263号 - 京都市ベンチャービジネスクラブ

創造・交流・成長
京都市ベンチャービジネスクラブ機関誌
交流から新たな
創造と成長へ
新しい年を迎えて京都市ベンチャービジネスクラブは、
「 創造・交流・成長」の
行動理念を見直し、京都の多くの企業への出会いと交流の場を提供すると共に、
事業創出や企業価値向上につながる機会を提供する中心となることを目指します。
http://www.kvbc.jp
263
2015年 Winter
住んでよし、子育てしてよし、
学んでよし、訪れてよしのまちづくり
明けましておめでとうございます。
この一年の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。
振り返れば昨年も、市民の皆様のご尽力の下に京都の未来のまちづくりが大きく前進した年でした。
京都が世界一の観光人気都市に。世界的に最も影響力を持つ旅行誌の読者投票での栄冠。
美しさを増す景観、看板。「看板等も綺麗になり、京都のまちが更に美しくなりましたね」。よくそん
な声をいただきます。
盛り上がる「京都マラソン」。2019年のラグビーワールドカップも西京極への招致に全力。
「歩くまち・京都」、公共交通優先化の取組。四条通の歩道拡幅、京都駅南口駅前再整備が着工。
祇園祭後祭の復活、大船鉾の復興。各地の祭りも活気を増しています。
ゾウ4頭を迎え更に進む動物園再整備と地域の活性化など、地域資源を一層生かす取組が各地で。
和食・日本酒の人気上昇。
産学公連携による新産業の創出。
区役所を中心とした市民参加事業が活発に。
市バス・地下鉄の利便性向上と大幅な増客。
保育所待機児童ゼロの実現をはじめ子育て支援、教育、地域に根差した介護・医療も着実に前進。
ごみ減量4割減を実現、さらに半減へ。「雑がみ」の分別・リサイクルなど新たな挑戦。
地域・保護者の方々のご参加の下、学校教育が進展。
増加する大学生、留学生。
台風・豪雨など厳しい災害もありましたが、消防団、水防団、自治会、自主防災会、社会福祉協議会な
どの皆様の「自分たちのまちは自分たちで守る」との高いお志、地域力に改めて感服。深謝。
この6年で2割近い職員を削減、190億円の年間人件費を削減するなど行財政改革を断行。福祉や教育
の充実、安心安全の取組を推進。
市税収入がピーク時の1割減で下げ止まったままなど、厳しい市政運営が続きます。しかし、借金
(市債残高)を減らし、更なる改革で京都の未来を築きます。鉄道博物館、ロームシアター京都、美術館
再整備構想、崇仁地域への市立芸大移転、琳派400年やパラソフィア(京都国際現代芸術祭)など、本年
も未来への飛躍の土台となる取組が盛りだくさん。住んでよし、子育てしてよし、学んでよし、訪れて
よしの「世界一安心安全な、やさしさあふれるおもてなしのまち」を力強く目指してまいります。
京都市長
2
KVBC REPORT
要とする新たな人 的 能 力は「量」よりも
「質」が重要であり、これはアウトプットで
管理・評価するしかない。即ち従来の手
法は通用しないのです。アメリカ、中国、
韓国などはすでに組織とマネジメントを改
革しましたが、日本は旧来型の能力観か
ら脱皮できずに、学歴主義、評価・選別へ
KVBC 10月例会
[人材育成事業]
の信奉、時間・場所による管理が根強く
講演会「社員を育て、
やる気を引き出すマネジメント」
講師:太田 肇 氏(同志社大学政策学部教授)
日時:10月21日(火)18:00~20:30
会場:京都センチュリーホテル
企業を大きく伸展させる起点となるのが仕事の第一線
に立つ社員。そのやる気を引き出すための問題点と改
残っており、これが表面化して現在の大き
な難題となっているのです。
やる気の芽を摘み取ってしまう
日本企業の 5 つの問題点
太田氏は具体的に5 つの問題点を提
示します。①一元的序列構造②人事評
価制度③人事部主導による異動④勤務
時間制度⑤オフィス環境です。まず、一
元的序列構造。一律主義が払拭されず、
革点は何なのか。数多くの著書を執筆されている太田
柔軟な発想で人材を活用するダイバーシ
肇同志社大学教授にお聞きしました。
ティに消極的であり、組織のフラット化も進
まない。これは「処遇の論理」であり、主
休暇返上で長時間働いているが
間働いているが、本当の意欲はあまり高く
