厚生労働科学1研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業) 分担研究報告書 抗 S S - A抗体合併妊娠における先天性心ブロ ツ ク の 発 症 リスク因子と予防因子に関する研究 研究分担者 住田孝之 筑波大学 医学医療系内科 ( 膠 原 病 ・ リ ウ マ チ ・ ア レ ル ギー ) 教 授 研究協力者 坪井洋人 筑波大学 医学医療系内科 ( 膠 原 病 ・ リ ウ マ チ ・ ア レ ル ギー ) 講 師 野間久史 続計数理研究所 助教 研究要旨 抗 S S - A 抗 体 は シ ェ ー グ レ ン 症 候 群 ( S S ) や 全 身 性 エ リ テ マ ト ーデ ス ( S L E ) な ど の 自 己 免疫疾患で出現する自己抗体であるが、 健 常 人 で も 時 に 陽 性 と な る 。 抗 S S - A抗体合併妊娠 で は 、 児 に 新 生 児 ルー プ ス ( N L E ) や 先 天 性 心 ブ ロ ツ ク ( C H B ) を 生 じ る こ と が 明 ら か に さ れ て い る が 、 その正確な病態や臨床像ならびに治療法や予防法はいまだ確立されていない。 また、NLEやCHBの発症後に、 母体の抗SS - A 抗 体 の 存 在 が 明 ら か に な る 例 も あ り 、 無症候 性 の 抗 S S- A 抗 体 陽 性 妊 婦 の ス ク リ ー ニ ン グ や 管 理 も 課 題 と な っ て い る 。 平 成 2 4 年 度 の 厚 生労働省成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業では、 本研究班で実施した抗SS - A抗体陽 性女性の妊娠中の管理状況に関する全国調査で得られた情報をもとに、 妊娠前に抗 ss- A抗 体 陽 性 が 判 明 し て い た 6 3 5 例 の 抗 S S - A抗体合併妊娠に っ い て 、 後ろ向きに解析を行つた。 単 変 量 解 析 、 多 変 量 解 析 の 結 果 か ら 、 妊 娠 判 明 前 の ス テ ロ イ ド 投 与 、 抗 S S- A 抗 体 高 力 価 (DID32倍相当以上)は、CHB発症の独立したリスク因子であり、妊娠判明後妊娠16週以 前 の プ レ ド ニ ゾ ロ ン ( P S L ) 換 算 ]0 mg/日以上のステロイド投与は、独立した予防因子であ ることが示された。 妊娠判明前のステロイド投与に関しては、 妊娠判明前からのステロイ ド 継 続 投 与 は C H B 発 症 の リ ス ク に 影 響 せ ず 、 妊 娠 判 明 前 か ら の P S L 換 算 1 0 mg/日以上投与 はCHB発症のリスクを低下させる傾向が認められた。 したがって、 妊帳判明前からステロ イ ド投与下で管理されていた症例は、 妊 娠 後 も そ の ま ま ス テ ロ イ ド投与を継続して管理す ればCHB発症のリスクは上昇しない可能性が示された。 A. か に な る 例 も あ り 、 無症候性の抗SS- A抗体 陽 性 妊 婦 の ス ク リ 一 ングや管理も課題と なっている。平成23年度の厚生労働省成育 疾患克服等次世代育成基盤研究事業では、 本研究班で実施した抗 SS - A 抗体陽性女性 の妊娠中の管理状況に関する全国調査で得 ら れ た 情 報 を も と に 、 6 6 8 例 の 抗 S S- A抗体 合併妊娠に っ い て 、 後 ろ 向 き に 解 析 を 行 つ た。母体の臨床像および治療歴を説明変数、 CHB発症を目的変数として、多重ロジステ ィ ッ ク 回 帰 分 析 を 行 つ た と こ ろ 、 分晩時年 研究目的 = 抗 S S - A抗体はシェ ー グレン症候群 (SS) や 全 身 性 エ リ テ マ ト ーデ ス ( S L E ) な ど の 自 己免疫疾患で出現する自己抗体であるが、 健 常 人 で も 時 に 陽 性 と な る 。 抗 S S - A抗体合 併妊娠では、児に新生児ル ー プ ス ( N L E ) や 先天性心ブロツク(CHB)を生じることが明 ら か に さ れ て い る が 、 その正確な病態や臨 床像ならびに治療法や予防法はいまだ確立 されていない。また児のNLEやCHBの診断 を 契 機 に 、 母 体 の 抗 S S - A抗体の存在が明ら 11 - 12 齢が若年、 臨 床 症 状 な し 、 髄 膜 炎 あ り 、 膠 原 病 の 診 断 な し 、 妊娠判明後の抗血小板 薬・抗疑固薬投与なし、妊娠判明前からの PSL10m g / 日 以 上 の 継 続 投 与 な し の 6 項 目 が、CHB発症のリスク因子として抽出され た。 