和歌山県 大気常時監視システム 「和歌山県 大気常時監視システム」は、県内各地の大気汚染物質情報を、「収集・解析」し、汚染物質の 挙動を「常時監視」するとともに、「公開・発信」するためのシステムです。 http://taiki.pref.wakayama.lg.jp/ 大気常時監視測定局、各市の 監視システム、発生原局で測定 クラウドデータセンターに 観測データ送信・収集 県庁で大気の状態を監視 そらまめ君 和歌山市 監視システム 発生源局 海南市 監視システム 御坊市 監視システム 環境省大気汚染物質広域監視 システムにデータ提供 無停電 無停電電源・免震・耐火 電電源・免 免震・耐火 ・ネットワーク二重化 ・ネッ ットワーク二 二重化 等 緊急連絡網で通知 メール配信 ホームページで公開 (注意報等発令時) 大気常時監視測定局 1. 収集・解析 ①~③の監視データをリアルタイムで「収集・解析」します。 ① 県内各地の大気常時監視測定局 ② 和歌山市、海南市、御坊市の監視システム ③ 大規模工場の煙道監視システム 大気常時監視測定局 ■県内各地に設置 県設置局12局、和歌山市設置局11局、海南市設置局6局、 御坊市設置局5局、大規模工場煙道監視局7局 3. 公開・発信 ■ホームページ(和歌山県の大気環境) ・県市が測定している大気汚染情報全般を表示(速報値を1年365 日毎時更新) ・光化学オキシダント(予報、注意報)、PM2.5注意喚起情報を 表示(随時) ・大気に係る環境基準や、大気汚染物質、測定局等の基本情報の 解説 ■メール送信(大気常時監視メールシステム) ■大気汚染物質の測定を24時間365日実施 パソコン、携帯、スマホに直接メールを配信 硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)、 (事前に登録必要 どなたでも登録可) 一酸化炭素(CO)、光化学オキシダント(Ox)、微小粒子状物質 ①注意報等の情報(随時) (PM2.5) 、風向風速(WD/WS) ・光化学オキシダント(5月~10月の特別監視期間)発令時 (測定局によって測定物質は異なります。) ・PM2.5(年中)の注意喚起実施時 ②速報値(1時間値)情報 2. 常時監視 収集・解析した大気環境情報を基に、和歌山県がPM2.5等大気汚染物 (1年365日1時間ごと送信、朝5時~夕方6時) ※測定機器からの収集時間のタイムラグにより、毎時ちょうどには送信されません。 ※速報値のメール送付のタイミングは各携帯電話会社により異なります。 質の挙動を「常時監視」します。 和歌山県 環境生活部 環境政策局 環境管理課 〒640-8585 和歌山市小松原通1-1 TEL 073-441-2688 FAX 073-441-2689 満天の星空とあおぞらを未来に 頭上にある満天の星空とあおぞらは、何もせずにえられたものでしょうか? 昭和30、40年代の急速な経済成長の中で、工場の近代化、大規模化による排出ガスや自動車排出ガスの急増など、 大気汚染の原因はたくさんあり、それに伴いぜんそくなどの健康被害が多く発生した時期がありました。 しかし、美しい空を守り、健康被害を少なくするため、さまざまな対策や努力がなされてきました。 環境基準 私たちの健康を守ったり、生活環境を保全していくため、維 持することが望ましい基準として定められているのが環境基 準で、大気、水、土壌、騒音などについて定められています。 工場や事業場を規制する排出基準とは異なり、環境基準は、 主に行政機関が様々な取組を行う際、大気、水、土壌、騒音 をどの程度に保っていくか、あるいは改善していくかを考え るための指標として定められています。 公害防止協定について 監視対象の大気汚染物質 県及び関係市町が企業と締結するもので、大気汚染、水質汚濁、 監視の対象となる大気汚染物質には「二酸化硫黄(SO2)」「一 騒音、悪臭の防止などについて、法以外の観点からも監視等を行 酸化炭素(CO)」「浮遊粒子状物質(SPM)」「窒素酸化物 っています。 NOx(一酸化窒素NO、二酸化窒素NO 2)」「光化学オキシダ 例えば、次のグラフに示しているように、企業が煙突などから排 ント(OX)」「微小粒子状物質(PM2.5)」などがあります。 出してもよい硫黄酸化物の総量を法令以上の厳しい値に取り決め ています。 PM2.5 公害防止協定に基づく硫黄酸化物の排出量(許容量)の変遷 (単位:m 3 N/h) /h) 7000 関西電力(御坊) 6000 1014 5000 100 150 ロメートル)以下の粒子状物質のこ 物質のこ とで、正式には微小粒子状物質とい 物質とい 東燃ゼネラル石油 います。 丸善石油 PM2.5は、自動車、工場の排ガスに 排ガスに 和歌山石油精製 関西電力(海南) の、喫煙や調理、ストーブなどから などから 2468 海岸の細砂(約 90μm) 髪の⽑ (平均 70μm) 含まれるススや、火山灰や土が飛ば 土が飛ば されたものなど自然発生によるも 新日鐵住金 4000 大気中に漂う粒径2.5μm(マイク (マイク 発生するものなどがあります。 す。 浮遊粒⼦状物質 (SPM︓10μm 以下) 微⼩粒⼦状物質 (PM2.5︓2.5μm 以下) 3000 500 2000 1000 85 2550 469 1275 0 95 昭和47年 昭和50年 264 258 310 765 昭和59年 74 75 184 258 310 456 75 平成24年 光化学オキシダント 自動車や工場から出る排ガスには、 窒素酸化物や炭化水素が含まれてい ます。これらが太陽光にあたること で発生するのが光化学オキシダント 各企業の改善努力について という物質です。 法令の定めがあまり無かった昭和47年に比べると、各企業がそ 光化学オキシダントが発生し大気中 れぞれが公害防止協定に基づき、改善に取り組んだ結果、平成 の濃度が上昇すると、光化学スモッ 24年までに全体の排出量は約6分の1まで減り、劇的に環境が 良くなっています。 窒素酸化物 ・炭化⽔素 紫外線 グが発生し、目や喉の粘膜を刺激し ます。 和歌山県 環境生活部 環境政策局 環境管理課 〒640-8585 和歌山市小松原通1-1 TEL 073-441-2688 FAX 073-441-2689 眼や喉の痛み 息苦しさ 発⽣︕ ダント オキシ 光化学
© Copyright 2024 Paperzz