本当の意欲はあまり高くない
ない」
ということであり、このような状況は
化を恐れるのが原因です。スタッフがライ
’
90 年代後半に起こったと太田肇氏は指
ン化している一方、権限委譲は進んでい
日本の労働生産性(就業者 1 人あたり
摘します。
ません。次に人事評価制度。正しく評価
の GDP:日本生産性本部調査)
で1990 年
この頃からIT 化、ソフト化、グローバル
するということが、細かい評価と混同され
にはOECD 加盟国中6 位でしたが、2012
化が急激に進み、仕事に求められる能力
ているケースが多い。評価が細分化する
年には34ヶ国中18 位に低下。国際競争
が根本的に変化したのです。重視されは
ほど主観的になり、部下は何がポイントか
力はIMD の発表では1992 年に1 位でし
じめたのはIT 化できない創 造 性、発 想
分からず、結果的に「早く退社したり、有
たが、2014 年には60ヶ国中21 位になって
力、感性などです。「21 世紀は知識社会
給休暇を取るとマイナスになるのでは…」
います。また、1 時間あたりの労働生産性
だ」
とドラッカーは予測しましたが、誰もが
といった疑念が生じ、精神的にも委縮して
(日本 生 産 性 本 部 調 査:2011 年)
も米 国
知識を瞬時に得られるネット社会を背景に
「見せかけの勤勉」が蔓延するのです。
に中間管理職が役職の減少と待遇の悪
48.0ドル、
ドイツ39.5ドル、フランス35.1ドル
「知恵の時代」が来ています。さらに、か
3 つ目の人 事 部 主 導による異 動です
に対して日本は34.3ドルと劣っており、従
つての工業社会では労働時間と生産性
が、太田氏が調査した限りではアジアの
業員の「仕事に対する熱意」を意味する
は概ね比例しましたが、今日の企業が必
企業も含めて本人の意思によらない異動
エンゲージメントの国際比較(2012︲2013:
KENEXA WORKTRENDS REPORT)
でも米国 59、
ドイツ47、フランス45、日本 31
と大きな差が出ています。逆に年間の総
労働時間は主要国と中で日本が飛び抜
けて長く、有給休暇の取得率は他国の殆
どが 100%あるいはそれに近いのに比べ
て47%です。これらのデータから読み取
れるのは「日本人は休暇も取らずに長時
3
KVBC REPORT
ンのように仕切りがない場合は、隣と何メー
やる気を引き出すことができ、差別もなくな
トルも離れています。次に、自律(自立)。調
ります。そのためにも個々の分担を明確に
査によるもっともやる気が出るのがプロジェク
する必要があります」。2つ目の質問は「若
ト参画です。自らの得意な部分を発揮しな
手世代に対する中間管理職の保守化」の
がら自発的に目標に挑めるからです。「川
問題です。「意識調査の結果でも若手は
下の管理」で仕事のやり方は本人に一任し、
革新的で中間管理職は保守的です。自分
「社内 FA 制度」の採用も提案。自律性拡
たちの地位・待遇を守りたいからです。彼
大と成果重視は車の両輪なのです。組織
らに対しては肩書き・給与を保証し、そのか
のフラット化も急務であり、末端まで権限委
わりに部下を管理したいという思いを捨て
があるのは日本だけとか。他の国々では
譲を推し進める。オープン化ではポストが空
てもらうという施策をご提案します。たとえ
入社時の職種も変わりません。ちなみに、
いたら社内外に公募して採用するジョブポ
ば、経営戦略の一翼を担うなど別のことに
制裁としての左遷は明らかに間違ったマ
スティング方式を検討し、社員の独立という
エネルギーを傾注してもらうようにすればよ
ネジメントです。勤務時間制度は女性の
選択肢も組み込んでいく。海外の企業では
い。意識改革が必要です」。続けて「中
雇用における最大の課題です。残業さえ
勤務時間外の副業も競合するケースを除
小企業ではやる気を引き出す以前に、社
なければ、ハードルは大半がなくなると断
いて容認しています。最後の承認・表彰に
員が集まらない」
という質問も出ました。こ
言。この問題を突き詰めていくと最後に突
関しては大手の保険会社の事例を挙げて
れに対しても明快なご提案がありました。
き当たるのが仕事の分担・責任の所在の
説明されました。積極的に褒めたグループ
「新世代の間では地元意識が強まってい