し か し な が ら 、 6 6 8 例 の 解 析 に は 、 C H B 発 症 例 に 関 し て は 妊 娠 後 CHB 発 症 前 に 抗 sS - A 抗 体 陽 性 が 判 明 し た 症 例 も 含 ま れ て い た。 C H B 発 症 例 の う ち 、 妊 娠 前 に 抗 S S- A 抗 体陽性が判明していた群と、妊娠後CHB発 症 前 に 抗 S S- A抗体陽性が判明した群では、 母体の臨床像および治療歴は大きく異なっ ており、前述の多重ロジスティック回帰分 析の結果は、妊娠後CHB発症前に抗SS - A 抗 体陽性が判明した群の影響を強く受けてい た可能性が考えられた。 し た が っ て 、 本 年 度は、本研究班で実施した抗SS- A抗体陽性 女性の妊娠中の管理状況に関する全国調査 で 得 ら れ た 情 報 を も と に 、 妊娠前に抗SS- A 抗体陽性が判明していた症例に関して、 後 ろ向きに解析を行い、CHB発症に関するリ ス ク 因 子 の 抽 出 、 母体に対する治療の影響 を明らかにすることを目的とした。 B. 研究方法 全 国 の 対 象 施 設 か ら 回 収 し た 「 抗 S S- A 抗 体陽性女性の妊娠中の管理状況に関する全 国調査(二次調査)」調査票の症例を後ろ 向きに解析した。 1.解析対象例の抽出 全症例732例(CHB発症例50例、CHB非発 症 例 6 7 9 例 、 C H B 不 明 3 例 ) 中、CHB不明3 例とCHB発症のリスクであることがすでに 明らかとされているCHB既往例28例(CHB 発 症 例 3 例 CHB非発症例25例)をまず除 外した。 CHB不明3例とCHB既往例28例を除外し た 7 0 1 例 か ら 、 妊 娠 判 明 後 に 抗 S S- A 抗 体 陽 性が判明した65例(CHB発症例31例、CHB 非発症例34例)、およびDID法による抗 SS - A 抗 体 が + か っELISA法の結果が不明の 1例(CHB非発症例)を除外した。 そ の 結 果 6 3 5 例 ( = 7 3 2 - 3 - 28 - 65 - 1 ) が 解析対象となり、 うちCHB発症例は16例、 CHB非発症例は619例であった(図1)。 な お 、 妊 娠 判 明 後 に 抗 S S - A抗体陽性が判 明 し た C H B 発 症 例 3 1 例 の う ち 、14例はCHB 、 発症後に抗SS- A抗体陽性が判明 (CHB発症 を契機に抗SS - A 抗 体 陽 性 が 判 明 ) 、 1 例 は CHB発症前に抗SS - A 抗 体 陽 性 が 判 明 、 残 り 16例は詳細不明であった(図1)。 2 . CHB発症例と CHB非発症例の背景要因の 比較 前述の635例に関して、母体の出産時年 齢、出産歴、診断の状況、臨床症状、治療 内容、 抗 S S - A 抗 体 価 を C H B 発 症 例 1 6 例 と CHB非発症例619例の2群間で比較した。 抗 S S - A抗体価に関しては、本研究班班員 の穴見らの報告(Mod Rheumato1. 2 0 1 2 , i n press)、および宮野らの報告(臨床リウマ チ,24:2012)をもとに、以下のように層別 化した。 ・DID32倍以上の症例は高力価、32倍未満 は低力価 DIDの力価不明の場合、ELISAがDID32倍 相当値以上の場合高力価 ( こ れ に 該 当 す る のは1例のみ、「FBで2500U/m1)、DID32 倍相当値未満の場合低力価 そ の 結 果 、 6 3 5 例 の 抗 S S - A抗体価は、 高 力価114例(CHB発症例6例、CHB非発症例 108例)、低力価506例(CHB発症例l0例、 CHB非発症例496例)、不明15例(CHB非 発症例15例)に層別化された。 3. 単 変 量 解 析 に よ る C H B 発 症 の リ ス ク 因 子 の同定 635例に関して、母体の出産時年齢、出 産歴、診断の状況、臨床症状、治療内容、 抗 S S - A 抗 体 価 と C H B 発 症 の リ ス ク に っ いて 単変量解析を行い、 ロ ジ ス テ ィ ッ ク 回 帰 に よ る オ ッ ズ 比 の 推 定 値 と 9 5 % 信頼区間、 P 値を算出した。 4. 多 変 量 解 析 に よ る C H B 発 症 の リ ス ク 因 子 の同定 cHB発症を目的変数、母体の出産時年齢、 出産歴、膠原病の診断、臨床症状、妊娠判 明 前 の ス テ ロ イ ド 投 与 、 妊娠判明前からの ステロイド継続投与、妊娠判明後妊娠16週 以 前 に プ レ ド ニ ゾ ロ ン ( P S L ) 換 算 1 0 mg/ 日以上投与、抗SS - A抗体価を説明変数とし て、 多 重 ロ ジ ス テ ィ ッ ク 回 帰 分 析 を 行 い 、 オ ッ ズ 比 の 推 定 値 と 9 5 %信 頼 区 間 、 P 値 を 算出した。 