PDFをダウンロード - 神奈川県臨床衛生検査技師会

神臨技 発行所/一般社団法人 神奈川県臨床検査技師会 事務局/〒231-0023 横浜市中区山下町 75 番地 荻野ビル 5 階 電 話/045-212-2862 FAX/045-479-8884 ホームページ/http://www.jinringi.or.jp 発行人/横山 一紀 編集責任者/山口 真澄 会員数/正会員 3,159 名 賛助会員数 60 社( 11 月 30 日現在 ) 平成 27 年 1 月 1 日発
印刷所/有限会社 印刷の旺文社 420
号 行
あけましておめでとうございます 新年を迎えて
平成 27 年 1 月
会長
横山 一紀
あけましておめでとうございます。
皆様にはお健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は当会の運営に多大なるご支援、ご協力を賜りまして御礼申し上げ
ます。おかげさまで、技師会事業が滞りなく遂行できましたことに心より感謝いたしております。
さて、昨年 6 月に臨床検査技師等に関する法律の一部を改正する法案が成立し、本年 4 月 1 日から施行されます。これにより私たち臨床検査
技師の新たな業務として「検体採取」が認められます。同時期に法律施行規則の一部を改正し、臨床検査技師の業務である生理学的検査に嗅覚
検査及び味覚検査が追加される予定です。検体採取業務につきましては、「厚生労働大臣が指定する研修」を受講することが義務づけられます
ので、神臨技といたしましては県内の臨床検査技師の皆さまを中心に円滑に受講できるよう体制を整え、1 日も早く職場にて検体採取が実現で
きるよう全面的にサポートしてまいります。
また、本年11月には第4回首都圏支部医学検査学会を当会の担当で開催いたします。「創造と実践そして躍進 ~臨床検査の新たなる可能性~」
をテーマとし、社会情勢の変化を敏感に察知しながらいま自分たちがやるべきことを考え生み出し(創造)、それらを迅速に業務に反映し(実践)、
自身が新たなる一歩を踏み出すこと(躍進)について全参加者で考え、臨床検査技師の明るい未来につなげるような学会にしたいと思います。
研究班や地区をはじめ会員の皆様ならびに賛助会員の皆様のお力添えをいただきながら、盛大な学会になるよう準備を進めてまいります。
本年も神臨技の強みである企画力、団結力そして行動力を生かして神奈川から全国に発信できるような新しい企画を加えながら精力的に技師
会活動を進めてまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜りますとともに、積極的な技師会活動への参加をお願い申し上げます。
会員の皆様とご家族の方々のご健康とご多幸を心より祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。
「検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会」開催される
平成 26 年 10 月 18 日(土)・19 日(日)に横浜市大医学部看護学科教育棟にて「検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会」が開催された。本
講習会の目的は都道府県技師会及び日臨技共同主催とし、3 年間で各県の会員数の約 1 割程度が講習修了とすることを目標とするものである。
講習会の一日目は、厚生労働省医政局監修の「チーム医療推進について」のビデオ放映から始まり、医療機関における良好なコミニューションと
クレーム対応におけるロールプレイや患者心理をふまえた検査説明・相談の講義で終了した。
二日目は、初級レベルの検査説明の講義、R-CPC(ルーチンの臨床検査値あるいは、これの時系列より検査値の変化をとらえて病態推論を
すること)のメリットや目的等の説明があり、最後は、検査説明・相談の模擬演習で第 1 回目の講習会は無事に終了した。
今回は 104 名の参加者があり、今後 2 年間は開催する予定である。
第 63 回 神奈川県医学検査学会報告
第 63 回神奈川県医学検査学会を終えて
副実行委員長 片川 一之
平成 26 年 11 月 16 日、横浜市立大学医学部看護学科に於きまして横山一紀学会長、中﨑信彦実行委員長のもと第 63 回神奈川県医学検査学会
を開催いたしました。当日は晴天に恵まれ 400 名を超える方々にご参加いただき、盛会裏に終了いたしました。これもひとえに、会員皆様のご支援
ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
学会テーマ「その時、どう行動するのか!」を掲げ、特別講演は北里大学病院竹内一郎先生、市民公開講演には神奈川県立こども医療センター
