CA92344-0553-02 Dual port シリアルインターフェース拡張カード PY-UPS02 ご使用上の注意 ご使用上の注意 Dual port シリアルインターフェース拡張カード PY-UPS02 この度は、弊社の UPS 用オプションである Dual port シリアルインターフェース拡張カード PY-UPS02 (以降、本製品と記載します) をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 本製品をご使用いただく前に以下の注意事項をお守りいただき、取扱説明書に沿って正しくご使用 くださるようお願いします。 2015 年 2 月 富士通株式会社 1 対象機種 富士通から提供している以下の UPS でご使用ください。 Smart-UPS C500J (富士通型名: PY-UPAT50) Smart-UPS SMT 750J (富士通型名: PY-UPAT75) Smart-UPS SMT 1500J (富士通型名: PY-UPAT15) Smart-UPS SMT 1200RMJ (富士通型名: PY-UPAR12) Smart-UPS SMT 1500RMJ (富士通型名: PY-UPAR15) Smart-UPS SMX 3000RMJ (富士通型名: PY-UPAC3K) 上記以外の機種でのご使用につきましては、富士通では保証いたしかねます。 2 梱包物の確認 下記の梱包物があることをお確かめください。 1) 本製品 1 枚 (Dual port シリアルインターフェース拡張カード PY-UPS02) 2) シリアルケーブル 2 本(両端コネクタ:D-sub 9 ピン) 3) 保証書 1 部 3 本製品のご使用まえに 本製品をご使用される前に、取扱説明書をよくお読みになり、取扱説明書に従ってください。 本製品の取扱説明書は、下記からダウンロードすることができます。 富士通ホームページ:http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/manual/peripheral.html ) 4 本製品の留意事項 本製品をご使用される前に、以下の各留意事項をご確認ください。 1) 本製品を UPS に装着する時は、必ず UPS の電源を完全に OFF してください。 2) Smart-UPS C500J(富士通型名: PY-UPAT50)以外の場合、本製品を搭載する UPS のファームウェア版数を 最新版数にアップデートする必要があります。機種により以下のファーム版数以降で使用してください。 ファームウェアアップグレードウィザードは下記からダウンロードすることができます。 富士通ホームページ:http://www.fmworld.net/cgi-bin/drviasearch/drviaindex.cgi Copyright FUJITSU LIMITED 2015 1/4 Smart-UPS SMT 750J (富士通型名: PY-UPAT75) Smart-UPS SMT 1500J (富士通型名: PY-UPAT15) Smart-UPS SMT 1200RMJ (富士通型名: PY-UPAR12) Smart-UPS SMT 1500RMJ (富士通型名: PY-UPAR15) Smart-UPS SMX 3000RMJ (富士通型名: PY-UPAC3K) v9.3 以降 v9.3 以降 v9.8 以降 v9.3 以降 v6.6 以降 2) UPS本体に標準で装備されている USB またはシリアルインタフェースポートと接続された、マスターサーバ のみがスケジュール運転等の制御が可能です。 従って、マスターサーバからの制御(Power ON/OFF やスケジュール運転等) に、本製品によりUPSと接続された スレーブサーバが連動して動作します。 マスターサーバで設定されたシャットダウンに関する動作に、他のスレーブサーバが追随して動作し、停電時及び スケジュール運転によるシャットダウン時にはマスターサーバと同様にスレーブサーバ側でも運用中のアプリケー ションソフトとOSのシャットダウンが実行されます。 3) 本製品とスレーブサーバとの接続には、必ず本製品に添付の専用ケーブルを使用してください。 また、本製品 の前面パネルにあるディップスイッチの設定は、出荷時のデフォルト状態("1 2 3 4" = "0 1 0 0") を変更しなでくだ さい。 ディップスイッチの設定は 上図の通りになっていること。 図1. シリアル拡張カード正面図 4) 本製品を使用する場合は、マスターサーバとスレーブサーバの全てにアプリケーションソフト PowerChute Business Edition v9.1.1 以降をインストールする必要があります。 5) 本製品を使用する場合、マスターサーバにはシャットダウン完了までに最も時間の掛かるサーバを接続してくだ さい。 (例)1台の UPS に本製品を実装して、以下のような3台のサーバを接続する場合 サーバA:シャットダウン完了時間5分 サーバB:シャットダウン完了時間4分 サーバC:シャットダウン完了時間3分 上記の場合、マスターサーバにはサーバAを適用する。(シャットダウン時間最長の為) UPSに接続された全てのサーバおよび機器の消費電力の合計を考慮し、バッテリ保持時間内にサーバのシャット ダウンができるようにアプリケーションソフトの設定を行ってください。 6) 本製品を使用した場合に、マスターサーバ、スレーブサーバでサポートされる UPS 管理ソフトウェアの機能は下 表のようになります。 