C. 研究結果 1.解析対象例の抽出 前 述 の よ う に 、 6 3 5 例 ( = 7 3 2 - 3 - 28 65 - 1 ) が 解 析 対 象 と な り 、 う ち C H B 発 症 例 は16例、CHB非発症例は619例であった(図 1)。 ド投与、 予防因子として妊娠判明後妊娠16 週以前にPSL換算lOmg/日以上投与が同定 さ れ た 。 ま た 、 妊 娠 判 明 前 か ら の PsL 換 算 10 mg/日以上投与はCHB発症の予防因子、 抗 S S - A抗体高力価(DID32倍相当以上) は CHB発症のリスク因子となりえる可能性が 示唆された。 4. 多 変 量 解 析 に よ る C H B 発 症 の リ ス ク 因 子 2 . CHB発症例とCHB非発症例の背景要因の 比較 母体の出産時年齢、出産歴 、 診断の状況、 臨床症状に関しては、CHB発症例16例とCHB 非発症例619例の2群間で有意な差は認め られなかった(表1)。一方で、治療内容 に関しては、妊娠判明後妊娠16週以前に PSL換算lOmg/日以上投与の頻度は、 CHB発 症 例 で 有 意 に 低 値 で あ っ た ( P < 0 . 0 5 ) (表 2)。また、妊娠判明前のステロイド投与の 頻度は、 CHB発症例で高い傾向であり (P=0.059)、妊娠判明前からのPSL換算 10 mg/日以上投与の頻度は、CHB発症例で低 い傾向(P=0.053)であった(表2)。 3 . 単 変 量 解 析 に よ る CHB発症のリスク因子 の同定 母体の出産時年齢、出産歴、診断の状況、 臨床症状に関しては、CHB発症のリスクを 有意に上昇または低下させる因子は同定さ れなかった(表3)。一方で、治療内容に 関しては、妊娠判明前のステロイド投与は、 CHB発症のリスクを有意に上昇させた(オ ッズ比の推定値3.657、P=0.045) ( 表 4 ) 。 妊娠判明後妊娠16週以前にPSL換算lOmg/ 日以上投与は、CHB発症のリスクを有意に 低下させた (オッズ比の推定値0.165、 P=0.024) ( 表 4 ) 。 妊 娠 判 明 前 か ら の P S L 換 算 1 0 1ng/日以上投与もCHB発症のリスク を低下させる可能性が示唆されたが、 統計 学的に有意ではなかった (オッズ比の推定 値 0 . l 2 7 、 P = 0 . 0 5 3 ) ( 表 4 ) 。 ま た 、 抗 S S- A 抗体高力価(DID32倍相当以上)は、CHB発 症のリスクを上昇させる可能性が示唆され たが、 統計学的に有意ではなかった(オッ ズ比の推定値2.756、P=0.055) ( 表 4 ) 。 単変量解析の結果からは、CHB発症 のリスク因子として妊娠判明前のステロイ 13 の同定 母体の出産時年齢、出産歴、膠原病の診 断、臨床症状、妊娠判明前のステロイド投 与 、 抗 S S- A 抗 体 価 を 説 明 変 数 と し た 場 合 、 妊娠判明前のステロイド投与あり (オッズ 比 の 推 定 値 4 . 1 7 3 、 P = 0 . 0 4 0 ) 、 抗 S S- A 抗 体高力価(DID32倍相当以上) ( オ ッ ズ 比 の推定値3.418、P=0.025)が独立したCHB 発症のリスク因子として抽出された(表5)。 また、母体の出産時年齢、出産歴、膠原 病の診断、 臨 床 症 状 、 妊 娠 判 明 前 か ら の ス テ ロ イ ド 継 続 投 与 、 抗 S S - A抗体価を説明変 数 と し た 場 合 に は 、 抗 S S- A 抗 体 高 力 価 ( オ ッズ比の推定値2.790、 P=0.057) がCHB発 症のリスク因子となる可能性が示唆された が、統計学的に有意ではなかった。妊娠判 明前からのステロイド継続投与あり (オッ ズ比の推定値1.014、P=0.980)はCHB発症 のリスクに影響を与えなかった(表6)。 母体の出産時年齢、出産歴、妊娠判明後 妊 娠 l 6 週 以 前 に P S L 換 算 l 0 mg/日以上投与、 抗 S S-A 抗 体 価 を 説 明 変 数 と し た 場 合 に は 、 妊娠判明後妊娠16週以前にPSL換算10mg/ 日以上投与あり(オッズ比の推定値0.l40、 P=0.016)は独立したCHB発症の予防因子、 抗 S S- A 抗 体 高 力 価 ( オ ッ ズ 比 の 推 定 値 4.652、P=0.103 0 ) は 独 立 し た C H B 発 症 の リ スク因子として抽出された(表7)。 D. 考察 本研究の単変量解析、 多変量解析の結果 から、母体の出産時年齢、出産歴、診断の 状況、臨床症状は、CHB発症のリスクと有 意な関連は認められなかった。 