設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 新旧対照表(1/4) 現行(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成25年7月版) (2)トンネル換気 改訂(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成26年7月版) (2)トンネル換気 平成 21 年 7 月 平成 26 年 7 月 東日本高速道路株式会社 中日本高速道路株式会社 西日本高速道路株式会社 東日本高速道路株式会社 中日本高速道路株式会社 西日本高速道路株式会社 解 説 設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 新旧対照表(2/4) 現行(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成25年7月版) 改訂(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成26年7月版) 非常駐車帯 非常駐車帯 車道内風の 流れ※1 JF JF JF JF 非常駐車帯拡幅部に取付金具が かからない様に設置する。 :ジェットファン ※1 換気設計の主方向 非常駐車帯拡幅部に取付金具が かからない様に設置する。 :ジェットファン ※1 換気設計の主方向 なお、設置間隔はジェットファンの能力を引き出すために必要な距離であるから坑口(ジェットファン なお、設置間隔はジェットファンの能力を引き出すために必要な距離であるから坑口(ジェットファン 吐出側)部についてもその距離を確保する必要がある。 吐出側)部についてもその距離を確保する必要がある。 この他の注意事項として、ファン吐出側に標識、ノズル、拡巾部の壁面等吐出風をさえぎるもののない この他の注意事項として、ファン吐出側に標識、ノズル、拡巾部の壁面等吐出風をさえぎるもののない ようにすることが重要である。 ようにすることが重要である。 また、口径の選定にあたっては車道中心で建築限界より、200mm を確保し、さらにはターンバックルで また、口径の選定にあたっては車道中心で建築限界より、200mm を確保し、さらにはターンバックルで 取付が可能なものとする(最小壁面との距離 200mm 程度) .取り付けにあたっては、二重の安全対策を検 取付が可能なものとする。 (最小壁面との距離 200mm 程度) 討するとともに、維持管理、点検、補修、更新のし易さを考え、計画、設置しなければならない。 現状の標準断面と対象となるジェットファンは次の通りである。 表 5-3 JF 車道内風の 流れ※1 JF トンネル断面と対象ジェットファン一覧表(記号は、トンネル標準設計図集による) 道 路 断 面 R1 R2 H1 規 格 記 号 (mm) (mm) (mm) 現状の標準断面と対象となるジェットファンは次の通りである。 表 5-3 JF−1000 JF−1250 トンネル断面と対象ジェットファン一覧表(記号は、トンネル標準設計図集による) 路 断 面 R1 R2 H1 規 格 記 号 (mm) (mm) (mm) 1級A・B Ⅰ−a 5,500 11,000 1,500 ○ ○ 2級A・B Ⅱ−a 5,300 10,600 1,700 ○ ○ 3級A・B Ⅲ−a 5,100 10,200 1,600 ○ ○ JF−1000 JF−1250 Ⅰ−a 5,500 11,000 1,500 ○ ○ 2級A・B Ⅱ−a 5,300 10,600 1,700 ○ ○ 3級A・B Ⅲ−a 5,100 10,200 1,600 ○ ○ 4級A・B Ⅳ−a 4,900 9,800 1,700 ○ ○ 暫定 2 車線 Ⅴ−a 5,600 11,200 1,500 ○ ○ 4級A・B Ⅳ−a 4,900 9,800 1,700 ○ ○ 暫定 2 車線 Ⅴ−a 5,600 11,200 1,500 ○ ○ Ⅰ−b 5,300 8,000 1,500 ○ ○ Ⅰ−b' 5,300 8,000 1,600 ○ ○ Ⅱ−b 