不明確さであると語気を強めます。また、
の方が明らかに高成績を記録したのです。
ます。出身地の企業で働けるのは彼らに
欧米をはじめとする企業では大多数がフ
また、社員の名前を前面に出し、表示する
とって魅力です。中小企業であれば、早く
レキシブルタイム制や短時間勤務の正社
「シグネチャー・ポリシー」についても成功例
肩書きを得ることができ、責任のある仕事
員制度を取り入れていることも補足されま
を示しながら提唱されました。提案の多くが
ができること。さらに、一歩踏み込んで将
した。最後にオフィス環境。日本の企業に
直ぐにでも具現化できるものです。
来の独立についても膝を交えて話せばよい
と思います。やりがいとか社会的な貢献な
多く見られる大部屋主義は事務処理を前
提にしたものであり、クリエイティブな仕事
質疑応答では次々に質問が飛び出し
ど抽象的な話では心を捉えることはできま
には不向きと断定。企画会議などで行わ
例会後の交流会にも大半が参加
せん」。最後に「有給休暇による作業の停
滞」の問題については「諸外国の企業で
れるブレーンストーミングも思いつき程度の
アイデアは次々に出ても、独創的な閃きは
講演において問題点や改革のポイントが
は長期休暇を前提に交代・補充の要員を
生まれないことが研究によって裏付けられ
明確に提示されたこともあって質疑応答で
確保しています。また、興味深かったのは
ているそうです。
も数多くの質問が出ました。そのいくつかを
ペアで仕事をさせている事例です。向か
要約してご紹介します。まず、
「女性の雇用
い合って別々の作業をしているのですが、
すべての人材を活性化させ
も含めたアウトプットによる評価」について
自然に互いの仕事内容を把握できるので、
業績を高める改革のポイント
は、次のような回答を得ました。「特に女性
交代が可能になるのです」。例会終了後
の場合は残業ができないとか、転勤が難し
に予定されていた交流会にも聴講した会
問題点に対する改革のポイントとしては
いといった制約があります。これらを踏まえ
員の大半が参加し、あらためて太田氏か
①分化②自律(自立)③フラット化④オープ
てしっかりと評価されるシステムがあれば、
ら貴重な助言と情報を得ました。
ン化⑤認められる機会を増やす、を掲げま
す。社員のモチベーションを高めるために
は、個々の分担・責任を明確化すること。
仕事の「見える化」が重要であり、この対
極にあるのが「人知れず苦労すること」で
す。チームワークも「同質性」から「異質
性」への転換が必要であると指摘します。
これと共にオフィスの再設計も実例の写真
を交えながら提唱。海外の企業ではそれ
ぞれが仕切りで区切られており、スウェーデ
4
主な著書
新刊『がんばると迷惑な人』
新潮新書/2014.12
『子どもが伸びるほめる子育て』
ちくま新書/2013
『組織を強くする人材活用戦略』
日経文庫/2013
『表彰制度』東洋経済新報社/2013
『公務員革命』ちくま新書/2011/3刷
『承認とモチベーション─ 実証されたその効果』
同文舘出版/4刷2011
『「見せかけの勤勉」の正体』
PHP研究所/2010/4刷
KVBC REPORT
KVBC 11月見学例会
日時:11月18日(火)
見学例会13:15∼17:30 交流会 17:40∼19:00
今回の見学会はリードタイムの超短縮化でオスカー認定を受けた㈱長濱製作所、受
け継がれる伝統の技に着目して成功した㈱和光舎、最先端の技術シーズの事業化を
図る京都市成長産業創造センターを視察しました。
株式会社長濱製作所
驚異的な超短納期を実現
させ、2012年に京都市のオス
カー認定を受けました。納期
ではなく加工開始日で生産管
理を行い、4日後に納品すると
試作・開発品および単品・多品種の精
いう超短納期を実現しました。
密切削加工で際立つ評価を得ている企
また、加工技術向上のために
業です。もっとも得意とするのはアル
最先端の5軸加工機を導入す
ミ切削で、材料の手配から加工後の表
るなど、設備投資にも果敢に
面処理まで対応。その分野は半導体製
取り組んでいます。ちなみに、2013年
造装置、医療検査機器、食品・薬品の包
には京都中小企業優良企業に選出さ
たとえば、ロッカーの上部には「目」の
装機器、計量機器システムなど多岐に
れ、関西IT百撰に選ばれました。