一 方 で 、 母体に対する治療に関しては、 単変量解析の結果、 妊 娠 判 明 前 の ス テ ロ イ ド投与(オッズ比の推定値3.657、P=0.045) (表4)は、CHB発症のリスクを有意に上昇 F. さ せ 、 妊娠判明後妊娠16週以前にPSL換算 10mg/日以上投与(オッズ比の推定値0.165、 P=0.024) ( 表 4 ) は 、 C H B 発 症 の リ ス ク を 有意に低下させた。 多変量解析においても 同様に、妊娠判明前のステロイド投与(オ ッズ比の推定値4.173、P=0.040) ( 表 5 ) 妊 娠 判 明 前 の ス テ ロ イ ド投与に関しては、 妊 娠 判 明 前 か ら の ス テ ロ イ ド継続投与は CHB 発症のリスクに影響せず、妊娠判明前からの P S L 換 算 1 0 mg/日以上投与はCHB発症のリス クを低下させる傾向が認められた。 したがっ て、 妊娠判明前からステロイド投与下で管理 されていた症例は、 妊 娠 後 も そ の ま ま ス テ ロ イド投与を継続して管理すればCHB発症のリ スクは上昇しない可能性が示された。 は、CHB発症のリスクを有意に上昇させ、 妊娠判明後妊娠16週以前にPSL換算10 mg/ 日以上投与(オッズ比の推定値0.140、 P - 0.016) ( 表 7 ) は 、 C H B 発 症 の リ ス ク を 有意に低下させた。 妊娠判明前のステロイド投与は、CHB発 症のリスクを有意に上昇させたが、妊娠判 明 前 か ら の ス テ ロ イ ド継続投与 (単変量解 析のオッズ比の推定値1. 209、P=0.710、多 変 量 解 析 の オ ッ ズ 比 の 推 定 値 1.014、 P - 0.980) ( 表 4 、 表 6 ) は 、 C H B 発 症 の リ スクに影響しなかった。 妊娠判明前からの P S L 換 算 l 0 mg/日以上投与(単変量解析の オッズ比の推定値0.127、P=0.053) ( 表 4 ) は、CHB発症のリスクを低下させる傾向が 示された。 以上の結果から、 妊 娠 判 明 前 か ら 抗 S S - A 抗体陽性が判明し、ステロイド投与下で管 理されていた症例は、 妊娠後もそのままス テロイド投与を継続して管理すればCHB 発症のリスクは上昇しない可能性が示され た。 一 方 、 妊 娠 前 に ス テ ロ イ ド を 中 止 し た り 、 無理な減量を行うと、CHB発症のリス クが上昇する可能性が考えられた。 妊娠前 にステロイド投与を受けていなかった症例 に関しては、妊娠判明後妊娠16週までに PSL換算10 mg/日以上のステロイド投与を 行うと、CHB発症のリスクが低下する可能 性が示された。 さ ら に 、 抗 S S -A 抗 体 価 に 関 し て は 、 高 力 価 陽 性 ( D ID 3 2 倍 相 当 以 上 ) は 、 多 変 量 解 析の結果から、CHB発症の独立したリスク 因子であることが示された。 E. 健康危険情報 なし G. 研究発表 1 Furukawa H,Kawasaki A , 0 k a S , Shimada K , Masui T , lkenaka T , Hash l moto A , 0 k azaki Y , Takaoka H , Futami H , Komiya A , Kondo Y , lto S , Hayashi T Matsumotol,Kusaoi M , Takasaki Y , Nagai T , Hirohata S , Setoguchi K , Suda A , Nagaoka S , Kono H , 0kamoto A, Chiba N , Suematsu E , Fukui N , Hashomoto H , Sumida T, 〇no M , Tsuchiya N , Tohma S: Association of a Single Nucleotide Pol ymorphism in the SH2DI A1ntronic Reg ion with Systemic Lupus Erythematosus Lupus (in press) . ; . 2 . lto S , 0gish l ma H , Kondo Y , Sugihara M, Hayas hi T,Chino Y,Goto D,Matsumotol , Sumida T; Earl y diagnosis and treatment of steroid induced diabetes mellitus in patients with rh eumatoid arthritis and otherconnective tissue diseases. 