幼年3-1

幼年 3-1
第一課
唯一の真の神を拝む
聖書:出二十章 3 節;代下三十三章;創一、二章
教学目的:1、私達が拝む神様は唯一の真の神であることを認識する。
聖 句 : 唯 一 の 神 の ほ か に は 神 が な い こ と を 、 知 っ て い る (コリⅠ八 4)
一、
神は人間を創造しました
子供たち、神は以前に天地万物を創造しました。太陽、月、及び星を天に置
きました。地上において、何を創造しましたか?(花、草、木、果物といろん
な 動 物 が い ま し た 。例 え ば 、象 、キ リ ン 、ラ イ オ ン 、ア リ 等 )。水 の 中 に 何 が い
ますか?(たくさんの魚が泳ぎ、それに・・・・・)第六日目になると神は泥
を も っ て 何 を 創 造 し ま し た か ?( 人 を 創 造 し ま し た 。)神 は 彼 の 鼻 の 中 に 命 の 息
を吹き込んで、霊のある生きた人となりました。だから、神は私たちの霊の父
です。唯一の神でもあり、私たちは必ず神を礼拝しましょう。
二、
真の神と偉人、祖先の違うところ
私 た ち は 忠 実 と 誠 実 の 心 を も っ て 拝 め ば 神 に 喜 ば れ ま す 。神 が 言 わ れ ま し た 。
「わ た し は あ な た の 神 、 主 で あ っ て 、 あ な た を エ ジ プ ト の 地 、 奴 隷 の 家 か ら 導 き
出 し た 者 で あ る 。 」 ( 出 二 十 2) 彼 は 私 た ち を 創 造 し 、 見 守 り 、 ま た 罪 悪 の 中 か
ら救い出した。だから神は私たちに完全な忠実の心を求めているのは当たり前
のことです。歴史上において多くの偉人がいました。例えば岳飛、 孔子、関
羽、その他にも多くの祖先がいます。彼らは神ですか?(違います)彼らは人
です。私たちは彼らを尊敬し、国家社会に貢献したことを研究し、彼らの良い
行いを学び、業績を記念するだけで絶対神として拝んではいけません。私たち
が拝む真の神は一人しかいません。それは天にいる父です。
三、
太陽、月及び動物は神ですか?
ある人は自分の故郷である神を拝み、他のところへ引っ越したら他の神を拝
みます。ただこれだけじゃなく、ある人は一度に多くの神を拝みます。例:太
陽、月、土地神、海神、神木、石の神、動物等・・・・・、本当にお疲れさま
で す 。ま た 彼 ら は 自 分 が 拝 ん で い る 神 の 内 真 の 神 が ど こ に い る の か 知 り ま せ ん 。
線香を持って他人と一緒に参拝し、結局彼らを助ける神など一人もいません。
体力と金銭を浪費するだけじゃなく、心の平安も得られません。
四、十誡の由来
世界の各民族の中、ある民族は神の民です。何の民族でしょうか?(イスラ
エル民族) 前に話したようにエジプトで奴隷としてひどい苦しみを受け、最
後モーセが神に頼って十個の災いを起こしてエジプトから救い出しました。イ
スラエル人は神の偉大な奇跡によって、エジプトの兵士に追われるなか、紅海
を歩いて救われました。彼らは天から降りて来たマナもいただきました。石か
ら水を流し、彼らから飢えと渇きを取り除きました。神は自ら十誡を二つ石の
上に書きました。これはイスラエル民と約束した印であります。十誡は私達一
人一人が学校のルールを守るように10誡を守りなさいと神が言われました。
皆さんは十誡の第一番目は何でしょうか?「あなたはわたしのほかに、なにも
のをも神としてはならない。」(出エジプト記20:3)
私たちの真の神はただ一人なので刻んだ像を作って拝んではいけません。
五、マナセの教訓
イスラエル族の中にマナセという王様がいました。彼はユダ国の第十五番目
の国王です。十二才のとき国王になり、彼は主の目の前において悪を犯しまし
た。祭壇を築いて偶像を拝みました。また木の偶像を作って町において自分で
拝みました。もっとひどい事がありました。彼は偶像を拝む祭壇と偽神の像を
作って聖なる宮に置きました。さらにもっとひどいことがあります。自分が拝
むだけではなく民たちを率いて拝みました。神は預言者を通してマナセに言い
ました。「神は唯一の神であり、人が偶像を拝んではいけない、急いで謝りな
さい。」マナセは預言者の言葉を聞き入れましたか?(聞きません)結局、神
は凶暴なアッスリヤ人に彼ら攻めさせました。今回、神は彼らを救わなかった
ので、かれらは完全に失敗しました。アッスリヤ人はマナセ王をかぎ状の物で
掛け、大きな鎖で縛ってアッスリヤ国へ連れて行きました。この時、マナセは
偶像を拝んだことを後悔しました。神の守りを得ませんでしたのでとてもかわ
いいそうです。ですから神に祈って謝りました。神は依然として彼を愛し、マ
ナセは誠実の心をもって後悔して祈りましたので。神は彼を憐れんで助けてあ
げました。彼を平安に自分の国へ帰れるようにしました。マナセはこの時主こ
そ真の神であり、唯一の神であることを認識しました。それで彼は祭壇と偶像
を全部壊し、聖なる宮を整理しました。全国の民を連れて真の神を拝み、神の
喜びを得ました。
第二課
偶像を拝んではいけない
聖書:出エジプト記20章4∼6、22、23
教学目標:1、偽の神を拝んではいけない
2、偶像崇拝に供えた物を食べてはいけない
聖句:出エジプト記20章4∼5
祈り:
主イエスのみなによって祈ります。親愛なる天の父よ、あなたこそ真の神である
ことを知っています。なぜならあなたは世界と人類を創造された神であり、私達の
天の父です。私達は心を一つにしてあなたを敬います。願わくは私達が謙虚で規則
正しい子となるよう導いてください。ハレルヤ、アーメン。
内容
昔二人の人がいました。金持ちと貧乏の二人です。金持ちの人はおいしい物を食べ、綺
麗な服を着て、また多くの僕たちが仕えて贅沢に暮らしていました。貧乏の人は家が貧し
いので、一枚の布団と一個の椅子以外には何もありません。食べる物もなく、栄養も不足
しているから痩せてて黒く、いつもお腹を空かせて、寒さに耐えています。もしある日こ
の貧乏の人が金持ちに「経済上で何か困る事があったら、私は喜んであなたを助けます。」
と言ったら?貧乏の人は自分の生活すら間々ならないのに、どうやって人を助けるのか?
実におかしな話です。
役に立たない偶像
皆さんは偶像を見た事がありますか?それらの多くは木で出来ています。机において信
仰に入っていない人が線香を持って拝み、平安を得るように祈ります。ある人は真の神様
を知らず、病気になってそれを拝み、多くの金をつぎ込みますが、病気は一向に良くなり
ません。また拝むほどに安らぎはなく、怒って偶像に八つ当たりし、偶像の手足を切って
ゴミ箱に捨てます。なぜなら偶像はひどいことをされても逃げる事が出来ません。偶像は
自分を守りましたか?いえ、自分すら守れないのにどうやって人を守るのですか?これら
の偶像は木や石で出来ています。これらを拝む事は木や石を拝むと同じことで何の効果も
得られません。天の星、太陽、月は全て神様が創造した物です。これらは神様ではないの
で命はなく、私達を助ける事も出来ません。だから私達はこれらを拝む事はありません。
悪魔は間違った思想を利用して、真の神様を拝まずに偶像を拝むように人を誘うのです。
ですから偶像を拝む事は見えない悪魔を拝む事と同じであり、私達にとって何の助けもな
く、逆に害をもたらします。
信仰に入っていない人はおいしい物を使って偶像を拝みます。これらの物は神様ではな
く、悪魔に供えているのです。だから私達はこれらを食べてはいけません。もしあなたの
友達が偶像に供えた物をあなたに食べるよう勧めたらどうしますか?(まず感謝し、そし
てクリスチャンであるから食べる事は出来ないと話す)これらの物はおいしいかもしれま
せんが、主イエス様は私達に聖潔な子になってほしいから偶像に供えた物を食べるのはや
めましょう。私達は我慢を覚えて、主の中において良い子となりましょう。
小文は賢い女の子です。絵を描き、ピアノも弾けて、字もきれいに書けて、勉強も出来
る。ある日先生は彼女を絵のコンクールに出場させたら、1位になりました。小文は家に
帰って、まず跪き、主イエス様が自分に絵を描く能力を与えてくれた事に感謝の祈りを捧
げました。なぜならコンクールの成績が良かったので心の中で主に感謝していたのです。
それから小文は言葉や行いの上において注意し、謙虚であり、自分は特別な人ではない。
なぜなら人の能力は全て神様が与えた物だからです。
真の神様は十戒の中において「自分ために像を刻んではならない」と教えました。つま
り私達の成功は私達によるものではなく、神様によるものである事を認識する。また神様
は私達が驕り高ぶって、神様の偉大な恩恵を忘れる事を好みません。私達の顔、賢さ、能
力…等、全ては神様が与えた物であり、神様こそが宇宙天地の主であり、全てを管理しま
す。だから私達は賛美歌を歌って神様を賛美し、神様のみ前で謙虚に祈り、いつも感謝す
べきです。私達は偶像を拝まないだけでなく、どんな事においても謙虚になって驕ったり
しない。なぜなら神様と人は驕る人を好きになりません。昔悪魔は美しく知恵のある天使
達でした。しかし彼らは傲慢になり、ほかの天使たちに自分を尊敬させ、神様に背きまし
た。結果神様は彼らを懲らしめ、将来地獄に落として苦しみを受けさせます。
皆さんは偶像が何であるかを知っていますか?偶像を拝む事は正しいですか?偶像に供
えた物は食べても良いですか?一つの事を成功させたらどのような心を持つべきですか?
