第5章 環境学習業務 - 富山県環境科学センター

5章
第
環境学習業務
県民の環境保全への関心と理解を深めるため、施設の一般公開を行うとともに、環境教育として「夏
休み子供科学研究室」、
「環境フェア」等に協力したほか、
「業務紹介」を発行しました。
主な事業の概要は次のとおりです。
1 施設の一般公開
6月の環境月間に合わせて施設を公開し、大気、水等の環境に関する調査研究の成果及び新たに導
入した環境放射線モニタリングカー、液体クロマトグラフ質量分析装置等の環境調査に使用している
機器を紹介しました。来所者は、水のろ過実験、紫外線を受けると変色するビーズを使ったストラッ
プ作り等を体験し、環境保全についての関心と理解を深めました。
・ 期
日 : 26 年6月7日(土)
・ 参 加 者 : 128 名
環境放射線モニタリングカー
水のろ過実験
ストラップ作り
2 夏休み子供科学研究室の開催
「新富山県科学技術プラン」に基づき、児童の科学技術への理解を深めるため、体験を通じた様々
な行事が市町村、県立試験研究機関等において実施されています。環境科学センターもこの取組みに
協力し、小学校4年生から6年生までの児童を対象に「夏休み子供科学研究室」を開催しました。
児童は、身近な環境問題について科学実験を通して楽しく学習しました。
・ 期
日 : 26 年7月 29 日(火)
・ 参加児童 : 12 小学校 21 名
水の汚れの簡易測定
廃油を使った
発色ビーズを使った
アロマキャンドル作り
紫外線の実験
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3 環境フェアへの出展
「とやま環境フェア 2014」においてブースを開設し、環境科学センターの業務内容を紹介すると
ともに、台所排水等の汚れを COD(化学的酸素要求量)パックテストで調べる実験を通して、ライ
フスタイルの見直しを促しました。
・ 期
日 : 26 年 10 月4日(土)、5日(日)
(一財)富山県産業創造センター)
・ 場
所 : 高岡テクノドーム(
・ ブースへの来場者 : 約 350 名
水の汚れの簡易測定
ライフスタイルの見直しの宣言
4 「業務紹介」の発行
環境科学センターの業務内容を広報するため、26年9月に「業務紹介」を発行するとともに、ウェ
ブページに掲載しました。
-「業務紹介」の主な内容-
○環境調査業務及び監視・指導業務(大気課、水質課、生活環境課)
○調査研究業務
・富山県におけるアジア大陸起源物質の大気環境への影響に関する研究
・富山県における温暖化に関する研究(Ⅲ)
・富山湾沿岸生態系を支える河川環境特性に関する研究
・LC/MS/MSを用いた農薬多成分同時分析法の確立に関する研究
・富山県における循環型社会構築に関する研究(Ⅲ)
・富山県の地下水涵養と流動に関する研究(Ⅱ)
○環境学習業務
○国際環境協力業務
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5 環境学習の実績
県民の環境保全への関心と理解を深めるため、施設見学者の受入れ及び環境をテーマとした講師の
派遣を随時実施しており、26 年度の実績は次のとおりでした。
(1) 施設見学者の受入れ
月/日
見学者
人数
環境学習の講義内容
5/30
富山県立大学生
26
-
7/10
富山大学生
37
水環境及び廃棄物について
8/26
富山県民生涯学習カレッジ友の会
31
PM2.5 について
「雷鳥会」
8/27
富山県自動車会議所
13
PM2.5 について
10/15
県政モニター
20
-
11/11
青年海外協力協会近畿支部
15
廃棄物について
11/25
婦中地区環境保健衛生協議会
9
PM2.5 について
12/3
婦中地区環境保健衛生協議会
古里支部
17
PM2.5 及び廃棄物について
12/10
富山県環境保健衛生連合会環境部
13
PM2.5 及び廃棄物について
1/27
富山国際大学生
35
PM2.5 について
10 回
216 名
-
(2) 講師派遣
月/日
派遣先
主催者(対象者)
5/29
射水市環境衛生協議会総会
射水市環境衛生協議会代議員
8/4
出前県庁しごと談義
北陸電気保安協会富山支店
11/26
富山県民生涯学習カレッジ
県民生涯学習カレッジ受講生
12/6
富山県地球温暖化防止県民大会
一般
1/31
大気環境学会シンポジウム
大気環境学会員
2/24
北陸農環協公害防止に関する研修会
北陸農業環境協議会員
2/24
出前県庁しごと談義
富山県生協西部センター組合員
7回
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