項 PowerChute Business Edition 機能 マスターサーバ スレーブサーバ ○ ○ ○(設定はマスターのみ) ○ 1 電源障害時の自動シャットダウン 2 スケジュールシャットダウン 3 一括管理/設定 ○ × 4 モニタリング ○ × 5 通知機能(E-mail、SNMP) ○ × 6 レポート ○ × 7 ロギング ○ × 8 リスクアセスメント ○ × 7) 手動によるコンセントグループのみ停止の場合「疑似ローバッテリー信号」が発行されません。 Copyright FUJITSU LIMITED 2015 2/4 8) 管理ソフトウェアとの連携について サーバに、PowerChute Business Edition をインストールし、本製品と連携するよう構成することにより、停電時の OS 自動シャットダウンを行うことができます。 本製品と PowerChute Business Edition を使用した場合のシャットダウンシーケンスは以下のようになります。 ●「電源障害設定:バッテリ運転が次の時間経過後」運用の場合(推奨) ・ シャットダウンの時間関係 UPS 本体(+本製品) 電源障害発生 T1:2 分固定 (本製品のタイマー時間) マスターサーバ スレーブサーバ バッテリ状態 バッテリ状態 (T3:電源障害設定) 疑似Low Battery 通知 シャットダウンプロセス開始(※) (T6:OS 待機時間) シャットダウンプロセス開始 (T4:コマンドファイルの 実行に必要な時間) OS シャットダウン開始 OS シャットダウン開始 UPS オフ待機時間カウント (T2:Power Off Delay) (T7:OS 期間) (T5:OS がシャット ダウンする時間) OS シャットダウン完了 サーバ電源オフ OS シャットダウン完了 サーバ電源オフ UPS スリープ AC 切断 サーバ AC オフ サーバ AC オフ サーバ電源オン サーバ電源オン AC 投入 電源復旧 ※ 電源障害発生後のシャットダウン開始までの時間が 2 分以上に設定されている場合。 2 分未満に設定されている場合、設定時間に従い OS のシャットダウンが開始されます。 項 T1 T2 項 T3 UPS 本体+本製品設定項目 タイマー時間 Power Off Delay マスターサーバ設定項目 電源障害設定(※) T4 コマンドファイルを実行するのに必要な時間 または、OS 待機時間 OS がシャットダウンする時間、または OS 期間 スレーブサーバ設定項目 OS 待機時間 OS 期間 T5 項 T6 T7 設定値 2分 180 秒 設定例 バッテリ運用が次の時間 経過後:120 秒 60 秒 180 秒 設定例 60 秒 60 秒 ※ UPS の『ローバッテリー警告時間』の値を『バッテリ運用が次の時間経過後』の値より大きくなるよう、UPS のパ ネルから設定してください。 ※ 各サーバの設定項目の詳細については、PowerChute Business Edition のユーザーズガイドまたはヘルプファ イルをご確認ください。 Copyright FUJITSU LIMITED 2015 3/4 ●「電源障害設定:ランタイム制限で」運用の場合(非推奨) ・ シャットダウンの時間関係 UPS 本体(+本製品) 電源障害発生 T1:2 分固定 (本製品のタイマー時間) マスターサーバ スレーブサーバ バッテリ状態 バッテリ状態 (T3:電源障害設定) 疑似Low Battery 通知 シャットダウンプロセス開始(※) (T6:OS 待機時間) シャットダウンプロセス開始 Low Battery 通知 (T4:コマンドファイルの 実行に必要な時間) OS シャットダウン開始 OS シャットダウン開始 UPS オフ待機時間カウント (T2:Power Off Delay) (T7:OS 期間) (T5:OS がシャット ダウンする時間) OS シャットダウン完了 サーバ電源オフ OS シャットダウン完了 サーバ電源オフ UPS スリープ 電源復旧 AC 切断 AC 投入 サーバ AC オフ サーバ AC オフ サーバ電源オン サーバ電源オン ※ 電源障害発生後のシャットダウン開始までの時間が 2 分以上に設定されている場合。 2 分未満に設定されている場合、設定時間に従い OS のシャットダウンが開始されます。 項 T1 T2 項 T3 T4 T5 項 T6 T7 UPS 本体+本製品設定項目 タイマー時間 Power Off Delay マスターサーバ設定項目 電源障害設定(※) コマンドファイルの実行に必要な時間 OS がシャットダウンする時間、または OS 期間 設定値 2分 180 秒 設定例 ランタイム制限で:1800 秒 300 秒 300 秒 スレーブサーバ設定項目 OS 待機時間 OS 期間 設定例 60 秒 60 秒 ※ コマンドファイルを実行するには、T3:電源障害設定時間内に、UPS がローバッテリーの状態になるよう設定し てください。 ※ 各サーバの設定項目の詳細については、PowerChute Business Edition のユーザーズガイドまたはヘルプファ イルをご確認ください。 9) UPS の LCD 表示に関する留意事項 本製品挿入時、UPS の LCD メニューには NMC として表示されますが、動作に影響はありません。 以 上 Copyright FUJITSU LIMITED 2015 4/4
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