(謙虚になるべきか?それとも自分の力だと思って驕りますか?)願わくは私たち誰もが
良い子となって、全ての事において謙虚になり、感謝を以って主イエス様の名を栄えまし
ょう。
第三課
主の名をみだりに唱えてはいけません
聖書:出エジプト記 20:7
授業目標:1、子供に敬虔な心を持たせて、主の名を唱えます。
2、 みだりに唱える意味を分かってもらいます。
聖句:あなたは、あなたの神、主の名をみだりに唱えてはいけません。
(出エジプト記 20:7)
祈り:主の御名によってお祈りします。天にいる私達の父よ、御名を唱え
なくてはなりません。御名によって、嘘をついたり、冗談を言うってはいけません。
どうか神様の力をもって、私達にこういう罪を犯さないように助けてください。
お祈りする時謙虚、誠実、専心をもって、栄光を主に帰するように、ハレルヤ、アーメン。
一、
栄光を主に帰する
主イエス様は世におって、福音を述べ伝える時、12人の人を選んで、使徒
として使われます。ペテロとヨハネはその中の二人であります。ある午後の日に
ペテロとヨハネが祈りをするため聖なる宮に上ろうとしていると、生まれながら足のきか
ない男を見ました。その男は仕事が出来ないので金を稼ぐことが出来ません。近所に住む
人々は彼を憐れみ、施しをもらえることから、毎日彼を聖なる宮の門の前に担いできます。
彼はペテロとヨハネが聖なる宮に入って行こうとしているのを見て、施しをこうた。ペテ
ロが言った[金銀は私にはない、しかし、ナザレ人イエス、キリストの名によって歩きなさ
い]。こう言って、彼の足はすぐに治りました。そして、歩き回ったり、踊ったりして、神
を賛美します。
ある時、ドルカス(多加)という愛の心を持つ婦人が病気になって死んで
しまいました。彼女は生きている時、よい働きや、施しをしていたので、皆はとても
悲しくて、悲しくて、泣き出しました。ペテロは来て、又主の御名によって、彼女を
生きるようにさせました。皆は栄光を主に帰するようにしました。神の御名は[イエス]であ
り、力が働いています。ペテロはその歩けない人の足を治し、ドルカス(多加)を生きる
ようにしました。その全ての事は神様の力であり、イエスの名を持って行った奇跡です。 [イ
エス]は神の名です。だから、話をする時は注意しましょう。主の御名によって、冗談を言
ったり、悪い事をしたり、また主に人々に捕まらないよう求めることをしてはいけません。
人々に伝えてください[私の主イエスは見守ってくれます。私は捕らわれない]と。これらの
事も主の御名をみだりに唱えることです。ですから話す時は気をつけて、主の御名を聖と
ならしなさい。
二、誓ってはいけません
聖書の出エジプトでは私たちにこう教えました「主の名をみだりに唱えてはいけません」
。
これはどんな意味ですか?これは「誠実に話し、天を指して、誓ってはいけません」と教
えています。マタイによる福音書 5:37 では、私たちにこう教えました「あなたがたの言
葉は、ただ、しっかり、しっかり、いな、いな、であるべきだ。それ以上にでることは、
悪からくるのである。」
明順という子が雅文に自転車を借りようとしましたが、雅文は貸してあげなかった。それ
は雅文が明順はいつも約束を守らないと知っているからです。明順は自転車を借りるため、
雅文に誓いました。「私は長く使いません、使い終わったら、すぐに返します、もし私が約
束を守らなかったら、神様は私を罰しましょう」。雅文はそれを聞いて、宗教教育で先生が
教えた「栄光を主に帰するように」の教えを明順に教えました。(先生はもう一回マタイに
よる福音書 5:37 を教えます)。明順はそれを聞いて誓いをやめました。さて、皆はもう神
様の名は尊いであり、栄光であると分かりましたね、また、学校、隣人、親戚の間の中で、
よい行いをし、信仰に入っていない人々に「主イエス様を信じる子供は皆大人しくて、す
ごいですね」と言われるように。そうすれば、神様を喜び、栄光を得ます。
三、誠意をもってお祈りしましょう
私たちはお祈りをする前、必ず「主の御名によって」を先に言います、それはお祈りとは
真面目と誠意が必要なのです。神様が聞いてくださいますように、またイエスの名を尊重
しなければなりません。例えば小玲一家がご飯を食べる時、小玲はお母さんに「ママ、野
菜をくれ!」と言う、小玲のお母さんは聞こえないふりして、ご飯を食べつづけました。
小玲はまた大きい声で「もっと肉と野菜をくれ!」と言いました。しかし誰も聞いてあげ
なかった。「みんなどうしたの?」小玲には何が起こったのか分からなかった。皆さん考え
てみてください。それはなぜですか?(そうですね、小玲は礼儀が正しくない、態度が悪
いからです。
)
その後、小玲は家族皆が手伝ってあげなかった原因を知って、言いかたを変えました。
「お
母さん、少しお肉とお魚もらいませんか」。小玲のお母さんは聞いて、すぐに肉と野菜を小
玲のお碗に入れました。お姉さんとお兄さんもそばで聞いて、たくさんの野菜を小玲にあ
げました。皆さんよく考えて、この差は大きくありませんか。心の中に、誠意があって、
礼儀が正しく、それによって行った事は良い効果が出るでしょう。神様は私たちの天にい
る慈しみの父であります、私たちはお祈り
をする時、誠意ある心をもって、正しい言葉で神様に求めましょう。私たちは「主の御名
によって」とお祈りをする時、みだりに求めてはいけません。両手を正しく握って、専心
して祈りましょう。目を開けて、あちこち見てはいけません。これらの事を守って、敬虔
な祈りこそ神様に喜ばれる事です。
附註:主の名をみだりに唱えるの「みだり」の意味は空っぽであります。私たちは主の
名を使って、主の真の品格を発揮しないと、主の名をみだりに唱える事になってしまうか
もしれません。
例えば:
1、法廷で偽証をする時、主の名で自分を支えて誓ったりするなど。
2、主の名で手品を演じる。
3、自分の言う事を皆にもっと信じてもらったり、話に真実性を加えたりするために主の
名を使う。
4、主の名を使って自分のために頼み事をする時、「主のため、私を助けてください」と。
5、「私はクリスチャン」と口では言うが行動が伴わない
6、誠意がなく、言葉だけの祈りも主の名をみだりに唱えることです。
7、主の名を以って悪を行う事は主の名をみだりに唱えることです。
第四課
聖書:
安息日を守りなさい
出エジプト記20章8節
授業の目標
1安息日の設立経過と意義を理解する
2安息日の重要性を言える
聖句
安息日を覚えて、これを聖とせよ(出エジプト記20章8節)
祈り:主イエスさまの御名によってお祈り申しあげます。主に感謝します。今日も教会の
集会に参加できました事に。私の心は喜びに満ちています。なぜなら教会において
心身共に休息し、また多くのみ言葉を聞き、人としてのあり方を学ぶ事ができるか
らです。主よ、弱い私を助けてください。私に毎週安息日に教会に来ることが出来
ます様に。ハレルヤ、アーメン。
神様は休日を用意してくださった
昔々、神様は天と地とを創造された、六日間の中にすべての物を創造された。そして、
「第
七日に、安息日を決め、聖別されました。」(創二2、3
現在、暦を見ると、毎週の第一
日目は日曜日である、土曜日は第七日であることがわかります。)神様は私たちにこの日を
重視し、七日間の内この日を聖別して神様に近づき、神様を敬い、この日を安息聖日と定
め、つまり安息日である。それは神様が与えた休息の日です。この日には自分の仕事を置
いて神様を敬わなければなりません。すると神様は喜び、幸を与え、健康、事業の好調を
守ってくれます。この日に良く休み、余に疲れて病気にならないためにも。またこの日は
私達が集まって神様を敬い、聖書に書いてある神様の御言葉を聞き、祈りを通して、一週
間に起こした間違いを神様に悔い改めます。だから安息日とは神様が私達のために設立し
たものです。
主イエスの模範
貴方は安息日がいつか知っていますか?(毎週土曜日)主イエス様が世にいた時、毎週