二Mod Rh eumat01(in press) . - ・ 3 Shimane K, Kochi Y , Suzuki A , 0kada Y , Tomonori1 , Horlta T , Saito K , 0kamoto A , Nishimoto N , Myouzen K , Hirakata M , Sumida I, Takasaki Y , Yamada R , Kamatan1 N , Na kamura Y , Kubo M , Yamamoto K: An association anal ysis of HLA - DRB1 with systemic lupus erythematosus and rheumatoid art hritis in a J apanese population 1 effects of 09:01alIel e on disease phenotypes Rheumatology (in press) . . ★ 4 . Umeda N , Matsumotol , ltol,Kawasaki A , Tanaka Y , lnoue A , Tanaka Y,Tsuboi H , Suzuki T, Hayashi T , lto S , Tsuchi ya N , Sumida T: Anti citrull nated glucose 6 phosphate isomerase peptide antibodies in patients with rheumatoid arthritis are associated with HLA- DRB1 shared epitope alleles and disease activity Clin Exp lmmunol(in press) . - --- 結論 妊 娠 判 明 前 の ス テ ロ イ ド 投 与 、 抗 Ss - A 抗 体 高力価(DID32倍相当以上)は、CHB発症の独 i . 5 AnamiA , Fukushima K,Takasaki Y,Sumida A , W a k e N; The predictive value of S S A antibody titration in 立したリスク因子であり、妊娠判明後妊娠16 . 週以前のPSL換算10 mg/日以上のステロイド I, Waguri M , Murashima 投 与 は 、 CHB 発 症 の 独 立 し た 予 防 因 子 で あ る ことが示された。 pregnant women with fetalcongenita l h e a rt - block 14 . Mod Rhumatol( in oress 、 . rheumatoidarthritis . 2012 . し;I i n t:xp t・( neuma t 0 l;30(1):99 -102,2012 6. 1shiguro N , Yamamoto K, Katayama , K , Kondo M , Sumida T , Mimori T , Soen S,Nagai K , Yamaguchi T , Hara M , 1guratimod Clinical Stud y Group ; Concomitant iguratimod theraph y in patients with active rheumatoid arthritis despite stable doses of methotrexate: a randomized , double bline , placebo controlled trial Mod Rhumato1 (in 14 . Kondo Y , l izuka M,Wakamatsu E , Yao Z , Tahara M , Tsuboi H,Sugihara M,l◆一layashi T , Yoh K , Takahiashi S , Matsumotol , Sumida T: 〇verexpression of T bet gene regulates murine autoimmune arthritis. A llhritis Rheu m ; 64:162 172 , 2012 . 7. SuzukiT,Horikoshi M , Sugihara M , Hirota T , Ogishima H , Umeda N , Kondo Y , Tsuboi H , Hayashi T , ChinoY,Matsumotol,Sumida T:[l Therapeutic efficacy of tocilizumab in patients Tohma S , SumidaT,Takehara K,Sato S , Kawaguchi Y , Tsuchiya N: Association of UBE2L3 pol ymorphisms with diffuse cutaneous systemic sclerosis in a J apanese