文字のステッカーが貼ってあります。
亘っています。1948年に金属プレス加
工で創業した先代の義父に「お前は新
一人の百歩より百人の一歩
塵一つない完璧な清掃を日々心掛ける
ためのサインです。文具類は一つの棚
たな道を切り拓け…」と厳命され、入
「高品質を保持する起点は掃除の徹
に個別に整理され、無駄を排するため
社2年後に切削加工業に転進し、今日
底です」と立入勘一社長は明言し、社
に価格も表示。最後の一つを手にした
に到っています。多品種少量生産に即
員の意識改革に努めています。具体的
社員は、そこにある発注カードを事務
応するために、徹底的に追求してきた
に は「5S5T」活 動 の 推 進 で す。5Sは
所に持参して補充します。工場内表示
のがリードタイムの短縮で、究極の手
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
、5T
も大きな文字で随所に配され、仕事の
法として「着手日管理方式」を具現化
は「定位置・定量・定方向・表示・標識」
。
一日やりきり量管理(機器ごとの負荷
量の把握)も的確に行われています。
「みんなの会社─Our company」が立
入社長の基本理念です。月礼では全社
員に売上から利益までを公開。
「一生
懸命」の「生」を「所」と認識し、それ
ぞれの業務に邁進することで1㎜ずつ
でも向上継続し、新たなプラスαを積
み重ねていく。
「一人の百歩より、百人
の一歩」が重要という、確信に満ちた
言葉が心に残った企業訪問でした。
5
KVBC REPORT
主も気づかなかった傷みも見出してい
株式会社和光舎
きます。
「安心して末永くお召いただけ
伝統の技を活かして起業化
るように…」と手間暇を惜しまず完璧を
期します。2階では特殊なミシンを用い
和光舎では法衣や袈裟の洗い、補修、
て金襴地を補正。3階では貴重な刺繍の
打敷などに施された刺繍の修復を手掛
修復をしています。一糸一糸に心を注
けています。依頼先の寺院数は年間で
ぎ刺し直す精緻極まる仕事であり、参加
約1万2千寺、御衣は約3万枚にも達し
者から感嘆の声があがりました。
ます。創業は1994年、2年後に法人化
して今年で20周年を迎えました。
「現
信頼を築く「御用聞き」方式
京都市成長産業創造センター
(ACT Kyoto)
会長が保険のセールスをしていた頃、
仕事はアポイントを取るところから
各地のご住職と出会い、
『法衣の汚れを
始まります。社内担当者が全国各地を
洗えるところはないか…』という問い
廻っている営業スタッフの位置を確か
が起業のきっかけになりました。京都
めながら電話を掛け、訪問の日時を決定
の職人が腕を振るう『お寺の悉皆屋』
します。新規顧客訪問も含まれますが、
京都市成長産業創造センターは次代
として貴重な品々に込められた人々の
業界では社名は広く知られており、業務
に向けて推進する「らくなん進都」の
心を後世に伝えていきたいと願い、試
内容も大半がご存じとか。20年に及ぶ
中核に位置する高機能性化学研究開発
行錯誤を経て今日に到りました」と西
仕事の成果です。アポインターにとっ
拠 点 で す。
「 グ リ ー ン(環 境・エ ネ ル
谷真一社長は仕事への熱い想いを語り
て最も大変なのは営業とお客様の希望
ギー)
」と「ライフ(医療・介護)
」分野
ます。受け継がれてきた技に着目した
との摺合せで、調整が上手くいかない時
における最先端の技術シーズの事業化
京都ならではのベンチャー企業。まず
は、必然的にお客様の要望が優先されま
を図る研究開発プロジェクト等が入居
各工房を案内していただきました。1階
す。時代に流されるままでなく、利益度
して、大学、企業、研究機関などの産学
次代を担う最先端の研究開発拠点
は法衣・袈裟の検品・修理・仕
外視の「御用聞き」
公が連携し、その活動を推進すること
上げの工房で、時には1千万
に こ だ わ る の は、
により、京都市域での産業競争力の強
円以上もする高価なものもあ
これが信頼を深め
化と新規事業の創出を目指していま
るとか。徹底した検品で依頼
る最善の方法だと
す。特に、今後に際立った成長が見込
確信しているから
めるエネルギー分野から医療・福祉ま
で す。更 に、こ の
でを視野に入れた先進の取り組みに