5,200 7,800 1,500 ○ ○ Ⅲ−b 5,000 7,500 1,600 ○ ○ Ⅲ−b' 5,000 7,500 1,400 − − Ⅰ−b 5,300 8,000 1,500 ○ ○ Ⅰ−b' 5,300 8,000 1,600 ○ ○ Ⅱ−b 5,200 7,800 1,500 ○ ○ Ⅲ−b 5,000 7,500 1,600 ○ ○ Ⅲ−b' 5,000 7,500 1,400 − − Ⅳ−b 4,800 7,200 1,800 ○ ○ Ⅳ−b' 4,700 7,100 1,600 − − 監 視 員 1級A・B 通 路 あ り 監 視 員 通 路 あ り 道 1級A・B 監 視 員 通 路 な し 監 視 員 通 路 な し 2級A・B 1級A・B 3級A・B 4級A・B Ⅴ−b 5,500 8,300 1,500 ○ ○ Ⅴ−b' 5,600 8,400 1,100 ○ ○ 2級A・B 3級A・B Ⅳ−b 4,800 7,200 1,800 ○ ○ Ⅳ−b' 4,700 7,100 1,600 − − Ⅴ−b 5,500 8,300 1,500 ○ ○ Ⅴ−b' 5,600 8,400 1,100 ○ ○ 4級A・B 暫定 2 車線 暫定 2 車線 一方通行トンネルの場合、交通条件が変わり設置台数が減少することは少ないが、暫定施工(対面通行) の場合、完成施工(一方通行)となる時点で大幅に設置台数が減少することがあるが、ジェットファン耐 一方通行トンネルの場合、交通条件が変わり設置台数が減少することは少ないが、暫定施工(対面通行) 用年数および転用等を考慮し、当該トンネルとして維持動力費を含み一番経済的となる口径を選定するも の場合、完成施工(一方通行)となる時点で大幅に設置台数が減少することがあるが、ジェットファン耐 のとする。 用年数および転用等を考慮し、当該トンネルとして維持動力費を含み一番経済的となる口径を選定するも のとする。 解 説 現行(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 ⑪ 設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 新旧対照表(3/4) 平成25年7月版) 改訂(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成26年7月版) 換気設備の計画 ⑪ 換気設備の計画 換気設備を決定するにあたり圧力を精査し、具体的な換気設備の計画を行う必要がある。なお、 換気設備を決定するにあたり圧力を精査し、具体的な換気設備の計画を行う必要がある。なお、 集中排気式の換気設備を算定するための所要全風圧は次式をもとに求めることができる。 ΔPT=ΔP c+ΔP s ΔPT :所要送風機圧力 ΔPc :立坑、斜坑あるいは横坑の合流部における圧力 ΔPc= +λr e L ρ 2 Ur +ΔPMT+ΔPe Dr 2 集中排気式の換気設備を算定するための所要全風圧は次式をもとに求めることができる。 (5-9) ΔPT=ΔP c+ΔP s ΔP T :所要送風機圧力 ΔP c :立坑、斜坑あるいは横坑の合流部における圧力 (5-10) ΔPc= ただし、Pt は交通換気力 L :坑口から立坑等取付部までの長さ ΔPs :立坑等の摩擦および出入口損失 ΔPs= 1+λs Ls ρ 2 Us Ds 2 (5-11) ΔPs= 1+λs Ls ρ 2 Us Ds 2 Ls:立坑等の長さ Ds:立坑等の代表寸法 Ds:立坑等の代表寸法 Us:立坑等内の風速 Us:立坑等内の風速 般 電気集じん機室の設計は、本坑を含めた空気の流れ、効率的な集じん室の位置,地山条件,施工方法, 経済性等を総合的に比較し、設置方式を選定する。 電気集じん機室の設置方式には、バイパス設置式、側面設置式及び天井設置式がある。 従来、電気集じん機室の形状は、空気の流れ及び施工上の形状が検討され、本坑トンネルと同形状のバ イパストンネルを新たに近接施工するバイパス設置式が採用されている。 近年、大断面トンネル施工技術の進歩や集じん機ユニットのコンパクト化が可能となり、トンネル内に 隔壁を設置した側面設置式や車道上部の空間を利用した天井設置式が採用されている。 