「おしどりネット」におけ - ICTSFC|情報サービス連携コンソーシアム

 ICTSFC シンポジウム 島根大学 20140714 15:10-­‐15:30 鳥取県地域医療連携ネットワーク 「おしどりネット」における シングルサインオンと統合ID 近藤 博史 鳥取大学医学部附属病院 医療情報部部長 メディア基盤センター米子サブセンター長 鳥取大学CIO補佐 医療情報学会標準化担当幹事 日本IHE協会委員 Outline --- 略歴と仕事
I.デジタル画像の画質評価、放射線部門システム(1981〜1997 大阪大学病院)
デジタル画像の診断能評価、
放射線部門システム開発、検査機器オンライン化、レポートシステム II.病院情報システム、遠隔医療(1997〜2001 徳島大学病院)
各種システム導入、
尿量測定システム開発導入 ー 「おしっこのフクダ電子」
←日本初
←日本初
MINCS(衛星利用大学病院間ハイビジョン講義システム)導入、
四国4県診療所電子カルテネットワーク事業(5検査会社と診療所、紹介状)
III.電子カルテ導入、地域/在宅/災害医療連携、標準化(2001年〜鳥取大学病院)
←日本初
電子カルテ導入(SAN、注射輸血患者取違い防止、ビデオ研修)(2003)
←日本初
スキャンデータの電子署名タイムスタンプによるペーパーレス化
電子カルテ基盤にSBC導入(2008)、
衛星利用在宅医療/災害時医療支援システム(2001 NASDA) 衛星利用在宅医療/災害時医療支援システム (2005〜2008 IRI、NTS)、
SBCを用いた地域医療連携(2009〜、2012〜)
メディアセンター(e-ラーニング、TV会議システム)
←日本初
Outline • My Background(1986-­‐2014) • シン・クライアント基盤の導入(2008) • 医療情報の標準化、Code/規格/モデル • HL7とDICOM • 日本の標準規格SS-­‐MIX2 • IHE、IHE ITI XDS、XCA • おしどりネット2、3 • 名寄せ・管理サーバの意義 • IHE-­‐XDS/XDS-­‐Iの意味 • ビッグデータクラウド技術の利用 • 医療におけるシングルサインオンとは • 医療における統一IDと名寄せ I.デジタル画像の画質評価
放射線部門システム
(1981〜1997 大阪大学病院)
デジタル画像の画質評価 •  デジタル画像 vs アナログ画像 –  FCR (Radiology 187:527-33, 1993)
–  米国KODAK社のCRの共同研究 → 諧調カーブ自動作成ツール開発
–  フィルムのデジタル化 (Radiology,192:171-176, 1994)
•  非可逆圧縮の評価
–  デジタル胸部画像の容認できる圧縮率は1/10
• 
(Am. J. Radiol. 167,111-115, 1996)
•  モニター評価
–  CRT, 液晶モニターの特性
(RSNA2000, CARS2001)
–  厚生省班研究小塚班、石垣班
–  日本放射線機器工業界「CRT診断推進委員会」委員
•  「CRTの表示装置の試験、管理基準案」厚生省に提出 –  CRTの輝度特性評価 (Comp. Meth. and Prog. in Biomed. 66, 63-68, 2001)
–  iPhone等液晶モニターの輝度特性評価 (Rad Fan, 8(1), 63-65, 2010 )
阪大インテリジェント・ホスピタルに向けて
放射線関連システムの開発(1993)
•  画像・放射線システムWG主査として
•  1.放射線情報システム(RIS)の開発 •  ワークフロー分析、オープン予約とクローズ予約、
•  検査機器を含めたオンライン化(ペーパーレス化)、
•  単純撮影の自動化(撮影技師の効率化)、医事会計の連動
•  2. レポーティングシステムの開発
•  全放射線検査について依頼とレポートの電子化 • 
テンプレートと個人別文書DB •  高速全文検索 • 
• 
• 
• 
3. 画像情報システムの開発
画像とレポートの連携
画像と電子カルテ、レポートの連携 画像事前転送とセグメントサーバー(2000)
放射線情報システム(RIS)の開発
患者�
自動受付�
患者誘導システム�
検査支援システム�
検査機器�
HIS
RIS
検査依頼�
検査依頼システム�
検査予約システム�
患者�
主治医�
会計情報オンライン化�
検査実施情報�
RIS
HIS
電子照射録�
画像情報�
RIS
放射線科医�
PACS
読影所見�
読影レポート照会�
HIS
画像情報�
事務職員�
患者�
主治医�
患者�
(Comput. Methods Programs Biomed. 43:57-63, 1994)
RIS, FCR と X線コントローラ接続と自動設定
(SPIE Medical Imaging 2165:790-794, 1994 )
レポートシステムの開発
1. 
