知っていますか?受動喫煙の害

タバコを吸わないあなたへ
知っていますか?受動喫煙の害
吸わないあなたも危険にさらされています
他の人が吸うタバコだから、自分には大した影響はないだろう、と思っていませんか?それは大きな間違いです。
喫煙は、吸っている本人の健康にとってよくないのはもちろんですが、周りの人の健康にも悪影響を及ぼします。
受動喫煙によりおこると報告されている病気などの例
【すぐにあらわれる症状】
・目の痛み、目がしみる
・のどの痛み、咳
・心拍数の増加
・冷え性
【長期的な影響】
・肺がん
・副鼻腔がん
・子宮頚がん
・気管支喘息の悪化
・呼吸機能の低下
・脳卒中
・心筋梗塞
・狭心症(危険性が1.3~2.7倍)
・動脈硬化
・糖尿病
【妊婦、新生児への影響】
・流産、早産
・乳幼児突然死症候群
・新生児の低体重化
・新生児の将来の肥満、糖尿病
●受動喫煙とは?
自分の意志にかかわらず、他人が吸うタバコの煙を
吸わされてしまうこと。
●煙草の煙に含まれる有害物質
タバコの3大有害物質
→ニコチン ・ タール ・ 一酸化炭素
この他にも200種類もの有害物質(うち約70種類は
発がん性物質)が含まれています。
PM2.5(大きさが2.5マ
イクロメートル以下)
という微小の有害物
質も大量に含まれて
います。 中国大陸
から飛来する大気汚
染物質として社会問
題にもなったので、覚
えている方も多いの
では?
※PM2.5は、化石燃料や草木の燃焼時に出る、さまざまな超微粒子化学物質の総称です。
お子さんへのさまざまな影響が報告されています
子どもたちにはどんな影響があるのでしょうか?
発達の途中にある子どもは、タバコによって大人とは異なる深刻な影響を受ける可能性があります。
タバコの煙の影響が最も出やすいのが、鼻、耳、のどなど の空気の通り道にあたる部分です。
受動喫煙により子どもの 中耳炎、気管支炎、肺の感染症や肺機能の低下などがおこることが知られています。
また、脳の働きにもさまざまな影響があることが知られています。
家庭内などで受動喫煙をしている子どもは、言語能力が低かったり、注意力が散漫だったりする傾向が報告されています。
また、親が喫煙者であると、その子どもはタバコの煙に慣れ、将来喫煙者になる可能性も高くなります。
子どもはタバコの煙に対して無防備です。
タバコの煙が有害であることがわからなかったり、親が喫煙者であったりする ため、タバコの煙を自分の意思で避けることができません。
周りにいる大人が守ってあげることが必要です。
受動喫煙によっておこると報告されている子どもの病気などの例
~受動喫煙の被害を避けるには?~
・中耳炎
・気管支喘息
・呼吸器感染症
・呼吸機能の低下
・小児がん
・言語能力の低下
・落ちつきのなさ
・身体発育の低下
・歯肉の着色
・空気清浄機 ×
⇒タバコの煙や臭いをあまり感じないので、つい安心しがちですが、一酸化炭素などのガス状物
質は除去できないため、有害物質を防ぐ効果はありません。
・分煙
×
⇒喫茶店などに多い分煙の場合、禁煙場所はなんとなく空気がきれいだと思いがちです。ところ
が、ガラスなどで仕切られた喫煙コーナーからの人の出入りや、喫煙者の呼気や洋服に付いた有
害物質の影響で、禁煙場所の空気も汚染されていることがさまざまな調査から分かっています。
初期の軽い症状を感じたら、そうした場所は避けるようにすることが大切です。会合などの付き合
いでやむを得ない場合でも、長居はせず、早めに切り上げましょう。
また、妊娠中の女性や幼児のいる家庭では、同居家族全員が協力して禁煙を心がけることが大
切です。受動喫煙により、低体重児出産や幼児の発育障害、中耳炎、SIDS(乳幼児突然死症候群)
などをまねきやすいことが知られているからです。家族がなかなか禁煙できない場合には、病院の
禁煙外来を訪ね、医師と一緒に禁煙に取り組むなどして、胎児や子どもに受動喫煙の被害を及ぼ
さないようにしましょう。
・禁煙
◎
・喫煙直後の喫煙者との会話を避ける ○
⇒十分な時間が経ち、口や肺にあるタバコの煙がなくなってから話すようにしましょう。
担当課
連絡先
雫石町健康推進課
692-2227