特集3 羽田国際貨物ターミナル

羽田国際貨物ターミナル
図 5 国際貨物ターミナル利用計画図(TIACT 資料参照)
表 1 TIACT 上屋施設規模
荷さばき場
上屋 1
ランプサイドひさし下
上屋 3
約 3,500 ㎡
約 7,400 ㎡
認貨物代理店資格を有する利用運送事業
−
約 3,100 ㎡
者またはそれに準ずるか相当する事業
荷さばき場
約 15,500 ㎡
ランプサイドひさし下
約 2,100 ㎡
者。最小賃貸単位は1スパン(1階部分=
トラックヤード
約 4,500 ㎡
約 650 ㎡、2階部分=約 574 ㎡)。追加賃
荷さばき場
約 24,100 ㎡
トラックヤード
1 階:約 4,700 ㎡、
2 階:約 4,200 ㎡
図 6 国際貨物ターミナル地区の施設レイアウト(供用時、TIACT 資料参照)
賃貸対象は国際航空運送協会(IATA)公
トラックヤード
生鮮上屋
上屋 2
は約1万 1300 ㎡(同約 5700 ㎡)
。上屋3の
約 2 万 5700 ㎡
特集 3
貸面積は1スパンごと。
上屋月額賃貸料金水準(1 ㎡当たり、共
益費込み)は、
「上屋2」が 7000 円、
「上屋
表 2 オフィス・スペースなどの概要
約 8,500 ㎡
トラック待機場
166 台
円。
従業員駐車場
186 台
一方、生鮮上屋(約 3100 ㎡)
はTIACT自
従業員自動二輪置場
45 台
※今後の設計等の事情により一部変更する場合あり。
出入上屋で、すべての一般輸入貨物およ
いが可能だ。
3」の1階部分が 6700 円、2階部分が 5700
オフィス・スペース
営の共同輸出入上屋の一部として運営さ
れる。
「生鮮仕分けだけではなく、内際転
1スパン
(約 840 ㎡)ずつとなっている。
送ニーズなどいろいろなニーズに対応し
ていく」
(TIACT営業推進本部)。
びその他の受託貨物(一般輸出貨物など)
「上屋2」の最小賃貸単位は、一般輸出
「上屋3」の倉庫部分は2層式。賃貸(フ
をハンドリングする。
「上屋2」
は賃貸上屋で、
貨物は4スパン
(約 3360 ㎡)
、エクスプレス貨
ォワーダー)
とTIACT自営の共同フォワーダ
貨物ターミナルは、これら施設で年間 50
航空会社の個別輸出上屋となる。エクスプ
物は2スパン
(約 1680 ㎡)。追加賃貸単位
ー上屋として機能する。1階部分は約1万
万㌧の貨物処理能力を有しているが、生
レス貨物は輸出入ともに「上屋2」で取り扱
は、一般輸出貨物、エクスプレス貨物ともに
2700 ㎡(うち賃貸約1万 1500 ㎡)
、
2階部分
鮮上屋と上屋2の間に拡張用地(9742 ㎡)
を設けており、処理能力向上が可能だ。
TIACTの自営共同上屋と、賃貸上屋(上
屋2)の双方から用地を伸ばすことができ、
共同上屋および上屋2の双方が需要増加
に対応できる設計となっている。供用開始
以降の需要動向に応じて施設拡張を検討
する。
また「上屋3」に隣接した部分と屋上部
分には「トラック待機場」を設けている。ト
ラック待機場は、輸入貨物の引き取り、あ
るいは輸出貨物の搬入待ちの車両が待機
するスペースで、166 台が待機できる。賃
貸オフィススペースは計8500 ㎡で、上屋1、
2それぞれに設けられている。
一般輸入貨物は上屋1で
国際貨物ターミナルにおける貨物の取
り扱い形式は、一般輸入貨物のハンドリン
グはすべて「上屋1」を活用する。一般輸
出貨物は、共同上屋活用の航空会社は
「上屋1」、賃貸の場合は「上屋2」を活用
することになる。エクスプレス貨物は「上
屋2」で取り扱いが可能だ。エクスプレス
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※各施設ともに今後の設計等の事情で一部変更する場合あり
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