土曜日には必ず宮に行って神様を礼拝します。主イエス様の生活は私たち一人一人に残し
た良き模範です。貴方は安息日にイエス様が何をしたか分かりますか?イエス様は信者た
ちに説教をします。なぜなら、イエス様はみんなが神様の真理を知り、また人々が何をす
れば神様に喜ばれるかを知っていました。安息日に君たちのお父さんとお母さんも教会に
来て、説教を聞きます。子どもたちは先生に聖書の物語を話してもらいます。聖書の物語
の中に、良い人もいれば、悪い人もいます。良い人からは学び、悪い人からは警戒する。
友達が悪いことがした時、同じ悪いことをしないだけではなく、友達のために祈りましょ
う。どうか神が彼らを改めますように。だから集会に来るという事は私たちの心が安息を
得る事であり、神において喜びを知り、生活に反映する事が出来れば、神に喜ばれる良き
子となるでしょう。土曜日に面白い番組があっても真イエス教会の信者として、神様を礼
拝することを第一と思うべきです。昼食をとって、ちょっと休憩したら、敬虔な心を持っ
て早めに教会に行きましょう。教会に着いたら聖書と賛美詩を準備して、教室の黒板を綺
麗に拭いて、ほかの子供たちと賛美詩を歌い、聖書を読み、外で遊ばないように頑張りま
しょう。
安息日を守る重要性
神様は私たちに安息日を守るだけではなく、また天使を遣わして出席簿を持って出席を
確認します。ある信者が安息日の集会で幻を見ました。それは天使が天井からゆっくりと
降りてきて、一冊の出席簿を持って、まじめに集会している人、集会に参加していない人、
不真面目に集会している人をそれぞれ出席簿に記入してから帰りました。毎年の年末特別
集会には、まじめに集会に参加した子供たちにプレゼントを贈ります。このプレゼントは
人が作った物でいつか壊れます。しかし私達がまじめに集会に参加すれば、天使が出席簿
に記入してくれるから、将来主イエス様から最も良いプレゼントをいただけるでしょう。
そのプレゼントこそ天国で主イエス様と共に永遠にいることです。それはなんと幸せな事
でありましょうか。
安息日を守って神様から祝福を得る
王兄弟という信者がいました。自動車会社を経営しています。安息日のことで彼が雇用
している26人の従業員が次々と辞め、一人だけ残りました。王兄弟は「私は信仰に入っ
ているから土曜日の安息日を守る事に何の不満があるのか?」と思いました。ところがほ
かの会社では土曜日は営業しているので、従業員たちがほかの会社に勤めている女の子と
デートできないから辞めていったんです。王兄弟は張伝道に「私は安息日に休まないで、
昔のように第二日曜日と第四日曜日を休日にします」と言いました。張伝道は「それはい
けません。安息日は第4の戒めです」と答えました。張伝道の話に王兄弟の目は覚めまし
た。また張伝道は彼に「信仰を強く持ちなさい。全てを主に頼り祈りましょう。
」と励まし
た。張伝道の話に王兄弟は強く立ち上がり、その晩一時間以上祈りました。その二日後三
人が面接にききました。4日後には5人…、二ヵ月後には主の御守りの中全ての従業員が
揃いました。そして安息日はいつも通り休み、従業員達も規則正しく真面目に仕事をこな
しています。主に感謝です。
この証しを通して、神様が安息日に対する思いの重さを知ることが出来ます。ですから
私達は王兄弟を見習い、信仰に基づいて神様の戒めを守れば、必ず神様からの祝福を受け
る事でしょう。
第五課
主なるあなたの神を愛せよ
聖句:マルコ十二章 28∼31、歴代志下二八章 24∼27、二九∼三十章
学習目標:1、子供に主を愛する心を起す。
2、主のために何か一つのことをする。
暗誦聖句:1、心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの
神を愛せよ(マルコ十二 30)。
2、第一課から四課までの聖句を複習する。
お祈り:主のみ名によってお祈りします。親愛なる天におられる父よ、あなたは私達を愛
し、私達を守ってくださいました。私達はあなたを賛美し、あなたを感謝します。
あなたのために何かをしたいと思っています。本当にやりたいと思っています。
口で言うだけではなく、あなたを愛する心を實際の行動で示します。どうか私達
の願いが達成できるように助けてください。ハレルヤ、ア−メン。
主なるあなたの神を愛せよ
新約聖書の中にこういう記事があります。ある日ひとりの律法学者がきて、イエスに
質問した、
「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」。イエスは答えられた、
「第
一のいましめはこれである、『イスラエルよ、聞け。主なる私達の神は、ただひとりの主で
ある。心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛
せよ』。第二は『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』これより大事ないましめは、
ほかにない」
。このふたつのいましめを合せば、つまり「神を愛し、人を愛する」という意
味です。前の四つのいましめは、「主なるあなたの神を愛せよ」との意味です。
神の宮を清め、神を崇拝する
旧約聖書の中にあるユダヤの王は彼が二十五歳の時に王となりました。彼の父親は偶像
を拝む王で、また民をつれて一緒に拝むのです。はなはだしきは神の宮の器物を切り破り、
主の宮の戸を閉じて民が入って神を崇拝するのを禁じました。しかし、この王を死んでか
ら彼の息子が王に続いたが、彼は父親と違って神を敬うよい王でした。この王は神を知り、
神を愛するため神の宮を建て直おして清めようと決めました。彼は人を遣して封を取り、
門を開けて見れば、「わあ、なんと多くのあくたが積んでいることか。くもの糸も多く結ん
でいますね。机や椅子や書卷が乱れています」、「これはよく整理整頓しなければ使えませ
んよ」と。
1
そして、このよい王は神の宮を管理する祭司とレビびとを集めてきて、彼らに「神に悔
い改めなさい。速くお宮を清め、汚れを除き去って皆が神を礼拝にこられるようにしてお
きなさい」と言いました。
では、ここで質問をします。このふたりの王は誰ですか?(よい王はヒゼキヤで、わる
い王はアハズです。)ヒゼキヤ王は彼らに、「よくご覧なさい。われわれの先祖は神を拝ま
ないで神に怒られました。今日あなたがたは依然と偶像を拝むから、私は心を痛めて神の
怒りを恐れています。私達が神を拝むなら、神が私達を愛するためきっと許してくださっ
て私達をかえりみるでしょう」と言いました。祭司とレビびとはヒゼキヤ王の話しを聞い
て一生懸命にお宮を清め、缺損した器物を整えて清めました。
民を率いて神を拝む
こうして半月過ぎてからお宮がとうとうきれいに清められました。ヒゼキヤ王はすぐさ
まに高官たちと祭司を集めて一緒にお宮にきて神を拝みました。彼は人を遣して牛や羊を
連れてきて献げました。レビびとはそばで琴を弾き、ラッパを吹いて大声で賛美歌を歌い
ました。そして王と高官たちや民衆は一緒に跪いてお祈りしました。
ヒゼキヤ王は主を愛して自分や祭司、レビびとと高官たちが神を拝むだけでなく、イス
ラエルの国民も一緒に神を拝むことを願って彼らもエルサレムのお宮にきてすぎこしの祭
りを守れるように期待していました。いままで神がどのように彼らを愛し、彼らを助け、
彼らを救ったかを覚えておきたいのです。ヒゼキヤ王は在位の間にすべてしたことが、お
宮の再建にしても神の命令を守ることにしてもいつも熱心で忠実でした。ですから民に愛
され、神も彼を助けて成功な王にさせました。詩篇 112 篇第一節に、
「あなたがたは主をほ
めたたえよ。主をおそれて、そのもろもろの戒めを大いに喜ぶ人は幸いである」と書かれ
ています。
私は何かを献げようか
維ちゃんが学校から帰って教會の前を通る時、鄭おじいちゃんは會堂の椅子にかけて多
くの聖書と賛美歌をひもといているのを見たので不思議そうに思って近よって、
「おじいち
ゃんは何をしていますか」と聞きました。鄭おじいちゃんは頭をあげて維ちゃんを見てこ