大庭真俊先生をお招きして、臨床の現場、災害最前線での豊富な知識と経験をご講演いただきました。各研究班の皆様にご尽力いただいた 7 題
のシンポジウム、賛助会員 6 社のご協力によるランチョンセミナーは、いずれの会場も多くの参加者で埋め尽くされておりました。また、昨年に引き
続き企画調査委員会による特別企画「臨床検査知識技術競技大会」は、実技も加わりパワーアップした内容となりました。各地区からの選抜チーム
に有志チームが加わり 9 チームが参加し、日常業務で培った知識と技術を存分に発揮していただきました。優勝の栄冠は湘南地区選抜チームの
頭上に輝きました。
尚、学会準備期間が短かったことから関係各方面の皆様にご迷惑をおかけ致しました。学会当日も多くの不手際があったと存じますが、何卒
ご容赦下さいますようお願い申し上げます。この場をお借りし、本学会開催にご協力頂きました横浜市大医学部様、関係各位、ならびに多大なご支
援を賜りました賛助会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
末筆ながら、皆様方の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
テーマ : 「その時、どう行動するのか!」
開催日時:
平成 26 年 11 月 16 日(日)9:00 か
ら
会 場 : 横浜市立大学医学部看護学科・
ヘボンホール
学 会 長:
横山 一紀 (済生会横浜市東部病
院)
内
容 : 1. シンポジウム(各研究班)
2. 開会式
3. 特別講演
4. ランチョンセミナー(賛助会員)
5. 市民公開講演
6. 特別企画(企画運営委員会)
7. 意見交換会
実行委員長 中﨑 信彦
特別講演
特別企画
副実行委員長 片川 一之
各地区対抗『臨床検査知識技術競技大会』
「その時、どう行動するのか!」
-神奈川県における重症患者の救命を考えるー
北里大学病院 救命救急災害医療センター
診療准教授 (神奈川県災害医療コーディネーター)
司会 横浜栄共済病院 大野 匡之
パネラー 川崎地区、 県央地区、 湘南地区、
西湘地区、 横須賀地区、 横浜Ⅰ地区、 横浜Ⅱ
地区の各有志チーム
竹内 一郎先生
市民公開講演
「被災地支援の派遣体験から学んだこと」
シンポジウム
~あなたが派遣隊員に選ばれたら?~
シンポジウムⅠ【臨床化学・血清】
神奈川県立こども医療センター 整形外科
「人間ドッグ学会の基準範囲の概要と反響について」
大庭 真俊先生
シンポジウムⅡ【病理・細胞】
「病理・細胞検査における検体受付時のインシデント
対策」
シンポジウムⅢ【情報システム】
「臨床検査室における教育の現状と育成すべき職員
像について」
シンポジウムⅣ【微生物】
「感染管理におけるモデルケースとその実状」
シンポジウムⅤ【生理】
「CPA に遭遇したら~BLS と AED~」
シンポジウムVII【一般】
「血尿から何を考えるか!!(症例から学ぶ)」
シンポジウムⅦ【輸血・血液】
「重症貧血!多発外傷!その時どうする?~臨床側
と検査室側のそれぞれができること、より円滑な連
携のために~」
優勝した 湘南の風チーム
11 月理事会報告 12 月理事会報告 日 時 平成 26 年 11 月 12 日(水)
、18:30~19:30 場 所 じんりんぎ研修センター 出席役員 理 事: 18 名(欠席 0 名) 監 事: 1 名 事務局: 1 名 議事録の作成に係る職務を行った理事の氏名 横山 一紀 議事の経過の要領及びその結果 上記のとおり理事の出席があったので、
定款第30条に基づき、
会長横山一紀が議長となり、下記のとおり報告、協議並びに
議案の審議を行った。 報告第 1 号、毎月の経理状況報告の件 日 時 平成 26 年 12 月 10 日(水)
、18:30~19:30 場 所 じんりんぎ研修センター 出席役員 理 事 : 18 名(欠席 0 名) 監 事 : 1 名 事務局 : 1 名 議事録の作成に係る職務を行った理事の氏名 横山 一紀 議事の経過の要領及びその結果 上記のとおり理事の出席があったので、定款第 30 条に基づき、
会長横山一紀が議長となり、下記のとおり報告、協議並びに 議案の審議を行った。 報告第 1 号、毎月の経理状況報告の件 会計部において、組織運営規定 28 条第 7 号により、予算 会計部において、組織運営規定 28 条第 7 号により、予算 管理月報をもって毎月の経理状況の報告を行った。 管理月報をもって毎月の経理状況の報告を行った。 報告第 2 号、3 号、前月諸活動報告の件 報告第 2 号、3 号、前月諸活動報告の件 事業部系活動報告、運営企画部系活動報告、理事活動報告、 事業部系活動報告、運営企画部系活動報告、理事活動報告、