population . l 1 Ann Rheum Dis;71(7):1259 60 , - press ) . - . -- - - _ 15. Hasebe N , Kawasaki A, ltol , Kawamoto M , Hasegawa M , Fujimoto M, Furukawa H, - 16. Kawasaki A , Furukawa H , Kondo Y , 1to S , Hayashi T , Kusaoi M , Matsumotol , Tohma S, Takasaki Y , Hashimoto H , S u r n i d a T , Tsuchi ya N; Association of PHRF1 lRF7 region pol ymorphism with clinical manifestations of systemic lupus erythematosus in a J apanese population . l二Lupus;21(8):890 5, 2012. - 8. lizuka M,Tsuboi H,Matsuo N , Kondo Y, Asashima H ,Matsui M,Matsumoto I , Sumida I: The crucial roles of I FN g in the development of M3muscarinic acety lcholine receptor induced Sjogren 's syndrome like - _ siala denitis Mod Rheumatol(ln press ) . . - - 17 . 0kada Y , Shimane K , Kochi Y , Ta hira T, Suzuki A, Higasa K, Takahashi A,Horita T , Atsumi T , lsn li T, O kamoto A , Fujio K, Hirakata M , Amano H , Kondo Y , Ito S , Takada K, Mimori A , Saito K, Kamachi M , Kawaguchi Y , lkari K, Mohammed W 0, Matsuda K , Terao C, 0hmura K, Myouzen K, Hosono N , Tsunoda T , Nishimoto N , Mimori T , Matsuda F Tanaka Y , SumidaT, Yamanaka H , Takasaki Y , Koike T , Horiuchi T , Hayashi K , Kubo M , Kamatani N , Yamada R, Nakumura Y, Yamamoto K: A genome wide association 9 . Sumida T,Tsuboi H , lizuka M , Asashima H , Matsumoto l; Anti M3 muscarinic acety lcholine receptor antibodies in patients with Sjogren ' s syndrome. Mod Rheumato l(in _ press ) . - _ rheumatoid a rthritis refractory to anti tumornecrosis factorinhibitors:0ne year follow up by low field extremity MRl . Mod Rheumato1(in press). with - 10.Tsuboi H, Hag iwara S , Asashima H , Ume hara H , Kawakami A , Nakamura H , Sano H , Tsubota K,0gawa Y , Takamura E , Saito1 , lnoue H , Nakamura S,Mori yama M , Takeuchi T , Tanaka Y , Hirata S , Mimori T , Matsumotol , Sumida T: Validation of different sets of - 商 or the diagnosis of Sjogren's syndrome in J apanese patients. Mod Rheumatol(in press) . stud y identified AFFlas a susceptibility locus for systemic lupus erythematosus in Japanese . PLoS Genet;8(1):e1002455 , 2012. 11 . 