う答えました。
「ほら見て、これらの聖書と賛美歌は破れたりぺ−ジが抜けたりしているで
しょう。直さなければならないでしょう。いま直すところですよ。そうしないと次に来る
人はこのぺ−ジが見えないですよ」。維ちゃんはこれをきいて感動して心の中で、「これか
ら私が教會の聖書を借りた時、よく氣を付けなければなりません。若しだれか聖書や賛美
歌を不当に扱うなら注意しおきましょう。またきれいにかたづけて棚にもどしましょう」
と思ったのです。家に帰ってから教會で見たことをママに言いました。ママは、
「鄭おじい
2
ちゃんは年が大きいけど、主を愛する人ですから喜んで自分の時間と力で主を奉仕し、教
會の仕事をてつだってみんなが安心して教會で礼拝できるようにしました。これは本当に
私達のよい手本です」と言いました。
私は主のために何ができるか
維ちゃんはママに、
「ママ、私は神のために何かできますか」と聞きました。ママは、
「維
ちゃんはまだ小さいから聖書と賛美歌のかたづけをてつだう以外におこづかいを献金する
ことができるし、幼年組の教室の掃除や机、椅子、黒板などを清めることもできるでしょ
う。また友達を教會に連れてくるも、小さい子供を世話して教會であばれないようにする
こともできるでしょうね。これはみんな主のためにすることですよ」、「また多くのことは
あなたができると思うのですよ。天の父はわれわれが主のために働き、自分の力ができる
ことをするならきっと主に喜ばれるでしょう」とママが答えました。維ちゃんはこれを聞
いて、自分が主のために何かをすることもできるのだと思って心の中でとても嬉しくなり
ました。
3
第六課
両親を敬え
聖句:
ルカによる福音書第二章42∼52節;ヨハネによる福音書第十九章25∼27節。
教学目標:
1.聖書に書いてある両親を敬う教えと約束を知ること。
2.親と仲良く暮らすこと。
覚える聖句:
「あなたの父と母とを敬え」これが第一の戒めであって、次の約束がそれについている、
「そうすれば、あなたは幸福になり、地上でながく生き長らえるであろう」(エペソ人への
手紙六:2、3)。
祈り:
主御名によってお祈りいたします。親愛なる天の父に感謝いたします。父と母に毎日健
康を与えて、私たちと一緒に暮らし、私たちの面倒をみて、育ててくれることを主に感謝
いたします。私たちは主の教えに従って、両親のことに気を配って、両親の話に従うよう
にします。ハレルヤ、アーメン。
授業の内容:
聖書に書いてある両親を敬う教えと約束
この段階において、先生が皆さんに伝えることは、私たちが守るべき十戒です。その前
の4つは私たちと神様の関係について書かれた戒めであります.後ろの6つは私たちと他
人の関係について書かれました。今日先生は第五の戒め「両親を敬え」について説明します。
先生と一緒に一回読みましょう。「あなたの父と母を敬え」
(先生は聖書を開く)出エジプト記の21章15節にこう書いてあります。「自分の父ま
たは母を撃つ者は、必ず殺されなければならない」。17節にこう書いてあります。「自分
の父または母をのろう者は、必ず殺されなければならない」。申命記にもこのような内容が
載ってあります。「品性が下劣で、両親に従わない人は死刑にならなければならない」。こ
れらの聖句から神様がこの戒めをとても重視していることが分かります。神様が両親をの
ろうこと、両親を撃つこと、両親の話を聞かないことは全部許されないことだと思ってい
るからです。
両親の仕事を手伝うイエス
主イエスが子供の時から、私たちの両親を敬う模範となっていました。イエスはお父さん、
お母さんと一緒に住んでいました。ヨセフパパの身分は何ですか?(大工さん)ヨセフパ
パは毎日たくさんの木材を削って、家具を作っていました。マリヤママはご飯を作ったり、
弟、妹の面倒を見たりしていました。
主イエスはパパ、ママが自分たちを愛していることを分かっています、パパ、ママが自分
たちのために毎日忙しく仕事していることもわかっていますので、いつも真面目に自分の
仕事をやっていました。たまにパパの仕事を手伝っていました。パパ、ママはこんなにい
い子のイエスを見て、とても嬉しかったです。
両親に従うイエス
イエスは12才の過越しの祭りに、パパ、ママがイエスを連れて、エルサレムの宮に登り
ました。宮で神様を拝み、過越しの祭りをすごしました。祭りが終わった後、皆は自分の
家に帰りました。途中休みの時、マリヤママがやっとイエスがいないことに気づきました。
皆が急いで探し回りながら、エルサレムの宮に引き返しました。そこで、イエスが教師た
ちに聖書に関する質問をしている姿を見つけました。マリヤママはイエスのそばに行って、
君、どうしてここにのこっているの?私たちは君が道を迷っているのかを心配して、急い
で君を探していたのですよと言いました。
皆さん、イエスはどうしたほうがいいでしょうか、続いて宮に残りますか、それともヨ
セフパパ、マリヤママと一緒に家に帰りますか。(子供に意見を発表させ、もし後ろのほう
を選択したら、原因を問う)
そうですね、イエスは宮にいて、道理を論じることが好きですけど、彼が神様の教えに
従って、両親を敬うことがもっと好きです。だから、イエスはヨセフパパ、マリヤママと一
緒に家に帰りました.皆さんもイエスのように、神様の話に従って両親を敬う子になりた
いと思いますか?
十字架につけられたイエス
イエスはだんだん大きくなりました。三十才の時から、各地に福音をのべ伝えに行きま
した。神様が皆を愛しているので、一人一人に楽しみと命を与えることを民にのべ伝えて
いました。しかし、イエスを迫害する心悪い人がいました。その人たちはイエスを十字架
につけたのです。
イエスが十字架につけられた時、たくさんのイエスを愛している人はとても悲しかった
です。マリヤママはこんなに苦しんでいる自分の愛している息子の姿を見て、とても辛か
ったです。そのとき、使徒ヨハネはマリヤママのそばに立っていました。そこで、イエス
はマリヤママにこう言いました「ママ、御覧なさい、これはあなたの息子です。」そして、
ヨハネにも言われました「御覧なさい、これはあなたの母です。」それから、ヨハネはマリ
ヤママを自分の家に引き取りました。皆さん、イエスが最大の苦しみを受けていたとき、
またマリヤママの面倒を弟子に頼んでいました。イエスは本当に親孝行をする人ですね。
私たちが両親を敬う子供になるために、イエスはこれらのことをしました。私たちの模範
でありあす。
私はパパ、ママのことが大好きです。両親が私を育ててくれて、勉強させ、集会に連れ
てくれることを感謝します。今私は教会で皆さんと一緒に賛美歌を歌うこと、一緒にお祈
りをし、神様を賛美することができて、本当に楽しいです。そうですね、皆は自分のパパ、マ
マが好きですね。なので、皆さんも両親を敬う子になりたいですね。でも、私たちは日常生活にお
いて親孝行をしているのかどうかよく分かりません。これから、一緒にお芝居をしましょう。
両親と仲良く暮らす
(一人の生徒あるいは先生を相手として演出する)
1、お母さん:小山、宿題をすべきだよ、テレビを消しなさい。
小山:はいーー(声を伸ばす)(しばらく間)
お母さん:小山、聞こえたか、テレビを消して、宿題をやりなさい(大声で)
小山:はい、はい、見なくてもいいよ、たいしたことはない。
2、 (電話が鳴っている)
お父さん:もしもし、どちら様ですか?
妹:パパ、私は色ペンを忘れたから、すぐ学校に送ってくれない?
お父さん:でも、パパは今忙しいよ。
妹:知らないよ、早く送って着てよ、後で先生がチェックするから。
お父さん:またー、学校に行く前になんでバックをよく整理しないの。この子、いつも忘れ物をする。
(問題を1つずつ話し合って、第3、4番の答えを黒板に書くこと)
1. 皆さんにはこんなことが起こったことがありますか?
2. あなたはパパ、ママであったら、どう思いますか?
3. 日常生活中、パパ、ママとどんなことが起こりますか?
4. 自分がどうすべきだとおもいますか?