大阪大学歯学部附属病院CT
–  文科省科研: Macintosh, HyperCard: –  再診時の設定、画像取り込み、
2. 
大阪大学医学部附属病院ガリウムシンチ
–  文科省科研: シェーマの選択、コード選択
3. 
大阪府立母子保健総合医療センター
–  Macintosh, HyperCard: 放射線部全検査の対応
4. 
大阪大学医学部附属病院放射線部
–  病院情報、検査機器、画像の連動
全文検索システム
• 全文検索システムの開発
検索10秒以内。
研究に利用
毎年5万件、10年以上利用
III. 電子カルテの構成要素
•  ①電子カルテ
–  オーダリング← クリニカルパス(医療の標準化のために)
–  電子カルテ(経過用紙系) ← (思考過程記載、患者へ説明と反応)
–  ケアフロー(熱型表)←生体モニター系オンライン化
–  看護系(勤務管理、看護診断+看護過程+評価)(看護の標準化)
•  ②統合画像情報システム(PACS)←Matrix View(GE) ←(診療録としての保存)
–  + スキャンシステム(署名捺印文書の保存)
–  + レポートシステム(文書+表、グラフ) •  ③サマリー文書(保険の診断書)作成 ←(診療録としての保存)
–  テンプレート作成+DB(保険関係、サマリ、がん登録、)
• 
④ベッドサイド機器(詰所のサーバの整理)、眼科、循環器、、
•  ⑤部門システム(医事、薬剤、検査、放射線、手術、眼科、内視鏡、循環器、)
•  ⑥2次利用系DB
•  ⑦地域連携、在宅医療
III.地域/在宅/災害医療連携 •  NASDAとの共同研究
–  大学病院・日野病院・患者宅
•  科学技術振興調整費研究
–  医療情報部・鳥取県療育センター・患者宅(大山町)
–  医療情報部・名護療育園・患者宅(国頭村)
・鳥取県防災訓練
衛星地上融合回線利用 在宅医療支援システム
災害医療支援システム
鳥取大学医学部附
属病院
電子カルテ
無線
LAN
サーバ
インターネット
YSCC(横
浜)
固定VSAT
携帯
端末
可搬式アンテナ
X線撮影装置、
超音波検査機器
往診(日野病院)
災害現場
医療情報端末
地域拠点病院、
防災拠点
後方支援病院など
(県防災訓練)
患者宅(大山、名護)
①TV会議、②心拍数、血圧、心電図、
③超音波、X線、④電子カルテ
バックパック・システム ヘッドセット
カメラ
動脈血酸素分圧計測
無線LAN
PC
バッテリー
ベッドサイドモニ
ター
シンクライアント基盤の導入 SBC : Server Based Computing
• 
仮想アプリケーション:SBC :Go-Global, ZenApp
• 
仮想デスクトップ :ZenDesktop,
• 
Thin client vs Fat client,
• 
シン・クライアント・システムをFat client で動かす。
• 
Blade Servers
Server-­‐Client model Servers Data SBC model Servers Client Client application
Data SBC server Client Client application
Key board, Mouse
Image (API) transferring screen image
(no real data)
SBC 導入の利点 •  シンクライアント端末、スマートデバイス端末 –  端末にデータは無い –  サーバのウイルス感染の危険は低い 、端末のUSBを除去不要 •  SBCサーバ上のクライアントアプリケーション管理 –  端末のクライアントアプリケーション管理不要 •  端末は低コスト 導入・維持費とも –  低機能CPU, HDD不要 –  端末の低い故障率 –  故障時は交換のみ Client Server Room SBC servers Client application
SBC model Servers Data SBCの病院使用時の利点 •  サーバと SBC サーバ接続を保持したまま –  端末利用の一時的停止可能 –  接続したまま端末を移動できる •  SBCサーバ上の端末ソフト/マスターファイルを更新できる –  夜間、昼間に運用を止めずに可能 Server Room SBC servers Servers Data Client Client application
