639 10264 全登録数 4625 434/5283 52/5261 41/5278 561/3844 769/4800 923/3729 評価数に対 する割合 (%) 2 0 8 6 0 8 6 6 4 2 8 1 0 4 1 1 2 2 (%) 9 2 3 5 9 2 2 6 4 5 0 '0 8 '8 '1 1 (%) VuBW n=3152 3歳までの死亡 786 (17.0) 160 (2.8) 946 (9.2) 死亡またはNDI2 1456 (31.4) 504 (8.9) 1960 (19.1) NDI1:*のいずれかを合併、 NDI2:*または**のいずれかを合併、 ( )は全登録数に対する割合( % ) H22~24厚科成育基盤 周産期ネット藤村班 表2 極低出生体重児の3歳予後:在胎週数29週未満、 1週毎 24w 25w 26w 27w 28w 37 210 367 465 561 567 67 52 15.7 10.2 9 7 2.1 1.4 5 8 1.2 1.6 72 75 24.6 20.3 99 99 25.3 21.2 136 131 29.6 3 5・ 2 9 1 2 3 6 4 1・ 4 4・ 0 5 3 9. 0. 0.5u 7 5 1 1 2 686 全登録数 141 493 679 774 958 966 1177 3歳までの死亡 91 187 150 109 1 i0 77 65 64.5 37.9 22.1 14.1 11.5 8.0 5.5 109 291 276 245 241 180 167 77.3 59.0 40.6 31.7 25.2 18.6 14.2 (率%)a 失明 (率%)a 補聴器使用 (率%)a DQ<70 (率%)a 発達遅滞数 (率%)a NDI2数 (率%)a (率%)b 死亡またはNDI2 (率%)b ( 率 % ) a:各項目の評価数に対する割合、 ( 率 % ) b : 全 登 録 数 に 対 す る 割 合 9 3 4・ 1 2 7 1・ 7 5 0 9 2 0 8 5 7 1 1 8 0・ 1 5 1 1 1 1 35.5 CP数 4 7 1 0 6 8 3 9 5 4 1 0 0 9 9 1 0 0. 2 1 3 5 1 6 5 9 6 4 2 7・ 3 9 5 5 4 3 5 0 4・ 2 4 . 4 n 1 3. 1.7 3 1 3 1 4 23w 1 3 6・ 5 9 6 1 3 1 8 4 4 0 7 4 2 1 7 2.8 9.1 3.5 4 2 . 5. 4 生存予後登録数 22w
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