誰でもイエス様のように、いい子になりたいとおもいます。なので、神様に助けてくるように求めて
下さい。私たちは両親と仲良く暮らし、常に両親のことを心にかけて、親孝行し、両親の話を良く聞
く子になって、神様の祝福が与えられますように求めて下さい。聖書に「あなたの父と母を敬え、こ
れは、あなたが神様から祝福され、あなたが長く生きるためである」が書いてあるからです。
第七課
人の命を大切にする
聖書:サムエル記上二十二 11∼19、二十四章、二十六章 1∼25 節
目的:1.聖書に記載している「あなたは殺してはならない」の意味を知る。
2.自分の体を配慮し、大切にする。
聖句:あなたは殺してはならない(出二十 13)
準備:1.ハート型の黒い紙に嫉妬、怨恨、貪る、不満を書く。
2.ハート型の赤い紙に相愛、幇助、助祷、温和を書く。
祈り:主の御名によって祈ります。親愛なる天の父、私達に尊い
命を与えてくれたことに感謝します。そしてあなたの愛が私
達の心を満たし、他の人を愛する事が出来ますように。また
私達が日常生活の中においてあなたが創造された命を大切に
し、自己の体を配慮し、あなたに喜ばれる子供になれるよう
に導いてください。ハレルヤ、アーメン。
内容
今日の授業に入る前に前回で習った戒めについて復習をしましょう(第1戒から5戒ま
で子供達に答えてもらう)。(準備した二枚のハート用紙を掛けて子供たちに見せる。まず
赤いハート用紙を残して、黒いハート用紙を降ろす。)そして生徒に質問:「もし私達の心
が善良で、相愛・幇助・助祷・温和等の思いがあれば、どういう事が起きますか?」
(生徒
に答えてもらう。今度は逆に黒いハート用紙を掛ける)そして生徒に質問:
「もし私達の心
が不愉快で、嫉妬・怨恨・貪る・不満の思いがある時、どういう事が起きますか?」
(生徒
に答えてもらう。両方のハート用紙を掛ける)また生徒に質問:
「赤いハート用紙が好きな
子は手を上げてください。」
(なぜ赤いハート用紙が好きか、その理由を答えてもらう。)
サウルがダビデを殺そうと追う
みんなはサウルとダビデの物語について知っていますか?サウルはダビデを殺そうとし
ましたがなぜですか?(生徒に発表してもらう)なぜならダビデは多くの人たちから称賛
を受けていました。彼は勇敢で、力があったので、サウルは心の中でダビデに嫉妬し殺そ
うと企みました。サウルがダビデを殺そうと決めてから、すぐにダビデを探して殺そうと
しました。ダビデは何度も危険に遭い、命を落としそうになりました。しかし神様がダビ
デを危険から救ったので、サウルはますます怒り、ダビデを恨みました。ノブに住んでい
る一人の祭司がダビデに食べるものを与えただけで、サウルは怒ってノブに住んでいるす
べての人たちを殺しました。とても残忍です。ではサウルはなぜそうしたのか考えてくだ
さい(生徒に発表してもらう)サウルは心に憎しみがあったから、人の命を大切にしない。
(黒いハート用紙にサウルを書き足す)
ダビデはサウルを殺さない
ある時、ダビデが荒野にいると聞いたサウルは、兵士を連れてダビデを捕らえにいきま
した。荒野に着いたサウルは用を足すために入ったが、洞穴の奥にはダビデが隠れていた。
しかしダビデはサウルを傷つけず、上着の端だけを切り取った。ダビデは神様の命令を守
る人だったので、神様が立てた王を尊敬していました。後になってサウルはダビデが自分
に対し温和で、また自分の命を大切に思ってくれたことを知り、感動して泣きながら王宮
に帰り、もうダビデを殺すために追わなくなりました。しかし間もなくして、サウルの心
にまた憎しみが芽生え、兵士を連れてダビデを捕らえにいきました。その晩サウルと兵士
たちがよく眠っている時に、ダビデは静かにゆっくりとサウルの陣所に入って、槍と水の
瓶を持っていきました。ダビデはサウルを殺しませんでした。なぜならダビデは神様を愛
していたから、神様が立てた王を尊重し、神様が創造した命も大切にしたのです。
二種類の行為の結果
それではみんなで比較して見ましょう。ダビデは神様の言葉を聞いて、人の命を大切にし
ました。彼の得た結果は何でしょうか?(生徒に発表してもらう)ダビデは国王となり、
神様に好かれました。
(赤いハート用紙にダビデを書き足す)ではサウルは?彼はダビデを
憎み、殺そうとしました。また同時に罪のない人を多く殺しました。人の命を大切にしな
い彼にはどんな結果が待っていたのでしょう?(生徒に発表してもらう)彼はある戦争の
時に三人の息子を殺され、自分も死にました。
人を殺してはならない
私達は神様が自分の形に合わせて人間を創造しただけでなく、人間に命も与えたことを知
っています。だから神様が私達に定めた第6の戒めは「あなたは殺してはならない」です。
つまり人を殺したり、タバコや酒で体を壊したり、悪いことをして霊魂が悪くなることは
「あなたは殺してはならない」という戒めを犯すことです。神は絶対者だから、故意に人
や自分の命を傷つける人を絶対的存在である神様は許しません。ではみんなで覚えましょ
う:
「命は神様から与えられたものであり、尊いものです。だから大切にしなければなりま
せん。」
人を憎まない
マタイ五 21~26 を開きます。主イエス様は私達に教えました。もしあなたが心の中で人を
憎むなら、たとえあなたが殺さなくても、心の中で殺したと同じことです。だから私達は
神様が私達を愛するように私達も人を愛さなければならない;祈りに頼り、聖霊の助けを
求め、心の憎しみを取り除き、命を重んじ、命を大切にする。私達は口や舌を使って天の
父を賛美します。でも口を使って神様が創った人を呪っていいでしょうか?(生徒発表)
絶対してはいけません(肯定的口調)。泉から甘い水と苦い水が同時に流れることのないよ
うに、バナナの樹からりんごが実ることもなければ、りんごの樹からバナナが実ることも
ないからです。
思いがけずに人を殺すことを避ける
子供達が階段や道路、教室などでふざけて押し合っていますが、これはとても危険なこと
です。階段では転んで落ちたり、道路では車に轢かれたり、潰されたり、教室では机の角
にぶつかってけがをします。悪ければ死ぬこともあります。また石を投げる子供もいます
が、間違って相手を傷つけたり、殺したりすると一生後悔します。
自分の体を配慮して大切にする
みんなも知っているように神様は私達に命と体を与えてくれました。私達は神様によって
造られたから神様に属します。私達の体はとても貴重で、大切にしなければなりません。
ではどのようにするべきか?(生徒発表)
解答参考
①
よく運動し、栄養に気をつけて、偏食しない。
②
常に祈り、聖書を読み、集会に参加する。
③
人を思いやり、互いに力を合わせる。
④
自分で責任を持つ、両親に迷惑をかけない。
⑤
相手を傷つけたり、罵ったりしない。
⑥
貪る、嫉妬、憎しみの心を持ってはいけない。
⑦
有害な本やテレビを見ない。
⑧
人の過ちをこだわらない。
第八課新郎と新婦
聖書: 創世記二十四章、二十九章 21 節∼三十章 24 節
目的:
1、イサクとヤコブの結婚物語から第七の戒めの意味を知る。
2、イサクとヤコブの結婚の長所と短所を挙げる。
聖句:
あなたは姦淫してはならない(出二十 14)
祈り: 主イエス様の御名によって祈ります。親愛なる天の父よ、私達が敬虔と清潔の心をもって、教
会であなたを敬いて成長できるよう導いてください。また願わくはあなたの御霊が私達と共におられ、
私達が日常生活の中において良き行いをもってあなたを栄えられますように。ハレルヤ、アーメン。
内容
今日の授業に入る前に前回で習った戒めについて復習をしましょう(第1戒から6戒まで子供達に答
えてもらう)
。
アブラハムがイサクのために妻を探す
みんなは愛と信仰に満ちたアブラハムを覚えていますか?彼が百歳の時に一人の子供が生まれまし
た――イサクです。後にイサクが成長し、彼はイサクの為に妻を探すことを考えました。アブラハムは
神様を愛していたので、主を信じない人と結婚することは神様に嫌われると知っていました。だから彼
はカナンの地に住む偶像崇拝の娘をイサクの妻にしたくなかったのです。
年寄りの僕が故郷に戻る
アブラハムは忠義を尽くす年寄りの僕を呼んで言いました。あなたは私の実家の親戚の所へいって、
神様を礼拝する娘を探してイサクの妻とするのです。年寄りの僕はらくだに乗って長い道のりを経てア
ブラハムの実家に着きました。彼はらくだを泉の近くで休ませ、神様に祈りました。主よ、どうか今わ
