教育研究業績書 2014年11月06日 所属:薬学科 資格:助教 研究分野 氏名:本田 千恵 研究内容のキーワード 機器分析 構造解析、分子モデリング、分岐シクロデキストリン 学位 最終学歴 博士(薬学) 武庫川女子大学 薬学部 薬学科 卒業 教育上の能力に関する事項 事項 年月日 概要 1 教育方法の実践例 2 作成した教科書、教材 3 実務の経験を有する者についての特記事項 4 その他 職務上の実績に関する事項 事項 年月日 概要 1 資格、免許 1. 薬剤師 2 特許等 3 実務の経験を有する者についての特記事項 4 その他 研究業績等に関する事項 著書、学術論文等の名称 単著・ 共著書別 発行又は 発表の年月 発行所、発表雑誌等 又は学会等の名称 概要 1 著書 2 学位論文 3 学術論文 1. Preparation of branched cyclom 共 altoheptaose with 3-★O☆-α-L -fucopyranosyl-α-D-mannopyran ose and changes in fucosylatio n of HCT116 cells treated with the fucose-modified cyclomalt oheptaose 2013年6月 Carbohydr. Res., 374, Kimura, M., Masui, Y., Shirai, Y., Honda, C., M 49-58 oriwaki, K., Imai, T., Takagi, U., kiryu, T., K iso, T., Murakami, H., Nakano, H., Kitahata, S. , Miyoshi, E. and Tanimoto, T. フコシルマンノース修飾β-シクロデキストリンの合 成とフコース修飾β-シクロデキストリン類と大腸が ん細胞HCT116のフコシル化の変化に関して検討した 。 2. Preparation, characterization, 共 and biological evaluation of 6^1,6^4-di-★O☆-[α-L-fucop yranosyl-(1-6)-2-acetamido-2-d eoxy-β-D-glucopyranosyl]-cycl omaltoheptaose and 6-★O☆-[α -L-fucopyranosyl-(1-6)-2-aceta mido-2-deoxy-β-D-glucopyranos yl]-cyclomaltoheptaose 2011年9月 Carbohydr. Res. 346, Nakagawa, T., Nishi, Y., Kondo, A., Shirai, Y., 1792-1800 Honda, C., Asahi, M., Tanimoto, T. フコシルマンノース修飾β-シクロデキストリンの合 成を行い、ヒト肝癌内来細胞株HepG2の形態変化に及 ぼす影響について検討した。 3. Determination of Branched β-C 共 yclodextrin-Prostagandin Compl exes Using Electrospray Ioniza tion Mass Spectrometry 2008年08月 Biosci. Biotechnol. B N. Yamane, Z. Tozuka, Y. Okada, C. Honda, Y. Ni iochem. 72(8), 2164-2 shi, T. Tanimoto 169 βシクロデキストリン類とプロスタグランジン類と の包接複合体のESI-MSによる検出法を確立した 4. Screening of Bitterness-Suppre 共 ssing Agents for Quinine: The Use of Molecularly Imprinted P olymers 2005年02月 J. Pharm. Sci. 5. (学位論文)ブリオノール酸誘導 単 体の立体配座に関する研究 2004年03月 TAZUKO OGAWA, KAORI HOSHINA, JUN HAGINAKA, CHIE HONDA, TOSHIKO TANIMOTO, TAKAHIRO UCHIDA 本論文は、多くの生理活性及び薬理活性を有するブ リオノール酸誘導体の立体配座をX線結晶解析、分 子力場計算法、NMRを用いて詳細に検討を行ったもの である。本研究の成果は、今後関連化合物が医薬品 として開発される際、構造活性相関を考察する場合 1 研究業績等に関する事項 著書、学術論文等の名称 単著・ 共著書別 発行又は 発表の年月 発行所、発表雑誌等 又は学会等の名称 概要 3 学術論文 に有用であると推察される。全(pp.72) 6. Crystal Structure of Acetyl 29 -Methyl-29-methylidene-D:C-fri edoolearn-8-en-3β-o1 2003年03月 Anal. Sic. 19巻 (本田・上硲・三輪)ブリオノール酸誘導体につい てX線結晶解析を行い、立体配座を明かにした。