天井設置式の場合、機器設置可能な空間が比較的小さくなることから、補機室等の設置スペースが別途 必要となることが多い。 これらの設置方式の選定に当たっては、トンネル構造物の安定性、供用後の集じん効率、維持管理方法、 経済性を含め、総合的な検討を行い選定するものとする。 (5-10) (5-11) λs:立坑等の摩擦損失係数 Ls:立坑等の長さ 電気集じん機式の設計 5-3-1 一 L ρ 2 Ur +ΔPMT+ΔPe Dr 2 ただし、Pt は交通換気力 L :坑口から立坑等取付部までの長さ ΔP s :立坑等の摩擦および出入口損失 λs:立坑等の摩擦損失係数 5-3 +λr e (5-9) 5-3 電気集じん機式の設計 5-3-1 一 般 電気集じん機室の設計は、本坑を含めた空気の流れ、効率的な集じん室の位置,地山条件,施工方法, 経済性等を総合的に比較し、設置方式を選定する。 電気集じん機室の設置方式には、バイパス設置式、側面設置式及び天井設置式がある。 従来、電気集じん機室の形状は、空気の流れ及び施工上の形状が検討され、本坑トンネルと同形状のバ イパストンネルを新たに近接施工するバイパス設置式が採用されている。 近年、大断面トンネル施工技術の進歩や集じん機ユニットのコンパクト化が可能となり、トンネル内に 隔壁を設置した側面設置式や車道上部の空間を利用した天井設置式が採用されている。 天井設置式の場合、維持管理、点検、補修、更新のし易さなどを考え、設計、設置する必要がある。ま た、機器設置可能な空間が比較的小さくなることから、補機室等の設置スペースが別途必要となることが 多い。 これらの設置方式の選定に当たっては、トンネル構造物の安定性、供用後の集じん効率、維持管理方法、 経済性を含め、総合的な検討を行い選定するものとする。 解 説 現行(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 新旧対照表(4/4) 平成25年7月版) 改訂(設計要領第三集トンネル(2)トンネル換気 平成26年7月版) 6.半横流・横流式 6.半横流・横流式 半横流・横流式は、車道と平行したダクトで車両の排出量に見合った新鮮空気を給気および排 気し、換気する方式である。 半横流・横流式は、車道と平行したダクトで車両の排出量に見合った新鮮空気を給気および排 気し、換気する方式である。なお、天井板を用いてダクトを構築する場合は、維持管理、点検、 補修のし易さを考え、計画、設置しなければならない。 6-1 半横流式 半横流式は、送気又は排気のダクトの片方をもつが、一般的には、送気ダクトをもつ送気半横 6-1 半横流式 流式が採用されている。この方式は、確実に車道に新鮮空気を供給することが可能であるが、一 半横流式は、送気又は排気のダクトの片方をもつが、一般的には、送気ダクトをもつ送気半横 方通行においては、ダクトから車道に給気することにより、それが妨げとなり交通換気による持 流式が採用されている。この方式は、確実に車道に新鮮空気を供給することが可能であるが、一 込風が少なくなる欠点がある。従って、交通換気力を利用した縦流式が確立した現状ではあまり 方通行においては、ダクトから車道に給気することにより、それが妨げとなり交通換気による持 利用されることはない。しかし、対面通行トンネルにおいて、排煙口等を設置し、換気機を逆転 込風が少なくなる欠点がある。従って、交通換気力を利用した縦流式が確立した現状ではあまり することにより非常時に対応した換気計画を行う場合には検討の余地がある。 利用されることはない。しかし、対面通行トンネルにおいて、排煙口等を設置し、換気機を逆転 することにより非常時に対応した換気計画を行う場合には検討の余地がある。 排煙口(大排気口) 排煙口(大排気口) Ur Ur Ur Ur 車道内濃度 車道内濃度 車道内風速 車道内風速 排気口開 排気口開 Ur 排気口閉 Ur 排気口閉 Ur 排気口閉 Ur 排気口閉 解 説
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