たしのゆく道にさいわいを与えてください。もし私が水をくみに出てくる娘に向かって、
「お願いです。
あなたの水がめの水を少し飲ませてください」と言い、 「お飲みください。あなたのらくだのために
も、くみましょう」とわたしに言うなら、その娘こそ、主がわたしの主人の子のために定められた女と
いうことにしてください』。
年寄りの僕がイサクの妻を探し当てた
この時、アブラハムの弟の孫娘――リベカが水を汲みに来て、年寄りの僕が神様に祈った通りにしま
した。彼女は年寄りの僕に水を飲ませ、またらくだのためにも水を汲み、年寄りの僕が連れてきた十頭
のらくだにも水を飲ませた。年寄りの僕は神様がイサクのために準備した妻がきれいで、よく働き、愛
に満ちた娘であるのを見て、喜んで神様に祈りました。「主よ、あなたの慈しみに感謝します。あなた
の導きに感謝します。」
従順なリベカ
年寄りの僕とリベカは一緒にリベカの父の元へ行き、年寄りの僕は泉での出来事を父と兄達にすべて
話しました。彼らは答えました…「この事は主から出たことですから、リベカを連れてイサクの妻にし
てください!」年寄りの僕は喜んでリベカの母と兄達にプレゼントを贈りました。次の日にリベカを連
れて主人アブラハムの元に帰りました。
イサクがリベカを娶る
年寄りの僕がイサクに事の経過を話すと、リベカとは神様が自分のために用意された妻であることを
知りました。彼は父に従い、きれいで、勤労で、神様を礼拝するリベカと結婚し、幸せな生活を送りま
した。
ヤコブは多くの妻がいたために家庭不和になった
イサクとリベカには二人の子供がいました:エサウとヤコブです。ヤコブは成長して四人の妻を娶り
ました。しかし家ではよくケンカがおきて、ヤコブを悩ませました。だから真の神は男に娶る妻は一人
だけであると言いました。
イサクとヤコブの結婚における長所と短所を話す
イサクとヤコブの話を聞いてみんなで次のことについて話し合ってみましょう。
1、
あなたが新郎になったとき、イサクとヤコブどちらになりますか?またどうしてですか?(生
徒発表)
神様が人類を創造したとき、一人の男だけを創造しました。それはアダムです。神様はアダムが一人
で寂しくいるのを見てよくないと思い、彼を寝かせ、彼の体からアバラ骨を取って作った女がエバです。
神様は彼女をアダムの前に連れてきて、アダムの妻としました。彼らは世界で初めての新郎新婦です。
また主イエス様はこう教えます:一人の新郎には一人の新婦だけを娶ることが出来ます。だから一人の
新郎に二人の新婦つくことは神様の怒りを買い、天国に入ることは出来ません:同じように、一人の新
婦は一人の新郎だけに嫁ぐことが出来ます。もし彼女が二人の新郎に嫁いだら神様は怒り、天国に入ら
せません。
2、
イサクがリベカと結婚することから何を学びましたか?(生徒発表)
イサクの住む場所にはきれいだけど、信仰に入っていない女の子がいると思います。しかしイサクは
父アブラハムが神様を愛し、神様の言葉を聞く人だと知っていました。だから彼は父に習って神様を愛
し、神様の言葉を聴き、軽々しく女の子を探して妻にすることはありませんでした。神様はイサクのよ
い心や清さを知っていたので、きれいで、よく働き、愛に満ち、神様を礼拝するリベカをイサクの妻と
して与えたのです。みんなも大きくなって新郎もしくは新婦になったら、相手と永遠に愛し合い、協力
して、別れることなく、将来主の元に帰りましょう。
第九課
人の物を盗んではならない
聖書:
目的:
ヨシュア記七章;列王下十一章∼16 節
1、神様は人の物を盗む者を嫌う
2、盗みの行為とはどういうものかを話す?
聖句: あなたは盗んではならない(出二十 15)
祈り: 主イエス様の御名によって祈ります。親愛なる天の父よ、あなたは私
達に自分の成すべき事と善悪を見分ける方法を教えて下さった事に感謝します。
私達は勤めて学び、自分の力を尽くして私達が得れるべきものを得さてくださ
い。人のある物を羨まず、また自分に属さないものを貪ってはならない。ハレ
ルヤ、アーメン。
内容:
前回の新郎と新婦の授業で神様が私達に与えた戒めは何ですか?(生徒発表)
「あなたは姦淫してはならない」という戒めでした。誰でも夫と妻は一人ずつ
でなければなりません。また結婚したら相思相愛で暮らし、おじいちゃんとお
ばあちゃんになっても別れてはいけません。
富の為に死んだアカン
イスラエル人がエリコを攻めた時、神様は彼らに城にあるすべての物を焼き
払い、ただ銀と金、青銅と鉄の器は神様に捧げなさいと命じました。しかしア
カンはきれいな洋服やきらきら光る金と銀を見て欲しくなり、これらを洋服の
中に隠し、急いで家に帰り、地を掘って洋服と金や銀を隠しました。誰もアカ
ンが神様の命令に背いたとは知りませんでした。しかしイスラエル人が負け戦
をした時、神様がヨシュアに誰かが神様の命令に背いたので神様は怒っていま
すと言いました。アカンが物を盗んだと知ったイスラエル人は怒ってアカンと
アカンが盗んだ物を焼きました。彼は神様の嫌いな悪事をしたからです。アカ
ンが貪って物を盗んだ結果はイスラエル人とアカンに死をもたらしました。恐
ろしいことだと思いませんか?
盗んではならない
今日神様が私達に守って欲しい戒めは第8戒―あなたは盗んではならないで
す。先の物語で盗むと貪るは神様の嫌いなことです。聖書も教えています。人
の物を盗む人は天国には入れません。だから私達は盗みをする人と友達になっ
てはいけません。人の物は人が送るというか、また貸してあげるというまでは
取ってはならない。
貪ったり、盗んだりする事はどういうことか?
以下の例は子供たちがよくする悪いことです。これらについて悪いことだと
認識させ、またその理由についても述べる。(なるべく生徒に発表させる)
1、人が気付かないときに人の物を盗む。
2、学校や道路で拾ったものを隠して自分のものにする。
3、試験のとき、カンニングする。
4、父母が家に置いたお金を父母が気付かないときに盗む。
これらが悪い事だとわかったらお祈りの時に神様に謝らなければなりません。
神様が私たちの心を守って、人の物を盗まないようにしましょう。
第十課嘘をついて人を陥れる
聖書:列王記上二十一章 1∼6;サムエル下十五章 1∼6、十八章 9∼14 節
目的:1、嘘をついて偽証することは神様の喜ばれない事です。
2、嘘の悪い点を挙げる
聖句:あなたは隣人について偽証してはならない(出二十章 16)。
祈り:主イエス様の御名によって祈ります。親愛なる天の父よ、あなたの導き
に感謝します。私達に力を尽くしてあなたの戒めを守ることが出来ます様に。
今日私達が舌を持ってあなた賛美し、あなたを栄えるよう学ぶことが出来ます
ように。人を助ける言葉を話し、誠実に、また嘘をついて人を傷つけない良き
人となることが出来ますように。ハレルヤ、アーメン。
内容
生徒達に復習として第 5、6、7、8 の戒めを答えてもらう。第 5 戒は父母を敬
え―父母と仲良く付き合う、話を聞く、心配をかけない。第 6 戒はあなたは殺
してはならない…私達の心に相愛・助け合い・助祷・和睦を満たす。第 7 戒は
あなたは姦淫してはならない…夫と妻は一人だけでなければならない。結婚し
たら死ぬまで別れてはならない。第 8 戒は盗んではならない…人の物を取って
はならない、自分の恵みに合わせて神様の仕事に奉仕する。
狼少年の物語
みんなは狼少年の物語を知っていますか?(わかる生徒がいれば話してもら
う、いなければ先生が物語を話す)ある羊飼いの少年が嘘をついて農夫を騙し
ました。そして最後に自分の羊が狼に食べられてしまいます。この物語は私達
に何を教えていますか?(生徒発表)嘘をつくことは人だけでなく自分をも傷
つけます。聖書の中にも嘘をついて人を傷つけ、また自分をも傷つけることが
書かれてあります。
アハブ王がナボテのぶどう園を欲しがる
ある時、アハブ王は王宮の近くにぶどうがいっぱい実ってるぶどう園を見て
好きになり、ぶどう園の主人ナボテに言いました。「あなたのぶどう畑はわた
しの家の近くにあるので、わたしに譲って青物畑にさせてください。その代り、
わたしはそれよりも良いぶどう畑をあなたにあげましょう。もしお望みならば、
その価を金でさしあげましょう」。しかしナボテは神様を畏れる人だったので、
神様の御言葉を守って、先祖から受け継いだ嗣業をアハブ王に売りませんでし
た。なぜなら神様はイスラエル人に田畑を人に売ってはいけません、また貧し
くて田畑を売ってしまった時でも、一定の期間を過ぎたら田畑を買った人は元