Client application
CLIENT APPLICATION
6 SBCの利点 無線環境、地域連携(インターネット)、 災害医療(衛星通信環境)
通信帯域は100〜1000:1
★SBCの実装メリット・デメリット1/2
•  セキュリティー上の利点
–  PCにデータが残らない ー>病院外からのアクセス許可
–  端末がウイルス感染しても、安全!? ー 2008年夏 大学病院に広がる
•  SBCサーバによるアプリの一元管理
–  クライアント側でアプリ管理が不要 →端末交換数時間が短縮!!
–  アプリ管理、プリンタ管理は中央でする。
•  端末の管理コストの削減
–  HDDが無いので故障率が格段に低い←普通3年目からの故障
–  価格が安い(低性能のPCが利用可能) ← 5年既使用PCの再利用
–  端末リースから病院購入物品に
–  個人所有PCの利用、Windows, Mac, Linux使用可。
–  iPad, iPhone利用可能に
•  中間サーバ含めても電力使用量の減少
★SBCの実装メリット・デメリット 2/2
•  問題点
–  初年度導入経費が大きい。
–  プリンター管理(ネットワークプリンターの制御)
–  マルチモニター対応
–  診断用専用モニター対策の必要性
–  データの出し入れの方法の検討が必要
–  クライアントアプリのメモリーリークで中間サーバが頻繁に落ちた。
–  電子カルテのスローダウンで、再接続頻繁になりアクセスライセンス
オーバでアクセス不能になった。
•  使用してわかった利点
–  シングルサインオン
–  接続を中間サーバで保持する機能=>一時退席可能、病棟外来間の
移動時
–  マスターファイル/アプリの更新
•  中間サーバを半分ずつ夜間再起動
•  使用中に部分的に更新可能
•  vs 以前は起動時間が延長し、早朝起動係必要
電子カルテと画像、部門間のデータ・フロー •  シンクライアント基盤 ・薬剤部門 ・検査部門 パスワード ・手術部門 •  電子カルテ ・放射線部門 ・放射線部門画像システム –  画像システム(PACS) ・病理部門、生理検査、 ・眼科部門 –  文書管理 ・日本光電モニター系 –  モニター系システム ・フィリップスモニター系 ・フクダ電子モニター系 電子カルテと画像、部門のアクセス制御 •  シンクライアント基盤 ・放射線部門 ・放射線部門画像システム ・薬剤部門 •  電子カルテ (ログ保存) ・検査部門 ・手術部門 ・病理部門 –  画像システム(PACS) ・眼科部門 ・日本光電モニター系 –  文書管理 ・フィリップスモニター系 –  モニター系システム ・フクダ電子モニター系 医療情報システムの標準化
•  名称/コードの標準化
–  病名、医薬品、検査名、手術術式、
•  標準規格(ファイル形式、通信)
–  HL7 :Health Level 7
–  DICOM : Digital Image Communication on Medicine
•  業務フロー等の標準化 IHE (Integrated the healthcare Enterprise)
–  地域:IHE-J、IHE-NA, IHE-Deutch,,,
–  ドメイン:放射線、循環器、検査、病理、ベッドサイド、ITI ドメイン
•  HELICS協議会と厚生労働省標準
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical InformaYcs, ToZori University Hospital 文法・規則
l 
DICOM
l 
l 
l 
Digital Image Communication on Medicine
北米放射線学会(ACR)+米国放射線工業界(NEMA)
画像関連情報のオンライン化、プリントオンライン化
l 
l 
画像検査機器接続費用:1000から1500万円(10年前)
繋ぐだけならほとんど無料 (今)
l 
医用画像機器間通信 -> 画像検査部門すべて対象
表示装置(フィルム、CRT、LCD、、)間の見えの統一、
構造化レポート、コンピュータ支援診断(CAD)、、、
l 
JJ1017指針:日本での検査予約、実施情報(照射録)
l 
l 
Division of Medical Informatics, Tottori University Hospital
HL7とは?