全 (pp.473~474) 7. Relative Population of S-Form 共 and F-Form Conformers of Bryon olic Acid and Its Derivatives in Equilibrium in CDCl_3 Solu tions 2002年04月 Chem. Pharm. Bull. 20 本田・諏訪・竹山・上硲 02版 50巻 4号 ヘチマ培養細胞から単離したブリオノール酸から、2 0種類のブリオノール酸誘導体の合成を行った。そし て、それら誘導体類の溶液中における特徴的な立体 構造を分子力学計算および各種NMRスペクトルの解析 により明らかにした。全(467~474) 8. 9H-fluoren-9-ones from Dendrob 共 ium plicatile 2002年 Natural Med., 56, 157 Chie Honda, Masae Yamaki 生薬石コクより9H-fluoren-9-oneを単離し、各種ス ペクトルデータの解析により構造を明らかにした。 9. Stilbenoids from Dendrobium pl 共 icatile. 2. 2001年 Natural Med., 55 68-7 Chie Honda, Masae Yamaki 0 生薬石コクより新規stilbenoidを得、各種スペクト ルデータの解析により構造を明らかにした。 10. Stilbenoids from Dendrobium pl 共 icatile 2000年04月 Natural Medicines 55 本田・山木 巻 2号 生薬石コクより新規のstilbenoidを得、各種スペク トルデータの解析により構造を明らかにした。 11. Phenanthrenes from Dendrobium 共 plicatile 2000年04月 Phytochemistry 53巻 本田・山木 8号 生薬石コクより3種の新規フェナンスレンを単離し 、各種スペクトルデータより構造を決定した。担当 (pp.987~990) 12. Phenanthrenes from Dendrobium 共 plicatile 1999年 Phytochemistry 53巻 本田・山木 8号 生薬石コクより3種の新規stilbenoidを単離し、各種 スペクトルデータの解析によりそれらの構造を決定 した。全(pp.4) 13. The sterols and triterpenoids 共 from Bletilla striata 1997年10月 Natur. Med 51巻 5 山木・本田・加藤・白・高木 号 白及の低極性部より数種のsterolおよびtriterpene を単離し、各種スペクトルにより同定した。全(pp. 493) 14. THE STILBENOIDS FROM DENDROBIU 共 M PLICATILE 1996年09月 Phytochemistry 43巻 山木・本田 1号 生薬セッコクとして用いられるDendrobiumplicatile より新規のphenanthrene dimerを得、各種スペクト ルにより構造を決定した。全(pp.207~208) 15. Biosynthesis of the acetylenic 共 compounds in cultured cells o f Asparagus officinalis from D -and [<13>^C]-labelled p henylalanines. 1996年05月 Biol. Pharm. Bull., 寺田・諏訪・竹山・本田・上硲 19巻 5号 Dおよび[<13>^C]標識化合物を用いてアスパラ ガスの培養細胞のフェノール性代謝物の生合成経路 について検討し、スピロフラン型中間体の存在を推 定した。全(pp.748~751) 16. Phosphodiesterase I in culture 共 d cells of Mentha arvensis 1995年05月 Phytochemistry 版 39巻 5号 17. Acetylenic Compounds Isolated 共 from Cultured Cells of ★Aspar agus officinalis☆ 1995年04月 CHEMICAL & PHARMACEUT 寺田、本田、諏訪、竹山、奥、上硲 ICAL BULLETIN 43巻4 アスパラガス培養細胞よりアセチレン結合を含む新 号564-566頁 フェノール性成分を単離し、それらの構造を各種ス ペクトルデータにより決定した。 18. Production of an AntiAllergic 共 Triterpene, Bryonolic Acid, by Plant Cell Cultures 1993年02月 Journal of Natural Pr 田端、田中、趙、宇野、島倉、伊藤、上硲、本田 oducts 56巻2号 ヘチマ培養細胞が大量に生産するブリオノール酸の 培養細胞内での生合成機構および貯蔵、運搬機構を 解明した。 (pp.165-174) 19. AntiAllergic Effect of Bryonol 共 ic Acid from ★Luffa cylindric a☆ Cell Suspension Cultures 1991年12月 Planta Medica 57巻6 田中、宇野、秋元、田端、本田、上硲 号 ヘチマ培養細胞により特異的に産生されるブリオー ル酸を抗炎症、抗アレルギー活性について市販のグ リチルリチン製剤と比較。ブリオノール酸は対照薬 に比べて薬理効果、副作用の両面で優れていること を明らかにした。 (pp.527-530) 1. 多分岐フコース修飾β-シクロデ 共 キストリンの合成 2013年09月 シクロデキストリンシ 木村円香, 増井 有希, 本田千恵, 濱口良平, 黒田 ンポジウム 幸弘, 谷本敏子 2. フコシルマンノース修飾β-シク 共 ロデキストリンの調製と癌細胞と の相互作用 2011年3月 第131年会 日本薬学会 木村円香, 森脇健太, 白井優子, 本田千恵, 今井拓, 村上洋, 中野博文, 北畑寿美雄, 三善英知, 谷本敏 子 3. プロスタグランジンと分岐β-シ 共 クロデキストリン包接化合物によ る立体構造解析 2005年9月 第23回シクロデキスト 山根尚恵, 本田千恵, 谷本敏子 リンシンポジウム プロスタグランジンと分岐β-シクロデキストリン包 接化合物の最安定構造を分子モデリングにより検討 した 4. Study of Prostaglandin-Branche 共 2005年6月 53RD ASMS Conference 1995 中林・下・本田・上硲・木村 日本ハッカ培養細胞よりアルカリ性ホスホジエステ ラーゼⅠを精製し、分子量などの酵素化学的性質に ついてニンジン由来の酵素と比較した。 その他 1.学会ゲストスピーカー 2.学会発表 2 Naoe Yamane, Chie Honda, Yuki Nishi, Zenzabro T 研究業績等に関する事項 著書、学術論文等の名称 単著・ 共著書別 発行又は 発表の年月 発行所、発表雑誌等 又は学会等の名称 概要 2.学会発表 d β-Cyclodextrin Inclusion Co mplex by ESI-MS and Computatio nal Methods ozuka, Toshiko Tanimoto プロスタグランジンと分岐β-シクロデキストリン包 接化合物の立体構造をESI-MSと分子モデリングによ り検討した 5. フコース修飾β-シクロデキスト 共 リン類の調製とその特性 2005年5月 第6回関西グライコサイ 西有希, 生田亜希子, 本田千恵, 山根尚恵, 谷本敏 エンスフォーラム 子 フコース修飾β-シクロデキストリン類の合成を行い 、その特性について検討した 6. L-及びD-アルギニンによる苦味抑 共 制機序に関する一考察 -分子イ ンプリント法の適用- 2005年03月 小川多津子, 保科香織, 本田千恵, 谷本敏子, 内田 亨弘, 萩中淳 7. グルコサミン残基を含む糖鎖修飾 共 β-シクロデキストリン類の調製 2004年08月 大松瑞恵, 生田亜希子, 西有希, 本田千恵, 谷本敏 子, 村上 洋, 中野博文, 北畑寿美雄 8. L-アルギニンによる苦味抑制効果 共 とその評価:分子インプリントポ リマー(MIP)法の適用 2004年07月 小川多津子, 保科香織, 本田千恵, 谷本敏子, 内田 亨弘, 萩中淳 9. Preparation and characterizati 共 on of 6^1,6^n-di-O-(α-L-fucop yranosyl)-β-cyclodextrins (n= 2-4) and study of their intera ctions with lectin 2004年07月 谷本敏子, 西有希, 生田亜希子, 本田千恵 10. 分子インプリント法を用いたキニ 共 ーネの苦味抑制評価系の開発 2004年06月 小川多津子, 保科香織, 本田千恵, 谷本敏子, 内田 亨弘, 萩中淳 11. フコース修飾β-シクロデキスト 共 リン類に関する研究 2004年06月 西有希, 本田千恵, 生田亜希子, 山根尚恵, 谷本敏 子 12. Preparation and characterizati 共 on of 6^1,6^2-, 6^1,6^3-, and 6^1,6^4-di-O-(α-L-fucopyranos yl)-β-cyclodextrins and study of their functions 2004年05月 谷本敏子, 西有希, 生田亜希子, 本田千恵 13. フコース2置換β-シクロデキスト 共 リン類に関する研究 2004年03月 西有希・生田亜希子・本田千恵・山根尚恵・谷本敏 子 哺乳動物の細胞表面には、フコースに対する特異的 受容体レセプターが存在し、その生理活性が注目さ れている。そこでDDSへの応用を考え、薬物包接能を 有するβ-シクロデキストリン(βCD)に、フコー スが2個結合した3種の分岐βCD類を化学合成する。 置換位置についての検討は、表面プラズモン共鳴法 を用いて、レクチンとの相互作用を比較して行った 。 14. 