の持ち主に返さなければならないと命じたからです。アハブ王は神様の命令を
知っていたので、ナボテが売らないと言った時は、どうすることも出来できず
に怒って帰り、ベッドに横たわって、話もせず食事もしなかった。
皇后が人を使って偽証する
皇后イゼベルが話を聞いてアハブ王に言いました。「あなたが今イスラエル
の王です。何を恐れているのですか。起きて食事をし、元気を出してください。
わたしがあのぶどう畑を手に入れてあげます」。イゼベルはアハブ王の名義で
ナボテの住む街の長官に手紙を送りました。手紙には町の人々に断食をさせ、
またナボテを高いところに座らせて、二人の悪い人をナボテの前に座らせまし
た。そして長官と人々の前で「ナボテが神様と王様を呪いました」と偽証して
ナボテを訴えました。人々はナボテが神様と王様を呪いましたと聞いたとき、
本当か嘘かも考えないで石でナボテを撃ち殺しました。
アハブ王とイゼベルの悲しい結末
イゼベルはナボテが石で撃ち殺された事を聞き、喜んでアハブ王にあのぶど
う園を取りに行きなさいと言いました。神様はアハブ王とイゼベルが第9の戒め
「あなたは隣人について偽証してはならない」を犯し、ナボテを死なせたのを
見て、エリヤを遣わしてぶどう園にいるアハブ王を責めて言いました。「あな
たと皇后イゼベルは惨い死に方をします。」後にアハブ王は敵の矢に当たって
死にました。イゼベルは敵によって階上の窓から投げ落とされて死にました。
イゼベルは偽証してナボテを死なせ、自分も死にました。ではもうひとり人に
害を与えようとして逆に自分に害が及んだ人について見てみましょう。
アブサロムは偽証をして王位を得ようと図る
アブサロムはダビデ王の息子です。ダビデ王は彼を愛しましたが、アブサロ
ムは自分が国王になりたいために父のダビデ王を殺そうと考えました。ある日、
彼は門の傍らに立って、人が訴えがあって王に裁判を求めにくると、あなたは
どこの町の人ですかと聞き、そして訴えを聞くと、その人に言いました。「あ
なたの要求は良く、また正しい。しかしあなたのことを聞くべき人は王がまだ
立てていない。もしわたしがこの地のさばきびとであったならばよいのに。そ
うすれば訴え、または申立てのあるものは、皆わたしの所にきて、わたしはこ
れに公平なさばきを行うことができるのだが」。
アブサロムが反乱を起こす
アブサロムは王に裁きを求めて来るすべてのイスラエル人にこのようにした。
そしてみんなはダビデ王が公平な裁きと問題を解決する王ではないと思い、ア
ブサロムだけが彼らの訴えを聞いてくれると思いました。そして多くのイスラ
エル人がアブサロムに従い、ダビデ王から離れました。後にアブサロムは王宮
を攻めてダビデ王を捕らえようとしました。しかし神様がダビデ王を守ったの
で無事に王宮から逃げました。
アブサロムの悲しい結末
アブサロムは王宮を攻め落としましたが、嘘をついてダビデ王を陥れたこと
に神様は怒りました。神様はアブサロムが馬に乗って森に入って行く時に髪の
毛を樹にかけて吊るしました。そしてダビデ王の将軍に殺させました。
偽証して人を陥れてはならない
アハブ王がナボテのぶどう園を奪う物語の中で、イゼベル皇后が人に嘘をつ
かせてナボテを殺し、ナボテのぶどう園を奪った事で神様は彼女を見逃さなか
った。またアブサロムは嘘をついてダビデ王を陥れたので、神様は彼を許さな
かった。今日私達が覚える十戒の第9戒は…あなたの隣人について偽証してはな
らない。
嘘の悪い点
主イエス様は聖書の中で…話をするとき、そうならそうと、違うなら違うと
話さなければなりません。不正確なことは話さない。また嘘をついて偽証する
ことは神様に憎まれます;嘘をつくすべての者は必ず地獄の刑罰を受けると教
えています。みんなも嘘をついた結果が人を傷つけ、また自分をも傷つけてし
まう事が分かりましたね。だから神様は私達に…「嘘をついて人を陥れない」
ということを覚えさせたいのです。
第十一課
満足を覚えて常に喜ぶ
聖書:民数記二十二∼二十五章;列王紀下五章 15∼27 節
教学目標:1、敬虔と満足は貪る心に勝る事を知る。
2、自分の所有している物に心から感謝する。
聖句:へブル人への手紙十三章 5 節
祈り:
主イエス様の御名によって祈ります。親愛なる天の父よ、私達に多くの幸を与
えて下さり感謝します。私達に暖かい家、親しい友達、楽しい学校、そしてあなたを
礼拝する会堂を与えてくれました;私達は常に満足する心を持ってあなたが与えてく
ださった物に感謝します。私達はまたあなたの戒めを守り、将来天国にてあなたと共
にいることが出来ますように。ハレルヤ、アーメン。
貪るバラム
バラムという預言者がいました。イスラエルの敵――モアブ王はバラムの家に人を遣わ
し、王のためにイスラエル人を呪ってくれたら多くの金とプレゼントを与えますと言いま
した。バラムは喜び、そのプレゼントを欲しがりました。そして神様に祈り、行っても良
いかどうか尋ねました。皆さん考えてみてください。彼のした事についてどう思いますか?
バラムは三度阻まれる
神様はバラムの貪る心を見て怒りました。しかしバラムはプレゼントのために愚かに
なっていた。神様は彼に言われた:「この人々はあなたを招きにきたのだから、立ってこの
人々と一緒に行きなさい。ただしわたしが告げることだけを行わなければならない」。
翌日、バラムは嬉しそうにロバに乗って王の遣わした者たちと一緒に行きました。神
様はバラムの貪る心を見て怒りました。天使を遣わして剣を持たせ、道の真ん中に立って
バラムを遮りました。ロバは天使が剣を持って道に立っているのを見て、道をそれて畑に
はいった。バラムはロバを戻して前に進みました。進んでいくと道は狭くなりました。し
かし天使はまだ道の真ん中に立っています。ロバは天使を見て、石がきにすり寄り、バラ
ムの足を石がきに押しつけたので怪我を負わせました。痛いですね!バラムは怒ってロバ
を打ちました。更に進むと道は更に狭くなり、ロバは天使を見てバラムの下に伏した。そ
こでバラムは怒りを発し、ロバを打った。
ロバが口をあけて話す
ロバは打たれて痛がりました。神様はロバの口を開かせてバラムに言った。「わたしがあ
なたに何をしたというのですか。なぜ私を怒るのですか?」このとき神様がバラムの目を
開かれたので、彼は天使が手に抜き身のつるぎをもって、道に立ちふさがっているのを見
て、頭を垂れてひれ伏した。天使は言いました「もしロバがあなたを助けなかったら、私
はきっとあなたを殺したでしょう」バラムは言いました。「わたしは罪を犯しました。あ
なたがわたしをとどめようとして、道に立ちふさがっておられるのを、わたしは知りませ
んでした。それで今、もし、お気に召さないのであれば、わたしは帰りましょう」天使は
言いました。「この人々と一緒に行きなさい。ただし、わたしが告げることのみを述べな
ければならない」
バラムは王に合いましたが、イスラエル人を呪う事はしませんでした。逆にイスラエ
ル人を祝福しました。王は大いに怒り、バラムを追い返しました。そして何のプレゼント
も与えませんでした。
子孫にまで災いを及ぼしたゲハジ
皆さんは川で身体を清めたナアマンを覚えていますか?ナアマン将軍は預言者エリシャ
が教えた方法で、ヨルダン川に行って七度身体を洗って病気を直しました。そして多くの
プレゼントを持ってエリシャに送ろうとしました。しかし預言者エリシャはナアマンの病
気を治したのは神様であり、自分ではないと言い、プレゼントを貰いませんでした。
エリシャの僕―ゲハジはとても欲張りな人です。彼は走ってナアマンの馬車に追いつき、
預言者エリシャの話を伝えますと嘘をついてナアマンに言いました。預言者エリシャは二
着の晴れ着と銀一タラントを二人の若者に与えると言いました。そしてナアマンはすぐに
僕に準備させ、また特別にお金を足して与えました。ゲハジは喜んで全部家に持って帰り、
これらの物を隠して何事もなかったように預言者エリシャの元に帰りました。
預言者エリシャがゲハジにどこに行きましたかと聞くと、ゲハジはまた嘘をついたの
で、預言者エリシャは怒り、「あなたは貪欲で嘘つきだ、ナアマンの病気はあなたに着き、
あなたの子と孫、全ての者に及ぶであろう。」
かわいそうなゲハジ、貪って嘘をついたために神様に見捨てられただけでなく、預言
者エリシャにも見捨てられました。友達も彼に近づきません。彼の子と孫は彼の犯した罪
によって神様に罰せられました。皆さんはどう思いますか・・・二着の晴れ着と銀一タラ
ントでこのような恐ろしい結果を招いた事に値しますか?