l 
l 
l 
l 
l 
l 
l 
l 
l 
HIMSS Healthcare Information System Society学会
Health Level –7
DICOMと並んで、もっとも成功した医療情報交換規格
検査会社から病院への結果送信から始まる。
主として検査、処方、各種オーダ、結果、基本IDなど
医療情報交換の為のプロトコルである
(v2.2) 入退転院、診療受付、各種オーダ、結果参照、会
計、マスターメンテ
(v2.3) 多バイト文字扱い、QL、免疫(予防接種)情報、
薬剤副作用、臨床試験、予約、紹介、プロブレムリスト
l  v.3 Object Modelへ
JAHISが日本支部事務局.
Division of Medical Informatics, Tottori University Hospital
HL7メッセージ例(検査結果) v2. (V3はXML形式)
MSH|^~\&||Hama-LIS||Hama-HIS|19980217||ORU^R01 |mn256|T|2.3||||||ISO IR14~ISO IR87|JP|ISO2022-1994 PID||MIA05|PID001||浜松^太郎^^^^L^I~はままつ^たろう ^^^^L^P||19571118|M OBR||0217001|123^Hama-LAB|^生化学肝セット^L|| 19980217|19980217|||||||19970217|023 OBX||NM|3B035000002327201^GOT^JC9||50|U|6-38|H||N|F OBX||NM|3B045000002327201^GPT^JC9||15|U|3-35|N||N|F Result status 結果状態:部分結果、初期結果、最終結果、結果訂正 エラー時の応答要求 Division of Medical Informatics, Tottori University Hospital
SS-­‐MIX2の格納と作成手順、課題 電子カルテから作成ソフト2つ (1)一定期間の電子カルテ情報 からSS-­‐MIX2書き出し (2)オーダ発生毎に書き出す ※検査結果、プロフィール情報 グループ検査は発生毎に 上書きする。 アレルギー情報が来院日毎に 上書きする。 ★HL7ファイルは、修正する場合 有効なflagをつけたものを加える。 ☆検索ではすべてなめる必要あり。 28 IHE Integrated Healthcare Enterprise • 1999年DICOMのRSNAとHL7のHIMSSが業務フローの
標準化のために組織を作る。 • HL7, DICOM、その他の規格をどのように使用する
か、検討し提案し、接続実験をし、確認する。
PDCAサイクルをまわす。 • Connectathonコネクタソン • 放射線診断、検査、循環器、内視鏡、病理、ベッ
ドサイド、情報基盤などの分野 29 IHE ITI ・ドメイン
•  世界で100を超えるベンダ
•  8 テクニカルフレームワーク
•  58 統合プロファイル
Veterinary
Endoscopy
Pathology
Pharmacy
Quality
• 臨床部門:
• 放射線, 循環器, 臨床検査,…
Patient Care Devices (1)
Patient Care Coordination (5)
Radiation Oncology (1)
• 部門、あるいは病院の壁を越えて
• EHRを可能にするもの Eye Care (3)
Laboratory (6)
Cardiology (7)
IT Infrastructure for Healthcare (17)
08/26/11
鳥取大学医学部附属病院医療情報部
26
Year 9
(2007)
Year 8
(2006)
Year 7
(2005)
Year 6
(2004)
Year 5
(2003)
Year 4
(2002)
Year 3
(2001)
Year 2
(2000)
Year 1
(1999)
Radiology (18)
日本でのコネクタソン
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical Informatics, Tottori University Hospital
コネクタソンの結果
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical Informatics, Tottori University Hospital
おしどりネット2 SBCを活用した医療連携
鳥取大学医学部附属病院を中心とする 地域医療連携システムの現況と将来計画
おしどりネット概略図
鳥取大学医学部附属病院
南部町国民健康保険西伯病院
ファイア
ウォール
鳥取県情報ハイウェイ
院内業務端末