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Umehara H ,〇kazaki K , Masaki Y,Kawano M , Yamamoto M , Saeki T,Matsui S , Yoshino T , Nakamura S , Kawa S , Hamano H , Kamisawa T , Shimosegawa T , Shimatsu A, Nakamura S , lto T Notohara K , Sumida T, Tanaka Y , Mimori T , Chiba T , Mishima M , Hibi T, Tsubouchi H , lnui K, O hara H: r _ Comprehensive Diagnostic Criteria (CDC criteria) for l gG4 related disease (lgG4 -RD),2011 . Mod Rheumatol;22 1 21 30 , 2012 . . ; 13 Tanaka Y,Matsumoto1, lwanami K, lnoue A , Umeda N,Tanaka Y , Sugihara M , Hayashi T , lto S , Sumida T ; Six transmembrane . - epitheIialantigen of prostate4(STEAP4)is expressed on monocytes/ neutrophiIs , and is regulated b y TNF antagonist in patients with _ - - 20.Tanaka Y , Matsumotol , lwanami K , Inoue ■i - ]6 A,Minami R , Umeda N , Kanamori A , 0chiai N Mi yazawa K , Sug ihara M,HayashlT , Goto D, lto S , Sumida T:Six transmembrane epithelial antigen of prostate4(STEAP4) is TNFalpha induced protein that regulateslL 6, ll 8 , and cellproliferation in synovium from patients with rheumatoid srthritis. Mod Rhe umatol 2 2 : 1 2 8 136 , 2012 . Tanaka , Matsumoto1 , Sumida T I Activation of invariant NKT cells with g l ycolipid li gand a-galactosy lceramide ameliorates g lucose 6 phosphate isomerase peptide- induced arthritis PLoS O ne;7(12):e51215 , 2012 . 21 . Sakai R , Komano Y , Tanaka M , Nanki T, Koike R , Nagasawa H,Amano K,Nakajima A , Atsumi T , Koike T , 1hataA , 1shigatubo Y, Saito K , Tanaka Y , lto S , S u m i d a T , T o h m a S , Tamura N , Fujii T , Sugihara T , Kawakami A , H. 知的財産権の出願・登録状況 - - - - - Hagino N , Ueki Y , HashiramotoA , Nagasaka K, Miyasaka N , Harigai M , for the REAL Stud y Group: [:. T ime dependent increased risk for serious infection from continuous use of TNF antagonists during three years in rheumatoid a rthritis patients. Arthritis Care - - Res;64(8):1125 1134 , 2012. 