貪る事は犯罪の根源
以上の物語の中で、貪る事は心の罪であり、自分に属さない金、物、人を占有するも
のである。貪る事は犯罪のはじめであり、常に貪る思いがあるから人は盗み、殺しを働き
ます。また父、母、先生の話に背き、嘘をついて人を傷つける。
貪る心に勝つ方法
皆さん、貪る心を恐ろしいと思いませんか?私達はどうすればそれに勝てますか?(聖
書を開く)主イエス様は聖書の中でこう言いました:生活に必要な事で何を食べようか、
自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな、私たちに必要なすべての物を天の父はご存
知である。神様は私達を愛しています、私達が神様に頼り、努力し、真面目にやれば、神
様は私達が日常において必要な物を全て準備して下さります。
主イエス様の使徒――パウロも私たちに教えてくれました:敬虔な心で神様を礼拝し、
神様が賜った全ての事において満足する心を持てば、貪る心に勝てます。
第十二課
自分を愛するように人を愛しなさい
マルコ福音書二章 1∼5;ルカ福音書十章 25∼37
聖書:
教学目標:1、「自分を愛するように人を愛しなさい」の意義を知る
2、人を愛する方法を表現できるように
聖句:
マルコ福音書十二章31節
祈り:
主イエスの御名によってお祈りします。全能なる天の父よ、私達をお助けくだ
さい。あなたが私達を愛するように私達も互いを愛します;また私達の愛が行動
を伴い、自分に対する心を持って人と接し、人を愛し、人を助ける事が出来ます
ように。
ハレルヤ、アーメン。
「自分を愛するように人を愛しなさい」の意義
主イエス様は言われました、十戒の戒めは二つに分ける事が出来ます。つまり第一、
二、三、四の戒めは「尽くして神様を愛しなさい」であり、第五、六、七、八、九、十の
戒めは「自分を愛するように人を愛しなさい」である。
「自分を愛するように人を愛しなさい」の意味として…
人を愛しなさい、自分を愛す
るように。皆さんは自分の髪を引っ張ったら痛いですか?痛いですね!ではあなたが人の
髪を引っ張ればその人もあなたと同じ痛みがあるのです。自分の顔をつねったら痛いです
か?痛いですね!あなたが人を殴れば人もまた同じ痛みます。
皆さんは誰もが自分の身体、自分の家族、自分の物を愛します。では主イエス様の時
代に起きた事、イエス様の話された事について勉強し、自分を愛する心で人を愛する事に
ついて学びましょう。
愛のある友達
この物語は昔々の事です、主イエス様がカベナウムで真理を伝えている時でした。
あるかわいそうな人が寂しく家で寝ていました。彼の足は普通の人のように走ったり、跳
ねたり、歩いたりする事は出来ません。彼は自分に健康な足があることを非常に望みまし
た。聖書ではこの人の名前はありませんが、私達はこの人を安安と名づけましょう。
ある日安安の4人の友達が彼に言いました:
「私達はこれからあなたを連れてイエス様
を探しに行ってもいいですか?イエス様は偉大な力を持ち、病気を治し、悪霊も追い出せ
ます。」4人の友達は嬉しそうに話しました。安安は言いました:「本当ですか?イエス様
は本当に私の足を治せるのですか?良かった、良かった、早く私を連れて行ってください。」
4人の友達は安安を担架に乗せてイエス様が御言葉を語られる家に来ました。しかし多く
の人が集まって中に入れません。どうしようか悩んでいました。この時ある人が言いまし
た:「私達は屋根に上って、屋根から安安を吊り降ろしましょう。」もう一人が「それは良
い考えです。そうしましょう」と言った。4人の友達は力を合わせて安安を担ぎ、屋外の
階段に気をつけてゆっくりと屋根に上りました。そして屋根を取ってイエス様が下にいる
のを見て、ゆっくりと安安をイエス様の前に吊り降ろしました。
イエス様は安安の4人の友達を見て、彼らの深い愛を知り、安安に言いました:「起き
よ、床を持って帰りなさい」安安は聞いてすぐに飛び上がり、自分の両足を見て叫びまし
た。治った、イエス様が治してくれた。安安は喜びました。屋根にいる4人の友達も喜び
ました。彼らは友達を助けたのです。
皆さん誰がこの歩けない人を助けましたか、はい、そうです。4人の自分を愛するよ
うに人を愛する友達です。誰が彼を治しましたか?はい、そうです。慈しみの主イエス様
です。イエス様はこの事をして私達に教えてくれました。自分を愛するように人を愛しな
さいという事を。
愛の手
ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物を
はぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。この人の傷は深く、苦しんで倒
れていました。その時、祭司が来ました。祭司は傷だらけの人が倒れているのを見て、助
けるのは面倒くさいなと思い、その場から去った。
傷ついた人は失望しました。助けて欲しかったからです。その時一人のレビ人が来ま
した。しかし彼も一人目の祭司と同じくただ見ただけで、その場から去った。
傷ついた人がもし誰も助けてくれなかったら私は死ぬと思いました。彼は傷つきまし
た。しかしあるサマリヤ人が来て、彼の傷を見てすぐに手当てをしてあげました。そして
宿屋に連れて行き介抱しました。また金を取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見
てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と頼
んだ。
皆さんどうですか?この人は自分を愛するように人を愛しなさいという行いをしまし
たか?なぜですか?(生徒に発表してもらう)またこの三人の内誰を手本にしますか?
第十三課
総復習
聖
句:出エジプト記二十章 1 17
教学目標:1、十戒と二大戒めが暗誦できるように。
2、今季の生活を反省し、まだ守らなかったことを神に助けを求める。
暗誦聖句:第六課 十二課までの聖句を復習する。
お祈り:学生が担う。
主イエスの御名によってお祈りします。全能なる天の父よ。私達はあなた
を賛美し、あなたを畏れ、あなたの戒めを守ります。あなたの言葉を心に
覚えて生活の中に実行します。私達がまだできなかったことをつとめて勉
強したいと思っています。あなたの助けを求めてもっとあなたを愛するこ
とができるようにお願いします。ハレルヤ、ア−メン。
内容の復習:各課の内容の重点はつぎの通り。
第六課:イエスの従順と親孝行を手本として子供の親孝行をはげみ、神の約
束が得られるようにする。
第七課:サウルとダビデの行いを比較し、その得た結果が違うことを子供に
悟らせる。第六戒は人を殺してはならないことは、人を恨んではな
らない、悪言で人を傷つけてはならないを含んでいる。非本意の殺
人等を避けたい。
第八課:イサク、ヤコブの婚姻のお話しから子供にイサクの圓満の婚姻にあ
こがれるように習いたい氣持ちを起し、第七戒を犯すようなことを
避ける。
第九課:アカンが処罰を受ける教訓から自分のものでないものを盗んでは神
にきらわれることを知ってもらいたい。
第十課:アハブ王とその妻イゼベルがナボテのぶどう畑を横取る企みや父を
叛いたアブサロムのお話しを鑑みとして、偽証して人を陥れること
は神に怒られることを学ぶ。
第十一課:バラムとゲハジのお話しから貪ることは犯罪の根源で、この戒め
を犯さないならその他九條の戒めをも犯さないだろう。そこで敬虔
と満足な心を持って貪欲を打ち負かすことを知る。
第十二課:四人の人が中風の人を助けること、またよいサマリア人等のお話
しから自分を愛するように隣人を愛する意味と方法を習得させる。
聖句復習:文中の空白や組分けリレ−、聖書引きなどの方法で、子供の興味を
起し、印象を強める。
1
第六課:あなたの父と母を敬え。そうすれば、あなたが幸福になり。地上
でながく生きながらえる。これは第一の戒めで、約束がそれにつ
いている(エペソ六 2 3)。
第七課:人を殺してはならない(出エジプト二十 13)。
第八課:姦淫してはならない(出エジプト二十 14)。
第九課:盗んではならない(出エジプト二十 15)。
第十課:隣人について偽証してはならない(出エジプト二十 16)。
第十一課:金銭を愛することをしないで、自分の持っているもので満足し
なさい(ヘブル十三 5)。
第十二課:自分を愛するように隣人を愛せよ(マルコ十二 31)。
行為目標の復習:自分の実生活の中にそれを実行したかを反省する。
注意事項:
1、十戒の内容を答えてもらう。簡単でもよい。例えば、次のように、
*附注:
第一戒:唯一の神を拝せよ(わたしのほかになにものをも神としてはなら
ない)。
第二戒:偶像を拝んではならない(自分のために偶像を造ってはならない。
それらを拝んではならない)。
第三戒:主の御名をみだりに唱えてはならない。
第四戒:安息日を守らなければならない(安息日を覚えて、これを聖なる
日とせよ)。
第五戒:あなたの父と母を敬え。
第六戒:人を殺してはならない。
第七戒:姦淫してはならない。
第八戒:盗んではならない。
第九戒:隣人について偽証してはならない。
第十戒:他人のものを貪ってはならない。
2、子供が書けない字は仮名で書いてもよい。
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