共有ネットワーク
電子
カルテ
医療従事者
SBC
仮想
サーバ
院内業務端末
SBC
仮想
サーバ
非公開ネットワーク
電子カルテサーバ群
ファイア
ウォール
電子
カルテ
医療従事者
非公開ネットワーク
ファイア
ウォール
ファイア
ウォール
電子カルテサーバ群
患者紐付け管理サーバ(患者、利用者、ログ管理)
Tottori University Hospital
Saihaku Municipal Hospital
Tottori Information Highway
(Closed High-Speed WAN)
Firewall
Terminal PC
Terminal PC
SBC server
SBC server
EPR
Application
EPR
Application
Medical worker
Medical worker
Protected/Trusted network
Electronic Patient Record
(EPR) Servers
Firewall
Protected/Trusted network
Firewall
Firewall
Electronic Patient Record
(EPR) Servers
患者参加申請書類
患者名寄せでは ・AがAであり、Bでないことが重
要。 ・同姓同名同生年月日は大学病院
では存在する。事故発生! ・シナリオ:結婚転居、退職転居 ・×保険証、住所、配布カード ・患者を特定する情報が欲しい ・緊急でもわかるものが良い。 自動車免許、携帯電話 ・名寄せ間違いの責任を誰が取る
か。 ・電子カルテの無い医療機関の名
寄せも意味がある。 36
患者さん登録の運用フロー
認証サーバ
②
大学病院のサーバ室 患者名寄せDB ⑤
③
病院電子カルテ端末
SBCサーバ
地域連携ポータル
病院毎共通ID パスワード 患者ID ⑧
①
④
⑥
SBC 病院電子カルテ端末
病院電子カルテ
病院電子カルテ端末
SBCサーバ
バーチャルサーバ
バーチャルVPN
⑪
⑦
⑨
県情報ハイウェー/インターネッ
ト & VPN SBC SBC 病院電子カルテ端末
病院電子カルテ端末
病院電子カルテ
病院電子カルテ
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical InformaYcs, ToZori University Hospital 運用フロー
認証サーバ
②
⑤
③
大学病院のバーチャルサーバ
患者名寄せDB ⑥
地域連携ポータル
病院電子カルテ端末
病院電子カルテ端末
SBCサーバ
SBCサーバ
病院毎共通ID パスワード
患者ID ⑦
④
①
⑧
県情報ハイウェー
&
VPN ⑪
⑨
⑩
SBC SBC SBC 病院電子カルテ端末
病院電子カルテ端末
病院電子カルテ端末
病院電子カルテ
病院電子カルテ
病院電子カルテ
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical InformaYcs, ToZori University Hospital 各病院の電子カルテ同様に、在宅医療システムを加える
参照病院に救命センターを加える
「名寄せ」+SBCサーバ
救急、
災害医療、
災害弱者、
高齢者
在宅医療支援
システム
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical InformaYcs, ToZori University Hospital 48 在宅医療とContinua Alliance
生体モニターセンサー
IEEE11073 PHD On Bluetooth 血圧計、
体重計、
SpO2、
血糖/尿糖、、
タブレットPC 携帯電話
表示
データの一時保存
電子カルテ入力
診察所見
スケジュール
薬の服用歴
食事排便排尿
Server DB WiFi internet Web browser 目的
1)生活習慣病対策(個人主体)
2)在宅データを診療に使用(診療)
3)在宅医療の一部
4)老人の見守りの手段
©Hiroshi Kondoh, Division of Medical InformaYcs, ToZori University Hospital 利用状況 2014年4月30日現在
登録患者数 694 4月の参照回数 70回 4月の参照患者数 26 4月の利用者数 13 仮想サーバの利用変更 •  おしどりネット2 –  名寄せ管理サーバ –  病院毎のSBCサーバ –  将来の20病院対応 •  おしどりネット3 –  名寄せ管理サーバ –  PIX –  XDSのregistry, repository –  XDS-­‐Iのrepository –  Storageの追加 Shinseikai Clinic Kinkai rehabilitation Hosp.