システムを支える
は、大きな期待が寄せられています。
PCのフル活用が有ります。独自の管理
経済産業省の「先端技術実証・評価
ソフトの開発・改良に約7年を費やし、
設備整備費等補助金」と京都市の補助
洗いや染み抜きなどの外注管理を含め
金により、2013年11月に開所。事業主
た工程管理すべてを、一元で行ってお
体は、公益財団法人京都高度技術研究
り、顧客からの問合せにも即答できるよ
所で、運営支援を京都市が行っていま
うになっています。和光舎の見学で、京
す。新規性を備えた、新たな時代のレ
都に潜在する「起業の芽」がまだまだあ
ンタルラボ&オフィスといえます。地
るのではと感じました。
上5階、地下1階の6層構造で敷地面積
は約3,000㎡、延床面積は約6,000㎡で
4・5階と地下が「共同研究用ラボ」
、1
~3階と地下に「レンタルラボ」が有り
ま す。さ ら に 2 階 に は「 レ ン タ ル オ
フィス」や「共通会議室」も有り、1階
今年10月にオープン
した三条工房。通り
からでも刺繍修復の
様子が見学できる。
6
には「交流スペース・カフェ」に各種相
談に応じてもらえる事務局も身近にあ
るという至れり尽くせりという環境で
KVBC REPORT
る企業の新拠点として期待できること
でしょう。
最後に、この京都市成長産業創造セ
ンターの「交流スペース・カフェ」の場
をお借りして、交流会を開催。職場環
境と人材育成、伝統技術を活かした起
業の現場、新事業創出に向けた新たな
研究開発拠点と話題の多い見学会とな
り、時間制限まで大いに盛り上がった
す。現在は、
「共同研究用ラボ」で京都
クト+プラグイン方式、空調設備はガ
大学や京都工芸繊維大学などが先導プ
スエンジン・ヒートポンプエアコンと
ロジェクトを推進し、
「レンタルラボ」
地域間伐材を原料にした木質ペレット
では京セラ㈱やサムコ㈱などの先端企
ボイラーの併用で、環境に優しく入居
業 の 研 究 開 発 が 行 わ れ て い ま す。
者に心配りした構成となっています。
KVBCの 参 加 メ ン バ ー は「共 通 会 議
さらにレンタルオフィスのテーブルタ
室」で概要説明を聞いた後、
「レンタル
イプにはデスクや引出しワゴン・ハン
ラボ」
、
「レンタルオフィス」等を見学
ガー付チェア・共通無線LANが完備さ
しました。施設設備も、電気はバスダ
れるなど、低価格な賃料と共に魅力あ
KVBC新入会員企業 紹介
新入
会員
例会となりました。
今回、前川健司税理士事務所がKVBCに入会されました。
事業内容を含めて新会員をご紹介いたします。
前川健司税理士事務所
弊社は平成25年に開設し、お客様のご満足を最優先に、親切・丁
寧・正確をモットーとした税務会計を行うと共に、創業の夢の実現化
のお手伝いから、さらなる発展へのアドバイスを行うビジネスドク
ターとして、皆様の良きパートナーに成ることを目指してスタート
しました。最近では決算申告書を作成するだけの税理士は不要で、
様々な経営に関するお手伝いのサービスができることが不可欠と
共同受付
成っています。弊社はTKC全国会に参加し、基本理念「自利利他」を
『自利とは利他をいう』
(最澄伝教大師伝)と解するのが最も正しいと
信じ、行動指針を定めてのお役立ちサービスを数多く持っています。
• 顧客の永続的な繁栄のために、活力を生む経営革新を支援します。
• 毎期、黒字決算を実現する社内のメカニズムづくりを提案します。
• 地元の金融機関や得意先/仕入先からの信頼度アップに貢献します。
• 税務のプロフェッショナルとして法令に基づく的確なアドバスをします。
DATA
• IT経営革命をサポートします。
前川健司税理士事務所
所長 前川 健司
• 創業・ベンチャー起業・事業転換・株式公開を支援します。
住 所 京都市中京区下丸屋町403
FISビル2階
今回のKVBCへの参加によって、諸先輩に混ざっての多くのコミュ
ニケーションから学べることも、多く有るものと期待もしております。
是非、皆様の温かい思いやりあるお声がけで、新入会員としての心配
も消え去ることと思っておりますので、よろしくお願い致します。
電 話 075-555-3244
F A X 075-256-8660
U R L http://maekawakenji.tkcnf.