22. Sakai R,Tanaka M , Nanki T, Watanabe K , Yamazaki H , Koike R , Nagasawa H , Amano K Saito K , Tanaka Y, l t o S , Sumida T, 1hata A, Ishi gatsubo Y , Atsumi T , Koike T , Nakajima A, Tamura N , Fujii T , Dobashi H , Tohma S , Sugihara T , Ueki Y, Hashiramoto A , Kawakami A,Hagino N , M i yasaka N,Harigai M , for the REAL Stud y Group:口 Drug retentionrates and relevant risk factors for drug discontinuation due to adverse events in rheumatoid arthritis patients receiving anti cytokine therapy with different target molecules. Ann Rheum Dis;71(11):1820 1826,2012 - - . 23.Hashizume M , Yoshida H, Tanaka K , Suzuki M , Matsumotol, Sumida T , Mihira M:l' lnterleukine 6regulates anti arthriti c effect of meth otrexate via the reduction of SLC19A1 expression in mouse arthritis model . Arthritis Res Ther;14(2):R96,2012 - - . . 24 . 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HorikoshlM , Goto D , Seiji Segawa , Yo hei Yoshiga , Keiichilwanami,Asukalnoue,Yuki -- . 1.特許取得 なし 2.実用新案登録 なし 3. その他 なし a例の抽出 図1解析対 CHB整重lll5(lOl _- lli● l i のll●・1、ll集・t i aa集 o a ・ n明lllからのステl:1イl;ll験技 ほ■ ・ l i ● ll● l l か ら の P S 以上lt l1li li 1的以前にPSL は 」i・ 10m a信 以 上 表2 cH 明 重ncHE;非発重a;l)'●'最要因の比は a e 以 a にmo . ・ t 200 0 5 3 28ア . 0 10 0.016 . 1 . 〇10 0 0S3 1 .2 ll 0 1t1l2 .3427 0 6Sl2 te5 0 035.0791 0 0:!4 . ・ にlll し て ll● 1 “ 0 192 0 127 . 10 m 0 8 a ' l1l● 1iのステl:lイl 008l0.1660 O a . . . . n 表5 多 変 I t 新 CM胆 数 : 母 前M 出E ! i 、 前構 、 康 itt、M のステロ イ F設与、:l1l LS S 的 i体i ・ l ) ( N,5 88l) :ss _的i体0 u ll ( 法 内春 、! - オッズ比の推定値 : 一 "a m区llll P値 0916 0 30li. 1 0 3 6 0 164 1l 藤 t 1 080 03743124 0 88l ◆ の観fi 067S 0125 :i 637 0647 出量li年 -17 f 95%l . . . . . . ' M 症 状 1 140 0.218.5.94 7 0 877 田前のステロイド - 4 173 1 066.16 :;45 0 040 tll S S 離 l本高カli 3 418 1 164.10 0:3 5 0 02S . . . . . . . . . オッズ比の:l't定値 l 95%li;l区lll 日t 1 0 811.1.036 0.374 .3 055 0.164 ll原1高の観1l 0 917 1 068 1 074 il要席状 1.618 1 、 l推報lal与 1 014 alt年H 出 a解 .中l ' 解 1 l 明 前 ) らのステロイド - 1tS S ,tlllt 体高カll . . . 2790 オップ比の推定値 . l . 0.201.5746 0 902 0 934 0 322 , 7 1 3 6 0 559 0.3S1.2.925 0 980 0 . 9 7 1 8 016 0 0 57 . . . m区ll・:l 95 % f . . . . P値 ll」l二時年部 0.85:; 0716.1017 0 077 .L f l 解 1 475 0.356.6 110 0 592 ? ?16通以iliにPSlll i el 10 m l;1El以上投与 0140 0 028.0 698 0 016 11l;S S 4 t t l 精 力 l i 4652 1 16318613 0 030 - . . . . . . 18
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