Iwami Hosp.
Tottori University Hosp.
ToZori Pref. center hosp. Saihaku Hosp.
Yonago higashi Hosp. Hino Hosp.
ToZori Seikyo ToZori City Hosp. Hosp. Only Refering Hospital
Nichinan Hosp.
Informant Hospital (SBC)
Informant Hospital (SB+XDS/XDS-I)
10 図2 おしどりネット2拡充のデータ・フロー
図2 おしどりネット2拡充のデータ・フロー
Reference hosp. ToZori Univ. Hospital Server Room InformaYve hosp. Sharing Network
Portal server User
Manager
X Hosp. Patient Identifier
Cross referencing
Manager
A Hosp. Log
Storage
EPR Server SBC Client PACS Server EPR client, PACSclient SBC Server for A Hosp. Document Consumer A Hosp. XDS
Registry IHE PIX manager Document Repository XDS
Source Client SS-MIX2
GW
B Hosp. SS-­‐MIX2
Server EPR Server PACS Server
DICOM Y Hosp. XDS-­‐I
Consumer SBC Client Document Viewer XDS-­‐I
Repository XDS-­‐I
Viewer SBC Server for XDS &XDS-­‐I XDS-­‐I
Source DICOM
GW
B Hosp. Client IHE IntegraYng Healthcare Enterprise XDS, XDS-­‐I, PIX, CT, ATNA IHE は1999〜 •  HIMSS Healthcare InformaYon Management System Society(HL-­‐7) •  + RSNARadiology Society of North America(DICOM) => IHE •  地域連携の世界標準はIHE-­‐PIX, PDQ, XDS, XDS-­‐I •  海外実績のあるIHE-­‐XDS(カナダ), XDS-­‐I(オランダ)の導入 • 
• 
• 
• 
• 
[XDS] Cross Enterprise Document Sharing [XDS-­‐I.b] Cross-­‐enterprise Document Sharing for Imaging.b [PIX] PaYent IdenYfier Cross Referencing [CT] Consistent Time [ATNA] Audit Trail and Node AuthenYcaYon 画像データ連携のシナリオ
過去の画像検査
画像検査 医療機関 B
が保管されている
(あるいは健診センター)
共有用の保管庫
⑦過去の画像検査結果
共有用の保管庫
③過去の画像検査
の呼び出し
画像データの台帳
②過去の画像検査
の問い合わせ
④画像検査結果の登録
⑥画像検査情報
問い合わせ
⑤検査結果の利用可能通知
⑧今回の画像検査結果
④画像検査の実施 08/26/11 医療機関 A
①検査のための患者紹介
鳥取大学医学部附属病院医療情報部
27 開業医
医療におけるシングルサインオン •  医療情報システム(院内) •  電子カルテ •  画像システム(PACS) •  レポート、生理機能検査 •  文書管理 •  ベッドサイドモニター –  患者毎に保存されている。 •  SS-­‐MiX •  医療におけるシングルサインオン •  利用者ID, パスワード、 •  + •  患者ID PIXが管理するサンプル患者の患者ID名寄せデータイメージ (1)地域患者ID