com/
7
会
員
企
業
一
覧
KVBC 忘年例会
日時:12月16日(火)18:30∼20:30 会場:京都タワーホテル
KVBC恒例の忘年会は、12月16日(火)に京都タワーホテルにて会員同士の親睦をより一層
深めることを目的に行われました。新入会員の紹介、アトラクションの「山田 兎ライブ」、恒
例のビンゴゲームなど来年の30周年を迎える前夜祭とも呼べる賑やかな集いとなりました。
開始にあたり、大東
健司税理士事務所の前川氏よりのご挨拶
代表幹事による開会の
の後、前代表幹事の井上太市郎氏の乾
挨拶がありました。「今
杯のご発声により、和やかな雰囲気で忘年
年 度の基 本 方 針であ
例会がスタートしました。交流の深まる中、
る、行 動 理 念『創 造・
アトラクションの「山田 兎ライブ」も始まり、
交流・成長』を見つめ直しての、会員の参加
「三条のスタバで待っている」で全員の大
促進と交流からの価値創出に基づき、皆様
合唱という盛り上がりとなりました。やがて
のご協力を得ながら多くの事業を執行できた
恒例の大ビンゴゲーム大会の行われ会場
ことに、改めて御礼申し上げます。」と述べら
内も例年通りの大きな歓声に包まれ無事
れ、更に「来年度の3 0 周年を迎え
終了。来年の3 0 周年記
るにあたり、記念事業を検討してい
念の前 夜 祭に相 応しい
ますが、より盛大なものにするため
忘年会となりました。
にも、新しい会員が増えるように皆
で頑張りましょう」と続けられ、
1月の例会、2月1 8日・1 9日の
京都ビジネス交流フェア参加
の報告もありました。
続いて、新入会員の前川
京都市ベンチャービジネスクラブへのお誘い
【会員募集】
■ 入会条件 原則として本社又は工場が京都市内に所在するベンチャー
ビジネスであること。
(役員会の承認が必要)
■ 会 費 4万円/年(入会金無料)
[ジュニア会員1万円/年]
(入会時、設立5年以内の場合はジュニア会員とし、
入会後3年間は会費1万円)
お問合せ・お申込みは下記「京都市ベンチャービジネスクラブ事務局」までどうぞ
賛助会員
■ 事業内容 月例会、経営及び技術に関するセミナーなどの
各種セミナー開催、企業視察、海外研修…等
㈱ 暁電機製作所
アスノシステム ㈱
アド・アソシエイツ ㈱
㈱ アラキ工務店
アルコム ㈱
いつわ法律事務所
㈲ 今西鉄工所
エイジシステム ㈱
エクセレンス ㈱
㈱ エクザム
㈲ エスアールフードプロデュース
㈱ エム・アイ・ケー
㈱ カスタネット
㈱ 京都エス・ アール
㈲ 京都旅企画
㈱ 京都はんなり本舗
㈱ クロスボーダース
㈱ グローバルエステート
KT 合同企画
㈱ ケルク電子システム
㈲ 最善
㈱ サカノシタ
サムコ ㈱
システムプロデュース ㈱
シスポート ㈱
㈱ スリーエース
星和テクノロジー ㈱
㈱ ゼロワン
㈱ 総合システムサービス
大洋エレックス ㈱
大東寝具工業 ㈱
㈱ 田中プリント
税理士法人 T・Y パートナーズ
㈱ テクノクリエイト
㈱ とめ研究所
中沼アートスクリーン ㈱
㈱ ナンバ設計事務所
㈱ 日産電機製作所
㈱ 日本電算機標準
ハムス ㈱
林運輸 ㈱
バンテック ㈱
㈲ フットクリエイト
㈲ ブルーム
前川健司税理士事務所
㈱ マックス
税理士法人 みらい経営
Medico-tec ㈱
武藤社会保険労務士事務所
優 司法書士法人
㈱ ユニシス
Renbird ㈱
㈱ ログレス貿易
㈱ 和光舎
有限責任監査法人 トーマツ京都事務所
㈱ 京都銀行
京都信用金庫
京都中央信用金庫
京都リサーチパーク ㈱
SHAKE HANDS LETTER vol.2 6 3 2015年 1月1日発行
発行人: 京都市ベンチャービジネスクラブ
事務局: 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地 京都市産業観光局新産業振興室
TEL:075-222-3324 FAX:075-222-3331 URL:http://www.kvbc.jp
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