複合糖質糖鎖修飾β-シクロデキ 共 ストリン類の調製 2004年03月 大松瑞恵・生田亜希子・西有希・本田千恵・谷本敏 子・村上 洋・中野博文・北畑寿美雄 薬物包接能を有するβ-シクロデキストリン(βCD) に、生理活性を有する複合糖質糖鎖の、重要な部分 構造であるガラクトシル-N-アセチルグルコサミニ ル(Gal-GlcNAc)およびGlcNAc残基を有するオリゴ 糖鎖を、結合させた新規複合糖質糖鎖修飾βCD類の 酵素合成を行った。 15. フコース2置換β-シクロデキスト 共 リン類の調製とその機能 2003年09月 西有希・生田亜希子・本田千恵・谷本敏子 トリクロロアセトニトリルを用いてイミデート化法 で3種の2置換位置異性体6^1,6^2-,6^1,6^3-,6^1 ,6^4-★O☆-(L-fucopyranosy1)-βCDsと共に、1 置換体の6-★O☆-(L-fucopyranosy1)-βCDを得た 。これらのフコシル置換βCD類は、MSおよびNMRを測 定することにより構造を確認した。フコースの置換 位置についての検討は、表面プラスモン共鳴現象を 応用した光学バイオセンサーを用いて、フコースに 特異性を示すレクチンAALとの相互作用を比較して行 った。 16. Dendrobium plicatileの成分研究 共 (4) 1999年09月 本田・山木 生理活性成分検索の一環として、Dendrobium plicat ileの成分研究を行った結果、6種の新規スチルベノ イドを単離し、各種スペクトルデータにより構造を 決定した。 17. Dendrobium plicatileの成分研究 共 (3) 1998年10月 本田千恵・山木正枝 Dendrobium plicatileのAc0Etエキスより8種のスチ ルベノイドを単離した。このうち3種は新規の化合 物であり、それらの構造決定を各種スペクトルデー タの解析により行った。 18. 石コクの成分研究 共 1998年03月 本田・山木 生薬セッコクとして用いられるDendrobium plicatil eより2種の新規スチルべノイドを単離し、各種スペ クトルにより構造を決定した。 19. 体が創る薬―ブリオノール酸肝代 共 謝物―の抗アレルギー活性につい 1996年09月 田中・小林・森本・辻内・且部・宇野・本多・田端 ・日向・本田・上硲・相田・池城 3 研究業績等に関する事項 著書、学術論文等の名称 単著・ 共著書別 発行又は 発表の年月 発行所、発表雑誌等 又は学会等の名称 概要 2.学会発表 て 抗アレルギー活性を示すブリオノール酸の活性本体 を明らかにするため、ブリオノール酸肝代謝産物の 薬理作用の探索と[<14>^C]で標識したブリオ ノール酸を用いて代謝物の化学的解析を行った。 20. ブリオノール酸誘導体の立体構造 共 と抗Ⅰ型アレルギー活性 1994年03月 宇野、田中、田端、本田、上硲 ヘチマ培養細胞が産生するbryonolic acid誘導体の うち3β-succinyl bryonolic acidは、Ⅰ型アレルギ ーに対し高い抗アレルギー活性を示す。その29位を 置換して、D.E環の立体配座の異なる誘導体類を合成 し、構造活性相関を比較した。(pp.169) 21. ウリ科培養細胞におけるブリオノ 共 ール酸の生合成と輸送 1993年07月 田中、高尾、伊藤、島倉、趙、田端、本田、上硲 ヘチマおよびスイカの培養細胞内におけるブリオノ ール酸の生合成、輸送機構ならびに細胞への蓄積機 構について検討した。 (pp.2) 22. ブリオノール酸の関連化合物の立 共 体配座 1991年10月 本田、堀山、諏訪、上硲、三輪、多賀 数種のブリオノール酸誘導体を合成し、それらの立 体配座をX線結晶解析および各種NMRの測定結果によ り解明した。 (pp.67) 23. アスパラガス培養細胞のフェノー 共 ル成分について 1991年10月 寺田、本田、堀山、諏訪、上硲 アスパラガス培養細胞によりアセチレン結合を含む 新フェノール性成分を単離し、それらの構造を各種 スペクトルデータにより決定した。 24. ブリオノール酸の培養生産と抗ア 共 レルギー作用 1991年07月 田中、宇野、島倉、趙、福井、田端、本田、上硲 ブリオノール酸コハク酸エステルのカリウム塩は、 経口投与で即時型アレルギーと遅延型アレルギーの 両方に有効であり広い抗アレルギー活性スペクトル を有する化合物であることを明らかにした。 (pp. 29-32) 25. ブリオノール酸誘導体の抗アレル 共 ギー作用について 1991年03月 宇野、田中、田端、本田、上硲 7種のブリオノール酸誘導体について抗アレルギー 活性を検討し、ブリオノール酸コハク酸エステル( カリウム塩)が最も強い活性を示すことを明らかに した。 26. 糸瓜(ヘチマ)培養細胞の特異成 共 分と薬理活性 1989年05月 田端、田中、上硲、本田 ヘチマ培養細胞により特異的に産生されるブリオー ル酸が優れた抗炎症、抗アレルギー作用を有するこ とを明らかにし、これが有望な天然薬物素材である ことを示唆した。 3.総説 4.芸術(建築模型等含む)・スポーツ分野の業績 5.報告発表・翻訳・編集・座談会・討論・発表等 6.研究費の取得状況 学会及び社会における活動等 年月日 事項 4
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