(2)A病院患者ID①
PACS
(3)A病院患者ID①
SS-MIX
(4)B病院患者ID①
SS-MIX
(5)C病院患者ID①
PACS
(6)B病院患者ID①
PACS
(7)C病院患者ID①
SS-MIX
(8)C病院患者ID②
PACS
(9)C病院患者ID②
SS-MIX
<下記ケースを想定しPIXでカバー> ・同一患者が、複数の病院で患者IDを持つ場合 ・・・ (2)∼(9) ・同一病院で、複数の患者IDを持つ患者が存在する場合 ・・・ (5)(7) (8) (9) ・同一病院で、電子カルテとPACSで患者IDの桁数が異なる場合 ・・・ (2)(3) 名寄せシステム利用者認証イメージ(SAML) SBC WEBサーバ(SP) SBC WEBサーバ(SP) 名寄せWEBサーバ(SP) hZp://統合カルテ hZp://ポータル 認証サーバ
(IDP) hZp://患者選択 ②ログイン ④患者選択 ③利用者認証 ※初回のみ 認
証 認
証 認
証 ⑤患者参照 (SS-­‐MIX) hZp://利用者認証 hZp://個別カルテ(鳥大,日南,
岩美) ①ポータルアクセス クライアント ⑤患者参照 (電子カルテ) なぜ IHE か? •  ドメイン間接続の拡張性 •  晴れやかネット(岡山県)、まめネット(島根県)と相談中 •  [XCA]Cross-­‐Community Access •  allows to query and retrieve paYent electronic health records held by other communiYes. •  [XCPD] Cross-­‐Community PaYent Discovery •  supports locaYng communiYes with paYent electronic health records and the translaYon of paYent idenYfiers across communiYes. システムの現状 日本標準SS-­‐MIX2およびDICOMを用いて、世界標準のIHE-­‐ITIの技術を用いた地域
医療連携システムの構築 実際に海外で稼働しているIHE-­‐ITIシステムの日本導入をした。 導入にあたって、 ・既存名寄せサーバとPIXのインターフェース開発、 ・SS-­‐MIX2からXDSのコンバータ開発 ・DICOMサーバからXDS-­‐I化するコンバータの開発 ★1個人、1統合カルテ「EHR」の構築ができた!? 「枠の標準化できたがとコンテンツの標準化が課題」 ・電子カルテ、PACS等で使用する患者IDの桁数 ・ベンダー電子カルテ→SS-­‐MIX2-­‐>HL7-­‐>XDSの各ステップで検証が必要 ・薬剤アレルギーなどにも薬剤コードの普及を ・検体検査コード、薬剤コードの普及 ・診療科名コードの問題 世界標準IHE XDS, XDS-­‐Iの利用の展開 県境を超えた連携にXCAなど展開できる。 シンクライアント・システムの利点 安全性、 画像含め通信レスポンスが速い 医療分野の統合IDはわからないようにする? •  医療分野の統合ID –  住基ネットからキーによる作成? –  わからないようにする? •  ?知られると危険か? •  本当に必要か? –  全病院このIDを使うようにするか? –  AさんをAさんである –  AさんはBさんでない •  北欧では生年月日+?桁の数字 最後に、統合IDと名寄せ •  統合ID •  このIDを各病院で使用する? •  ICカードにして配布する? •  このIDの意味は、唯一無二! •  秘匿性は? •  名寄せ •  医療分野の名寄せ:各病院のID番号対象表 •  IT分野の名寄せ:各サーバのID番号対象表 •  管理番号はあるが、、、 •  統合ICカード不要!!! •  現在、受診のIDがあれば、OK!