その他の諸活動経過報告、日臨技の実施計画案等について その他の諸活動経過報告、日臨技の実施計画案等について 各報告を行った。 各報告を行った。 第 1 号議案、正会員の入会承認の件 第 1 号議案、正会員の入会承認の件 定款第 6 条に基づき、正会員になろうとする 14 名の入会を 定款第 6 条に基づき、正会員になろうとする 8 名の入会を 承認した。 承認した。 第 2 号議案、「検体採取に関する厚労省指定講習会」に 第 2 号議案、臨床検査実態調査依頼に関する件 1 月 30 日締め切り、2 月中に集計、3 月公表の日程で実施に
ついての説明会に関する件 1 月定例理事会(1 月 14 日)と同時開催する事で承認した。
関して承認した。 第 3 号議案、第 10 回(平成 26 年度)神奈川県合同輸血 第 3 号議案、第 31 回糖尿病セミナーの後援依頼に関して 例年通り後援する事に関して承認した。 療法委員会開催に関する後援名義使用に関する件 メインテーマ 「糖尿病のすべて(仮)
」 日時:平成 27 年 1 月 10 日(土) 14:30~17:30 日時 2015 年 2 月 11 日(水) 13 時~17 時 例年通り後援名義使用に関して承認した。 第 4 号議案、「神臨技雑誌」論文作成投稿要領に関する 場所 新都市ホール(そごう 9 階) 件 原案通り、論文投稿要領の更新に関して承認した。ただし、
非会員の取り扱いに関しては、全理事の意見を集約し常務理
事会で決する。 ≪ 新 入 会 員 ≫
平成 26 年 10 月 1 日から 10 月 31 日まで 川崎 地区 3 名 横浜Ⅰ地区 2 名 横浜Ⅱ地区 4 名 横須賀地区 0 名 湘南 地区 0 名 西湘地区 0 名 県央地区 3 名 県外 2 名 10 月 31 日現在 会員数 3,150 名 賛助会員 58 社 ≪ 新 入 会 員 ≫
平成 26 年 11 月 1 日から 11 月 30 日まで 川崎 地区 1 名 横浜Ⅰ地区 1 名 横浜Ⅱ地区 3 名 横須賀地区 0 名 湘南 地区 0 名 西湘地区 0 名 県央地区 3 名 県外 0 名 11 月 30 日現在 会員数 3,159 名 賛助会員 60 社 日臨技からのお知らせ
検体採取等に関する厚生労働省指定講習会のご案内
平成 27 年 4 月以降、検体採取業務が臨床検査技師の業務範囲に含まれることとなりました。厚生労働省指定講習会を修了
しないと新たな検体採取等の業務には従事出来なくなります。この指定講習会は、臨床検査技師の国家資格に関わる重要な指
定講習会であり、有資格者全員の受講が求められます。講習は平成 27 年 1 月より開催されます。 詳細は日臨技ホームページをごらん下さい。
2014 くず葉学園 心電図ボランティア 開催される
地域保健協力事業の一貫として、毎年実施されています心電図検診事業活動の第 3 弾が最後の締めくくりとして、9 月 28 日(日) “くず葉学園” に
おいて実施しました。この事業は社会的貢献を含め、臨床検査技師の認知を広め、その地位向上を目指す目的で実施されています。また、検診活動
を通じて他の会員の方々との交流や意見交換が図られ貴重な経験が得られる場所でもあります。
今回の参加者は、検査機器一式をご用意いただいたフクダ電子株式会社の 2 名を含め、総勢 19 名で検査を実施しました。対象学園生は 73 名で、
会員の連携と手際の良さ、また、施設の先生方のサポートや学園生の協力もあって検査が午前中には終了しました。その後、施設の方と一緒に昼食
をとりながらの意見交換会。施設の方からは、今年学園 30 年記念で心電図ボランティアは開園してからの長い付き合いであること、学園生の入所が
終生であること、また、去年よりも罵声や暴れている学園生が少ないことを言うと、『健康人の 1 年は知的障害者では 5 年にあたります』と言う言葉が
印象的でした。最後に施設の方の手作りのお土産をいただいて一同帰路につきました。充実した半日でした。
今年度の心電図ボランティアは皆様のご協力により全て無事に終了いたしました。
地域保健事業担当理事として、この様な事業に参画出来ましたことに感謝いたします。また、会員一人ひとりの地域保健協力事業に対する認識に
感銘を受けました。我々、臨床検査技師会が果たすべき役割は大きく、また使命であると考えます。心電図ボランティア事業にご協力頂きました会員
の皆様に感謝申し上げます。そして、来年度も参加、ご協力をお願いします。
心電図ボランティア参加
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者
神奈川県臨床検査技師会よ り お し
らせ
臨床検査部門の実態調査報告について
神奈川臨床検査技師会では県内の医療機関を対象に臨床検査部門の動態を調査するために、毎年アンケート 調査を行っています。今回は過去3ヵ年の傾向をまとめホームページに掲載してありますのでご覧下さい。